自分の毎日の習慣だけで喜びを得ようとすると、 ぐっと楽になる。 何かをしたから、幸せになるとか、楽しくなるのではなくて、 生活だけが面白い。 前は、何かしらの成功のために、「それに向けた習慣を作らなきゃ」と思っていたけれど、 今は、習慣を楽しみたいから習慣を作りたいだけだ。 これで、人間として良いのかはわからないけれど、 楽になったし、時間を楽しんでいる感覚がある。
去年(2012年)に見た美術展のメモ 美術はいっぱい見たなあ。 美術館のある都市で生活できて、 とっても楽しい。 今年もたくさん見にいこう。 ・「没後150年 歌川国芳展」(森アーツセンターギャラリー) ・「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」(森美術館) ・「「行きつ戻りつ つくり つくられること」佐野 陽一・久村 卓・山極 満博」(ナディッフ・ギャラリー) ・「Eikoh Hosoe Photo Exhibition 細江英公写真展」(BLD GALLERY) ・「ロトチェンコ −彗星のごとく、ロシア・アヴァンギャルドの寵児−」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー) ・「「望郷―TOKIORE(I)MIX」 山口 晃展」(メゾンエルメス8階フォーラム) ・「植田正治 「砂丘モード」」(タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム) ・「南川史門「鏡、音楽、マルチメディア」とコーヒーパーティー」(ナディッフ・ギャラリー) ・「志村信裕「恵比寿幻燈祭 Dress」」(TRAUMARIS SPACE) ・「「アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue」展」(21_21 DESIGN SIGHT) ・「フェルメールからのラブレター展」(Bunkamuraザ・ミュージアム) ・「小沢健二『我ら、時』展覧会とポップ・アップ・ショップ」(パルコミュージアム) ・「マックス・エルンスト−フィギュア×スケープ 時代を超える像景」(横浜美術館) ・「杉本博司 ハダカから被服へ」(原美術館) ・「ひっくりかえる展 / Turning Around Chim↑Pomキュレーション」(ワタリウム美術館) ・「石川梵写真展 THE DAYS AFTER東日本大震災の記憶」(吉祥寺美術館) ・「セザンヌ パリとプロヴァンス」(国立新美術館) ・「エルミタージュ美術館展 世紀の顔 西欧絵画の400年」(国立新美術館) ・「KORIN展 国宝『燕子花図』とメトロポリタン美術館所蔵『八橋図』」(根津美術館) ・「鈴木康広 本の消息」(ナディッフ各店) ・「川内倫子展 照度 あめつち 影を見る」(東京都写真美術館) ・「林ナツミ展『本日の浮遊』」(MEM) ・「ベルリン国立美術館展」(国立西洋美術館) ・「トーマス・デマンド展」(東京都現代美術館) ・「朝海陽子展 Chords」(無人島プロダクション) ・「マウリッツハイス美術館展」(東京都美術館) ・「生きるための家展」(東京都美術館) ・「会田誠展 天才でごめんなさい」(森美術館) ・「田中一光 デザインの前後左右」(21_21DESIGN SIGHT) ・「坂口恭平 新政府展」(ワタリウム美術館) ・「山口藍 ほし」(MIZUMA ART GALLERY)
昨年(2012年)に観た映画のメモ 『素敵な金縛り』 『ブンミおじさんの森』 『ル・アーヴルの靴磨き』 『ものすごくうるさくてありえないほど近い』 『チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜』 『オロ』 『ひとつの歌』 『演劇 1』 『隣の女』 『駄作の中にだけ俺がいる』
○京都の画廊「ギャルリー宮脇」で、 「郵便配達夫シュヴァルの理想宮 完成百年記念展 夢の実現するところ」 2012年12月1日(土)〜2013年2月23日(土) という展示をしています。 その記念に刊行された、 『夢の実現するところ 郵便配達夫シュヴァルの理想宮に捧げる』(ギャルリー宮脇) という本にエッセイを寄せました。 五年ほど前に私は「シュヴァルの理想宮」に行ったことがあって、 そのときに思ったことを書きました。 福永信さん、戌井昭人さん、鈴木創士さん、湯浅学さん、鬼海弘雄さん、いしいしんじさんが寄稿されています。 ![]() 京都は、私は年末にいって、展示も観てきました。
○『冬の本』(夏葉社) たくさんの著者が、冬の本についてのエッセイを寄せている、 素敵な本です。 私は、 エッセイ「冬眠への憧れ」 を書きました。 トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の冬』(講談社文庫)について、 特にスナフキンのことを綴りました。 ![]()
湯たんぽの気持ちいい季節になりましたね。 私は、最近急に、霧が晴れたような気分になってきました。 昨年は、頭の中に霧が充満しているような感じで、 メールも返せず、周りの人によくなかったです。 しかし突然晴れました。 くくく。
山崎ナオコーラのホームページができました。 http://nao-cola.cork.mu/ 手書きコメントや、 書き下ろしエッセイ「ホームページと私」、 あと、一作一作の作品紹介も、単行本と文庫とそれぞれ、書きました。 これから、もっといろいろ面白いことを、 アイデアを出して、ホームページでやっていきたいと思います。 もしよかったら、ちょくちょく見ていただけたら、と思います。 読んでいただけたら、嬉しいです。
孤独ということが私の一番の財産だと思う。 これを失いたくない。 無音の中で夕闇を見ているときが実に幸せだ。 黙々とできる仕事があって、本当に良かった。 もしもこの世の中がサービス業だらけだったら、私は社会参加できなかったに違いない。 しかし、 メールや電話から逃げたい、といつも思いながら、 人に会うとメールアドレスをつい聞いてしまう。 携帯を止める人をうらやましく感じながらも、 そのうち元気が出て返信ができるときがくるかもしれないと考えて、 止める勇気が持てない。 直接会ったときに挨拶をする、会ったときの感じだけで人間関係が作れる、 昔のような生活ができればいいのに、 と願うのに、なんとか時代に迎合しようとする自分もいて、やっかいだ。
2013年になりました。 私は旅行で、台湾にいますが、 すぐ帰ります。 昨年のことは、反省ばかりです。 今年は皆さんに失礼のない年にしたいです。 皆さまの2013年が、素敵な年になりますように!
○吉祥寺のブックスルーエに、拙著『この世は二人組ではできあがらない』の文庫の、サイン本を作りました(二階にあります)。サインとかして何様なんだという感じですが、よろしくお願いします。 それと、二階踊り場で、 「ユリイカVS文藝別冊」 というテーマのフェアをしていて(どっちが売れるか、というバトル)、 お客さんも自由にPOPを書けるようになっていたので、 私は文藝別冊を応援したいから、 佐野洋子と武田百合子と白洲正子の三冊に、POPを作りました。 文藝別冊がんばれー。 あと、クリスマスイヴですね。 皆様の一日が素敵になりますように。 私は自分の怠慢のせいで仕事が終わりませんでした。 それから、この『微炭酸ニッキ』は、2000年12月22日に書き始めたものなので、 もう13年目に入りました。 (作家になってからはまだ9年目です)。 始めた頃は、毎日なにかしらの文章を書いていたのに、 最近はとびとびでしかもまるで告知の場所のようになっていてよくない。 来年は、もっと書く。 そして、当初はまだ作家になる前で、大学3年生だったのですが、 今は34歳です。 月日が流れるのははやいですね。 この分だと、おばあさんになるのもすぐだ。 佐野洋子さんと武田百合子と白洲正子と幸田文を混ぜ合わせたようなおばあさんになるんだ。
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