東京の片隅から
目次|きのう|あした
積ん読が増えていく。いつも買っている作家さんなどの新作が出れば買う。目に留まったものも買う。ただ、読む時間がなかなかないのと、読む精神状態を作り出すのが難しい。あまりも気持ちがざわついていると、なかなか活字を見ても入ってこない。本当はこういうときは絵を描くといい。それもイラストではなく「塗る」作業を伴うもの。絵の具を出すのはなかなか難しい。「大人の塗り絵」的なものを買ってみようか。
買っておいたアドヴェントカレンダーを出した。さすがにチョコレートにつられて早起きしてくれる年でもなくなったが、朝の楽しみが一つあるというのはいいのかな、と思う。そしてクリスマスプレゼントはもう手配済みである。今年は準備万端だぜ。
いつもの年ならハロウィンが終わると街はすぐにクリスマスの飾り付けやらあれこれの年末支度に入るのだけど、何だか今年はそんな感じでもなく、自粛ムードというか街全体が鬱っぽいというか。 まぁねぇ、少人数でのホームパーティはともかく、外食需要も見込めないし、このご時世年末年始の帰省もはばかられるし、冬休みに当てたコンサートやフェスもないし、ディナーショーもないし、新作映画もなかなか公開できないし、賑やかにする要素がないよなぁ。 ショッピングモールのチラシもほとんど入らない。入っても文字主体で購買意欲をあまりそそらない。わざとかもしれない。
| 2020年11月29日(日) |
「このあたりの人たち」 |
川上弘美「このあたりの人たち」読了。短編集。 彼女のエッセイにも出てきたかつての中央線沿い界隈を彷彿とさせる架空の街。現実のような感じだが、非現実の街。 読んでいるうちに、本の中が現実なのか読んでいる私が現実なのか輪郭が曖昧になってくる。今日中央線に乗ってあそこらへんの駅で降りたらこの街に行かれるのではなかろうか、そんなことを思う。
来年度の役員募集について最終確認。 来年度は行事を何とか開催する方向で行きたいという学校の意向もあり、今年度のような最低限の人数ではなく、少し増やして募集することとする。 それでも昨年度よりは減らす。 小規模校だったときの募集ルールのままここまで来ていて、クラス数が増えたことで役員も増え、広く薄く分担するという建前でそのままにしていたのだが、結局のところやる気のない人は幽霊役員のままで、執行部とフットワークの軽い人に負担が過重になるのがはっきりしたのが昨年度。 PTA規約には本部役員の人数に関する規定はほとんどないので、来年度は本部を少なくして必要なときは一般保護者から募集する方向でいいのではないか、とりあえず人数を減らしてみて、成立しないならまた考えるという話になった。 学校側にも確認を取ったので、この方針で行くつもり。
ライヴや演劇などの配信が増えてきた。いいことだと思うんだけど、実際にはなかなか手を出せない。 家にいながらにして参加できる?無理です。 映画もそうだけど、会場に行くから集中できるのであって、家だと他の家族にはテレビとの差がわからないから、話しかけられたり用事を頼まれたりして「ながら見」しかできないだろうと思う。 現状自分の見たいテレビ番組ですらままならないので、容易に想像できる。 かといって録画しても一人になる時間がないから年単位で先送りする羽目に。バイプレーヤーズ2は見られないうちにハードディスクが壊れて消えてしまった。 「麒麟が来る」の時はこれから見る旨宣言して居間からひとり移動するのだが、実際には家族がついてきてああだこうだとうるさく始まる。いてもいいけど音を発しないで欲しい。
| 2020年11月26日(木) |
ツイッターのトレンド |
出版情報などを知るためにツイッターに登録しているのだが、トレンドのランキングに診断メーカーなどのネタがずらっと並ぶのはなんだかなぁと思う。基本タイムラインばかり見ているのでネタばかりの時はスルーするんだけど、情報を探したいときに、探したい言葉と被ってしまうとかなり鬱陶しい。あといにしえのmixiのバトンとか50の質問とか思い出す。
子どもが友達の家で「りぼん」を読んだらしい。「でもつまらなかった」だそうだ。連載マンガが多いからその一冊だけ読んでもよくわからないよね、とフォローしたが、そもそも少女漫画的な世界について行かれなかったらしい。「コロコロのほうが面白いよ」とのこと。 子どもはまだ少女マンガはほとんど読んだことがない。「動物のお医者さん」くらいである。今手元にある少女マンガは萩尾望都と吉野朔実がメインなので、ちょっと早いだろうな、と思っている。
今の「りぼん」は何が載っているのだろうか。調べたら学園恋愛マンガのオンパレードで、うわぁ甘いなぁ・・・。自分が子どもの頃はそこまで恋愛シフトじゃなかったにせよ、友達の家で読んでやはりついていかれなかったので、「りぼん」と相性が悪いのは血かもしれない。
でも、まぁ、そんな私でも何とかなっているので、今「りぼん」がダメでもたぶん大丈夫。
| 2020年11月24日(火) |
恋したっていいじゃない |
渡辺美里の「恋したっていいじゃない」、歌詞をずっと「チャンネル回すだけじゃ 博士になれない」と覚えていたのだが、勘違いだった。正しくは「チャンネル変えるだけじゃ 博士になれない」であった。 30年前の曲でも流石にチャンネルを「回す」のは古すぎる(苦笑)。家にきょうだいが買ったCDもあったので、どこかですり替わったのだろう。もっとも当時の実家ではチャンネルが回るテレビが現役だったので実感としてはチャンネルは「回す」(ときどき抜ける)ものであったし、そのテレビで「JUST POP UP」とか見ていたのだった。そういえばマツボー何してるんだろう。相変わらず年齢不詳なのかな。
今年子どもの小学校では学習発表会は展覧会だった。 合同制作はやめて家庭科や図工の授業の個人の制作物を飾る、保護者は事前アンケートで来場者と時間を申告してもらい時間を区切って入れる、という方針になった。 PTA本部も受付で協力した。 入口でアルコール消毒と検温。あまり集中するようだったら入場制限をするつもりだったが、そこまでの混雑もなく、無事終了した。 受付の合間に自分でも見て回った。 子どもたちの間での流行がわかって面白い。なんだかよくわからないキャラクターがあちこちにいたのだが、一部の女子たちの間で流行っているマンガらしい。なるほど。 あと6年生あたりになるとちょっと早い厨二病患者がちらほらと見受けられたのだが、全くその段階にも至っていない子もいて、同じ学年の中でも精神的な成長の差がかなりあるなぁ、と思わせられたりもした。
来年は音楽や劇の年だ。普段の授業の中で制作できる展覧会と違って、準備に時間がかかるうえ、児童数が予想以上に増えてしまったため、開催方法や内容を含めて全面見直しする予定とのこと。 行事を全くゼロにするのも教育上望ましくないのだろうけど、イベントのために通常の学校生活にしわ寄せが出るのは本末転倒。できる範囲のものでいいと思う。
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