TALES OF ROSES

2005年02月24日(木) ご近所の方、その3

我が家の真後ろの家は、ずっと売りに出ていた。

そこもいろいろ訳ありのお宅で、
最初の頃は 奥さんと 小さな子供が二人いたのだが、
いつの間にか ご主人一人だけになってしまった。

お若いご主人は、金のネックレスをして、
屋根のないBMWとか
とにかく車が好きなようで 見るたびに違う車に乗っていた。
庭にも、車の部品、残骸?タイヤ等、みるみるうちに山積みになっていた。

売りに出ても、その残骸は そのままだった。

しばらくして、一人の男性が 我が家に訊ねて来た。

「後ろの家を買いたいんですが、
 あの家、競売物件なんですが、
 自殺とか事件とかあったわけじゃないですよね?」

「いいえ、そんなことはありませんよ。」と私は答えた。

「だけど、あの庭の車の残骸の山は、いったい何なんですか??」と、彼は 心配そうに聞いた。
私は
「さあ・・趣味だと思いますが・・・。」と答えた。
善良そうな男性は、繰り返した。
「趣味ですか・・・。」

趣味だと言われては、黙るしかない。

パソコンの部品集めるのが 趣味の人とか、
フィギュアを集める人、
バラを集める人 趣味とは人それぞれだしね・・・

その人は 買わなかった。


暮れ近く、不動産屋さんが、一生懸命 残骸を片づけていた。
庭の草も刈って、車好きご主人が気まぐれに植えたススキも
草刈り鎌で、一生懸命刈っていた。

庭は きれいになり、家もすべてリフォームされ、無事に買い手がついた。

先週 明るい御家族が 引っ越しの挨拶に来た。

ずっと暗かった後ろの家に、毎晩 明るく灯がともるのは、こちらも なんだかほっとするものだ。



2005年02月23日(水) 朝の怪

吹雪の朝。
おなかが痛い と言って 次女が 学校を休んだ。

昼頃 起きてきて
次女「お母さん、朝、レッチリ(レッドホットチリペッパーズというバンド)
聴いてた?」
私「うんにゃー」

長女にも同じことを訊ねていたが、いくら洋楽好きでも
朝から レッチリは聴かない。

確かに聞こえたんだがなあ、と首をかしげている次女。

突然、謎は解けた。

朝、猫のコナが、奥の仕事部屋のCDラジカセの上に乗って、
窓の外の雪を眺めていた。

やつは、よくラジカセの上部のスイッチを踏んで 
突然CDの音をいれたり切ったり、音量を上げたりするのだ。

たまたま、その時流れたFMで レッチリが流れた。
隣室の次女は 夢うつつで それを聴いた。

私は、しばらくしてから、FMのスイッチを切りに行った。


ただそれだけの話。

猛吹雪である。雪が40センチ積もった。


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