2001年11月02日(金)
期待しなければ

爪でひっかいたように
赤く腫れたあざを残して
言葉が心を突き抜けていった

一瞬の出来事で
そのときは何にも感じなかったけれど
時間がたつほどにじんじんと痛む
思い出したくないけれど
痛みとともに思い出してしまう

期待しなければ
傷つくこともない

そんなふうにして
自分の殻に閉じこもっていった僕は
次第に笑顔を忘れていく

あのとき君が笑顔を見せてくれたなら
こんな言葉が生まれることもなかった
あのとき君が笑顔を見せてくれたなら
こんな痛みを感じることもなかった

期待することを怖いと感じる
傷ついた心が無意識に拒否しはじめる

こんなことになるなんて
思ってもいなかった



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