東京の片隅から
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2021年03月07日(日) 深爪

マスク生活で口が隠れているから、爪を囓る癖がどうにかならないかと思っていたのだけど、在宅で水仕事が増えたこと、手洗い消毒の繰り返しでささくれが増殖したことなどで、いくら保湿しても結局手はカサカサだし、爪はすぐ割れる。むしろ事態が悪化したような気がする。


2021年03月06日(土) 「アレックスと私」

ペパーバーグ「アレックスと私」読了。
ハードカバーででたときに読み損ねてそのままになっていたが、ハヤカワから文庫化された。ノンフィクションシリーズで、「ソロモンの指輪」から始まっている。納得のラインナップ。
「天才ヨウムアレックス」のことはどこかで知っていた。ディスカバリーチャンネルだったかもしれない。
著者とアレックス(とその他のヨウム)の日々がエッセイとして綴られるのだが、根気強い学習実験に脱帽。そして研究費を獲得するため書類を提出し、研究を続けるための場を求めて全米の大学や研究機関を点々とするその境遇に、任期付き研究者の友人たちを思い出して胃が痛くなる。
これまでにないジャンルの研究だと教員の枠がなかったのもあるだろうし、当時の大学はまだ男性社会だから、女性研究者である著者は採用を後回しにされがちだっただろうし、それにあちらはキリスト教世界、人と動物の境界が曖昧になることに対する感情的な忌避感もあっただろう。
本の冒頭にアレックスの生前の写真が何枚も載っているのだが、真面目な顔をしているときと、何か悪いことを考えていそうなときの顔つきが全然違うのが、元インコ飼いとして笑える。鳥は結構感情が顔に出るし、自己主張のある生き物だ。


2021年03月05日(金) 普通じゃない

子どもよ、普通のお母さんは箱一杯に刺繍糸を盛っていたりアンモナイトの化石が引き出しに入っていたりしないし、普通のお父さんは家のデッキでスキー板にホットワックスかけたりしません。


2021年03月04日(木) 誕生日

また一つ歳を取った。といってもあまり変わりない日々だ。50になるといろいろ違うのかな。


2021年03月03日(水) 「柿の種」

寺田寅彦「柿の種」読了。
中学受験の日曜テストで「団栗」を読んだのが寺田との出会いだ。それにしても「団栗」は衝撃的だった。問題文を解いた後も何度も暗記するほど読み返し、問題文は後で処分してしまったので作者名を探すのに往生し、そのうちきょうだいが同じ問題を解き始めたので作者名が再確認でき、以来、折に触れ読み返すときがある。
理系の人らしき冷静な嗜好と漱石門下らしい余計なことをぐるぐる考えてしまう感じ(笑)ニヤニヤしながら読む。この人は近くにいると絶対面白いはず・・・。短文の中にちょいちょい顔を出す「お父さん感」が微笑ましいのであった。


2021年03月02日(火) みちのく

義父が東北出身なので、酒を飲むと「東北出身者は虐げられてきた、アテルイも坂上田村麻呂にやられた」などと言い出すのだが、自身も含めて今東北に住んでいるのは、その虐げた側のヤマトの子孫なのではないだろうか、と思いながら聞き流している。本当に昔から住んでいた人たち(アイヌになるのか)から言わせるとまさに「お前が言うな」案件。
義母は義父の食事マナーやこういう語りが嫌いなので夕食はともにしない。(してくれ)

しかしどうしてあの世代の人は「うちの地元は○○の殿様が××から来て云々」とか好きなのだろうか。節でもなければ上の人間が勝手に入れ替わっているだけでこっちには関係のない話だと思うのだが、故郷にそれほど思い入れのない私はわからない。所詮我々は先祖をどこまで辿っても馬の骨ですよ。


2021年03月01日(月) 地味服

子どもの服の好みが、このところ地味な方に傾いている。
暖色系より寒色系、リボンやフリルや大きなプリントは恥ずかしいから却下、膝上丈のスカートやショートパンツも嫌、パンツでもストレッチタイプは苦手、レギンスはもってのほか、等々。保育園の時に動きやすい恰好をさせていたからか。身体にフィットするものが苦手で少しゆるめが好き、かつ、素材感にもいろいろ好みがある、となると、通販だと難しく、実店舗が望ましい。何でもいいよと言いつつ親が買ってくると結局着ないこともあるので、出かけられる距離。
そうなると、身長が伸びたこともあって西松屋はそろそろ卒業、しまむらは近い店舗は小規模で好みのものが見つけにくい、自転車で行かれるショッピングモールに入っている小学生女子向けのファンシーでカラフルな服は「何か違う」。結局、同じショッピングモールに入っているGUユニクロになっちゃうんだよなぁ。無印も悪くないらしいんだけど今ちょうどサイズがないところ。(女性Sなら着られるかも)
まぁこういうのはなるようにしかならん。


2021年02月28日(日) キヨスク

駅ホームの有人売店がどんどん減って自動販売機に置き換わっている。
ジャンプ500万部時代は遙か彼方、アプリで新聞も雑誌も読める時代にわざわざ紙の雑誌や新聞を買う人も少ない。ガムもミントタブレットに置き換わった。そもそもの需要が減ってるんだろうし、改札を出ればたいていコンビニがある。
JRならコンコースにミニコンビニがあるのだが、地下鉄にはそういう店が少ない。持ち歩く可能性のある鞄には必ず飴やグミを入れるようにしているが、喉が悪く咳が出がちな人間にとって、鞄の中が心許なくなったときに、とっさにそういうものを買える場所があるといいな、とは思う。


2021年02月27日(土) 玉突き

子どもが最近図書館でライトノベルに手を出し始めた。
自分が子どもの頃もコバルト文庫とか読んでいる子はいたし、何も読まないよりも、何か読む習慣をつけた方がいいと思うので、あまりエログロでない限り内容には関知しない方針。

それまではいわゆる名作と言われる児童文学を一通り薦めては見たものの何となく本人には響かなかったようだ。まぁそうだよね、今の子にはちょっと古いかもしれないよねぇ。
自分が5年生だともうルパンホームズドリトル先生やケストナーは終わっていて、江戸川乱歩クリスティナルニアゲドあたりに入ったところだったか。中学受験組だったので「君たちはどう生きるか」とか「ろうそくの科学」とか「路傍の石」とかとにかく日曜テストの問題文になっているやつはだいたい読んでいたはず。あと親の本棚から司馬遼太郎とか、日本経済新聞に掲載されていた渡辺淳一とか読んでた(笑)。

で、ライトノベル。
連続ものの場合、前の人が遅いとつっかえてしまうという問題が発生する。短編連作でどこから読んでもだいたい問題ないものならいいけど、今読んでいるのはそうじゃないらしい。区内の他の図書館にもあるので、まとめて予約するのだが、�鬼�の次は3巻が先に用意されて2巻はまだ来ない、とかある。
とりあえず先に届いた本の引き取りをギリギリまで延ばし、借りて手元に積ん読しておいて前の巻がくるのをまた待つという作戦をとる。うちの次に予約している人には悪いんだけど、返すときには一気に返すので勘弁してください・・・。
自分も中学校の時同じ経験があって、結局オズの魔法使いシリーズは最初の1巻か2巻だけで返却を待てずに読まなくなっちゃったなぁと。


2021年02月26日(金) 「方形の円」

ギョルゲ・ササルマン「方形の円」読了。
「偽説・都市生成論」という副題もいいし、表紙が野又穣だ。それだけでも手に取る意味がある。オマケに開いてみたら活字も実に私好み。
ルーマニアのSFというか幻想小説?になるのか。架空の都市にまつわる短編集。もう今は亡い都市についての文章なので行間からにじみ出る滅びの匂い、どこをとってもめっちゃ好み・・・!
今回は図書館でハードカバーで読んだけど、文庫になったら絶対買う。でも文庫でこの活字を再現できるだろうか・・・ダメなら久しぶりにハードで買ってもいいな・・・


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