2002年05月13日(月)
無題

君の人生の真ん中に

いつも僕がいるということに

耐え切れなくなってしまった


無邪気に話す君の

罪のない笑顔と声が

静かに僕を押しつぶして


君は君の人生を堂々と生きて

何かを目指して走る君の横で

微笑んでいるような存在になりたかった


気持ちが大きくなればなるほど

それに見合うだけの見返りを望んでしまう

人間とは悲しい生き物

それは僕だって同じで

だからこそ僕は君を

自分の人生の真ん中に置くのを避けた

わがままになっていく自分を見たくなかったから

大きな見返りが君を押しつぶさないか心配だったから


何かに向かって走っている人はきれいだ

そして僕はそんな姿に心惹かれる

今まで僕は

その「何か」が自分自身になるなんて

思ったこともなかった


両手を広げて君を迎え入れるほど

僕はまだ自分自身のこと好きじゃないから

自分自身のことまだまだだって思ってるから

きっととまどっているだけ


準備ができたら迎えに行くから

もうちょっとのあいだ

僕だけを見ないようにしておいて


こんなわがままを許して

きっと本当はすごく幸せなことなんだろう

幸せって思わなくちゃいけないことなんだろう


君を人生の真ん中におかない僕こそが

きっと一番の卑怯者なんだろう




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