| 2001年12月30日(日) |
| 手作りの愛 |
不器用な男と不器用な女が 一生懸命ひとつの愛を作りました 不器用な二人が作った手作りの愛は とても不細工だけど それはそれはきれいで でも二人はそれに満足することなく 毎日せっせとひとつの愛を作り続けました 幸せな日は長く続かないと いったい誰が言い出したのでしょう ある日不器用な男は 些細な誤解から女を強く罵りました どちらが悪い、というわけでもなく どちらが正しい、というわけでもなく それは本当に些細な誤解でした 男は片手にもった愛を 二人してゆっくりゆっくり作ってきた愛を 力いっぱい床に投げつけました 愛とは壊れやすいもの 愛とは二人の心に強く結びついていて 壊れて飛び散った破片は 激しく心を傷つけてしまいます そして愛は壊れました 男がどんなに後悔しようとも 愛はもう、そこにはなかったのです 不器用な女は それでも男を好きでいました 二人はまた歩き出すことを誓いました でも悲しいことに 愛はいつも手作りなのです 不器用な二人にはもう 以前と同じ愛を作ることはできません それどころか飛び散った破片が突き刺さった心は 不器用な二人をさらに苦悩の道へといざないます 壊れた愛はもう もとどおりにはもどらないのです 愛を作る機械などどこにも存在しないのです 大量生産なんてもってのほかです 二人がどうなったかは ご想像にお任せします 道を切り開くのはいつも二人 二人の意思が同じ方向を向いてはじめて 新しい何かへと進んでいけるのです 忘れないでください 愛はいつも手作りなのです +++++ あ、長いのひさびさかも。 たまに書きたくなるときがあるんです。 小説とかね。 |
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