NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 ばけつサラダ

 サラダって今までメインのほかに食べるものかと思っていたのですが、NYにきてみんなサラダだけを食べて昼食や夕食にしている人が多いのを見て最初はびっくりしたものです。どこの国でもそこにこだわりがあればどんどんサービスもよくなっていくものなのですよね。アメリカ人にとってはマグロはツナでしかなくて、赤身も大トロも中トロも中落ちもないのと一緒かと思います。というわけで、NYのサラダは美味しい。プラスチックのパックに入っているリーフだけのものを買うのですよ。それを、もってカウンターにもっていき、15〜20種類くらいの中から5個くらいトッピングを選ぶわけです。(値段によって違う)例えば、チキンとオニオンとオリーブとトマトとアルファルファ、というように。お店の人はパックに入ったリーフをボウルに明け、混ぜ混ぜしてくれるのです。そしてドレッシングも数種類の中から選びさらに微妙に調整も可能。(酢・塩・胡椒など)よーく混ぜたらお店の人がまたパックの中に戻してくれるわけです。こうすることで自分だけのオリジナルの、しかもリーフがしなしなにならない状態で貰えるのです。結構自分なりのこだわりをもって食べられるので私は好きです。ただ、多すぎる。もうどんぶりというよりはバケツです。


今日の晩御飯を撮影してみた。
チキンが多く入ったフレンチドレッシング(酢大目風味♪)


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2004年06月11日(金)



 taxi!

 まさに網の目のようにマンハッタンには、地下鉄とバス網が発達しています。そして、それを補うように利用できるのがタクシーですよね。4月に値上げをしてしまってとても乗りにくくなったのだけどそれまでは初乗り2ドルのとても便利なものでした。南北に動く地下鉄は多々あるのだけどどうしても東西に動くことはできなかったのでそのときばかりはタクシーを利用してしまいます。タクシーの留め方もやっぱり国によって違うようです。ここでは多くの人は人差し指を道路に差し出すだけ。肩から上に手を上げる人もいれば、ただ道路に腕をだらんと出して人差し指でポイントしているだけの人もいる。(いずれにしても人差し指を出す形を作るところは変わらない。)
 危険な仕事ナンバー2と言われているだけあってドライバーの殆どは移民だそうです。そのため、「114th Street」というときは「one one fourth street」と言い直しておくことにしています。「140」と「114」が混同されたりしてしまうかもしれないからです。


タクシーを止めようとしている女の子。





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2004年06月13日(日)



 Brooklyn Bridge

マンハッタン島の東側イーストリバーの向こう側はブルックリンといわれる地域。古い町並みがそのまま残っていることでも有名なのですが(その紹介はまた今度ね)、なによりも1883年に完成したBrooklyn Bridgeでしょう。やっぱり橋は美しいですよね。100年以上前、まだ蒸気機関しかなかった時代に作られたというこの橋。潜水病など、当時としては未知の病気や苦労にさいなまれながら成し遂げた偉業は今も受け継がれているわけです。ちなみに端を支える二つの塔は当時はマンハッタンの中で一番高かったそうですよ。今回Brookilynの方から歩いてみましたが、徒歩20分くらいでしょうか。マンハッタンのビル群がだんだん近づいてきたりするのが面白いですね。観光客だけではなく、普通に自転車で通勤している人が多かったのが印象的です。

ブルックリン側からみたブッルクリンブリッジ。






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2004年06月14日(月)



 dance dance dance

Pear17(17番埠頭)と呼ばれるショッピングモールがあります。この前紹介したブルックリンブリッジのマンハッタン側のたもとにあるのですが、最近ショッピングモールとして改装したらしいです。19世紀にはNYの海の玄関として栄えたエリアで、今では歴史的な建物を利用して良い感じに仕上がっています。この前、ふとチャイナタウンで食べ過ぎて散歩したらたどり着いたのですが、夕方、この埠頭で小さなダンスパーティが催されていました。といっても、ただ、音楽があるだけ。ダンスをしたい人がそれぞれに手を取り合って参加しているだけです。みんなとってもうまいし、とっても楽しそう!ダンディな初老の紳士も、町のおじさん風の人も、ギャルっぽい人も、みんなみんな手を取り合ってダンスダンスダンス♪ステップもみんな本当に上手なんです。どこで習うんでしょうね。この国の人は。こういうところに国の豊かさを感じられるわけですよ。生きることに力を使わずに済んだとき、そのときに何をするか?で価値が問われるわけです。職業に貴賎がないのは自明ですが、職業を超えたとき、つまり趣味で何をするかで人の価値は決まります。

親子なのかな?おじさんもお姉さんも上手にステップ♪


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2004年06月15日(火)



 My special market

6月に入ったあたりに、私の住居の近くのスーパーマーケットが閉店しました。24時間営業な上に、雰囲気が市場っぽくて気に入ってたのですが、気に入っていたのは私だけではなかったようです。どうやら30年近くその場所で営業をしていたらしいのですが、多くの住民に直ぐ隣にある綺麗なスーパーよりもずっと親しまれていました。(閉店したスーパーは汚いというよりも雑然と色々置かれていた。それもまた楽しげで好まれていたみたい)私はみんなが昔から大切にしてきたもの、が大好きです。先日、そのスーパーの前を通ったら、閉店したスーパーのシャッター一面に落書きが。よく読んでみると、閉店を惜しむみんなの声でした。みんながそれぞれにスーパーの思い出についてメッセージを寄せていました。立ち止まって読みふけってしまいました。いいですね。愛されるスーパーとそのスーパーを愛してやまなかったニューヨークの住人の最後のコンタクト。

これがそのスーパー。壁一面にメッセージが。

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2004年06月16日(水)



 閑静な住宅街

 イーストリバーをわたったブルックリンは閑静な住宅街。古くからのこる建物が閑静さの中に、シックな佇まいを見せてくれています。喧騒と埃がいっぱいのマンハッタンとはちょっと違います。(だいぶ違う。)川を渡るだけで、全く違った雰囲気のNYを味わえます。ところどころに小さなお店が立ち並び、高級住宅街らしく、綺麗でどれも興味深いお店がいっぱいでした。ゆっくりゆっくりのんびりと散歩するのならばマンハッタンよりもブルックリンがいいかもしれませんね。


ブルックリンで見つけた古い建物。
石造りで細部の彫刻やデザインがとても好きです。


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2004年06月17日(木)



 公園コンサート

 私の住んでいるところの近所にStrausParkという小さな小さな公園があります。ちょうど、ブロードウェイと、ウェストエンドアベニューが合流する三角地に作られた公園。(きっと他に使い道がなかったのだろうと思ったら、配布された資料によると1840年代にドイツからの移民だったIsdorStrausとい人の家族ぐるみでの成功を祝って作られたのが始まりらしい。)その公園で、ブルースのコンサートが開かれていました。あんなに小さな公園に、近所の人がラフな格好で沢山集まってきます。ブルース自体は私はよくわからないのですが、子供が音楽に合わせて踊っていたり、なかなか楽しいものでした。なによりも、これからこの公園を大切に守っていこう!という主催者の挨拶があったときは、車椅子に座っている何人かも一生懸命に拍手を送っていたことが私の印象に残っています。
 いつも郵便局にいくときにだけ通り抜ける小さな小さな公園にも、いろんな人の思いが詰まっていました。
 

 コンサートの様子。人がいっぱい。






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2004年06月19日(土)
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