東京の片隅から
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この前科博で時間切れだった南方熊楠展、見逃してた!!!
| 2018年03月06日(火) |
「2061年宇宙の旅」 |
クラーク「2061年宇宙の旅」読了。言わずとしれたあれの続編である。 登場人物は前作までとはかなり変わっていて、新作と言えなくもないのだが、いろいろな登場人物のいろいろな短いエピソードを積み重ねていくことで、「彼」の不在と「それ」の謎が浮き彫りにされる。 そしてラスト。衝撃が待っていた。 えええ?そうくるの??そこで終わり??? これは是非「3001年終局への旅」を続けて読まねば。
そんなわけで誕生日はスキー場で迎えたわけだけど、特に日々に変化もなく過ぎている。 元々年度末だから学生時代は入試やら定期試験やらでバタバタしているし、就職してからも年度末の締め切りでやっぱりバタバタしているわけで、今年も結局同じ感じ。
暖かくなってきたので髪の毛切りたいなぁ・・・。生来の癖毛がここ数年さらに手強く、天然パーマといっても差し支えないほどになってきている。いつも結んでいるからわからないけど、タオルドライだけだと上から下までくるくる。短くするとたぶん爆発するんだろうなぁとは思うんだけど、結んだ髪が重いと感じるようになってきたのと毛先が傷んできたので、切りたい。しばらくイメージを膨らませてもうちょっと暖かくなってきたら電話をかけてみようかな。
今シーズン滑り納め。自分としてはまぁまぁかなぁ。滑ってる年数自体はそれなりになったが、上手くなってるかというと正直微妙で、上級者コースでなければ何とか降りてこられるけど、たぶん中級者に足を突っ込んだ初心者の域を超えてない。数年でこどもに抜かされると思われる(苦笑)
帰りに寄った立ち寄り温泉のお湯が熱すぎて長時間入っていられなかったのが残念。スキー場の周囲は温泉だらけで、一番熱いところはいつも空いていていいんだけど熱すぎてこどもが入れないので避けているのだが、今日のところはそれに匹敵する熱さ。途中で温度計を持ったスタッフの人が入ってきたので温度調節のミスだとは思う。普段はそこまで熱くないので、ちょっと残念。
今シーズンおそらく最後のスキー。もう道路にも雪はない。1月に崖崩れがあって通行止め・対面通行だった箇所も一応復旧している。 とにかく暖かい。滑ると汗だく。雪が緩み始めていて、3月末まで持つのだろうかと心配になる。 少し難しいコースも雪が緩んでいるので転んでも痛くない。こどもを連れて滑ってみる。最上級コース以外は制覇し、自信が多少なりともついたようだ。
ベビーカーに乗った2〜3歳くらいとおぼしきこどもが動物園のミュージアムショップなどで売っているようなメートルサイズのヘビのぬいぐるみをショールのように首に提げていた。身に沿うてはいるが首が絞まらないように工夫はされている。 ヘビは当然こどもより長く、余った部分はベビーカーのハンドルやら本体やらにぐるぐると巻き付けてある。 何だっけこういうの見たことあるな、としばし考えて思い出した。ラオコーン像だった。
東京五輪マスコットが決まった。 決まったのはア案。こどもはウ案推しで、クラス投票はイ案だったとのこと。全然かすってない(苦笑)こどもはがっかりしている。「もうおりんぴっくなんてみない!」とお冠であった(苦笑) アはデジモン(私は知らないがそういうアニメがあるらしい)、イは手塚治虫風味、ウはこんのすけとポンタ。 そもそもキャラが発表されたときにアイウとならんでいたらそれほど興味がない場合はアを選ぶ傾向が強いと指摘されていたから出来レース感はあった。子供は頭と目の大きいキャラクターを好むそうで、それが事実ならよりアが有利だったと思う。イがもうちょっと目が大きければ対抗できたか。ウはあまりにも既存のキャラクターに似ていた。特に色が「そのもの」だったのが最大の敗因だろう。 また、アは青とピンクで男女色分け的な感じなのが小学生にわかりやすかったのかなぁとは思う。ただこのところの公式キャラクターは性別を明示しない、特にピンクを避ける傾向が明確なので、そういう意味では逆行ととらえられるかもしれない。一応募集要項に性別を明示させないことという規定はあったようなのだが、作者は九州人らしいのでジェンダー固定観念が根強いかも(偏見) 個人的な感想で言えば、ピンクのキャラクターの顔が、私には目の周りの桜模様がまつ毛に見えるので、女子っぽく感じるのかもしれない。今後喋らせたときの口調や競技風景での起用法(新体操やシンクロでどっち使う?)などの場面において、運営側の感性がむしろ問われる難しいキャラクターが選ばれたなぁと思う。
キャラクター商売の観点からすると、着ぐるみにしやすいのはウ。ただしボリュームが大きすぎるか。凹凸が多くて着ぐるみにするのは難しいけど立体化して見栄えがするのがイ。着ぐるみにする際最も難しいのがア。あの鋭角は厳しい(苦笑)。下手すると出来損ないの特撮戦隊かなにかになりそう。よく競技中継の中でCM前後にキャラクターがその競技をやっているミニアニメーションが挟まったりするけど、一番映えそうなのはイかな。
| 2018年02月28日(水) |
女の子だって暴れたい! |
プリキュアシリーズを立ち上げた人の話を読んだ。 途中からアニメ畑に入った人らしく、最初モデルにしたのは「トミーとマツ」や「ダーティーハリー」などの実写ものだったらしく、だからこそのあのライバルじゃないバディ感なんだろうなぁと納得。 「男だから女だから」はなしにすることなど、男女差は描かないように意識したとのこと。
プリキュアシリーズはこどもが見ているのでここ5年くらいは見ている。男性向けではあったけど「ダーティーペア」に世界観が近いかなぁという印象は見始めた当初からあった。 少女が変身して闘う作品として自分が思い浮かべるのはセーラームーンだけど、あれは闘うヒロインものではあったけどまだ「守られるお姫様」を引きずっていた。プリキュアシリーズはそれを踏み越えている。 あの世界の中では女の子も物理で闘うし、男子は基本的にお飾り(苦笑)恋愛ごとも片思い止まり。 一般社会で中学2年生ってもっとませているから、実際と比べるとちょっと幼いのかもしれないが、就学前のこどもに見せるには、性別未分化な「こども」の状態がふさわしいんだろうな、と思う。
あと、制作側の意図をはっきり感じるのは、大人の女性の描き方。 お母さんだったら、専業主婦のこともあるけど、自営業だったり果ては仕事で海外単身赴任中だったり、働いているお母さんの方が多い。こどもは寂しがったりもするけど、仕事をしているお母さんを否定はしない。主人公たちの将来の夢も科学者だったり医者だったりモデルだったり様々。 お母さんだから専業主婦、女子だから文系じゃなくて、何になってもいいというロールモデルを示しているのはいいなぁと思う。
プリキュアに限らず、戦隊ものにせよ仮面ライダーにせよ、未就学児向けの番組は比較的色々考えられてメッセージが練り込まれていると思う。NHKEテレの「おかあさんといっしょ」の中のコーナー「ともだちはちにん」でも、ガキ大将タイプの女子や一人で本を読むのが好きな男子が「ともだち」として認知されていたりして、比較的目配りされている印象がある。 ただ、これが小学生以上向けの作品になると途端に「男の子だから/女の子だから」とか「男子がメインで女子が添え物」みたいな押しつけが始まるんだよなぁ。出てくるお母さんが専業主婦ばかりになるし。サザエさんやドラえもんやちびまる子ちゃんのように明らかに原作が古い場合はともかく、最近の妖怪ウォッチまでそうだもんなぁ。セーラームーンからプリキュアまで一世代かかったことを考えると、うちのこどもが親になる頃にならないと解決しないんだろうなぁ、と思う。先は長い。
ところでそろそろ今年も2カ月終わってしまうのね
| 2018年02月26日(月) |
Hitori Sugar Tour 2018 |
スガシカオ「Hitori Sugar」ライヴツアー。 ヒトリシュガーは一人での弾き語りツアーで、会場はあまり大きくないライヴハウスが多いが、さすがに東京は中野サンプラザ。 シカオちゃんは普段だいたいバンドだから、1曲だけ弾き語りとかはあるけど、全曲アコギ弾き語りでやるのを見るのは久しぶりだなぁと思う。ステージとの距離とか高さとかルミネホールを思い出す(笑) いつも彼の弾き語りで思うのはやっぱり不思議なコード進行。何であの和音にあのメロディが乗るんだろう・・・本当に不思議・・・ピアノしか弾いてこなかった人間には思いもつかない・・・。
本人も後でツイッターで呟いていたけど、ギターに関しては完璧じゃない。ミスタッチもあったけど、それでも彼の歌う理由が伝わってくる、そんなライヴだった。 ところで「夜空ノムコウ」はもう歌わないと言っていたけど解禁したのかな。歌う度にみんながSMAPを思い出すんだから、いくらでも前言撤回してくれていいと思う。
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