日々の呟き
目次｜前｜次
| 2006年03月24日(金) | 気が済むまで「Ｚ」話 |
良くも悪くも、見終わった後に延々と考えさせられるのがトミノ作品なんですが、Ｚはその極みではないかと思います。要するに問題作って事なんでしょうけど、Ｚはだからファーストに続いて長く記憶に残る作品に成り得たのだと思うんですね。
新訳のＺは、メインキャラ達の捉えられ方がテレビ版と変わっていますが、私的にその最たるキャラは、発狂を免れたカミーユではなく、シャアなんじゃないかと思っています。
全編通して見ると、テレビ版のシャアは、「シャア・アズナブル」という名を捨て「クワトロ・バジーナ」になろうとしているように思えるんですが、劇場版のシャアは、あくまで「シャア・アズナブル」なんですよ。「クワトロ・バジーナ」という名は、エゥーゴに居るための便宜上の名、もしくは符号みたいなもので、劇場版には「クワトロ・バジーナ」は居ないと、私は感じました。
テレビ版のシャアは、「ジオンの英雄」であるシャアから逃れようと足掻いていたと思います。だから、自分からシャアの話題を持ち出し揶揄することで、シャアとクワトロを切り離そうとしていた、そのようにも思えます。
カミーユに、自分がシャアである事がバレた後も、彼はシャアであることに及び腰です。それが、かなり潔癖な性質を持ったカミーユからすれば、煮え切らないだとか、弱虫だとか、だらしがないだとか、欺瞞だとか、まぁそんな感情がない交ぜになって激高する原因にもなってるわけですが、「クワトロ・バジーナ」が、シャアの弱さの象徴だとするなら、その名に冠しつつ実体は「シャア・アズナブル」である劇場版のシャアは、カミーユを苛立たせる弱さを持っていません。むしろ、冷たさ倍増？（苦笑）
冷たいというか冷静というか、彼はシロッコのような人の使い方はしないけれど、しかし、切り捨てるときはバッサリやりますからねぇ。（つーか、テレビ版からシロッコの人の使い方には嫌悪感があって、劇場版でそれが強調されててサラにムキーってなってんですが。苦笑）
シャアは指揮官としては優秀ですから、部下として動くのは動きやすいと思うんですよ。カリスマ性も申し分ないですしね。
劇場版での二人の関係が、非常に穏やかで健全なのは、だからなんじゃないかと思います。
ただ、劇場版のカミーユは、シャアに対するこだわりが薄い分、シロッコやハマーンと同じく、シャアもばっさり切り捨てそうです。（苦笑）実際、第三部でのそう感じたシーンがあって、容赦がねえよカミーユ！と突っ込んだし。
テレビ版の互いが互いに理想を抱き、その差違に苛立ちすれ違いを繰り返す、どうみたって恋だろそれは（笑）なカミーユとクワトロの関係を知っている分、その違和感は大きかったです。
テレビ版のカミーユは、感情に絡め取られてシャアに付いていくしかないように思えるけど、劇場版はあっさり別の道を行きそうだ〜・・・
まぁ、これは腐女子としての意見であって、ガンダムスキーとしてはそれでも良いと思うんですよ。（苦笑）
テレビ版と劇場版の、どちらがＺかと言えば、どちらもＺだと思うんですね、私は。認める認めないというのは可笑しいと思います。
ただ、どっちが好きかと問われれば、やはりテレビ版ですね。見やすさから言えば劇場版の方が圧倒的に見やすい。テレビ版は何度も見返せません。だって、重すぎるし、相当気合いを入れて見ないと引きずられるから。（苦笑）
しかし、ガンダムって本当にスルメイカ。噛めば噛むほどに旨い。それが、トミノ御大の凄さだと思う、今日この頃でございます。
| 2006年03月23日(木) | 更新だけど・・・ |
スーパーコミックシティ（ＳＣＣ）のスペース取れました。
しかし、久々の更新がインフォメのみって・・・あうあうあう。ごめんなさい。（平伏）
頭がＺで沸いているのも事実なんですが、正直な所、まともにパソコンに向かえない日の方が多いんです。いや、パソコンつけたらＤＶＤ見てしまうのも事実なんですがー！（平伏）
ちょ、ちょっと、頭冷やしてきます。うおー、ＳＣＣまで後一ヶ月なんだよ。
そう言えば、自宅ネット環境が光になってから、始めてアップロードしたんですが、
データがペロっと上がるんですよ！
愕然っちゅうか、これが当たり前っちゅうか、いかにナローな環境でネットしてたかを再確認。そして、今まで以上に、ガードには注意を払わないと思いました。
しかし、今までデータアップロードに最低３分かかってたのは、やはり激遅だったんだわ。
| 2006年03月21日(火) | 大掃除敢行＋しつこく『Ｚ』話 |
どうにも、はみ出た荷物で床面積を浸食されるので、大掃除を敢行しました。
が、本棚に手を付けると、収拾がつかなくなるので、今回は見送り。まぁ、床に置かれた荷物の内の半分は小説やら同人誌やらパンフレットやらの紙類なので、本棚を整理せねば根本的解決にはならないんですが、取りあえずは床面の確保ということで、衣類と装飾類、雑貨などを中心に出しちゃ捨て、まとめて引き出しに整理をしていると、何でか空の引き出しが二つも出ました。・・・・・あり？
何か、後生大事にしまっていたガラクタがいかに多かったかを痛感。（苦笑）特に、紙袋の多さには辟易してしまいましてん。どないせーっちゅんじゃ、この量、ってか、よくこれだけの数が収まってたよなぁ・・・どうやって突っ込んでたんじゃろうかと、今更に首を傾げてます。
どうしてくれようか、特にコミケの紙袋・・・（苦笑）
しっかし、掃除をしていると、私、何でこんなに物を溜め込んでるんだろうと、無性にすべてを捨てたくなります。
丁度、『何もかも捨てたい神様』が降臨しているのか、あーもう、引き出しの中とか捨てまくりたい。もちろん、可燃、不燃、再生プラ、資源、ときっちりがっちり分別しますけどね〜。
とかなんとか言いつつ、本は増える一方だし、Ｚ熱のせいで無性にプラモデルが欲しくてたまらないんですが。（笑）
取りあえず、Ｚ、Ｍｋ−�供�百式、リックディアス、キュベレイは買おうかにゃ〜と思ってます。リックディアスは名機だと思う。うん、カッコイイし。ＵＣ世紀ガンダムの中では、Ｚに出てくるＭＳが一番好きです。
ガンダムと言えば、掃除をしている最中、劇場版Ｚのサウンドトラックをエンドレスでかけていたので、ガっくんの歌声が脳内ＢＧＭになってもーて・・・しかし、第一部『星を継ぐ者』のＯＰはマジカッコイイです。ＯＰの最後に、地球をバックに『機動戦士Ｚガンダム ａ ｎｅｗ ｔｒａｎｓｌａｔｉｏｎ 星を継ぐ者』のタイトルが出た時には、全身に鳥肌立ちましたもん。うわぉおぉぉ、Ｚだ！本当にＺなんだ！ってカンジで。（笑）
後、池田秀一氏＠シャアの組み合わせは、最強の組み合わせですわ・・・もう、聞けば聞くほど、見れば見るほど、惚れる〜〜やだもうカッコイイよ、どうしよう〜〜って、一人画面の前で挙動不審者になってます。（笑）
うーん、ただ単に池田氏ヴォイスフィーバーなんかもしれません。（爆笑）
| 2006年03月15日(水) | エビタイ |
毎年思うんですが、ホワイトデーって別名：エビタイの日だよな、と。
バレンタインデーでは、本命彼氏には手作り、家族（父と弟）にはそれなりの酒とチョコ、職場の上司達にはそこそこの義理チョコを渡しておりますが、まず渡したブツ以下の物は返ってこないですからねぇ。
ちなみに、今年最大のエビタイは、カレシ様の１粒４００円相当するブランドチョコ。（何個入りかはナイショｖｖ）いやぁ、ウマかった！一気には食べられないので、１日一粒ペースで味わおうと思います。いやぁ、ブランドチョコって眉唾モノもあるけど、こーれは旨かった〜〜ｖｖｖ
しかし、手作りのお返しがコレだと・・・うーん、自分の作ったモンがそれに相当するのかにゃ〜と、ちと複雑でもあります。
新訳Ｚの第二部ＤＶＤを見る。
本当は、クワトロ大尉、ブライト艦長、ヘンケン艦長、ウォン・リー氏がアクシズ接触についてのトップ会議をしている場面だけを見ようと思ってたのに・・・そのつもりだったのに・・・
冒頭、ＭＳデッキへ駆け下りてくるカミーユのプリチーさにやられて、そのまま最後まで鑑賞。（笑）
まぁ、部分的にスキップはしましたけどね。
劇場版、テレビ版共に、名シーンだといつも思うのが、フォウとの別れ。テレビ版では一度、フォウと別れた後、二度目に地球に降りた際に再会するけど、劇場版は二度目の地球降下がバッサリ切られているから、必然的にフォウとの交流は一度だけ。本当に短くなっている。
劇場で見た時は、え？こ、コレだけ！？と思ったけど、じっくり見てみると実に印象的なシーンになっていて、カミーユもフォウも実に美しい。しかし、ラヴァーズっちゅうより、姉妹に見えるのはこの時のカミたんの作画が異様に女の子だから。（苦笑）これじゃあ、ジェリドが女の子に間違えても仕方が無いよなぁ〜と、妙に納得。（笑）
つか、テレビ版のカミーユは、割と男の子に見えるんだけど、劇場版のカミーユは柔和になったぶん、もろ女の子にしか見えないシーンが多くてビックリしてしまいます。
俺は男だ！と肩肘張りたくなるのも分かるけど、どうしても見えないんだよカミーユ・・・（苦笑）
| 2006年03月12日(日) | ナルニア！ |
一昨日のＺガンダムに続き、昨日、ナルニア国物語〜ライオンと魔女〜を見てきました！台詞を頭に入れたかったので、今回は吹き替え版でしたが、子役がかなりがんばっていて、なかなか良かったです。吹き替えを見る上で、一番の不安材料だったのですが、まったく気になりませんでした。
「指輪物語」を見たときも思ったんですが、今回の「ナルニア国物語」も、監督の『これがオレのナルニアなんだ！』という意気込みというより気迫が読みとれる、感動モノの映画でございました。
実は、映画館で座った席の真後ろに、少々お行儀の悪い小学生団体様が座ってしまい、見る前からかなりゲンナリしておりました。ジュースをすする音はでかいわ、お菓子はボリボリ音を立てて食べるわ、予告が始まっても話し声はするわ、席は蹴られるわで、本編が始まっても治まらないようだったら、一言言ってやる！と心に決めていたんですが、正直、本編が始まってからは画面に集中してしまい、全く気にならなくなってしまいました。（笑）後ろでぼそぼそ話し声は聞こえていたんですけどね。（笑）
萌えシーンは山のようにあれど、やはり凄いの一言に尽きるのは、ラストのアスラン軍（実際はピーター軍なんでしょうが）と白き魔女の軍が平野で激突するシーン。クリーチャーの動きもさることながら、陣形がね！もうね！平地合戦での突撃陣形の大基本そのままでね！もう鳥肌モノでしたの〜！
しかも、ちゃんと頭脳戦してるんですよ！原作ではここまで細かく描かれてなかったので、こんなに鮮やかに描かれているとはと、少々ビックリしました。
数で勝る魔女軍は、横一列で平面力押しなのに対し、アスラン軍はまず上空からの攻撃で突撃の勢いを殺ぎ、一定の損害を出した所で大将ピーターを先頭に、騎兵（っつうかケンタウロス族やネコ科大型肉食獣など）を中心に尖頭陣形で突撃をかけ、後退してからは岩がむき出しの細い地形へ誘い込み、弓兵が射かけるという、ああもうなんつー萌え萌え萌え！
しかもですね、大将ピーターの側につく近衛隊長のケンタウロスがですね、二刀流なんですよ！ピーターが突撃の号令をかけ突進を開始するやいなや、背中の鞘からジャキィィンと剣を抜く様がもう！そりゃもう！ぎゃー格好いいー！と、よく声に出して叫ばなかったな私、褒めてつかわすっちゅうくらい格好良くって！
いやぁ、あのシーンだけでも見る価値は十二分にありまっせ！
アスラン王は、いやあ、これがＣＧですか！？っちゅうくらい威厳と慈愛に充ち満ちたライオンで、原作で言うところの『その名を聞くだけで安心する』のが頷ける見事なライオンでした。
途中、この偉大なるアスランが非常な辱めを受けるシーンは、もう悲しくて見ていられなくて、エドマンド、テメェのせいだ〜〜（爆涙）（実際、彼が原因だし）と、次男君が憎くなってしまうほどでしたが、これも結局はアスランの強かさと一枚上手っぷりを強調するスパイスでした。
いやもう、一筋縄ではいかないお方で、見終わった後、近江まほ嬢と『アスランの生声（っつうかマスター＠リーアムの声）を聞きに行こうね！（つまりは字幕に行くぞ）』と約束する程でした。（笑）いや行きますよ、字幕。これはもう一度見ねばなりません。
後一つ印象に残ったシーンは、アスランの元へと急ぐペベンシー兄妹（次男を除く）とビーバー夫妻が、氷が溶け始めた滝の下で敵のオオカミ達に囲まれた時の長男ピーターの行動。
それまでは、ちょっと空回り気味な長男が、兄妹最大の危機とも言える状況を打開するために取った実に兄貴らしい行為が、それまで諍いを繰り返しギスギスしていた兄妹を一つに纏めた感があって、とても素敵でした。
うん、やっぱ長男はこうであって欲しいよな、と、一種、爽快なシーンでした。
さあ、Ｚガンダムもナルニア国物語ももう一回見るぞ〜ｖｖｖ
| 2006年03月10日(金) | カミーユはやはり美しかった・・・っ！ |
えー、新訳映画版Ｚガンダム第三部『星の鼓動は愛』を見てきました。ええもうやはり一度では末端しか分かりませんが、この興奮と勢いは初見でしか味わえないので、思いのたけを語ってしまいます。
反転はしません。思いっきりネタバレします。警告しましたからね！（笑）
まずは、ガンダムスキーとしてやや真面目に語りますと、テレビ版の基礎が入っている分、縮尺された映画版はティターンズ、エゥーゴ、アクシズ、ジュピトリスの対立構造が分かり易かったです。それは何故か？それは、余計な台詞が無いからだと思います。三つ巴どころか、ジャミトフ、バスク、シャア、ハマーン、シロッコの五つ巴？な混戦模様炸裂ですが、シャアをのぞく四人は、自分が天下を取っちゃる！という野望むんむんですから、非常に分かり易い。
だから今回、シャアが殆ど目立たなかったんですよ。天下取っちゃる！という、生々しい欲望というより、彼の目指すは他に言わせりゃ「お花畑が咲き乱れてるんちゃうんか？」っちゅーくらい綺麗事ですから。・・・やっぱ、基礎はお坊ちゃんなのかな。（苦笑）
しかし、本当に第三部のシャアは、キングオブヘタレの称号にふさわしく、目立たなかった！ハマーン様に押されっぱなしでしたよ。（笑）
いやぁ、ハマーン様格好いいですよ。ほんま、第三部で一番格好良かった。アクシズは彼女で保っていると言っても過言じゃない。事実、兵士個々の質と実力は、ティターンズやエゥーゴからすれば確実に下だし。統括司令官自らＭＳを駆って戦場で渡り合わなければならない軍隊は、まともな軍隊じゃないです。それは作中で彼女自身が忌々しげに言ってますしね。
だから、彼女はシャアが欲しかったんでしょうね。実働部隊はシャアに任せた方が良いし、そうすれば彼女は内政に力を注げる。地球連邦政府との交渉にも専念できるし、何より一人で何もかも背負い込まなくて済む。
彼女がシャアを求めるのは、政治家としてもそうだろうけど、半分は女の身である自分を支えて欲しいという甘え（ニュアンスとしては違うんだけど、今は良い言葉が思い浮かばない・・・）なんだろうなと。
ああ、後、シャアに戻って欲しかったのは、やはり彼女とて８歳のミネバを再興ジオンの象徴として表舞台に出すのを良しとしてなかったからだろうと思うんです。ミネバはもちろん必要ですが、年端もいかない幼女よりは、シャアの方が見栄えが良いですからね。
シロッコは、言ってる事はご立派なんだけど、Ｚに出てくる男どもの中では品性最低な男ですね。でも指揮官としては最も優秀。女達の最も聞きたい言葉を囁き、包容もキスも惜しまず、適材適所て使い分ける。不器用でデリカシー最低のシャアには絶対出来ない芸当だ。（笑）
だから、女性達が彼の周りを固めている時は良い男に見えるけど、結局、彼の周りには最初から誰も居ない。
ただ、理念も思想も無いレコアには、その場だけでも自分だけを見てくれている（という態度を示してくれる）シロッコは、必要な男だったんだろうと思います。
エマは、それが許せなかったんでしょうね。ラストのエマ対レコアで、エマがレコアに放った言葉は、同じ女性として、女であろうとするレコアを痛烈に蔑んでいましたから。いやあ、あの女の戦いは強烈ですよ。
エマといえば、ヘンケン艦長とナイスコンビに成長しててビックリしましたよ。（笑）だって、『ヘンケン！』って呼び捨てですよ！？後、「スプーンを舐めながら話すのはおやめなさい」とか言ってて、もう雰囲気は既に恋人たちというより、夫婦。
微笑ましくてスッゲェ嬉しかったです。（笑）
それと、ラーディッシュの面々。あなた達、エマのファンクラブ会員ですかっちゅうそのノリが素敵すぎる。つか、戦艦でＭＳの盾になりに行くって、自殺行為ですよ。（実際、自殺行為でしたが）しかし、このノリが、エゥーゴの気質なんだろうなと思います。ただし、艦長としては最低の事をしてますけどね、ヘンケン・ベッケナー艦長は。ブライト艦長なら、絶対にしません。みすみす乗員の命を捨てさせるなんてね。
でも、そんなヘンケン艦長が大好き。今回、ほんまこのシーンだけは、せめてラーディッシュ中破、航行不能程度で済んでくれんものかと思いましたが、やっぱ駄目でしたね。エマ中尉も然り。
ブライト・ノア艦長の今回のブリッジサービスシーンは、シンタとクム＋ハロとのじゃれ合いでした。さすがは二児の父。しかも、結婚してない頃から、ジャリたれには苦労させられっぱなしですから、あやすのも堂に入ってます。Ｚのブライトが素敵なのは、この余裕なんだろうなぁと思います。ファーストでも、後半になるにつれて余裕が生まれてきた彼は、どんどん格好良くなっていってますしね！
ラストの「ちゃんと命令に従って下さいよ、お願いしますよ、まったくもう！」と言う彼が、一番彼らしかったですね。（笑）
えーと、後誰がいたっけ？・・・・ああそうだ、カミーユストーカージェリド。（爆笑）つきまとってもつきまとっても、ロクに相手をしてもらえず、最後はキレたカミーユに突き飛ばされて、ラーディッシュの爆発に巻き込まれ、ジ・エンド。・・・・ぶちゃーけ、こいつの存在、抹消しても良かったんじゃないか？と思わせるほど、影は薄いわ扱いは酷いわ意味が無いわで、もう可哀想です。（苦笑）ロザミアも、第一部で出す必要あったんかなぁ。サイド２でのエピソード（例のお兄ちゃんというヤツ）が綺麗さっぱり斬鉄剣でしたから。強化人間の不安定さを出すだけの役なら、フォウだけでもよかったんだろうけど、まぁ出すだけ出すかという事でしょうか。
あ、サラを忘れてた！＞第二部、第三部ですげ目立ってたのにね！
サラは、普通の女の子なんだなぁと思います。頭でっかちで一直線。テレビ版の時には、ものすごーく鼻につく子でしたけど、今はただ可愛い女の子にしか見えません。それは、私が大人になったからでしょう。
一生懸命背伸びして肩肘張ってる彼女は、他の同世代を小馬鹿にすることで自分を保っているように見えましたが、自分を年相応に扱ってくれるカミーユやカツに揺れ動く彼女が、結局はシロッコの盾になってしまったのは残念です。
えー、非常に長くなっておりますが、ここからが大本命です。済みません、もう少しお付き合い下さい。
ラストで、ウェイブ・ライダーからモビルスーツにゆっくりと変形するＺガンダム。ファのカミーユを案じる声。ヘルメットのバイザーが割れた姿。一番、どきどきしたカミーユの第一声は
「動いた！」 でした。もう、その言葉を聞いた瞬間の、私の率直な感想は
カミーユが無事だ！良かったぁぁぁ〜っ！（涙）
でした。その後の、ファとの微妙な絡み合いはご愛敬。（笑）もう、本当に彼が無事で良かった！その一言に尽きます。
テレビ版は、登場人物一人一人が過剰なまでにヒステリックな所があって、その最たるがカミーユで、その結果、ラストに向かうにつれ、彼は追いつめられ、達観の境地にまで辿り着き、そして狂います。（小説版なんざ昇天ですよ！）
カミーユは綺麗な子で、その後、凄惨なまでに美しくなっていきますが、新訳のカミーユは、何というか、脱皮していくという感じです。ありきたりに言うならば、さなぎから蝶になるということ。
第二部で、『カミーユって名前、今も嫌い？』というフォウの問いに、『とっくに好きさ！自分の名前だもの！』と即答した彼は、そこで少年期を終えたのかなと思います。
第三部の彼は、紛う事なきアーガマ、いやエゥーゴのエースパイロットになっています。歴戦の面々もそれを認めているし、彼自身も自覚している。だから、身勝手な行動をするカツをたしなめるし、シャアの言うことにも素直に協力します。
いやぁ、グワダンからの脱出の際、演技とはいえシャアに腹をマジ殴りされた彼の、「痛かったぁ・・・」は、飛田さんナイスすぎ！ってくらい可愛かったですけどね！（笑）
んーと、何が言いたいのかといえば、新訳の彼の美しさには落ち着きがあるって事です。もちろん、そうは言ってもまだまだ子供ですから、感情の波は激しいですけど、第三部のカミーユはとにかく落ち着いているという印象を受けました。安定しているとも言えるかな？
だから、仲間達の死や、思いを受け止めても耐えられたのでしょう。
それは、やはりアーガマの面々が、より大人だったからかもしれません。
しっかし、カミーユは美しかった！本当に美しかった！な、なんなのその色気は！って叫びたくなるくらい美しかった！
今はもうただ、カミーユは美しいとしか言えません。＞それはノーミソが発熱して熟れて爛れて流れて出してるから。（笑）
今回も、弟と見に行ったのですが、彼はしきりにハマーンが格好いいと連発し、ＭＳ戦の迫力を褒め称えてました。私も同感です。これ、２０年前のアニメですよ。新作カットも多かったですが、旧作カットも引けを取りません。フルセルアニメでこれだけのものを作るんですから、ガンダムってのは本当にもの凄いアニメなんだと思います。
いやほんま、ＭＳ戦だけでも見る価値はありまっせ！個々に突っ込みどころは満載ですけどね！
ああそうだ、最大の突っ込み所を書き忘れてたわ。（笑）
シャアって結局どこ行ったんですか？（笑）
テレビ版ですら、コックピットが空の百式が映ってたっつーに、今回それもナシですかい。しかも、ラスト完全に忘れ去られてるし！どこ行ったんや、ヘタレ大魔王！未来の嫁（笑）は無事やったんやで！出てきて、かっさらって行きやがれ！
カミーユは、ヲノレが人類に見る理想の具現じゃろうが！それを確信したんじゃろう？だったら、最後の最後に雲隠れせずに、出て来やがれ〜〜！
ハマーン＠キュベレイに手足をもぎ取られ、満身創痍のまま戦艦爆発に巻き込まれても、決して死んだなんて思ってませんからね！つか、ここで貴様が死んだら、ＣＣＡまで無かった事になるではないか！ＺＺはほぼ無かったことにされそうだけど、まったく繋がりが無くなったわけではないので、トミノ御大の新訳ガンダムＺＺを期待しつつ、今日はこの辺にて終わります。
長々と済みませんでした。
明日は、ナルニア見に行ってきます！！
書き忘れた！！
トミノ御大！ファーストメンバーのサービスショットありがとう！！！！
レツとキッカ、そしてフラウとアムロ（おまけのベルトーチカ）、ミライとハサウェイとチェーミン。そして、そして・・・・っ！
カイ・シデンとセイラ・マスに台詞をありがとうーーー！！
ま、最後のセイラ登場は、シャアの存命をほのめかす為に必要だったんでしょうけどね。でも、ライブラリーとはいえ、セイラさんの声が聞けたのは嬉しかったですよ〜〜（爆涙）
しかし、今思った。ファーストメンバーの中で、本当に常に最前線で戦い続けたのって、ブライト・ノアだけなんだ。（アムロは７年呆けてたからね）
やっぱ、貴方はガンダムにおけるお父さんだよ！ブライト艦長！大好き！
よーし、二回目行くぞ！絶対行くぞ！時間作っても行くぞ！そして、グアダン脱出時にシャアの腕にしがみついたカミーユを存分に堪能してくるぞ！
腐女子萌えするには、真面目に見過ぎました今回は。今度は、カミーユだけを追ってみてみます。（笑）
| 2006年03月07日(火) | ネタバレ禁止！ |
職場のガンヲタＨＧ氏が、Ｚガンダムの第三部を見てきたらしく、しきりに『教えちゃろーか？（笑）』と強制ネタバレしようとします。そのたびに、ぎゃーやめてぇぇ〜、ある程度想像は付くけど結末言うなー！カミーユの状態も言うなー！
第三部のＤＶＤ、貸さんぞゴラぁ！
と言うと、ようやく止めてもらえます。（苦笑）
まぁ、御大のインタビューから、ある程度想像はつくんですけどね。とりあえず、『わぁ、流れ星だぁ。』なカミーユは無いと信じてますから、トミノ御大！いやホントあれはね、子供心にね、結構な衝撃だったのですよ・・・！
私はゆうに四半世紀以上アニメを見ていますが、土壇場での展開に顎が落ちた作品って、ザンボット３とダンバインとＺガンダムなんですよ。（ザブングルは、別の意味で顎が落ちましたが、それは割愛。）
よーっく見たら、全部、御大の作品じゃん。（笑）
