東京の片隅から
目次きのうあした


2018年02月05日(月) えっと、おかあさんです

「あたしおかあさんだから」の雰囲気が新井素子の小説に似ている、という話がインターネットの海の一部で湧いていて、愛読者ではあるもののそこに考えが至らなかった私は、なるほどなと思うのであった。確かに素子姫の小説の一人称は「あたし」だ。中島みゆきしか思い浮かばなかった。
それにしても大喜利状態になったそこでは、「えっと、あたしおかあさんです。」で始まるに違いないとか、お父さんはシチュー鍋の中で子供は脳内の存在なんだとか、皆さん上手で感心する限り。
主観的善人だらけでどんどん過剰なプレッシャーがかかって心が壊れていく、という意味では、確かに近いのかもなぁ。

作詞者の人は自分大好きで承認欲求も強い方のようなので、自分の信者と仲良くやっていればいいと思う。


2018年02月04日(日) あたしおかあさんだけどヲタクだしライヴいくよ

「あたしおかあさんだから」という歌の歌詞が怖い、というので、怖いもの見たさに(笑)検索してみた。

「あたし」という一人称がそこはかとなく80年代ヤンキー臭がするのは置いておいて、以下一部抜粋。かっこ内は私のツッコミ。
ざっと見たときに思ったのは表現というか言葉の選び方が稚拙だな・・・という感じ。

一人暮らししてたの おかあさんになるまえ (←結婚前ってこと?)
ヒールはいて ネイルして (←お堅い系会社員だとむしろネイル禁止だけどなぁ・・・まぁそれはいいや)
立派に働けるって 強がってた (←いや働くのは強がりじゃなくて当たり前のことだし、「がんばってた」でも文字数同じだよね、「強がる」という表現に「しょせん女は男と同等に働けないんだよ」という悪意を感じる。)
今は爪切るわ 子供と遊ぶため (←そもそも家事するのに長い爪いらなくない?)
走れる服着るの パートいくから (←どんな服でも走れますw7cmヒールでも必要があればダッシュするぜ?それになぜいきなりパート?文字数同じ「しごと」で良くない?あと正直そこまで手がかかる年齢の子どもがいたらパート採用も難しいと思う・・・)
あたし おかあさんだから
眠いまま朝5時に起きるの (←「お母さんだから」じゃなくて「やることがあるから」だよね。家事でも仕事でも学校の宿題でも必要があれば起きる)
(以下略)

この下に延々と「あたしおかあさんだから」あれもこれも子供優先で我慢してるの、と続くわけで、そりゃ「呪い」と言われてもしかたないのであった。
ネタをフェイスブックで募集したと言うから、一面ではリアルな真実なんだろう。ただ、そもそも「我慢してること」でネタ募集した時点で、彼の脳内には「お母さんは全部我慢して24時間100%尽くすべき」という固定観念があるだろうし、コメントを寄せるのは彼のファンというか同調者がほとんどだろうし、その中から自分のイメージに合うやつだけピックアップして「一番ガマンしていること」を一人のお母さんに合成にした結果、とんでもないやりがい搾取というかブラック感が漂うお母さん像ができあがってしまったわけた、彼にとっては理想のお母さんなんだろう。でも、そのトゥーマッチさに気がつかなかったというのは、やはり言葉に対して鈍感なのではないかと思う。
そして、フォローとなるべき一言が歌の最後にしかないというのは、そこにたどり着く前に聞く側が疲弊してしまう。
お母さんへの応援歌を意図したらしいのだが、今の自分を肯定したいがためにそれまでの自分を貶めるような書き方をしていているのも気になる。自己憐憫に浸りたい人には嵌まるのかもしれないが、言葉の選び方に悪意がある。無意識だったら作者はかなりモラハラ気質の人だと思う。どういう雇用形態にせよワーキングマザーが多い現在では敵を生むのは当然だろう。

作詞は絵本作家の人で、そもそも彼の作品はいろいろ物議を醸したりもしているらしい。
彼自身、自分と親(特に母親)と確執があるらしく、まだ関係が消化しきれてなく、自分の中のインナーチャイルドとの折り合いをまだつけられていないんだろうなぁと思う。
この歌は世の中のお母さんみんなに向けて歌った曲ではなく、彼の「こうあって欲しかった脳内お母さん」の歌だと思えば、あぁそういう歌もあるのね、とスルーできると思う。
あと、必要以上に押しつけがましいのが、作詞者と歌唱者が両方とも男性というところにあると思う。「絵本作家」と「元歌のお兄さん」という「お母さんの味方」的なポジションの人から言われたら、当人は意図していなくてもプレッシャーをかけているのと同じだ。


2018年02月03日(土) 紫のきんぴら

蓮根を料理したら紫色になってしまった。
調べたら、鉄と結びつくと紫色に変色するらしい。
久しぶりにステンレスの包丁を使ったのが敗因か。最近セラミック包丁メインだから忘れていた。
味などに変わりはないので、そのまま食卓に出す。


2018年02月02日(金) グリッドガール

F1のグリッドガールが廃止されるらしい。
最初グリッドガール=レースクイーンだと思っていたのだが違うようで、グリッドガールは主催者側が雇用するスタッフであり、企業やチームが雇用するのがレースクイーンであるとのこと。過去にはグリッドボーイも存在したらしいがドライバーに不評で現在はないらしい。
女性差別だとか容姿差別だとか言うコメントもあるし、彼女たちが採用されるために容姿や語学や振る舞いに努力してきたことも想像できるが、実際に採用されるのが皆同じタイプの、容姿端麗でスタイルが良くて若い女性であるということは、彼女らの努力とは無関係に「花を添える若い女性」が求められているということで、それは今の風潮にはそぐわないのだろう。これが性別年齢外見にバリエーションの広いスタッフ集団だったらここまで問題にならなかったと思う。

ところでレースクイーンやモーターショーのコンパニオンなど、客のほとんどを成人男性が占めるジャンルにおけるあのコスチューム、何とかならないんですかね。
過剰に短いスカート、胸が半分以上見える上着、過剰なシースルー、水着を通り越して下着みたいな制服。
もはや風俗だよなぁ。


2018年02月01日(木) いざ勝負!

朝、中学受験の親子連れを見かける。今日が勝負の日だ。結果がままならないこともあるけど、ベストを尽くせればいいな、と思う。
会社の同僚もお子さんが受験生。朝学校に送っていってそのまま出勤し、午後半休を取って迎えに行った。
最近は翌日午前には合格発表が出るらしく、今日第一志望を受験し、明日の午前中に第二志望を受験した後、昼前に第一志望の結果を確認し、合格していたらそこで受験終了らしい。落ちていたら午後受験できる学校に移動するとのこと。一日2校受けるわけだ。
教師をしている友人の学校でも受験日を複数設定していて、問題は当然別々だから何種類も作らなければいけないんだよね、とぼやいていた。先生は大変だ・・・。

夜から雪が降るとの予報。朝から既にタイヤにチェーンを巻いた宅配便のトラックが走っている。
用意がいいと感心するよりも、むしろ夜まで車庫に戻れないんだろうなという過酷な労働環境の方に思いを馳せてしまう。もう雪が降ったら配達終了でいいんですよ。


2018年01月31日(水) 赤い月

子どもは今日も大事を取って学校を休ませる。まーさんが感染したらしく、会社を休む。私は多少の違和感はあるものの休むほどではないので出勤。
帰宅してから様子を訊くと、朝イチに冷たいものを飲んで吐いたが、それ以外は普通だったとのこと。ただ、有職の箸が進まず、ほとんど残していたところを考えると、明日も休ませた方がいいかもしれない。

夜、晴れたので皆既月蝕を見る。
地球の影なので、皆既月蝕の時のように影が真っ暗とはならずスモークをかけたような感じにとどまる。スマートフォンのカメラで撮影してみたら、肉眼で見るよりも明るく撮影された。ただ雲がかかっているように見える。よく見ないと月蝕だとわからない。難しいな。


2018年01月30日(火) 胃腸炎

日付が変わった頃から子どもがいきなり嘔吐。
朝になってから医者に連れて行くと、やはり胃腸炎であった。
先週からときどき腹痛を訴えていて寒さのせいだろうと考えていたのだが、実際は、おそらく先週から軽く感染していて、さらに先週末出かけたときにどこかで拾ってダメ押ししたのだろうと思う。
今日明日は学校を休んで休養させる。

しかし医者はインフル真っ最中の人、登校用の治癒証明をもらいに来た人、そのほかの患者で大混雑。大変だ・・・。


2018年01月29日(月) 横座り

関節が硬いので、もともと長時間の横座りはできないのだが、このところ横座りをすることが多く、膝を痛めた。
正座なり体育座りなり、何か他の座り方にしなければと思うのだが、気がつくとつい横座りしてしまう。
座っているときに無意識に足の先を組んでしまうのも良くない感じ。
痛みが出ると足を引きずって歩くような形になってしまう。
みっともないなぁ、修正しなくては。


2018年01月28日(日) ひな

毎年この時期、雛人形に関するネットコラムを目にする。
由来とか、何歳まで飾るかとか、いつしまうかとか、そういう類のもの。
記事の中には「にんぎょう」と「ひとがた」を混同しているものもあって、というかほとんどの記事が混同している気がする。流し雛とかあるからだろう。
だったら美術館などにある享保雛とか呪いの人形とかしてるよね。そこらへんどう説明するんだろうか。

こういう記事の場合、たいてい専門家として登場するのは人形を作ったり販売したりしている側で、そちらは生産者団体だから当然「一人一セット、買い換え推奨」。
有職故実や民俗学の専門家の側に意見を聞いたら逆の答えが出てくるんだろうなぁと思う。

まぁともかく、昔ながらの緋毛氈七段飾りは今なかなかハードルが高いわけです。私のは一体一体が小さくてまとめてケースに入れられるからまだ埃は避けられるけど、今の時代と住宅事情にはここらへんがギリギリだろうなぁと思う。


2018年01月27日(土) 疲労感

フィジカル面でもメンタル面でも疲れが出てきている。人と一緒にいるのがかなり苦痛。一人になりたい。


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