東京の片隅から
目次|きのう|あした
一日に洗濯機を5回回した。
最近フェイスブックからのお知らせがスペイン語で来る。なぜ。
母が祖母から相続していたいなかの共有の土地、隣家の人が買ってくれるということで、無事契約となった。 正直マイナスにならなければ御の字だと思っていたし、次の代に持ち越すのも嫌だったので、これで一安心。 手続きの窓口になってくれていた叔母がこまめに顔を出して手入れをしてくれていて、飼い主とも顔見知りだったので、その人徳だと思う。 とにかくほっとした。
今年も河出書房フェア。すっかり出遅れたので何度かに分けてあちこちの書店でバラバラと購入。 買って積ん読している本が対象になっていて、ちょっと悔しい。 今年はプレゼントのハードルが少しだけ上がったが、そんなちょっとだけでいいんでしょうか。もっとハードル上げてもいいのよ。
家から徒歩で通える範囲の中学校は3校ある。よって、クラスメイトは割とバラバラになりがち。子供に聞いたところ友達と絶対同じ学校に行きたいという希望はさほどなく、だけど寒がりなので冬はスラックスがあるといいな、というくらい。結果、比較的近い2校に絞ることにした。 この日の説明会はもう1校。古い学校なので、学校側もそのプライドとちいきからのプレッシャーが強い感じ。 進学指導に熱心だが、情報の出し方がやや前の学校よりも閉鎖的かな、という印象をもった。 比較的あちこちから生徒が集まるので、校内は活気があるが、うちの子だと流されて埋もれてしまうかもしれないという懸念もある。実際PTAで一緒だった人でこの中学に通わせている親御さんからも、自己主張できない子は置いてきぼりになりがちという話は聞いた。 そこを丁寧にすくい上げてくれる先生がいればいいが、公立は人事異動があるからなぁ。私立の同じ先生がずっといいるというのも善し悪しなんだろうけど。
自転車を買い換えた。 子どもの自転車のサイズアップと、舅用の自転車を通常のものから電動自転車に変更。 自分が今まで乗っていた電動自転車も引き取ってもらう。20年ぶりの電動自転車はパワーも段違いになったけど(規制が緩んだので)、値段も倍になった(苦笑)。 購入したのはまーさんが高校生の時からの付き合いのある店で、基本的にロードバイクばっかり売っている。店内には何十万、うっかりすると100万オーバーというロードバイクがゴロゴロしている。 コロナ前から高いパーツは欧米向けになってしまって入荷が遅れがちなところへ、コロナと戦争のせいでとにかく自転車が入ってこないらしくて、子供の自転車は在庫ラス1のところを確保できたが、電動自転車はひょっとしたら納品まで時間がかかるかもしれないとの話。しかたない。
中学校は区内どこでも選択できるシステムである。 学校見学が土曜授業に重なってしまっているため、私一人で見学。 公立の中学校に入るのは初めてだが、なんというか小学校に比べると大分殺風景である。そして生徒は皆おとなしく、思ったよりも荒れていない印象。授業昭和末期の新宿で育った人間にとってはずいぶんおとなしいな、と感じるのであった(苦笑)。見学日でみんな猫をかぶっているとはいえ、学級崩壊はなさそう。授業内容はこんなものか。図書室がなく、普通の教室を流用しているのは致し方ないとは言え、窓から覗いた感じ、蔵書に期待が全く持てない感じで、引き続き親が留意して本に触れる機会を作らなければならなさそう。 貸し出し人気ランキングを見ても、銭天堂とかライトノベルとか、ちょっと幼い。 かと思えば落とし物コーナーに村上春樹「騎士団長殺し」があったりするので(読みこなせているかはわからない。ファンタジー系ライトノベルと勘違いした可能性は多分にある) 本を読む子は学校図書室なんて使っていないのだろう。
移動教室の説明会と中学校の説明会が時間が重なるため、資料だけもらって辞去。 あとでみたら来年度から女子制服にスラックスが導入されるらしい。 冬場はいいかもね。
大きい本屋に行って、時間や同行者を気にすることなく、本探しをしたい。
世田谷文学館でヨシタケシンスケ展。 大人気の絵本作家というかイラストレーターの人の展覧会。 展示のボリュームがものすごい。膨大なメモの一部ですら壁一面埋め尽くす。私物なども並べてあって、ご本人の好きなものと作品として消化されたものの繋がりに納得感。 そしてうっすら感じていたが、やはり筑波出身の人であった。さすがツクバ、明和電機と同じ匂いを感じる(笑)。学生時代の作品の展示もあったが、学生時代と今とで作風は同じで、一貫した「何か」を感じる。毒もその頃からある。映像もあったが、これを見てニヤニヤする人はだいたい明和電機が好きなんだろうな・・・と思う。 しかし高校から美術部に入って筑波ってひょっとしてものすごく優秀なのでは。 絵本のコンセプトの打ち合わせメモを見ても、理詰めで考えていそうで、芸術家と言うよりも職人っぽい。 あと今回わかったのは、原画が小さい。なんならできあがった絵本より原画が小さい。(普通は逆)そして色塗りはデザイナーさんに丸投げ。ご本人の着彩したものもあったが、何というか普通で、丸投げした結果のあのコントラストの強いベタ塗りの方が、本人の絵の「良さ」と「毒」がよく出ていると思う。
物販は長蛇の列。ついいろいろ欲しくなるんだよなぁ。 「渡すつもりだったプリント入れ」なるクリアホルダーを買う。気が付くとレジに並んでいる人がみんな持っている。そりゃ買うよね親なら。ご年配のご婦人が「全員分買わなきゃ」と5枚くらい持って並んでいたので、お孫さんにでも配るのだろう。
科博で宝石展。 前半の地学的見地からの鉱石展と後半の美術品としての宝石展のギャップが激しい。 個人的には断然前半派だが、後半の美術工芸品としての美しさはやはり素晴らしい。あれをフルセットで身につけたら肩がこりそうだな・・・と思うが、照明が 今ほど明るくない時代、あのボリュームが必要だったのだろう。あちらの人はみんな背もあるし胸板も厚いので、石が大きいほうが映えるだろうな、と思う。 指輪も時代が下るに従ってカット研磨技術が洗練され、「石」から「宝石」になっていくのがよくわかる。 あと入ってすぐの巨大な鉱石群が素晴らしく、専門的な説明も多い。 文字が多いので列の進みは遅いが、日時指定制なのでそれほどの混雑はなく、説明をじっくり読めるのはよかった。 あとラベルを見て「宝石の国」を思い出すか「セーラームーン」を思い出すかで年齢がばれる。
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