椰子の実日記【JOYWOW】
2006年06月20日(火)
すくすくパキ天

書斎にいるパキラ。名前を「パキ天」といいます。 成長がとても速く、一日にひとまわり大きくなるので毎朝毎夕、 びっくりしている。 これだけ成長が速いのは、書斎がいわゆるイヤシロチ(弥盛地)、 良い気とエネルギーが流れ、守られた場所だからかなあ。 毎朝、肉眼で見ることができる成長というのは、 ありがたいものだ。
2006年06月19日(月)
これを、わたくしに?
面白いもので、「困った現象」が消失=「困った ことでも何でもないと考えること」すると、 今朝のお風呂掃除時アリが一匹もいなかった。
流れでHさんにチケットを譲っていただいた
三越歌舞伎(→)
鑑賞。東京駅から歩いたのだが、生まれて初めて 徒歩で日本橋を渡ることができた。感動した。 やじさん、きたさんもここから出発したのだな、 と感慨ひとしお。
日本橋三越はさすがに老舗、風格があり、店内の空気が いい。
三越劇場も、レトロなつくりで、とっても気に入った。 獅童、さすがの技。どろどろした、どうしようもない人間の 性を、みっちり演技で表現している。 演出もくどくて、いい。これくらいくどいほうが却って リアリティがある。素晴らしい体験だった。
休憩時、売店でビールを注文したご婦人。ポン、と 出された缶ビールを見つめ、キラキラした指の爪を 見せながら一言。
「これを、わたくしに、開けろと?」
売り子のおじさん、
「失礼いたしました! 開けさせていただきます!」
昨今のplasticセレブと違い、genuineセレブは迫力が ある。歴史がある。重い球を投げる。こころの中で、 拍手。
2006年06月18日(日)
葉山名物アリさん風呂
葉山に住む、ということは、自然と暮らす、という ことである。気密性能の高いマンハッタンの高層アパート から移ったばかりのときは家の「スカスカ」度合が 気になったものだが、いまでは例えばホテルなどの 「密封」された空間にいると息がつまってくる。
そして話はアリ風呂に移るのである。 この季節、特にお外が雨ザーザーだと、アリさん たちは行くところがなくて、家の浴室に 入ってくる。日に日にその数は増えて、昨夜など、 7匹いた。
さて、どうするか。
思考プロセスは省略して、ぼくがとった解決法は、 非常に東洋的な、仏教的な、5次元的なものだ。
「アリを飼育している」
ことにしたのである。
アリさんたちを「来ては困るひとたち」と定義 すると、浴室を見たときにうろうろされていると 「困った」ことになる。しかし、「飼育している」 と考えると、数が少ないとがっかりするのである。
一匹ずつに名前をつけようかとも思っている。
昨夜、湯船につかっていたら一人お湯に浮かんで いたから、
「これこれヒロシ、だから湯船には入っちゃいけない って言っただろ」と、注意したくらいである。
これでまた一つ、「困ったこと」が消えた。
2006年06月17日(土)
卒業試験、終わった
今日、非常に重要な人事を決定した。
ここのところ、「次のステージに行くための 卒業試験」と呼んでいる、非常にタフなスタディを ずっとしていたのだけど、二日前にどうやら試験が 終了したらしく、今日の昼間の空のように、快晴の 気分だ(ほんものの学校の試験ではありません。 あくまで比喩です)。
今回の人事についても、「ふっ」とひらめいた。 直観がきた、ということは、試験が終了した証左 なんだろうな、と思う。
「とても良くなる」予感いっぱいの、気持ちいい 一日だった。ハッピー!!
2006年06月16日(金)
10年後に会いましょう
ある禅宗のお坊さん。 60歳ちょっと前の年齢のとき、大阪の有名料亭 の女将とねんごろになった。女将は10歳年上。 60歳でお坊さん、東京へ移り、女将とは別れた。 10年後、大阪でひょっこり、女将と再会した。 女将は80歳、自分は70歳。
坊さん「久しぶりやなあ。どっかへ行って久しぶりに」 女将「私は10年、ごぶさたなので、無理と思います」 坊さん「通いなれた道なれば、問題なかろう(笑)」
二人は有馬温泉に行き、めでたく成就した。 さて、そこで彼らが交わした約束。
「必ず10年後、ここで再会しましょう」
10年後といえば、「彼」は80歳、「彼女」は90歳。 健康方面や、愚痴や、不安や、悪口で時間を 過ごすのではなく、このおおらかさ、プラス思考。
はるかに年下のぼくたちも、この前向き姿勢を 見習いたいと思うよね。
JOYを身体一杯浴びよう!
*後日談。女将はまもなく亡くなり、10年後、 お坊さんも、同じ80歳で旅立った由。
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