りゃんりゃん堂ときたま日誌
DiaryINDEX|will
会社での昼休みに、この間家に出た 「謎の黒い生き物」の話をしたら 「それはコウモリだと思うよ」と言われ、少々びびる。 コウモリはドラキュラ屋敷と洞窟にしかいないものだ と思っていたが、どうやら群馬県にもいるらしい。
家に帰ってその話をし、にいちゃんをもびびらす。
今年初めて仕事に行った。 本当は4日からのところを、帰省を理由に休みを もらっていたので「ひとり仕事始め」である。 休みに入る前にみんなに約束していた「白い恋人」 を持ってバスに遅れないように慌てて走った。
ところが。 3年ぶりに積もった雪のせいで、待っても待っても バスが来ないのである。 初日から遅刻なんて (しかも「ひとり仕事始め」だというのに) とんでもないと内心焦っていたが、来ないものは しょうがない。 結局30分の大遅刻をやらかし、引き継いだばかりの 仕事にもあたふたし、かなりしんどい午前中を 過ごした。
「白い恋人」は相変わらず好評だった。 ラングドシャにホワイトチョコがはさんである ものが定番だが、枚数の多いパッケージになると ミルクチョコサンドも入っている。 わたしのまわりの北海道人はみんなこれを 「黒い恋人」と呼んでいたが「黒い恋人」って なかなかヤな響きだな、と今更ながら思う午後である。 顔が黒かったり腹が黒かったりする恋人は好みではない。
帰りは会社の人と「だるま市」を見に行った。 これは達磨の一大産地、高崎市から順に前橋市、 伊勢崎市・・・と群馬県を一巡するこの時期の催し物 で、町の中心に市が立ち達磨を売るものらしい。 ここに住む人たちは達磨をここで買って1年間家に 飾り、翌年のどんと焼きに去年の達磨を持っていって 供養し、また市で新しい達磨を買うのだそうだ。 高さ5cmほどの小さな達磨に心惹かれ、買って帰ろう かと一瞬思ったりもした。(結局買わなかったけど)
夕食は炊き込みご飯。ちょっと味が薄かった。
今日はお里から自宅へ帰る日。 羽田行きの始発便に乗り、羽田から浅草橋へ直行して ビーズを買った。 残り少ないお小遣いはもう新幹線代しか残っていない。
半ばぐったりしながらも新しいビーズを買った嬉しさ で少々うきうきしながら自宅へ戻ると、 羽田でごきげんようしたにいちゃんがこたつで「がー」 と寝ており、わたしの帰宅にも気づいていなかった。 それをいいことに荷物を放り投げてメールチェックを すると、ネット関連の知人友人から数十通のメールが 届いていた。 一度にこんなにたくさんのメールをもらったのは 初めてだったのでとても嬉しい。 皆さんエエ人ばかりです、大感謝です。
夕食は簡単に済ませ、さすがに疲れてきたので あとはダラダラする。 もう寝ようと洗面所で顔を洗っていると、リビングから 人の転ぶようなものすごい音がした。 慌てて行ってみると、にいちゃんが足下を指さし 「なんかヘンなのが落ちてる!」とおびえていた。 ・・・確かになんかヘンなのが落ちてる。
それは黒い小さな生き物のなれの果てだった。 大きさは7,8センチ、ネズミのような顔をしている がしっぽはない。 米粒一つ握るのが精一杯のように見える小さな小さな 手だけがピンク色をしている。 それはまさに長い指のついた「手」だった。 その手には長い骨のようなものがつながっているように 見えるが、それが何かはわからない。
「アンタだれ?」 「何処から来たの?」 「どうしてここで死んじゃったの?」 と聞きたいことは山ほどあったが、相手はもう この世にいないのでどうにもならない。 このままにしてもおけないので、とりあえずチラシと ビニール袋でおそるおそるその場から拾い上げた。
家の隣を流れる小川を彼の墓地と決めた。 翌朝様子を見に行ったら、もうそこに彼はいなかった。
|