思考回路2011
もくじむかしあした


2003年07月24日(木) 予定通り

和食店の、イカれた人間関係は
いまの自分には必要だった。
カフェの人々が、貴重に思えてくる。
久しぶりにパンを焼く。解凍するための
蒸気の蒸し暑さも、ここちよくなじむ
のが不思議だ。あんなに大嫌いなキッチン
だったのにな〜。帰ってきたって気がした。
今日はドリーがいなかったのも幸いだった。
バーの責任者の浜ちょん(仮)は、もしか
するとイイ大人なのかもしれない。
30才。妻子持ち。と、書くと大人だな。
ミュージシャンを目指している
ので、目指す者同士、いろいろ話す。
わくわくする。めちゃめちゃ嬉しい。
30代の人間と、真っ向から語ることが
出来るから。まぁ自分もその辺の年になった
ってことだけど。
複雑なジレンマをこの人も抱えてバーの
副店長をやっている。夢と家庭。
家族を食わせて行くためには働くしかなく
だから今は、音楽はやっていない。
唄は人を喜ばせるために楽しませるために
歌っていた。接客業も、良いものを提供して
人を喜ばせる。根っこは同じなんだから
唄だけで無くてもいいと、彼は言っていた。
確かにそうだけど、でも私には納得できない。
やりたいことを諦めた、辻褄のあった
理由の様に感じた。
人を喜ばせる、楽しませる。いくつかの
方法のうち、彼は接客業を選んだということ
なのだろうか。1人身ではないという事も
責任ある仕事をしている事も含めて。
さて、自分はといえば。
何者にも縛られていない。
守るべきものはない。
責任もない。
自由だ。
彼からみれば、なにをぐずぐずしてんねん!
という事になるのかな。
おもしろいな。この出会いも。誰かを失うと
新しくそれを補う人が現れる。
中国に旅立ったご友人の役割を彼ははたしている。
迷って立ち止まると、まっすぐすすめと言う。
そしてわたしは、じゃぁ進もっかな〜と
思うんだから単純だな。


2003年07月23日(水) うわー、ヤバイとこだよココは

9時に帰宅して18時に再び入店。きつい。
キッチンを覚えて休憩の時だけでも回せる
ように、ということで。初キッチン。
キッチンに3人。ホールに2人。
普段は夕方のピークは4人で回している。
ここの和食店はオープンして4ヶ月目。
つまり今店を回している連中はオープン
から一緒ということで、後から入る身と
してはなじみにくい。
しかも、仲良くまとまっているのかと
いえばそうでもない。裏ではおばちゃん
たち、特有の陰険な何かがうごめいている。
ほんと、くだらない事に時間と感情を
浪費していることで。
教えてくれたのは店長だったが、
相変わらず教え方が??ポイントポイントで
教えろっつうの!そんな感覚的に言われて
も、分かりません。こっちはどこに何がある
のかも分からないの!
店長のことを細かいと言った人の訳を知る。
同じタレを5種類の定食で使う。分量はそれぞれ違う。
ぜいぜい二本ぐらいで、計れそうなところ
五本すべて用意されていて、しかもご丁寧に何に
使うかラベルが貼られている!。
じゃまなんだよね。五本もあると。タレを
取り出すのに、いちいち引っかかる。
そこまで厳密に計る必要があるのかってゆう。
恐ろしい事に、秤にもご丁寧に5種類ほどの定食
丼のグラムに併せてラベルが貼ってあった。
いやはや。店長・・・。細かいよ。
店長が終始こんな感じだからなのか、その下で
働いている連中もどっかおかしくなるのか。
もう1人キッチンにいた男。大学1年らしいが
ものすごくフケて見える。異様に目つきが
顔つきが悪い。男前なんだけど。性格の悪さが
顔ににじみ出ているというか。珍しく、顔で嫌な
タイプ。とゆうか、ここって意地悪そうな顔の
人が多すぎ。よくもまぁ、こんな嫌な顔した
奴らを集めたなってぐらい、第一印象が悪い。
で、店長が店長らしからぬ人物だと下も下な
のか、何をすればいいのか分からない
新入りに対して、教えるっつうことをしない。
君は分かっているのかい?ちゃんと教えておかない
と、後で自分が困るってことを。
恐ろしいくらいに、放置。しょうがないので
少ない知識で、動くが、そこで少しはフォロー
しようよ。次になにをして下さい、ぐらいさぁ、
言えるだろ。店長もそうだったが、やっぱり
店が若いせいなのかなぁ。そうゆうあるべき
気配りがないんだよ。
終始むかつきを押さえながらキッチンを
やっていたが、目に付いたことがもう一つ。
それは店長とバイトたちの関係。
悪男をより悪く見せていたのは、端から見ても
分かるぐらい店長を見下していた。
表面的には店長に確認を取りながら仕込みなど
していたけれど、言葉の端々にいちいち反抗的
というか、さげすむ含みがあった。
店長は知っていて流しているのか、なんなのか
分からないが、普通に対応していた。
どうも悪男は自分の方が店長よりも仕事が出来
ていると思っているようだ。店長は仕事が
出来ていないと思っているようで。
その辺は、ホールをやっていた二人も同じ
らしい。もちろん蔑む度合いは違うが。
とくに表面に出していたのが、この悪男。
つまり、店長は店長として店をまとめきれて
いない。
それも分からなくもない。
初めの教えてくれていたのに、途中から
洗い場に回ってしまって、一切口を挟まなく
なった。洗い場にいるのは別に問題じゃない。
そこから指示なりなんなり出せるじゃん。
こっちは分からないんだからさぁ。そこで
黙々洗ってる場合じゃないでしょ。
オープンからの連中だから、それぞれ動いて
いたけど、仕切らなすぎ。
上がるときも、上がってとか、その辺を
責任者のあなたが仕切らないでどうすんの。
帰り際は、誰も店長に「お疲れさまです」
さえ言わない。怖すぎ。
なんだろね、この店は。
この間バックレた人が出たって聞いたけど、
そりゃバックレるわ。









2003年07月22日(火) なんだなんだ、ヤバイのか?

深夜は女の人と二人営業だった。28才のお目目
ぱっちりで、年より若く見える。今まで何人か会った
中では一番まともに受け答えと話しをしてくれた。
深夜の3時半ごろ、店長が来ると聞いたときには驚いた。
わざわざ休憩を取らせるための1時間に深夜の3時に
店に来る!。いやはや、なんという店長。
彼女は平気だと断ったが、行くからと言ったそうな。
そして店長は深夜三時に現れて、彼女に休憩をとらせ
て、1時間半ほどいて、帰っていった。
彼女が休憩のときにはそこそこ混んだので、来たかい
もあったとは思う。
そのことを朝番で来た魔女顔のおばちゃんに話すと
「バカ店長、ホントに来たんだ」と笑いながら言った。
もちろんあきれた笑いで。
そのことを中番で来た元夜番で28才の主婦に話す
と、あたしが夜だったときは一度もそんなこと
してくれなかった。休憩も無い日も多かった。
と言った。
・・・さて。これはどのようにとらえれば
いいのだろうか。
彼女が店長のお気に入りだったので。
たまたまその時間起きていたので。
新入りの様子がどんなものか見に来たので。
うーん。
彼女がお気に入りなのは分かる気がする。
雰囲気が癒し系だし。まともだったし。
ま、そのうち分かるだろう。

朝番に二人来たけど、魔女顔のおばちゃんが
突然もう1人来た、女将風のおばちゃんの
悪口を私に言ってくるし。
三回目にして、もう二人の悪口を吹き込まれて
いる。
・・・勘弁してよ。
入って間もない情報を持たない人間にいきなり
他人の悪口を吹き込む輩の方が、嫌だ。
朝の9時に帰宅。



2003年07月20日(日) 謎な店長

深夜はずっと二人営業だった。
経験から、入って二日目の人間と
二人で営業すると言うことがどれだけ
もう1人に負担がかかるか知っている。
教えることはたくさんあるが、自分の仕事
があるので見てられないし、休憩も行けない。
相方が当然のことながらキッチンを出来ないから。
そんなわけで、ワタワタと二人営業。
「店長」と十回以上呼んだような気がする。
呼びすぎで、途中でブチきれるんじゃないかと
思って、出来るだけ呼ばないようにしたけど
やっぱり、分からない事だらけなので、
どうしようもない。
しかし、この店長。あまり店長っぽくない。
面接の段階から薄々気づいていたことだが
働く人間の個人レベルの事柄について
まったく頓着しない。なぜって、面接なのに
履歴書も見ない。見たのは髪の毛の色。
聞かれたのは1年出来るかどうかだった。
ここの面接方針が、そうなのか、それとも
この店長がそうなのかは分からないが。
数日、聞いたり見たりした限りでは、
「細かい」「バカ店長」と呼ばれている。
上に立つ人間は大抵、アホなので、まぁ
バカ呼ばわりされるのはいいとして。
無表情だ。びっくりするくらい。
疲れは顔に出ているが、普段の様子から
テンションが低いので、感情がよみにくい。
別にまったく笑わない、漫画チックな
キャラでもないが。
掃除機のコンセントがどこにあるか聞いたら
笑っていた。店長も知らなかったらしい。
苦笑に近い笑いだったような。
カフェのドリーなら無駄話のオンパレード
だったろう8時間。個人的な会話は一切ない。
とゆうか、この店長、最低限交わされる
あいさつさえしないから、すごすぎる。
こっちが言っても返さない。
かといって、別に偉そうにしている訳でもない。
仕事ぶりは、見た限りすごく動き回っている。
休み無く。まぁ休んでる時間もないんだろうが。
仕事の指示や教え方も、丁寧ではないが
一応教えてくれる。しかし妙に配慮が足りてな
かったり。
徹底的に一定の距離を保っているといった感じ。
高校の時の先生で、こんなタイプの人がいた
ことを思い出した。口が悪くて冷たい突き放した
しゃべりかたをする。ほとんど笑わなくて、
時々、真面目な顔でボケた事をいって笑わせていた。
そんなタイプの人間なのかはまだ分からないが、
あんまり店長って風じゃないよな・・・。
ドリーみたいなのが店長でも、問題あるが。
精一杯やった朝8時頃、ようやく朝番の人が来た。
たぶん店長より年上の、パートさんが店長に
「大変だったでしょ。大丈夫だった?」
と言った。
長くやってる間柄なのか、お母さんみたいだと
思いながら店長の顔を見た。
そりゃ、大変だったろうな。ピーク中の引継
だったし、入って二日目の新入りとだし。
しかし店長は・・・・。
無言。しかも無表情。視線はここにあらず。
肯定も否定もしない。
びっくりした。
「まあな」とか「大変だった」とか「それほどでも」
せめて、「あぁ」とか「いや」ぐらい言う場面。
なのに無言って。想像外のリアクションに
目をぱちぱちしちゃったよ!。
そんなリアクションにパートのおばちゃんは
慣れているのか、ふつーに流していた。
なんなんだろう、この「店長」は。
「おつかれさまでした。ありがとうございました」
と言うと、
「おつかれ〜、今日はどうだった。大変だった
でしょ〜。深夜やっていけそう?」
なんてことはもちろん言わず
「あぁ、いや」みたいな、しかも
ほとんど聞き取れない声で言っていた「店長」
・・・もしかするとカフェのバイトで、そんな
気づかいの言葉に慣れてしまっていたのか・・・。
いやいや、店長って、そうゆう事をするのも
仕事の一つじゃないのかと思ってみたり。
とにかく、まか不思議な店長。
おもしろい。後から笑いがこみ上げてきた。
そんな配慮が欠けた店長を補うように
朝のパートさんが「きつかったでしょ」と
声をかけてくれたり。
うーむ。
親がダメだと子がしっかりするって感じだね。


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