■日々コレ精進ナリ■

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ニュージーランド旅行記、合計180KB。
それを全部PCに打ちこんだおばかさんの戯れ言。
その一覧はトップページにあり。

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2002年03月28日(木) 今日から始まる長旅

 今日から長旅開始。これから南島と北島を余す所なく旅していこう、と思っているけど、先のことは全然想像できないや。とりあえず今日から出来る限り日記を綴っていって、形に残せるようにしていく。先の参考になればいいけどな…。

 まずはOamaruオマルへ。この3月末はNew Zealandのいわばゴールデンウィーク。3月29日〜4月1日まで4連休。すなわちその間の宿はかなり早めに予約を取らないと泊まれないことがあるので、4月1日までは1週間前から予約を入れておいた。

 今後の予定は28・29日はOamaru、30・31日Dunedinダニーデン行きが決まっている。Christchurchから4時間のここOamaruは2万人規模の町。Backpackersもかなり少なく、スーパーも2軒。今日の宿であるSwaggers B.P.は11人しか入れない小規模の宿でとても家庭的。同じように泊まっている人(スイス人)がビデオを見るということで『The Mexican』『Billy Eliot』(日本ではリトルダンサー)を見た。けどよくわからなかったな。


2002年03月29日(金) ビデオとペンギン三昧

 なかなかいい天気だ。ここ周辺のWalkway(遊歩道)を巡ってみる。最初から羊たちのいる農場を横切るようなコース取りで驚く。もちろん路上には無数の羊のうんこ、当然だわな。そんなコースがアスファルトの道と交互に続く。

 3時間くらい歩き通して昼には宿へ。すると昨日のスイス人が別のビデオを借りている。そこで『Big Daddy』『The BEACH』『Erin Brocobich』の3本立て。後2つは見なかったけど。
(ちなみに、NZではビデオのレンタル会員になると、全国どこでもその系列の店で借りることが可能らしい。もちろん返す時は同じ店に限られるけど)

 今は19時ごろに日が沈む。Oamaru名物の一つであるPenguin Colony(巣)を見に行く。12月ごろなら150匹くらい集まるというのだが、今3月はあまり数がいないらしく20匹も集まればいい方らしい。海岸から巣までがおよそ20mくらい離れてて、その通路の脇に展望台が設けられていて、そこからペンペンちゃんを眺めるという構造。5$を払って見るものの、10匹程度しか見られず。繁殖期の頃は8$取るらしいが、一匹単位で考えると少し損した気分。でもペンちゃんのかわいらしい動きはよかった。


2002年03月30日(土) 世界一だからって

 移動日。午後からOamaruを出発してDunedinに14時ごろ到着。これからの時間がヒマになったので4kmほど離れたBaldwin St.に行く。ここは“World's Steepest Road”すなわち世界一の“急坂”らしいのだ。実際に見て納得。よくありがちな斜めに傾いた写真も収めたけどうまく再現出来ているかどうか。

 今日の晩飯は15時に食ったBurger KINGで終わりかな。


2002年03月31日(日) 体が悪くても動きたい

 寝られん。Next Stop B.P.に泊まっているのだが、夜中の2時にどかどかと人が入ってくる。8人部屋に一気に4人ほど。その中には、シングルベッドに2人入ってイチャイチャしてるヤツも。

・・・ザケやがって!

しかもなんか変な咳(セキ)してる人もいるし。おかげで7時に目覚めたら鼻がグズグズする。やばい…。NZで初めての体調崩しだ。まあいいや、いつも通りパンとシリアル、そして昼用のサンドイッチを作る。スーパーマーケットが今日は休みなので具はソーセージのみ、ウゥ。

 そう、今NZはEaster HOLIDAY、29日から4月1日まで4連休なのである。しかしながら日本のようにここぞとばかりに観光で金を稼ぐというようなこともないらしく、いつも通りの生活。Public Holiday(祝日)は基本的に朝はお休みで昼から開くのだけど、29日のGood Frydayと今日31日のEaster Sundayは終日お店が休み。

 朝のうちに見て周れるところに行って、宿に帰ってくると急に体がだるくなり、ベッドで休む。およそ5時間。夕方台所が混まないうちに晩飯を作る。ごはんは鍋でもかなり上手に炊けるようになってきたぞ、ヨシッ。それにしても天気が良くないな…明日はCatlins Coast(キャトリンズコースト)に行くのだけど雨だと楽しみ半減やな…。


2002年04月01日(月) 南へ行けば行くほど

 前日からの体調は何とか持ち直したゾ!

 今日は一日Bottom Busという小さな観光バスで南島南側の沿岸を周る。そのバスには15人乗っていたけど、アジア系は俺一人。ドライバーのDavid(デイヴ)はものすごい気さくな人で、俺のこの先の旅の助言までしてくれた。自分トコのバスの儲けが減るかもしれんのにー!

 ここCatlins Coastは車でも周れるかなりオイシイ場所。俺がもしレンタカーを借りてたらここを訪れずには終われないと思う。日本でいうところの三陸海岸に似てるかな、例えるなら。この周辺は行くべき場所が少なく見積もっても20はある。そのうち5つをバスで周った。Nugget Point・Surat Bay・Matai Fall・Lake Wilkie・Curio Bay、以上5つ。どれも独特の味が出ていた。Surat Bayでは大きなアザラシも見られた。うまく文字で説明できないのがもどかしい。ここを通らない通常のバスより3倍ほど値が張るけど、それなりの価値はあったと思える、85$。

 俺の到着地はInvercargill(インヴァカーゴ)。宿はSouthern Confort B.P.。ここは特別に見所はナシ。明日はのんびりしつつStewart Island(スチュワート島)へ向かうための準備をするか。いよいよ本格的なトランピングの始まりか!


2002年04月02日(火) それで郵便送れるのか

 体はなんとか元気。今日はInvercargill周辺の店をうろちょろと周る。Easter Holidayも終了し、店ではEaster Eggという名の卵型チョコレートを半額以下で売り出していた。いわゆるクリスマスケーキの売り方さな。俺も一つ購入、15cmくらいある人形の形状をしたチョコレートが2$(120円)でした、安っ!250gほどの重さで日本にある板チョコの3倍程度と思ってくれればいいかな。その他山歩きのための道具や食料なども買いこんで準備はOK。

 そしてVisitor Informationの同じ建物の中には博物館があって、donation(寄付)という形で2$取って見せていた。ここらへんに住んでいた動物や、南極周辺に住む鳥や魚などが紹介されていた。ここはNew Zealandでも最南端に近い。南とはいってもここは南半球なので寒い。

 改めて思ったことは、NZは逆さにして本州と九州がある、そんな雰囲気がする。今まで居たChristchurchは大阪か愛知、Oamaruは千葉あたり、Dunedinは仙台、Catlins Coastが三陸沖、そしてここInvercargillが青森あたりって感じかな。10月に青森に来てるって雰囲気で伝えるとわかりやすいのだろうか?で、明日向かうStewart Is.は何処かといえば、うーん…奥尻島(笑)。

 話を戻すと、ここは南の果てに限りなく近い。昨日の道すがらでもYellow-eyed-penguinを見られたし。ちなみに今日の気温は最高13℃・最低5℃、らしい。いよいよ寒くなってくるかな。昨日は忙しかったから気にならなかったけど、Chiristchurchから南下すると同時に西にも移動してるから暗くなるのが30分遅いように思えた(冬に向かうので同じ所にいると日の入が早くなる)。たいして大きな国でもないのにね。

 今日は、バックパックに詰めたものの全然使っていない衣類や荷物をChristchurchに送り返したんだけど、郵便局の手続きがとても曖昧でビックリした。段ボールに封をして、そこに直接宛先を書き込む。専用の用紙はナシ。俺は旅をしてて住んでる所がないから差出人住所ナシ。オイオイ…宛先だけ書いても受け取る人は困るやろ…。まあこの場合は自分で自分に宛ててるから係の人が判ってたから書かせなかったのかもしれないけどね。住所間違えたらどうしよう…ってハラハラしたよ。


2002年04月03日(水) 夜の過ごしかた

 信じらんねえぜ、これが2年半前まで現役だった男の姿か?

 そんな前振りはさておいて、航空券が取れました。Invercargill→Stewart Is.の当日分をいわゆるキャンセル待ち(こちらではstandbyという)を使って12時発のを取った。で、朝のうちはまだ時間があるのでInvercargillのD.O.C.(注−Department Of Conservation─山歩きの最低限のルールを教えてくれる)に行って天気を教えてもらうと、今日・明日は晴れ、それからは下り坂だという。予定としては今日島に渡ってひとまず情報を集め、それから翌日出発しようと計画してたけど、天気が悪いのならそれを避けるのが俺流(?)。故に今日の昼から一つめのHut(山小屋)に行くことを決意する。

 飛行場までのShuttle Busシャトルバスを予約するために電話する。しかし「Full」との返事。アカンがなー!!仕方なくTaxiを使って行く。7.60$もかかってしまい、バスの倍以上だった…クヤシー。

 先ほど航空券とは言ったものの、島への飛行機は超小型。乗客7人乗りなんて初めて聞いたゾ。しかも俺は運転手の左隣の席に。景色サイコーだ。わずか20分ほどの飛行で島に到着してそのままStewart Is.のD.O.C.に行って歩きの準備をするも、それでも荷物にムダが多い。空港で荷物の重さを計ったら23kgもあった。何がそんなに…?おそらく荷物だな。それほど着替えなんかしないってのに!使わないものをD.O.C.のロッカーに預けて13時半出発。

 今日のコースは4時間半。4時間弱で行ってやると思っていたけど17時半に到着。4時間以上かかってしまった。一つめのHutはPort William Hut。海沿いの山(?)小屋で波音が常に聞こえてくる。

 さて、メシ作るかと思ってバックパックを開けると…持ってきた懐中電灯が灯いたままになっていた。当然電池切れ。…夜俺どないすんねん?予備の電池用意してないし。こりゃロウソクのみで生活しなきゃアカンなートホホ。

 先月買ったガスバーナーがやっと活躍してくれたよ。っていうかそういうモノが必要な所に俺が行った、とも言えるけどな。19時に日没してからは物凄くヒマ。持ってきた日本語の本を一気に読破してしまう勢いだし、日記もとてつもないボリュームになっている。これを書いてる今(20時に)寝ても翌朝6時過ぎには確実に起きてそうやし…どないしょ。


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