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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

(新たなご依頼をいただける場合、あるいは、既刊の作品についてご質問をいただく場合も、
拙著の刊行がある出版社さん宛てにメールにてご連絡をいただけませんでしょうか?
転送してもらえますので、私から返信します)。

青色発光ダイオード
2005年12月21日(水)

胃が痛いので、甘い薬をさらさらと飲んでいます。
肌はなんか荒れてるし。
それから、右足の甲が腫れていて、ねんざのように痛くてうまく歩けない。
ひねったり転んだりした覚えがないので、
なにゆえ? と思うに、正座でPCを打ってるんですが、
ちゃんとした正座ができなくって、いつも右足首を変な風に曲げて座っていました。
ので? とかあるのか?

体にがたがきている、
昨日、
本棚に行って、目に付いた本を取り、
パッと開いたページの、目に飛び込んできた文が、明日の運勢、
という「本占い」をしたところ、
「おっぱいなんか消えてる」(『綿の国星』)
だった。
でも今朝、パジャマの中を覗いてみたら、
ちゃんと2つありました。
消えていたら、予想以上にがっかりしていただろう。

最近、街を歩くと、青い光で溢れている。
おそらく「青が好き」「ここに青を!」というのではなくて、
「青色発光ダイオードを使いたいから」という理由で、
難しい言葉を新しく知った人のように、連呼しているのだ。



日記
2005年12月10日(土)

最近、菊地成孔さんっていう人が気になる。
ちょっと前に、ぱっと付けたテレビ(英語でしゃべらナイト)に出てて、
異様に面白いことを言ってた。
そしたら、昨日、本屋さんに、その人のエッセイ(『スペインの宇宙食』という本)があったので、買ってみたら、やはりえらく面白い。
体言止めが多すぎるのとか、女に対して甘すぎるのとかが、私は、ひっかかってしまうけど(だからたまに「削った方がいい」と思う文がある。なんていうか、破滅的すぎて読者に不親切な文が混ざってる)。
天才っぽい感じ。
この人は何の人なんだろう。英語でしゃべらナイトのときは、サックスを吹いていたから、
サックス奏者の人なのかと思ったけど。それだけの人じゃなさそうな……。私がうといから知らないだけで有名な人なのか? 本業は何の人なんだろう。気になる。
しばらくこの人にはまるような気がする。



ディテールこそがいのち
2005年12月08日(木)

『ある朝スウプは』という映画を見たので、
そのことを書きます。
「これから見る」という方がいらしたら、読まない方がいいかもです。

失業した女性の、恋人が精神的な病気になり宗教にはまっている話なんですが……。

映画の、時間的にかなり始めの方で、
友だちから電話がきて、
「空き地を写真で撮るバイトをしない?」と誘われるシーンがあるのですよ。
こういう風に伏線をはられると、誰だって、
「ああ、きっとこのバイトを受けて、外に出て、そこから物語が発展するんだな」と見る。
でも映画の、かなり最後の方になって、実際に外に出るシーンでは、たいしたことは起きないんです。宗教に関係あるような人をみかけて、追いかけるけど、見失うのか、でもだからって主人公が何かを考える訳でもない。なんということもない。
「だったら、あの伏線はいらないんじゃないか?」
って、思ってしまう。

あと、4月になって、
春が来ましたよどころじゃなく長い、雪解けの描写が続く。
そうしたら「お、何か物語が起こるのか?」と思ってしまう。
でもそのあとも前と同じような会話のシーンが続くだけだったので、
「あの長さの意味はなんだったんだ?」
って、なってしまう。

「こうい状況になったら、どうしますか?」と、テーマを観客に投げかけたい映画なのかもしれないけし、「現実のだらだら感を出したい」映画なのかもしれない。でも、
人の2時間をもらって何かを見せたいのなら、
無駄なシーンはカットして欲しいです。



前に見た、私がすごく好きな『犬猫』という映画は、
物語には深く関係していないようなディテールがたくさんあるようにも見えたけど、
でも、
「そのディテールをどうしても撮りたい」という意味が、
監督さんにも制作に関わっている人にも俳優さんにも、
わかっている感じがしました。

だから面白いんじゃないかなー、と思うんですけど……。

私は、ディテールってものがほんとに好きなんですが、
ディテールってのは、無駄とは意味が違います。



西日本新聞
2005年12月07日(水)

12月5日の西日本新聞の朝刊から、
4回連続で、
私の短編小説が連載されます。
次は、13日の火曜日に掲載されます。
その後、19日、26日の月曜日に、載せていただけると思います。

告知が遅くなっちゃいました。ごめんなさい。
『虫歯と優しさ』という小説です。

すごく自信作です。面白いです!

よろしくお願いいたします。



「甘いのはいいな」
2005年12月06日(火)

と人が言っているのを聞いて、
そうか、甘いからおいしいのか、と気が付いた。
ぼんやりと「おいしい……」と、考えているところだった。

人が言っているのを聞いて、始めて感じることは、多い。
「寒い」と言われて、上着を着たり、
「辛い」と言われて、水を飲んだり。

他人がいなかったら、はっきりとしたことは感じないのではないだろうか?
快、不快、は、ぼんやりと感じるけれども、
これから先、誰とも会話をしないとしたら、
甘い、や、辛い、といった繊細な感覚は、認識しないかもしれない。



高円寺
2005年12月02日(金)

散歩してきた。

笑いどころが満載だった。

雑貨屋さんに、幅が狭くてCDがしまえない、木彫りのCDラックがあったり。歌ってるレコード屋さんがいたり。

高円寺、鼻血が出るほど気に入ったなー。いい街だ。

関係ないが、木村多江さん、可愛いなー。



語彙
2005年11月30日(水)

最近、「女子」って言葉を使う人が結構いて、
その人は、その人の意味で使ってることだから、
いいと思う。
いいと思うのだけど、私はどうも、なじめない。

無意味な連帯感があるような気がするんだよねー。
あと、女性に対する勝手なイメージ作りに協力してるというか。

「女子はパフェ好きだよねー」とか、
「こういうとき、女子はこうするよねー」
というような。
いや、私はパフェあんまし好きじゃないけどなー、
ううん、私はそうしないけどなー、
とかと思ってしまう。

20代、30代の女性に対して「女子」って言葉を使うのなら、
「女の子」の方がまだマシな気がする。

「女子」って言われると、
女子って人たちの共通点のことを指しているようで、
そこを注目し過ぎている感じを、変に思ってしまうんだよね。

男の人が「女子」の文化を知りたがる場面にもよく出くわすけど、
そんなに知りたいなら「JJ」とか「anan」とか読んで、勉強しなよ、
とか思う。
自分の身近にいる女性たちだけを見て、
「女子ってこんな感じ」みたいなイメージを持っていて、
「女子ってこうだよね」
とかと言われても、
「いや、私は違うけどなー」
と言ってしまう。

なんというか、女子って言葉の、
十把ひとからげ感を、なんとなく苦手に思ってしまう。




2005年11月26日(土)

眺めの良い部屋を希望します



笑ってしまう
2005年11月08日(火)

ゲーテのファウスト、を読んだのだけど、可笑しい、と思ってしまう。
若きウェルテルの悩み、のウェルテルには、あー若いってそうだよね、と共感するけど、ファウストに対しては「いい年して何やってんだ」「ロリコン!」としか思えない。メフィストーフェレスは面白いけど。ラストで「なんで?」と、また笑った。
あとプラトンの饗宴を読んだら、やっぱりところどころで、笑ってしまった。たぶん私の頭がよくないのだろう。

ところで『群像』12月号(今出てるもの)にコラムを載せていただいてます。
よろしくお願いいたします。



湯沢に行く
2005年11月03日(木)

夜、いきなり友人から「湯沢に行く」という電話をもらって、
そのまま車で越後湯沢に行ってきた。
火星が大接近しているとのことで、それが大きく見えた。
紅葉も見てきた。

ところで中村航さんの『100回泣くこと』を読みました。
まじめな書きっぷりに、じーんとしました。




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