| 2004年11月12日(金) |
青森〜紅葉の旅、その6 |
津軽平野は、掘れば温泉が湧くらしい。 あちこちで、新しげな温泉の看板を見た。
リンゴ農家の疲れた身体を、いやしてくれる近場の温泉、何よりである。
中に、温泉を掘り当て、もうちょっと欲を出したのだろう、 プールも作り、テレビCMも流し、観光の目玉にしようとした 御仁がいたようで・・。
10年以上前、 「アップルプルプル、アップル○ンド♪」というテレビCMが盛んに流れた。 楽しげな若いお姉ちゃん達が、浴衣姿で さかんに誘っていた。
娘3人、連れていったら楽しかろうと、夏休みに予約をした。
ちょうど この津軽平野のど真ん中。 探し当てた建物の真正面には、 金ぴかの観音像が 金の丸いリンゴを片手にかかげ 「自由の女神」よろしく 建物の上から見下ろしていた。
『りんご大観世音』と これまた 金ぴかの文字が 輝いていて 幼い娘達は、 「いやだーこんなとこ 泊まるのいやだーー!!」と 泣き出したのだった。
今となっては 遠い昔のことだ。 もうCMも見ないが その宿は、存在しているのだろうか。 食事が、げっそりするほど まずかったことだけ覚えている。
うちの娘達は、記憶力が低いのか、昔 連れていった場所のことを さっぱり覚えていない。 長女などは、3歩歩けばすべて忘れるタイプで、 あれほど頑張って連れて歩いた あちこちの場所も景色も 全然覚えていないのだ。 三女は、どこに行っても、まずおやつ、おみやげのキーホルダー。 それしか、考えることがないのか。
記憶されない旅行ほど、むなしいものはない。
年齢も大きくなって料金も高くなったし 子供を旅行に連れ歩くのは やめたのである。
明日で おしまい
| 2004年11月11日(木) |
青森〜紅葉の旅、その5 |
会計の時 若旦那は 謝らなかった。
中年オンナの半裸体など、悲しいことに だれがだれだか区別もつかんだろうし、 婦人会のおばちゃんの誰か、と 思っていてくれれば、それはそれで結構。
チェックアウト間際に風呂客がいるとは 誰も思わない。 若旦那のせいではない。
ましてや、夜中にガタピシ音をさせていたのも、 若旦那では あるまい。(まさか、若旦那だったりして???)
オープン当初は、さぞや りっぱな旅館であったろう。
朝食の後 部屋でコーヒーまで出してくれる旅館って、 なかなかない。 棟方志功も この あさむし温泉をこよなく愛したという。
また来よう。
秋晴れの青い空が、広がっていた。
夫は、青森市内の中古CD屋に立ち寄り、いつもの趣味の バッハのCDを見つけた。
それが、荘厳な祈りの音楽かとおもいきや
ドンドコドンドコ、 ♪アイヤーイヤイヤイヤアハー
太鼓と絶妙な原住民コーラスで始まる民族音楽だった。
ガボン共和国の歌と太鼓とバッハの融合 CDタイトルは『バッハ・トウ・アフリカなんとかかんとか』 よーーく聞けば、主旋律は 聞き覚えのある「カンタータ○○番」ではないか。
「誰がこんなこと思いつくんだ!!」と 夫は、笑い転げ、車はフラフラ揺れた。
売る方も売る方なら、それをまた 中古屋で買う方も買う方だと思うのだが。
やがて 『りんご生産量日本一』と大きく書かれた 浪岡町をすぎると 周りはリンゴの木だらけ。
津軽平野の前方に 岩木山の姿が 原住民のコーラスと太鼓をBGMに くっきりと見えてきた。
♪アイヤーイヤイヤイヤアハ ヤーーッ、ドンドコドコドコ・・・ウパパッ ウパパッ
岩木山と 左はリンゴ園の茂み
まだつづく
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