+女 MEIKI 息+
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2006年07月05日(水) 一行

 どの流れで、何がどうしてなのか未だに不明なまま、相変らず「ほにゃらら出版」なるものからの接触?がある。
 以前、某所でも書いたことがある例のところからではないけれど。
 ネタ探しとは言え『なんでまたこんな寂れたココに?』の疑問。
 己を弄くった見目麗しいネーチャン画像のヒトツでも置いてあるならこれまた別ではあろう。
 「くちゅくちゅ、ぬちゅぬちゅ、じゅぽじゅぽ、あはぁ〜ん♪もっとぉ〜」な言葉が並ぶのであれば、これまた別であろう。

 いあ、ちょっと待て!
 何もソッチ方向と決まったわけじゃない。
 わけじゃないがソッチ方向以外には考えられない。
 ところがソッチ方向ったって、見てもお判りの通り一向にエロくはない。
 しかも文章じゃなければ何がエロいんだ?って疑問も起こるし、第一悲しいかなエロ路線を狙ったところで、外すばかりで湿りもしない。
 梅雨時だってのに、相変らずカサカサなサイトである。

 これがリアルならどうなんだ?
 うぐっ!
 痛すぎるので自問自答はここで止め。


 きっと【数撃ちゃ!】方式なんだろう。




 『ねー、あたらしいの見たいよー』と、ただ一行のメールを頂きました。
 ありがとうございます。
 (と、ここで礼を言うアタリ、七虹の場合は社交辞令なんだろうな…と、思ったそこの貴方!たまには素でありがたいと思うこともあるんですよ。いあ、マヂで)
 ネットに繋ぐ時間すら持てなくなると、メール受信の殆どがSPAMになっていました。
 迷うことなくザクザクと消去していると侘びしくなるもんです。
 その受信するメールの中で【Form mail】だけは別フォルダに勝手に移動するので気付いたわけです。
 なんちゅーか、とてもフレンドリーな言葉遣いですが、あたらしい何を見たいのかも不明ですが(そーいやぁ、TOPの絵柄も変えてないなあ)しかも誰かさえ分かりませんが、そこまで言い切るからにはたぶん想像するに、ちょこちょこと開いて見ては「げ、コイツまだそのままかよ!」な気持ちになったのでしょう。
 せっかく思ったその気持ちを継続させることなく、こうしてダラダラと書き出すのは、多少わたしの意志には反するのですが、取り敢えずの生存表明をしておかないと某婦人にもお叱りの言葉を頂くことを思い出させてもらえたので、やっぱりありがたいメールでした。

 生存表明ぐらいしておかないと、何をどうされるのかさえ忘れる程の昔に某婦人から言われたのですが、強力な某婦人から言われたということだけは覚えていました。

 余談ですが、どのぐらいネットから離れてるか?っていうと、某サイトひとつのドメイン更新忘れるほど離れてました。
 時、既に遅し。気付いたら無くなってやんの。




 オカマとの戯れコーナー

 「あんたみたいなヤツを雇ってくれる処があっただけ、ありがたいと思いなさいよ」とメールが入っていました。
 うんうん、確かにそれは大きく頷ける。
 それにしても携帯メールじゃないのは珍しい。
 とは言え、頻繁に連絡を取る仲でもないのだけれど。


 それは月曜の夜のことでした。

 また次に繋ぐのがいつになることやらな状態なのでスグにオカマに返信すると、メールを返信した時、偶然にもヤツもPCの前に居たようで、まるでチャットのようなメールの往来。

 「こんな時間に起きてるんじゃないよ、この不健康野郎が!」

 『バカ言ってんじゃないわよ。オカマは夜に出没するモノって相場が決まってんのよ』

 「どーせ彼氏が留守で暇持て余してるんでしょうよ」

 『痛い処を突くじゃないの、腕上げたわね』

 「腹の出具合がロバート・デ・ニーロの彼?」

 『そうそう、笑った感じが差し歯のブラッド ピットの、彼よぉ♪』

 「あんたの趣味が未だ分からん」

 『そーゆーあんたは、どんなのがスキなのよ?』

 「オトコであれば!」

 『じゃーさ、KAT-TUNなら誰がいい?』

 言うにことかえて、明け方近くにオカマといい歳したオンナが【KAT-TUN】て…。

 「あー、あの坊主の子がいい!」

 『聖ね。じゃあ、あんたラップ歌いなさいよ』

 「なんだってリンダはそうやって話しが飛ぶんだよ!」

 『CD出て3ヶ月も経つのに聖のラップひとつも歌えなくて、スキとか言うんじゃないわよ』

 ちくしょー、明け方のダレた頭には即答する気力が欠けて返信に戸惑ってしまった。

 『これ、あげるから練習しときなさいね』

 届いたのは添付ファイル付きメール。
 恐ろしいことにファイルは【Real Face】
 聴いて練習しろってか。

 「えーっと、どこで披露すればいいんです?」

 突っ込みが間違った方向だったと気付いたのは送信ボタンを押した後でした。

 『むふふ、明日も彼ね留守なの。どう?』

 「あー残念だ。実に残念だよ、リンダ君。明日も帰りは遅いのだよ」

 『言ったでしょう?オカマは夜が勝負時よお。幾らだって遅い時間はOKよ』

 あんたは良くとも…と、書き出そうかと思ったが、何を言っても聴かないのは百も承知。さて、ここはどう宥めるかです。

 「明日の夜、仕事が終わったら連絡すっから。今回ばかりは我慢してくれ」

 『あんたを困らせても仕方ないしね、我慢するわよ。そのかわり電話口で歌ってね?』

 マ、マヂかよ!いあ、オカマの言うことだものマヂなんだろうな。
 ちょっと、待てよ。その前に歌うって?聖のラップを電話口で?音も無いのにブツブツ言ってたら、変な人じゃないの。その前にそのブツブツでさえ知らないのに。
 そろそろ眠気も限界になり、適当に流してしまったのが運の尽きでした。

 実際、翌日はかなり遅くまで仕事に関わっていて、オカマからのメールが携帯に届くまですっかり忘れていました。
 但し、届いたメールは【Real Face】の歌詞。
 ご丁寧に相手はPCから送ってきやがりましたよ。もちろんラップ部分もありです。

 件名:(u_u*)
 本文:歌詞

 家に帰り、軽く食事をして入浴も済ませ、もう諦めた頃だろうと「帰ったよ」と携帯にメールをすると早々に返信あり。

 『おつかれー!今、電話しても大丈夫?』

 ダラダラと与太話でもすれば気持ちも治まるだろうと、高を括ったわたしが間違っていました。電話口には既にBGMとして例の曲が流れ、彼女の声は元気いっぱい。
 なんて言うか、オカマとは生命力の強い生き物だと再実感するのでした。

 結論から言えば、歌いましたよ。
 ええ、歌っちまいましたよ。練習なぞせずに、ただただブツブツと念仏のように。
 なんてことは無い、オカマが歌詞のパートを歌いきりたかったというのが本当のところですが、電話口で彼女は歌いまくり、わたしは合の手のような秋田音頭のようなラップを呟きました。
 まさかダメ出しが出るとも思いませんでした。
 途中止めの無いモノのとしては計3回呟かされ、恐ろしいことに3回目には息が合ってしまったとういう、物悲しいオチまでつきました。
 もちろん息が合ったのは舌打ちのところだけです。
 ちっ!


 蛇足
 実はわたしの可愛いペットが、ただいまちょっとお留守中。
 事前に分かっていたお留守なのです。
 たぶん以前にオカマと話しをした時に、その留守の件を伝えてしまったのではないかと、後から気付いたのでした。
 彼女の遠まわしの慰めにしてはあまりにも強烈ではありますが、見事な偶然にしちゃ出来すぎてるなと思ったのは、歌いつかれて眠った翌日のことでした。
 ヤメ、ヤメ、オカマを一瞬でも良いヤツに表現しちゃうじゃないか。
 (帝王 手を挙げろ 騒げ ハラバック)




 キミの一行メールは、めちゃくちゃ嬉しかったのだよ。




 想像以上に、キツかったり。

 七虹殺すにゃ刃物は要らぬ
 ペットとの接触 
 三日無ければ息絶える。




2006年06月02日(金) 微熱あり


 誰かに見られたくて書きたい!と思うことなんてホント稀で、そのクセ「さて久々に何かしら書くかのぅ」とすると、「見られてる」ことを意識する部分があったりの矛盾。




 小学校の時の漢字の書き取り練習のように、覚えるために100回ノートに書き写しっぽく、ここに同じことを幾行も書き出そうかと思っていたのに、何を書き出すのかソレすら忘れました。
 「あー!アレ書いておきたいなー」と、その場では思ってはみるのですよ、これでも。しかーし、あまりに離れている時間が長すぎて、もうヨボヨボっすよ。




 そろそろ陽射しも強くなってくる季節。
 梅雨時となれば紫外線も一段と強くなるのは分かっていても、ファンデどころか日焼け止めさえ塗っていない日々。
 皮膚呼吸が出来ないような気がして、ってのは言い訳で本当は薬品反応がウザいのと、シッカリ洗浄せねば!が面倒なのです。

 先日、久ぶりにオカマと電話で話しをしました。
 ベビーローションタイプの日焼け止めなら、わたしにも(財布にも)優しいだろうと勧めてくれました。


 『日焼け止めぐらい塗らないとダメよぉ』

 「なんかさ、皮膚呼吸出来ない気がして」

 『普段からエラ呼吸してそうな顔して何言ってんのよ』

 「あんたの場合は毛穴呼吸全開だから、ガッツリ開いてるのよね?」

 『きー!放置しててシミだらけになったら今以上に汚いわよぉ』

 「いっそシミだらけの色黒ってどうよ?」

 『配置が完璧なら少しは許せるけど、あんた自分の配置よ?』

 「えー、だってやっぱ面倒だもの」

 『あんたさぁ(ため息混じりに)オンナ捨ててるわよね』

 「むふ、オトコ捨てたあんたに言われたくないわよ」


 オカマをいいヤツだなあと思える日は、たぶん疲れてるんだと思う。




 ラブレター Love Letter 5月23日は、ラブレターな日ですってよ?
 523で、こいぶみ。
 恋文といえば、渋谷に恋文横丁なるものを思い出しました。
 謂れはそれぞれ勝手に検索するとして、思いを伝えるための言葉はいつの世も必要とする時には構えてしまうものなのでしょうか。




 いあーホント前にも増して更新?どころかネットに繋ぐ時間も持てなくて、携帯メールでの返信すら怠ってきてますよ。こうして段々と友だちを無くしていくんですね、元々友だちなんぞ出来ないヤツです。
 昨晩は、せっかく繋ぐ時間が持てたからといってもサイト巡回するでもなく『【描く前から】例の化け物【半笑い】』なんていう、はいだしょうこ画伯の手によって巷を騒がせている「例の化け物」のヤフオクなんぞをリアルで追ってみたりしてました。
 前々からわたしのネットの利用法はどっか間違ってるように感じてはいますが、眠い目を擦りつつヤフオク終了時間まで見守ってしまった後の倦怠感は、イマサラながらにダメダメ感が倍増するのでした。




 いや、それでもねたまにこうして繋げた日の最近のお気に入りはこの『Sound Sleeping』のサイト。なんてことのない単純な音の調節にノホホンを味わってたり(そのままON寝とあいまったり)しております。
 本物にはそりゃあ敵わないのだろうけれど。




 飛ぶ瞬間に不安になるから眼差しを探すのか、飛びたいから見つめてしまうのか、引金になるその視線が堪らなく好き。
 そして目を閉じたとしても、囁く声は必ず追いかけてきてくれる。

 携帯を握ったまま眠ってしまってても…9点


2006年04月11日(火) 花散し


 あなたからの暖かさですっぽりと包まれている時、あなたのその気持ちにはほんの少しの澱みもなくまっすぐに染み込んできて、わたしの内側から広がるそれはあなたと同化することに焦がれ、時に切なさで息をすることさえ苦しく胸が押し潰されそうになる想いもゆっくりと塗り替え浄化させていく。欠けた部分を埋めたいと望んできた渇きを柔らかなもので満たし溢れさせていく。
 空腹が満たされ傍に居るという安堵で深い眠りに落ちたとしても、目覚めたその先にあなたが居るという確かな事実があったとしても、またすぐにその眼差しに抱かれたいと願う。
 撫でてくれとせがむ猫のようにあなたに擦り寄る。どこか触れていないとすぐに不安になる、触れていないと心が途端に騒がしくなってくる。その度に億劫がることなく応えてくれるあなたを、わたしは失いたくないと心から切に想う。
 暖かなもので包まれたその時は、これから先の物理的な距離にさえあなたの気持ちがそう容易く変わることは無いと思えていたはずなのに、それなのに聞き分けの無いこの女は、ほんの少しも離れていることさえ出来ずにその心地よさを欲しがる。飽くことなく欲しがり続ける。
 逢えなかった夜には素直に欲しがることもせずに、あなたには伝わらないのだと独りごちになり欠けた穴を自分で見つけては押し広げていく。
 穴を覗き込んであの日の暖かさを手探りで探すけれど、そんな気持ちのままじゃ在ったところで探し当てられるはずもなく、元に戻そうにも自分では修復することが出来ない。
 引っ掻き傷やだらしなく広げられた穴を隠そうとすれば、尚更に素直に欲しがることが遠くなっていく。

 そして週末。
 いとも簡単にあなたの手で修復されている。




 聴こえないフリをしたのは、もう一度聴きたかったから…9点



2006年04月05日(水) 桜うすぼんやり


 このところ肩凝りが酷い。
 人に揉んでもらっても触られてる程度にしか感じない。
 肩が不感症になってしまっている。




 昼間は雨が桜の散りを急かしてたよ。
 夜は高いところで尖った月が出ていた。
 アスファルトに落ちた薄紅の花びらが街灯に照らされていて、桜って散ってしまっても妖艶なんだね。




 いつもより早くに出勤してと意気込んだことは間違いだった。
 乗り込んだ電車の進行方向先が事故だそうで、電車の中に50分近くも缶詰になった。目的地の駅に着いた頃にはグッタリ。
 どうせ遅刻なら、ドトールで一服してやる!
 未だに通勤ってものに慣れていない。




 おいそれと会える距離に居ない彼女は、メールにゃマメで携帯には彼女専用のフォルダをこさえるほどに日々ガツガツ送ってきてくれる。
 メールの内容といえば、それこそ端から見ればくだらないどうでもいい話である。いや、端からでなくとも送受信してる当人ですら、そう思うぐらいの言葉のやり取り。
 その下らないメールの内容は時間つぶしのチャットに似たものもあり、近所のオバサンの立ち話チックでもあり、ファミレスでフリードリンク飲みながらのダラダラトークでもある。
 全く違った環境で、違った生活リズムを繰り返し、ヒトツとして似通ったところが無いと感じるから、そのダラダラトークが気晴らしになったりする。

 きっかけはYahooのチャットであった。
 当時、数回しかチャットで話をしたことのない彼女は、何を思い立ったのかわざわざ東京まで飛行機で会いにきてくれた。
 しかし彼女の予定した日は、わたしがオフの日ではなく二つの打ち合わせがブッキングしてしまった日であった。場所を移動する時間すら持てずに、その二社のかたに同じホテルに来てもらって時間をずらせての打ち合わせの日であった。
 飛行機のチケット予約の日取りの相談のときにも、その日は無理だと告げていても「もう取ってしまったから」で済ます『あーオンナだなぁ』と思わせる言動の人である。
 当日は、打ち合わせと打ち合わせの合間の時間に彼女とお茶してチャンチャンっていう、簡単な顔見せで終わったのであった。
 わたしには出来ない行動を取る彼女は、わたしにはとても魅力的に映るのである。
 一日の間に気分の浮き沈みがハッキリとあって、それを相手に出せるというオンナならではの言動も、これまた面白いと感じてしまうのである。

 今日も相変らずメールが届いた。
 彼女が地元で仲良くしている女友だちに彼氏が出来たそうである。
 正確には、2番目の彼氏が出来たそうである。旦那さまが居て、彼氏が居て、そして次の彼氏とな。彼氏の線引きがなんだかよく分からないが、とりあえずはモテモテなんだろうと勝手に解釈しておく。
 メールをくれる彼女はその女友だちと頻繁に遊ぶことが多かったから、寂しい気分になったと言っていた。
 それを一緒に飲みに行く友人たちに伝えたら、その中の一人の男友達から告られたとショゲていた。
 至極当たり前の展開のように感じるのだけれど、彼女には十分に落ち込む要因だったらしい。友だちだと思っていた男友達からそういう展開依頼は凹むのだそうだ。
 『あなたのことは友だちだと思っていたのに…』
 きゃーきゃーと騒ぎたくなるようなベタ青春しちゃってるじゃないの!と、思うわたしの感覚とは違うモノを持っていると思う。

 同じような経験は無いのか?と訊ねられた。
 女友だちに男が出来て寂しいって感覚は分からない、それまでよりその女友だちと遊ぶ時間が減るというのさえよく分からないのである。せいぜい思うとすれば「ヤツは今頃(ケケケ)」ってな感情かもしれない。
 元々、人と関わる時間が少ないからという指摘も受けた。確かにそれはあると感じた。
 友だちだと思っていたオトコから告られたらどうする?と訊かれた。
 スルorシナイとは別だとしても、♂と♀しか居ないのだから(あー、わたしの周りにはオカマも居た…)スキあらば!なヤツも居れば、ハズミなヤツも居るだろう。本人の思い入れがそれほどなくとも、流れでツイ…ってな展開もあるやもしれず。
 それでも自分が動かなければ何の展開も無いのだから、何も慌てることも無いと思う。

 彼女からのメールのレスをしていて、わたしは自分以外のものに対してホント他人事なんだなあと改めて思うのだった。

 そもそも、オチオチと近づいてくる男はわたしには居ない。
 裏返せばモテではないので、そんな心配やら凹む感情が分からないのかもしれない。




 頭のいい男は嫌いで、大好きだ。
 逢えない日、言葉で抱きしめてくれる術を持っていることを知って完敗気分。どうやっても、言葉が出てこないわたしとは脳みその造りが違うのか。
 敵わないからキライで、たまらなく大好きだ…10点。



2006年03月28日(火) もうすぐ桜


 三寒四温、春ですね。




 携帯から覗くことばかりになっています。
 そのワリには自サイトは携帯から覗けません。
 過去Logと称したところと掲示板が覗けたりするから、それでいっか。




 キミの希みを聴くとき、したり顔で頷いているわたしの半分は心から納得するもので、残りの半分は自分に置き換えてみたりの一人想像に走っている。
 キミの望むオンナに成れるはずもなく、せめて臨まれるオンナで居るにはと無理を承知で置き換えてみたりする。

 投げ出すには未だ切なすぎて、逃げきる勇気すらない。
 一人で先に捲ってしまったページの多さは時に内容の無い白いページさえあるのに、枚数だけがかさんで戻すことは出来ない。
 キミがわたしと同じ速度でページを捲ってくれたとしても、わたしのほうが確実に先に読み終わる本を抱えているのだから、もう少しだけ大事に綴っていてもいいよね。




 花粉症なのか鼻風邪なのか、この時期は不明です。
 たとえ熱が出たとしても、相変らずの(悪)知恵熱なのか体調不良なのかも不明です。

 どうぞご自愛くださいませね。
 (各自、健康管理が大事な時期だぜ!)




 絶対にこの手は離さない、掴んだまま眠りにおちて…10点。



2006年03月04日(土) 我慢にも程がアル


 いくら少しは暖かくなってきたといっても、まだまだ夜風は寒いっすよ。陽が落ちた後なんざ、極寒に感じるっすよ。
 そんな中を、数時間も居ちゃったわけで。
 多少の暖をとろうと熱々の珈琲を飲んだのも敗因の一つ。
 アレは利尿作用大だものなあ。

 トイレに行きたい!と、思ってから(コンビニの)トイレまでの距離は通常ならさして遠くもないのに、いつもの感覚でのほほぉんと居たらこれまた大変なことになりました。
 歩き出してほんの数分、いや数秒で「もっと早くに移動開始すればよかった」と思い、信号待ちの時なんざ足踏み状態。しかもクネクネと内股加減で。
 やっと信号が変わって歩き始めた時「七虹の人生はこの横断歩道を渡りきる前にオモラシという終わりを迎えるのかもしれない」「いあ、むしろ人生投げ出してこの緊迫感から逃れたほうがラクなのかも」などと考えが巡り、眉間にシワを寄せて凄い形相かと思いきや、冷や汗どころかエヘラエヘラと顔に緊張感が無くなる始末。

 やっとコンビニに到着。
 雑誌を眺める次いでにトイレに入ってから商品でも選ぶか、なんていう一般客を装う余裕すら全く無く、早足で目指すはトイレ。
 そこへ会社帰り風の男性も同じようにトイレに向かう後姿発見「ぬぁにおー!負けまいぞ」と速度を緩めずにドアのノブに手をかけて勝ち!
 あれはスーパーのタイムサービス狙いのオバチャンが割引商品を狙うよりも早かったと自負してます。
 ドアのノブを引こうとしたら目の前に大きな貼り紙【ご利用の方は店員に一声かけてください】とある。ここはマナーを重んじてレジに居る店員からは見えない死角から大声で「トイレお借りします」宣言をしてドアノブを引いたのでした。

 最近のコンビニのトイレはご丁寧に出来ていて、ひとつ目のドアを開けると洗面所になっている。
 目指すは次のドアに遮られた向こう。
 ここで誰か使用中だったらどうしようかと不安に駆られながらもドアノブに手をかけて引く、引く、あれ?引けない。やっぱり誰か使用中なのかと表示を見ても、あの赤い「使用中ですよー」表示があるわけでもなく、このドアはどうなってるんだようと半べそ状態のときも、絶え間なく小刻みな足踏み。
 なんてことはない、次に控えていたドアは押すタイプ。
 やっと辿り着いたサンクチュアリ。
 しかし、ここで一安心したら、今までの我慢やら葛藤やらが台無しになる。便器を見てもそれは同じこと、なるべく見ないようにしてGパンのホックを外そうと、ホックを外そうと?げげげ、外そうにも上に羽織ったジャンパーが邪魔で巧いことGパンが脱げない。
 くそぉ!先ずはショルダーバックをフックにかけ、ジャンパーを脱いでかけてと、そこまでくるともう顔が鬼の形相にと言いたいのだけれど、さっきより増してヘロヘロな笑い顔が鏡に映っている。
 ジャンパーも脱いでやっとGパンもクリアした。
 ここで気を緩んでしまったらダメだ!と脳内会話で励ましつつ、やっと安住の地に辿り着いた旅人のようにドサッと腰掛た。

 「よく我慢したね、さあもういいんだよ」
 「ぁぁん、ご主人さまあ」
 「これで安心だろう、出してごらん?」
 「ゃん、どうしたんでしょう?出ません」
 「そんなことはないだろう?お腹に力を入れてごらん」

 ってな脳内会話をしたかしないかはさて置いて、もう何も気にせずに放尿OK状態だってぇのに一向に出てきやしない。
 ぬぉおっと腹に力を入れた途端、あれよあれよ(どれよどれよ)
 長いこと我慢し過ぎで、感覚がバカになってたのか?と思った途端、以前に膀胱炎になった時と似てることを思い出して、かなりの不安が過りました。
 さて、もうそろそろ終わるだろうはずが、なかなか終わらない、一向に終わる気配がない。パッキン壊れたか?覗き込みたくなりましたよ。覗き込んでも見えるわけじゃないけれど。見えたところで、分かるわけでもないのだけれど。
 こんなに溜まることが出来るんだ、と関心するほどの長時間の後、暫し放心。
 ジャンパーを着込んで、ショルダーバッグを肩にかけて鏡を見れば、スッキリ顔というより虚脱感を満面にたたえたヤツが居ました。

 店内に戻ったところで、何も買うものも無し。
 さりとて、そのまま店を出るのも少しは気がひけて、仕方なし見たくも無い雑誌を手に取ったり(あ、でも「ニュートン」は面白かった)横に並んだオネエさんが女性週刊誌の占いページばかりを次々に見ているのを横目で観察したりで、ひとしきり一般客を演じてから店を出ました。

 それから、ほんの数分後には暖かい部屋に入ることが出来たのだけど、コンビニのトイレを済ませてからまだそんな時間が経ったわけでもないのに、また行きたくなること数回。こんな水分、一体どこに貯蓄してんだよ!と思いたくなるほど。

 こうやって暖かい部屋で、ダラッとTVを観ることが出来ることを思うと、あの時(交差点を渡ってからコンビニのトイレに辿り着くまでの間)人生投げ出さなくて良かったと、つくづく思うのでした。
 ちなみに、我慢し過ぎると腹が痛くなるというより、土手というか肉まんというか、そこいらが正座した後の足の痺れみたいに痺れるんですね。それも後になって気づいたのだけど、その我慢最中なんて他の感覚は皆無だったから。
 アチコチ悪いついでに、今度は膀胱炎かよ!ってのもイヤンなので、なるべく水分をとってトイレ確保に励みました。今のところセーフです。

 と、いう尿続きの更新で、もーしわけない。



2006年03月01日(水) さむいひ


 一応は仕事関係の面倒は2月末で〆ることが出来たっぽい。
 ぽいっていうのも、未だどう相手側が出てくるかの様子見。
 とりあえずは昨日の今日ってことで、今日は大人しく家に居ることにした。家に居るとは言っても、仕事?には出ないってだけで溜まっていた用事を片付けるべく朝からバタバタはいつものこと。

 溜まったと言えば洗濯。
 ごちゃっと溜まった洗濯を済ませようにも、そんな時に限って土砂降りの雨だし、日頃の行いを悔い改めよと天が言ってるとしか思えないような状況にクネクネとメゲながら、そろそろ薬切れなので病院に行くことにした。

 診察カードの裏に書かれている営業時間通りに行くと、やっぱり朝はジジ&ババの憩いの場となっている。診察カードを所定の【薬のみ】の箱に入れる。診察無しの薬だけを処方してねの箱である。
 これなら診察を待たずに処方してもらえるので、大勢の客が居ても幾分は早くに退散できる。
 ところが…だ。
 最近は、診察はしないが問診はするらしい。
 うむ、それも仕方ないだろう。1ヶ月分の薬を飲む間には、次もその薬でいいかは確かにちょいとは不安でもあるし、処方するセンセもそういう意味ではもちろんのこと。
 「とはいえ、問診だけで分かるもんなのか?」
 ヘンなことを思いつかなければよかった。どこぞの大学病院からのセンセが午後の診察に来るのでソレに合わせて診察もしろと、長々と問診の順番を待ってセンセの前に出たときに「あなたの予想は当たりました」的に下されてしまった。
 仕方なし、午後の診察時間まで一旦家に戻った。

 診察カードの裏に書かれている営業時間、午後の診察は13時からとある。それまでの間に、何かを片付けてというようなガッツリとした時間の余裕も無く、さりとて喫茶店で時間を潰しながら作文でもというような落ち着いていられる気分でもない。
 中途半端な空き時間。
 久ぶりに昼間にTVなんぞを見てしまった。
 あー今日も日本は平和なのねチックな昨日と変わらない進行であるだろう番組が流れていた。5分も見ていることが出来ずに、ヒーターの向きを変えてPCの前に座る。
 このところメールチェックすらしていなかった。
 受信するも凄い量(の、SPAMメール)片っ端から削除して、ぼーっとしてたらすぐに13時に。冷たい雨の中をまた出かけたのだった。

 カードは出したままだったので、受付で名前を名乗り「オネガイしまーす」と言うと、診察は15時からだと言う。
 ぬわんだと!
 「カードの裏には13時って書いてあるじゃんよぉ」
 なんでも、午後の受付は13時からだそうで診察は15時とな。紛らわしいんだよぉ。
 ってことはアレか?また2時間近くも時間を潰すのか?
 潰すのですね。ええ、潰しましょう、潰しますとも。
 さすがに病院内で時間をやり過ごすわけにもいかず、とりあえず外に出るが外は冷たい雨。
 「体調がイマヒトツで病院に来てるのに、イマヒトツどころじゃなくなるよなあ」とボヤきつつ駅前のマックで¥100珈琲で暖をとる。ヌクヌク、しかしマズイのねマックの珈琲。

 ぼけらーっと時間をやり過ごして、存分にだらーっと時間を潰して、わざわざマックのオネエサンが珈琲のお替りを席まで持ってきてくれるのにも悪い気がし始めて、もういい加減今度こそ本物の診察の始まる時間に行くには丁度いい頃だろうと時計を見ても、まだ30分以上もありやがる。
 しかし、もう飽きた。
 ズルズルとコートを着て、病院に向かった。

 まるでデジャヴのように受付に向かって「オネガイしまーす」と言うと、「あちらの診察室の前でお待ちください」と指示され、内科の診察室の前の長椅子まで行くとそのまま看護士が診察室まで迎入れてくれた。
 ほ?15時には早いのに診察してくれるなら、ハナからそう言ってよ。
 いつものように血圧を測る。相変らずの数値に看護士はビックリ、わたしはウンザリ。
 その後で、検尿して(これが、普段なら少量すぎて「これでは…」と看護士に文句を言われ困るところを、マックの珈琲の飲みすぎと寒いせいか今回はバッチリ!これなら文句は言われまいと紙コップの擦り切れまでなみなみと注いでやった。所定の検尿の紙コップ置き場に運ぶまで、溢さないようにゆっくり歩くほどに。しかもやたら珈琲臭かった)内科の前の長椅子に戻り、また名前を呼ばれるのを待つ、ただ待つ、ひたすら待つ、だらーっと待つ。
 名前を呼ばれた時は、看護士に肩を叩かれて起された時だった。

 やっと待ちに待ったセンセとご対面。
 会いたかったよー!センセ!あたしゃセンセ会いたさに随分と待ってたんだよー!


 結局は今までどおりの薬を30日分が処方された。
 プラス今回だけ3日分のヘンテコな薬を処方された。なんでも、血やらタンパクやらが惜しみなく尿に混じってたらしい。
 「カラダ、だるくないですか?」のセンセの問いも、待ち疲れでえらいダルい以外は考えられず「いあ、ダルくないっすよ」と小力の真似をしたのだけど、淋しいかなどこぞの大学のセンセには通じなかった。

 面倒×2 そして明日は婦人科へ(予定)
 脳みそまで菌が到達してるんじゃないだろうか?と思うほどの歯痛は、独自の放置治療で歯の穴こそガッツリ空いてはいるものの、痛みが皆無。こーなると、やっぱり歯医者はもうちょっと先延ばしなんだろうなぁ(予想)


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