| 2011年03月20日(日) |
あんたたちには見てほしい |
宮古市にバスで行ってきました。
親戚、同級生、知人の家を回ってきました。
ニュースの津波画像で皆さんご存じでしょうが 宮古の津波は真っ黒い津波でした。 閉伊川河口のヘドロを巻き込んで町になだれ込んだのです。 真っ黒なドロあとの粉塵もひどく、マスクが欲しいという イトコの言葉がよくわかりました。
大通りには大きな船が、街灯をなぎ倒して転がっていました。
親戚のおじさんが、亡くなってました。 でも、母や義父母、イトコたち、みんな元気で明るく それぞれの「危機一髪」の話に大笑いして、本当に笑い話になってよかったと 思いました。
帰りのバス停で、 中学生ぐらいの女の子2人を見送るおばあちゃんが 『今は、ごたごたしてて町を見せたくないと思ったけど せっかく来たいって言ってくれた あんたたちには 見てほしいと思ったの。 (わたしたちが復興する姿が )いつかあんたたちの力になるかな、と思ってね。 あんたたちには見て欲しいと思ったの」
と、わたしの後ろで話をするおばあちゃんの言葉がきこえ 胸に響きました。
遠い遠い未来を見据えて、自分たちの決意をこんなふうに 言葉にできるなんて。
なんて人としてすごい方だろう、と思いました。
寒い一日でした。
灯油、ガソリンも切れて 沿岸部の方々が寒さに凍えているでしょう。
福島原発にヘリコプターが海の水を放水する姿に 手を合わせたくなります。
原発を今、批難することはたやすいことです。 大都会の夜景もクリスマスのイルミネーションもみんな あの原発のおかげだったのではありませんか。
開発者も建物を作る人も誰もみんなの幸せを願って作り上げたはず。
それがこういう結果になったからといって 原発の存在を今、批難してそれでどうなるというのでしょう。
誰も見捨てたりしない。 誰もが助けたいと思っている。
その気持ちは伝わるのでしょうか。
正義のヒーロー、空を飛んで、 海へ行って、あの津波を止めて。 だれか あの津波を止めて、 時間を巻き戻して あの美しかったわたしの海を返して。
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