東京の片隅から
目次きのうあした


2018年11月29日(木) グランプリファイナルのこと

羽生結弦選手がグランプリファイナルを欠場すると発表された。まぁそうだろうな、と思う。
全日本選手権はどうなるだろうか。このまま全日本選手権も欠場しても実績から世界選手権には選ばれるだろうけど、見る側の勝手な意見としては高橋大輔との対戦も見たい。見るだけならなんとでも言えるが、ともかく今は回復第一だと思う。
補欠1位でメッシングが繰り上がったのは良かった。今年のグランプリファイナルの開催国はカナダ。開催地の選手がいるというのはそれだけで盛り上がる。今年のプログラムもいいプログラムなので、楽しみだ。
こうしてみると女子は日本とロシアの2カ国だけなのに比べると、男子は全員別の国なのか。対照的で面白い。

ハビエル・フェルナンデス引退のニュースも入ってきた。何となく予感はあった。ここ数年ヨーロッパ選手の成績がぱっとしない中で牽引してきたのは彼だ。遊びのある大人なプログラムを見られる貴重な選手でもあった。お疲れさま、という気持ち。
同じニュースの中でリッポンも引退していることがさらっと触れられていて、こちらも惜しいなぁと思う。去年のフラミンゴの腕は美しかったなぁ。


2018年11月28日(水) たかが千年されど千年

藤原道長が「かけたることのなしとおもへば」と歌を詠んでから1000年だそうだが、1000年も前のことなのかという感想よりもたった1000年ぽっち前のことなのかという感想の方が自分の中で大きいのは何故だろうか(苦笑)


2018年11月27日(火) フランス杯感想

グランプリシリーズ最終戦、フランス杯。

ネイサン・チェンは流石。毎回見ていて思うんだけど、音楽への乗り方というかリズムのとらえ方のレベルが違うんだよなぁ。もともとシニアデビューの年からジャンプだけでなく表現も上手いなぁと思っていたけど、両方とも毎シーズングレードアップしているのは流石。
金博洋は今シーズン苦戦したなぁ。今大会はビザが下りずに到着がギリギリになったらしいので、そういうところも影響しているのだとは思う。北京にピークを合わせてくるだろうから、今年はチャレンジの年なのかなぁ。
ジェイソンも良かった。フリー最後のステップは見入ったし、バレエジャンプも高くてすごい。しかし短髪は未だに見慣れない・・・

紀平はジャンプの難易度を下げても勝つのは流石。ミスを最小限にとどめるのはクレバーだなぁと思う。
三原は上手く切り替えできたのかな。全日本に期待か。
メドヴェージェワには厳しいシーズンだった。ショートは悪くなかったけどなぁ。基礎からやり直しているらしいので、来シーズンに期待か。
テネルは去年よりもさらに身体を絞ってきた感じが、プログラムよりも気になった。ゴールドの二の舞にならなければいいんだけど。
本田は前戦よりは良かったと思う。軽やかなのは彼女の長所だけど引っかかりがなくて見た後あまり記憶に残らない感じなので、動きにもっとメリハリがつくといいのかなぁ。
トゥベリーゼの生徒みたいに極端に演劇的にならなくてもいいと思うんだけど、トップ選手はやはり緩急の付け方というか溜めと解放が上手いように思う。


2018年11月26日(月) +MOT、復活

原美術館閉館(といっても再来年だけど)のニュースを聞いてがっかりしていたところに、東京都現代美術館再開のニュースが入ってきた。開館時からいろいろ物議を醸してきた建物と収蔵品群、このまま閉館するなどの良からぬ噂もあっただけに、再開の知らせにほっとする。第一弾は来年春、コレクション展らしい。ぶらりと行ってみようかな。


2018年11月25日(日) 東京フィルメックス

今年の東京フィルメックス、無事に開催された。妹はナデリ特集を見に日参したらしいが(笑)私は蔡明亮「あなたの顔(你的瞼、Your Face)」のみ。
いつもの蔡明亮だなぁ(苦笑)睡魔と闘いながら見る。途中意識が飛ぶこと数度、まぁストーリーらしいものはないのでなんとか。
顔のドアップの長回し。視線が宙をさまよう人、眠ってしまう人、ハモニカを吹く人、さまざま。ライティングが強烈で、皮膚がぎらぎらしている。家族や自分のことを語っているのだが、それが本人のことなのか、フィクションなのかはわからない。最後は李康生。年取らないなぁ・・・いや青春神話と比べると流石におじさん化してるんだけど、それでも世間一般の加齢進行とは別の時間の流れの中にいる感じ。
音楽が坂本龍一だそうだが、メロディというよりもBGMなので、全く印象に残らず。
これを映画というかはともかく、好き嫌いは極端に分かれるだろうなあという感じはある。蔡明亮でなければこういうところでも上映されないだろうし。


2018年11月24日(土) 東山魁夷展

国立新美術館の東山魁夷展に行った。
10年前の大規模展も竹橋に見に行ってるし、今回は見送ってもいいかな、と思ったのだが、思いがけず時間が空き、夜間開館なら比較的空いているだろうと思い、家族で出かけた。

展示点数は前回大規模展の時の方が多い。ボリュームという点では見劣りする。今回の目玉は唐招提寺の障壁画なのだが、照明がやや暗いのが残念だった。あと、椅子を増やして欲しい。長時間の座り込みは出るだろうけど、あれはやはり畳に座った視線で見たい。
子どもは案外大人しく見ていた。にも親子連れのお客さんは散見されたが、どの子もちゃんと見ていたので、子どもにも画題がわかりやすいのかもしれない。


2018年11月23日(金) このときの主人公の気持ちを述べよ

買い物から帰宅すると、玄関先にレジ袋が。
中を覗くと、大根1/2本、ラーメンのファミリーパック。
送り主に心当たりはある。
義父の知り合いだ。
何かのお礼として置いていったらしい。

しかしながら、私の頭の中に思い浮かんだのは、「ごん、おまえだったのか」であった。


2018年11月22日(木) 痛勤

つうきんでんしゃのさんそがうすい


2018年11月21日(水) 初めての遠足

遠足は保育園の時に行ったことがあるが、小学校に入ってからは初めての遠足である。
去年は何をしていたのかというと、近所の大きな公園に全校遠足に行ったのだった。遠足といいつつ昼食は学校に帰って給食を食べるので、ただの全校活動ではないのかという疑問が。そもそもその公園は我が家はしょっちゅう行っているわけで、何ならお父さんとお母さんは毎日その公園の横を通って通勤している訳で、何も新鮮味がないのであった。

行き先は上野動物園。これも年パス買ってしょっちゅう行っているのだが、一応バスで行くのでそれなりに特別感はあるような気がする。先生曰く、団体申込みでないと貸し出してもらえないスタンプラリーセットを用意しました、とのこと(それ子どもが絶対好きなやつだ)。
班長になった、とやや憂鬱顔。1年生と2年生を混ぜて班にするそうなのだが、子どもの班は一緒の同級生が発達障害ボーダーと自由人なので、大変そうである。案の定行く前からぼやいている。自班に限らずともだちに協力を仰ぐこと、どうにもならないときは先生にヘルプを出すことを教える。

帰宅してから聞いてみると、列が乱れたりはしたものの迷子もなく、無事帰ってきたらしい。ほっとしたようだ。


2018年11月20日(火) ロステレコム杯(ロシア杯)感想

デニス・テンのいないロステレコム。代わりにイー・ジージエの出場。
男子は相変わらず転倒大会で、ミスの少ない選手が勝つ、という印象。
ドミトリエフ、もう26歳なのか・・・3ループ+3フリップはすごい。
クラスノジョンとクビテラシビリがロシア代表じゃない、というところにロシアの層の厚さを感じるけど、どうしたコリヤダ。ホームの重圧だけじゃない感じ。今季は苦戦してるなぁ・・・。マヨロフさんも今シーズンで引退か・・・だんだん知った顔がいなくなるな・・・メッシングはちょっと残念。
友野は前戦よりよく立て直したと思う。転倒やジャンプのすっぽ抜けがなかったのが良かったんだろうな。キス&クライにミーシャ・ジーが座っているのが保護者感・・・。
そして羽生。ショートは素晴らしかった。怪我の程度を知ってから見るフリーは相当無理したんだろうなぁと・・・らしくないふらつきとかあったしなぁ。そして去年の男の子を筆頭にプレゼント回収係にモテモテ(笑)

女子はとにかくゴールドのエントリーに尽きるかなぁと。摂食障害で1年休んで、まだ体型は丸いし、回復途上なんだろうなぁと思うんだけど、とにかくまた滑る気になってくれただけでいいのではないかな。トゥルシンバエワは今シーズンから拠点をモスクワに戻ったらしいけど、昨シーズンまでよりもいいように見える。振り付けや環境があっているのかもしれない。言葉の問題が少なければそれだけでストレスは減るし。初参戦のパガニーニ、良かった。来シーズン以降本格参戦なのかな。日本勢はまぁまぁかな。急遽エントリーされた白岩はフィンランドよりも良かったし、松田は怪我しているし、山下はデビューシーズン。引っ張っていく先輩的存在がいない試合な以上、まぁこんな感じなのかなぁと思う。

残り1戦。ファイナル進出はかなり混戦模様な上、最後のフランス杯は有力選手が目白押し。どうなるか。


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