自販機で「奥入瀬コーヒー」と言うのを見つけた。
この写真を撮っていたら、ベンチの男性がこっちを不思議そうに 見ていて、目があった。
「何を撮っておられるのですか?」
人なつこく話しかけられたので、 「コレです。」と見せたら、 「ああ、そんなのがあるんですか〜ボクも撮らせてくれませんか?」
彼は自分の携帯電話を出し、私が手に持ったコーヒーを接写した。 (そんな近よって、ちゃんと写るのかな??)
そこへ奥様がやってきて 「すみませんねえ、うちの人ったら」と ニコニコした。 お二人は 私よりちょっとだけ 年上だろうか。
「どちらからですか?」と私が訊ねると 「愛知なんです。」 「ええーーそんな遠くから????」 奥様「ええ、急に思い立ってねえ」とニコニコ。
これから宿決めるんですよ、って もう時間は夕方5時近かったが これからでも、宿は探せるのだろうか。
お二人とは 笑顔で反対方向に分かれた。 無事に泊まれますように。
車の中で飲みだしたら 夫が 「それ、ちゃんとコーヒーの香りがするね。」と言った。 美味しかった。
有名な「睡蓮沼」には 大勢の人がいた。 向かって真正面の雪の残る山は「小岳」。 八甲田山は、その左に位置するのだが、ガスが出ていて 残念ながら見えない。
両脇に車がびっしり停まっているのは、山菜シーズンだから。
産直でミズとワラビを買って家路についた。
おしまい。
そういえば女性風呂の入り口反対の扉には、 「混浴風呂」と書いてあり そっちに のしのし歩いていく方々もいた。
大昔から、「湯治の湯は混浴」と 決まっているらしい。
廊下に掛けられた赤茶けた古い写真は 男女が一緒にギュウギュウ詰めで湯船につかっている写真だった。
ところで 夫は、先週から 両腕に ひどい湿疹ができていた。
仕事で 草むらの換気扇の鳥の巣の除去をしたとき ほんの3秒ほど、手を突っ込んだ時 ダニにやられたらしい。
両腕のポツポツ無数の湿疹は 赤く腫れ、 「なんだか日に日に数が増えていくみたいだ。」 と かゆみを我慢しながら 夫が 言うので 「病院いきなさいよ」、と 私も毎日言っていたのだが。。
温泉から上がった夫の湿疹は あきらかに、腫れがひいて、黒いかさぶたに変わっていた。
「かあちゃん、これ見て」と差し出す夫の両腕をみて 「うっそーー」と 驚いてしまった。
薬効あらたかなり。
さすが開湯400年の湯である。
湯船に入る手すりも、木製で この宿は全て木造で、金属の手すりとか アルミサッシなどというものも なかった。
そんな木枠の窓なのに、閉めると川の音は小さくなる。
奥入瀬に倒木が目立った この冬の青森の記録的な豪雪を こんな小さな宿は、どうやって耐えたのだろう。
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