東京の片隅から
目次|きのう|あした
ごく普通の一般人に見える人がアニメやアイドルの絵のラバーストラップを堂々とつけているのを見ると、時代は変わったんだなぁと思う。 自分が学生の頃、女子校だったし他人の趣味嗜好に干渉する校風でもなかったので特にどうこう言われることもなかったが、そういうものは下敷きや筆箱の中がせいぜいであり、鞄など外に見える場所につけるものではなかった。 今はごく普通の高校生や社会人が、普通にラバーストラップやアクリルキーホルダーやバッヂを鞄につけているし、衣服や鞄そのものがグッズな時もある。 一般使用に耐えるデザインのものが増えたというのもあるのだろうけど、ずいぶんサブカルの裾野が広がったんだな、とは感じる。 個人的にはまだ隠すものという意識ではあるが、子どもはもう全然感覚が違うんだろうなというのは感じる。
頭痛は治まったものの、なんだか倦怠感は残っている。 熱中症は一度なると、次回以降もなりやすくなるらしい。 学生時代からしょっちゅうなっていたので、なりやすい体質になってしまっている。
外に出る用事があって半日出歩いていたら、熱中症になった。 途中冷房の効いたところで身体を冷やしたり冷たいものを飲み食いしたりしたんだけど、ダメだったようだ。夜、頭痛と吐き気。冷房を強めにかけてアイスノンを枕にして眠る。
やっと梅雨明け。今年はよく乾燥機が働いた。こんなに晴れ間のなかった梅雨も久しぶりな感じ。 でもさぁ夏だ!という高揚感はない。
新しい部署に異動して一月。 業務マニュアルがないので教わったことを元に自分でマニュアルを作りながらの仕事。 ただでさえ教わったことが定着しないポンコツな頭、遅々としてはかどらず。 空いた時間でひたすらサーバーの中を散策していて思ったのだが、ミス防止なのかファイルを分割しすぎて、データの転記先がいくつもある。しかも自動読み込みじゃなくて手動。結果、入力ミスや転記漏れが発生するという、当初の目論見とは真逆の方向に混沌が広がっている。とても効率が悪い。 あと、ファイルが整理されていない。めいめいで勝手な名前をつけ、あるいは名無しのままファイルだけ膨大に溜まり、分類もされていない謎のファイルが沢山ある。一時的に置いたファイルを消去し忘れそのまま残してある。異動する人がそのままファイルを残し、それが貝塚のように溜まっている。 どうしようもない状況。あまりにも不要そうなものは削除するつもり。
年明けに買ったものの履かないままサイズアウトした子どもの靴と長靴。靴は普段お下がりしないのだけど、流石に状態がいいから姪っ子にお下がりするかと思う。 それにしても、新しく買った靴はもう私とサイズが同じ。子育ての第2段階が(第1段階はオムツが取れるまで)終わりつつあるのかな、と感じる。 でもこれからがもっと面倒くさくなるんだ。知ってる。
普段全然化粧しないけど、コロナが落ち着いてマスクを常時欠けなくても良くなったら、口紅を買ってしまうだろうなぁとふと思った。
電車の混み具合はじわじわと元に戻ってきている。 体感として、出勤時はコロナ前の7〜8割くらい。ただ、退勤時はまだ半分くらいかな、と思う。その違いはおそらく娯楽客。旅行中の観光客や観劇・映画帰りのマダムたち、学生たちが少ない。ビジネス街に近いところは人がそれなりに戻っているけど、そうじゃないところはまだまだなんだろうな、と思う。 経済が動いていないのは、持ち物でも何となく感じる。レジ袋有料化もあるのだろうけど、ショップの紙袋などを持つ人が少ない。
ル・グウィン「世界の誕生日」読了。 連作集である。一応SFの範疇に入るのだろうけど、どこか神話を思わせられる。それは彼女がシオドア・クローバーの娘だからなのだろうか。 最近読んだ川上弘美の「大きな鳥にさらわれないように」も思い出す。あれも地球らしき一つの星を舞台にした年代記だった。私はそういうタイプの話を好む傾向があるのかもしれない。 翻訳文が硬いので少し読みにくかった。すっと入ってこず、行きつ戻りつしながら読んだ。
フジテレビ深夜の「世界SF作家会議」を録画して見た。 まず司会がいとうせいこうと大森望なのがいい(笑) しかも大森先生は「三体」Tシャツ着用という小ネタを仕込んできている。 他の出演者もそうそうたるメンツ。 新井素子の狂気というか物書きの業に改めて震撼し(褒めてる)冲方丁(とにかく賢い人だな、という印象)の毒舌に笑う。 話の内容も濃くて面白かった。 完全版がYouTubeで見られるらしい。あまりYouTubeは見ないのだけど、これは見てみようか。
|