思考回路2011
もくじ|むかし|あした
何事も比較から始まる。 初日。 予想通りぶっつけ本番。しかも こちらは満足に教えず、やらせる系。 しかも店長は完全放置系。おいおい。 ここが初バイトだったら相当きついぞ。 あいさつも満足に教えない。怖すぎ。 まぁいいけどさ。育たないぞこんな店。 教えるバイトさんはムラありすぎ。 教育行き届いていないから、なぁなぁすぎ。 カフェの人々がまともに思えてなんだか 可笑しい。 でもキッチンはみんなで協力して回して いたから、そこだけは最高にいい。 食材の検品も、仕込みも、洗いも 手伝ってるから。といっても食事が メインだから当然と言えば当然か。 いきなり初日に、嫌われている人がいる ことを知らされる。とゆうことは、 そいつよりはマシと判断されたらしい。 オープンからいるので天狗になってる 21才女の子。表面的にはフツーに しゃべってるところは、どこも同じか。 まぁ、どうなるか分からないや。 どこも、かしこも。
ミーティング。寒かった。 失笑した。 今まで働いた感想を1人1人言わされて、 一番始めに指名された人間が、これまた 気合い入れて長々としゃべったものだから その後にしゃべるみんなが青ざめた。 簡単でいいって言っているのに、熱く 語るなよ〜!。言った後に拍手。 寒かった。寒すぎた。 紙を渡されて、仕事内容のチェックとやら で、何が出来て、何が出来ていないか 項目ごとにチェックを入れる。 失笑した。 項目はすべてホールに関してで、 キッチン業務に関しては、何一つなかった。 私がやってきた3ヶ月ちょっとの、仕事は 一体なんだったのだろう。 ドリーが長々と決意表明をしていた。 ノートに言うことを書いていたのを読み上げ ていた。隣に座っていたSVが長すぎて寝ていた。 さらに、ドリーにダメだしをしていた。 もしかするとドリーに上から一撃を加えられる 唯一の人間かもしれない。しかし、ドリー以上に クセがありそう。 店長は15日付けで、異動。 影が薄いと初めは思っていたけど、今はいなくなる ことが悲しい。穏和で頼りなさそうだったが、 実はいろいろ気にかけてくれていた。 いい人だった。 さて、いつ辞めてやろうかな。
ドリーはどうして副店長なんて肩書きで いられるのだろう。 こんなに、誰からも慕われていないし 頼りにもされていないのに。 人が大きく入れ替わって、新しい人々と 慣れつつあるこの時期、なにやら いろいろなことがうごめいている。 それは自分の事でもあるが・・・ どうもそれ以外でも、なにやら騒々しい。 ようやくこの店の上下関係というか 人間関係がおぼろげながらも見えてきた。
SV オープンからの古参社員 店長 バーの副店長 カフェの副店長ドリー カフェの主婦社員 アルバイトのまとめ役のパートさん アルバイトたち数十人
SVは元店長で、ヤクザ系。 その子分がドリーで、服のセンスが そっくり。25才でセカンドバックっつー オヤジ趣味が、そっくり。性格もそっくりらしい。 きれやすい、人の意見をきかない、怒りっぽい。 上がアホだと、下が本当に迷惑する。 この二人が店のガン(笑)なのだとすれば 店長とバーの副店長が店の良心のような気が する。いっそ、この二人だけで店を回す ようにすればいいのに。二人とも元キッチン だから、気持ちも通じやすいし。 でも、もうすぐ店長は他店へ異動になるらしい。 しばらく店長不在。で、仮としてSVのヤクザが 店長兼任ということになるみたい。 上のことだから、どうでもいいけど。 現店長よりもSVヤクザの方が、副店長二人に対して プレッシャーが大きそう。いや、上の責任者クラス の人々すべてにとって。それくらい、きつい人らしい。 明日のミーティング、何か起こりそう。
| 2003年07月03日(木) |
善意がつらいってアリか |
未知の感情。 あんまり人に優しくされたり、気を使って もらったことって多くはない。 だから、大丈夫?とか、手伝おうか?とか、 いろいろ気遣ってくれる、このバイト のみんなはいい人達だと思う。 にもかかわらず、ものすごく泣きたくなる のはなんでだろ〜♪ もちろんウレシ涙ではなくて。
「今日はあんまパスタ入ってないね」と その日の時間帯責任者だった人が言った。 そんなに忙しくないね、暇だね。 大変じゃないね。 今日は。 と。
何気ない一言。 めまいがして、涙が出て、1人でキッチンで泣いた。 キッチンはいっぱいいっぱいで、へたりそう だったところを、がんばれと自分を励ましながら 立て直そうとしていた所の、その一言だった。 途中でパスタの仕込みが足りなくなって、 仕込む野菜を切って、ソースを入れて、食材を補充し 、たまる洗い物をこなし、無機質に機械から 打ち出されるオーダー表と1人で格闘して、 あぁ、明日のピザの仕込みをしなきゃ、 あぁ、チーズも切らなきゃもうない、 あぁ、届いた食材の片づけもしなきゃ、 あぁ、でもパスタが途切れてくれないぞ、 あぁ、パスタを混ぜるボールが洗わないとない、 頑張って終わらせるんだ、ガンバレガンバレ・・・
「今日はあんまパスタ入ってないね」
パスタは、数字的には確かに普段より少ない。 そうだよ。パスタはそんなに出てないよ。 けれど、今日は決して、ヒマではないんだよ。 朝から新しいパンとピザを焼いたせいで、時間 が押して、ちゃんと仕込みを終わらせることが 出来なかったんだよ。だから、その分いつもより パスタは出ていなかったけれど、仕込みが無くなる のが早かったんだよ。だから、ずっと普段より 忙しくて、大変だったんだよ。 見て分からないのだろうか、荒れ果てたキッチン たまっている洗い物。疲労ぎみな私。 それでも、立て直して頑張ろうとしているのに。 途方もなく虚しくて、やるせなさが襲ってきた。 この状況をほっぽりだして、帰ってやりたかった。 急激に下がったテンション。 やっとともった火が、消されてしまった。 あんまりにもガクッと来たので、異変に気づいた のか、いぶしかげな顔をしていた。 けれど、気がつかない。なぜそうなったのか。 分かるわけがない。分かるはずもない。 なぜなら、キッチンをやったことがないから。 1人で、すべてをやらなければいけないキッチン の大変さが理解できないのだ。 4年もいて、何やってきたんだろうこの人。
もやもやを抱えたまま、上がる。 しかし、本当につらかったのはこの後だった。 またしても、普段いない店長がいた。 店長は、大丈夫?という顔をしてきた。 その後は大丈夫?と。あるいは、大丈夫だね? とにかく様子を気にしてくれていた。 それが、ものすごくつらかった。 私は曖昧な笑みを浮かべてうなずいた。 バックルームを出ると、今度は、いろいろ 話しを聞いてくれているバーの責任者の 人がいた。同じキッチン同士。 彼は、にやっと笑うと「お疲れさま」と 言った。そうして店長と同じく、大丈夫大丈夫! という顔をして、私の肩をたたいた。 それが、ものすごくつらい。 いろいろな理解しにくい感情が入り乱れた。 心配してくれている人がいる。 にもかかわらず、それがつらい。 ありがたい、幸せなことのはずなのに。 悲しくて、また涙が出た。 本当に悲しいのかも分からない。
しかし、一つハッキリと言えるのは ・・・もうムリ。もうダメ。
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