twitterも書いております。
『ミライの源氏物語』のAmazonページはこちらです。
『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

(新たなご依頼をいただける場合、あるいは、既刊の作品についてご質問をいただく場合も、
拙著の刊行がある出版社さん宛てにメールにてご連絡をいただけませんでしょうか?
転送してもらえますので、私から返信します)。

また登りたい
2009年11月03日(火)

○「真夜中」No.7  (リトルモア) 10月22日発売

エッセイ 「富士山と『みんな』」 掲載

これ、でもエッセイ書くために登ったのではなく、
遊びで登ったんです。




2009年10月27日(火)

○「SPUR(シュプール)」12月号 (集英社) 10月23日発売
コラム「通勤電車読書」掲載
(CULTURE内のBOOKのページです)。

中島たい子さん『建てて、いい?』、
有川浩さん『フリーター、家を買う。』の、レビューを書かせていただきました。




仕事と時間
2009年10月06日(火)



こないだ2階にある喫茶店でゲラの直しをやっていたら、
窓が空いていて、そこからぱらぱらとゲラが落ちてしまった。
紙が舞いながら道路に落ちていく姿は面白い。じっと見ていた。
拾いに下りたが、2枚紛失した。
だめだ、仕事向いてない。

書類もだけど、時間もだめ。
このところ、ダブルブッキングをしたり、
スケジュール管理ができていなくて、本当にだめだ。

空間認識が苦手で地図が読めないというひとがいるけど、
時間認識がだめというひともいると思う。

小説内の時間の流れ方を考えていると頭ががんがん痛くなってくる。

あと、現実のことでも、3年後の仕事の話とかをされると、脳がぱんぱんになるのを感じる。

口ぐせのように、
「50歳になっても友だちでいようね」とか、
「80歳になっても小説書こうね」とか、
よく言うので、決して刹那的に生きているのではないと自分のことを思うのだが、
スケジューリングがだめ。

どうやって仕事したらいいのか。

(写真は、本文に関係なく、
モサ』の絵葉書きです。荒井良二さんの絵。名久井直子さんデザイン。
どっか書店においてあるかも。
あるいは、本を買ってくれた方は端っこを切り取って、ダ・ヴィンチ編集部に送っていただければ、
届けてくださると思います《詳細は下にもあります》)。



くらやみ朗読会
2009年09月21日(月)



世間はシルバーウィークとやらで大盛り上がりですね。そのうち銅週間もあるのか。銅は英語でなんというのか。私のベランダではハイビスカスが咲いている。


○9月26日(土)21時30分より
那須の宿「山水閣」にて、
「くらやみ朗読会@酩酊バー」
と称して、岡田利規さんと私とで、小説を朗読します。
(例のスペクタクル・イン・ザ・ファーム内の企画です)。

各々の自著と、
あと、それぞれの小説を交換というか、相手の小説と、
『細雪』のはじめ(私)と終わり(岡田さん)を、
たぶん、順番に読みます。

自著は、私は、一緒に行ってくれる「新潮」の編集者さんに気を使って、
初出が「新潮」の、「物語の完結」という短編の出だしを読むつもり。

『細雪』はいんちき関西弁で朗読するつもり。

練習した方がいいらしいので、さっき、ひとりで喋ったがばかみたいでした。もっといい声だったらよかったのにね。

会が終わったあとも、私はそこにいると思うので、
よかったら話しかけてください。

私はひとみしりですが、気さくです。



ここに一文書くだけでも、昔の人にはできなかったはず
2009年09月12日(土)

○スケッチ風エッセイ「男友だちを作ろう
第7回  夢
『webちくま 』(筑摩書房) 9月11日更新


北軽井沢出張編。
長嶋康郎さんに会ってきました。

長嶋さんがすごく面白くて、
書き手が言うのもなんですが、
今回のこのエッセイ、傑作なんじゃないか、と思うので、
よかったらちょっと、読んでみてほしいです。




○FRaU (フラウ) (講談社) 10月号  9月12日発売

第2特集「女を自由にするジャケット」内

エッセイ「その仕事の人っぽくなりたい」
書きました。




○穂村弘『どうして書くの? 穂村弘対談集』 9月10日発売

穂村さんの対談集が出版されてます。
私とお話してくださったものも収録してあります。
(他の方との対談も面白い)。

私は『指先からソーダ』刊行時で、
今読み返して、なんか若いと思いました(とはいえ、2年前か?)。

大好きな穂村さんと初対面というのと、
ちゃんとした対談がほぼ初めて、しかも文芸誌、どちらかというと私が進行役を務めるつもり、というのとで、
前日まったく眠れなくて、
当日がくがくで出版社へ向かったのを覚えています(初出は「すばる」でした)。

文字には緊張が現れないけど、
声は震えていた。




話は変わって。
昨日、インタヴューを受けて、来し方行く末をお話ししていたときにちょっと思ったのだが、「デビュー」ってなんだろう。
文藝賞をもらったからデビューになったのではなくて、
本を出してもらえたときがデビューだったような気がする。
本を作ったときに、作家、と名乗るようになったのだと思う。

そうすると、私は2004年11月なわけなのだが、
でもそうはいっても、それはくっきりとした一点の時間ではなく、ぼんやりとした曖昧な時間だ。
当時は、なぜか恥ずかしいと感じて、はっきりとした作家という職業意識を、すぐには持てなかった。あと、小説やテキストという次元と、自分自身の生活というとは次元が違うと思っていた。
(たとえば、今よりもっと更新していた、その時期のこのニッキに、本の刊行について、まったく書いていない)。

本を作ることを生業にしたい、と思っていたが、
たくさん売りたいとか、自分が前に出て宣伝したいとか、思ってもみなかった。

でも、今は、そういう仕事もしている。

それはたぶん、本が売れなかったときに、
責任を感じたから、かもしれない。

本が形になっていくのが好き。紙が好き。
デザイナーさんと話すの、楽しい。本屋さんとお喋りするのも、好き。
流通が面白い。

しかし、それは付随する仕事で、しかもわくわくするからやっているだけのことで、
あと、せっかく作るからには、誰かひとりでも読んでもらえたら、と思うからで、
私がやりたいのは、
「たくさん売る」ではなくて、「本作り」だ。

たくさん書きたい。



ワルキューレ
2009年09月06日(日)

このあいだ山登りをしてきたのだが、
あまりに楽しくて、
今、
なんで下山したんだろう、と思う。

山にいたときはまるで天国にいるみたいだったので、
下界で仕事を再開したら、
地獄過ぎてびっくりした。

人はなぜ仕事をするのか。



もっと、無邪気に文章書きたーい。

かつ、社会に交ざりたーい。



一文一文
2009年08月23日(日)


○『浮世でランチ 』河出文庫 
文庫になって表紙が変わりまして、写真は熊谷聖司さん、
デザインは単行本と同じく、町口覚さんです。

一文一文の雰囲気を楽しんでいただけたら。


○SPUR(シュプール)  (集英社)10月号 8月20日発売
コラム「通勤電車読書」掲載
(CULTURE内のBOOKのページ)。

『1Q84』及び『細雪』について書きました。




○「青春と読書」 9月号 (集英社)7月20日発行
対談「フラット化する世界における言葉」掲載

谷川俊太郎さんと対談しました。




○集英社 WEB文芸「レンザブロー」
”担当編集者のテマエミソ著者インタヴュー”

『ここに消えない会話がある』担当編集者さんがインタヴューしてくれました。
年下なのに有能な編集者さんであります。

http://renzaburo.jp/

(真ん中あたりの左端に食パンがあります)。



10冊目の本
2009年08月14日(金)

○FRaU (フラウ) (講談社) 9月号

「読書の時間をもう少し」特集内
 
西加奈子ちゃんと対談。
最近読んだおすすめの本10冊ずつ紹介しながら、
なんと6ページも喋らせてもらいました。
楽しかった。


○あと、同じフラウの後ろの方に紹介してありましたが、
「フランフランスクールbyフラウ」というのがあって、
8月25日(火)19時から、原宿クエストホールにて、
お喋りさせてもらいます。




○吉祥寺のBOOKSルーエという本屋さんに、
「ルーエ究極の50サマーフェスティバル」おすすめの夏文庫の、
推薦文書きました。(たぶん、冊子もあると思います)。
尾崎放哉と金子光晴の文庫本の。



○ところで、『ここに消えない会話がある』は、私の10冊目の本なのですが、
どうして出版が今年になって多くなったのかというのは、
私が勝手に、「30歳までに10冊本を作りたい」という目標をかかげていて、
がんばっていたのですが、結局は少しずつのばしのばしで作ったので、
20代では終わらなかったという……。
今ちょうど30歳なので、「30歳以内」という言い方に直せば、叶ったと言えるんですけどね……。



『ここに消えない会話がある』  あとそれから、 浮世でランチ文庫化しました
2009年08月06日(木)

○『ここに消えない会話がある』集英社 7月27日発売


食パンのような装丁。
パンを買うように、本も買ってもらえたらいいな、と思っています。

装丁は祖父江慎さん、写真は佐内正史さんです。


パンみたいに柔らかくかつ繊細に書きました。

職場小説、そして平等って何?小説です。




○『浮世でランチ 』河出文庫 8月4日発売

「人生ってきっと、
ワタクシたちが考えているより、
2億倍自由なのよ」

また多くの読者に出会えたら、と思っています。
14歳と25歳の丸山君枝が主人公。
(帯コピー「人生って」は、犬井の科白です)。
(文庫化にあたり、かなり改稿しました)。

解説を藤野千夜さんが書いてくださいました。




○「ダ・ヴィンチ」 9月号 (メディアファクトリー) 8月6日発売
荒井良二さんとの共著『モサ 』のインタヴューを載せてもらいました。(信頼しているライターの岡田さんが書いてくれました)。(そしてページデザインを本と同じ、名久井直子さんがやってくれました。可愛い)。


○山崎ナオコーラ&荒井良二
『モサ』オリジナルポストカードをプレゼント!

『モサ』ご購入の方に限り、荒井良二さんによるキュートな『モサ』たちのフルカラーバージョンをポストカード2枚セットにして、応募者全員にプレゼントします。

〈応募方法〉
『モサ』の帯の裏表紙側折り返し部分の右下に、緑色で「モサ」とあります。その「モサ」を切り取り、官製ハガキに貼って、「モサ」ポストカード希望の旨をご明記のうえ、以下のあて先までご応募ください。応募された方全員にプレゼントいたします。

〈あて先〉
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3-3-5NBF渋谷イースト6F
株式会社メディアファクトリー ダ・ヴィンチ編集部
「モサ」オリジナルポストカード係


詳細
http://web-davinci.jp/
(WEBダ・ヴィンチで、インタヴューも読めます)。


 『モサ』の荒井良二さんによる原画を、
 名久井直子さんがポストカードにデザインしてくれたのです。




○「青春と読書」 8月号 (集英社)7月20日発行
エッセイ「平等とは?」掲載

 これは、自分でもなかなか上手く書けたと感じているので、
 読んでいただけたらいいな、と思っています。



○「すばる」 9月号 (集英社)8月6日発売
清川あさみさんとのカバーコラボ 「ジャンクフードの思い出」掲載




○那須高原の芸術祭
『スペクタクル・イン・ザ・ファーム』
9月26日(土)27(日)
http://spectacleinthefarm.com/
 音楽やファッションやアートや文学などの、複合芸術祭(?)。
 宿泊パックなどもあるようです。
 よかったら、那須まで旅行がてらいらしてください。
 (私はシアタープロダクツの服が大好きなので、楽しみにしています)。

26日21時半から「くらやみ朗読会@酩酊バー」と題し、
岡田利規さんと私とで、朗読アンドトークをする予定です。




2009年07月30日(木)

 



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