書簡

詩人さん  [2001年11月03日(土)]

わたしは詩人と言い放ってるのは螢ちゃんくらいかと思う昨今ですが、ちゃんと詩人て職業はあるんだよね。いかにもくさくていやなのだけど現代詩人では園田恵子がちょっと好きで憧れてたりするのだった。(この間アップしたイラストにちょっと引用させてもらってたりします。同姓同名で声優がいるらしい、検索かけるとよくダマされる/泣)美人だし、服や髪型も好み。姫カットしちゃうし。(ビジュアルもいいと尚ハマるのがわたしの悪いクセ。だって小説家とかって美人いないじゃん。作品ステキでも著者近影がちらついてのめり込めないんだもん。面食いは認めるよ/泣。だから美人で作品もいいとなるとポイントすごく高い。)京都語りや古典的なとこがツボです。若いのに。日本語って美しいなあという。最近買ったエッセイ集に公式サイトURLあったからいこうとしてるのにアクセスできないのは何故だろう。気になる…。

2冊でてる詩集は(『娘十八習いごと』と『日月譚』)どれも好きだけど、一番好きなのは昔『スタジオヴォイス』に載ってたもので、『秘色』というやつ。

秘の色は
沈む思いの尾をひいて
あか あか と
緋毛氈を敷きつめた雛の夜
ひそかに狂いたつ 夜の臥し所
あなたは
あなたの父の
血族の指を燃やして
濡れそぼれた慾情を散らす
降りしきるのは星ばかりではない
月明かりは障子に影を映して
夜ごと 降るように訪れる
はなふぶく みずのうえ
ひと吹きの水輪にゆらぐ水鏡
まみれるための
一枚の葉のように
あの 秘の色がいる

(『秘色』園田恵子)

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