東京の片隅から
目次|きのう|あした
いろいろ衝撃だったので箇条書きで。 ・リプニツカヤの容態が心配。SPの「枯葉」が素晴らしかっただけになおさら。このところ聞こえてくる報道では、もう後続が出てきたからと切り捨てられるのではないかと心配な感じ。 ・要するに、ロシア女子5人の中では、私はユーリャ推しです。 ・宇野君頑張った。 ・フェルナンデスの巻き返しはさすが。 ・女子シングル、ロシア勢の完成度に比べると日本選手は「雑」だなぁと。指先の表情はもとより、ジャンプなども含め、レベルの違いを痛感する。
とか書いているうちにプルシェンコが懐かしくなり、ユーチューブで映像を探す。当然あるわけで、あの伝説のニジンスキーとカルメンを堪能。あのジャンプ、あのスピン、あのステップ。非の打ち所がない。というか勝てる気がしない。あのカルメンのとき38度の熱があるんだぜ・・・!次のオリンピックに向けてトレーニング中らしい。今のロシアの男子シングルは女子と比べると層が薄いから頑張れジェーニャ。
紅玉りんごを買ったので、冷凍パイシートを買ってアップルパイを作ってみた。 子どもには不評だった。ううむ。今度からはジャムで辞めておこう。
最近スマートフォンの電源スイッチが上手く働かない。画面もフリーズする。経年劣化も考えられるのだが、とりあえずいろいろ調べてみる。 今使用している機種はいろいろ不具合があるらしく、電源スイッチに関しては、スイッチを押すと同時に画面を上下から押す、つまり3方向から圧力を加えると作動するとのこと。やってみたら無事解決。 物理か。
| 2016年11月03日(木) |
「2010年宇宙の旅」 |
クラーク「2010年宇宙の旅」読了。 改めて彼の慧眼に感服。彼は本当に未来が見えていたんじゃなかろうか。 「2001年」を読む間は頭の中にチェンバロのゴルトベルクが流れていたが、今回読んでいる間は・・・何だろう、もっと低音が響く感じで、無伴奏チェロじゃない、というかバッハじゃない、でもジャズじゃない、オーケストラじゃない、とにかく金管は違う、リヒテルのムソルグスキーが近いかな・・・。 そして尻切れトンボ感というか置いてきぼりにされた感がすごい。この話の後日痰が気になる。これは「2061年」「3001年」も読めと言うことなのか(苦笑)
追記。登場人物の名前から緑野原学園シリーズを思い出した。偶然なんだろうけど。
AKBグループがナチスドイツ軍服を連想させる衣装を着てコンサートを行い、問題となったケース。 画像を見る限り、ワンピースだけならばグレーゾーンかもしれないがマントと帽子がセットになると完全にアウト。 グレーの軍服風ワンピースは、制服のイメージと言えなくもない。これだけなら問題視されなかったと思う。 マントのあわせもまだギリギリボーダーライン。黒のベルベットリボンなどの甘さがあれば問題はクリアしたと思う。 問題は、帽子。あれは言い訳できない。細かいところが違うとマニアには言い張れても、世間的にはあのシルエットで鷲のマークはナチスを連想させる。
個人的には、そもそも10代のアイドルに軍服モチーフの衣装を着せること自体がアウトだと思う。「艦これ」や「ガルパン」、その他の萌えキャラで麻痺してるんだろうな。 あまりにも制作側に配慮がないし、それをメンバーの誰も問題視しないでそのまま着て舞台に出てしまったところに、アイドルのお嬢さんがたの学校の成績の残念さが推し量れる。
そして、その衣装を擁護する側のツイートも同様に低レベル。ユダヤ側の陰謀だとか言っているが、ナチスの本質はそこじゃない。 ワイマール憲法を骨抜きにして「合法的に」(どこかの麻生君がそんなこと言っていたね)政権を奪取したこと、支持者に女性が多かったこと、強制収容所に送ったのはユダヤ人だけでなくロマや同性愛者、精神・身体障害者、宗教者等々、自分たちの思想の体現に「邪魔」なものが抹殺対象となっていたこと、ユダヤ人やロマなどの中でも金髪碧眼の「見た目が望ましい子」を親と引き離してドイツ人家庭の養子にし、民族アイデンティティを抹殺したこと、等々。ここでは書ききれない。 もっと近現代史の授業できちんと取り上げるべきだし、せっかく大使館がセミナーに招待してくれているのだから、この際AKBグループ全員と制作側もセミナーを受けに行けばいいんじゃないかな。
年賀状が発売になり、来週にはカレンダーが会社に納品される。そろそろ年末進行の話も聞こえてくる、それが11月。
街には急に冬の装いが増えた。10月までは上着は合服ですませていた人たちが、ダウンやエアテックなどの綿入れに切り替えている。ウールのコートにはやや早い気もするが、コーディガンのようなものだったらありかも。 冬の上着は、ずっと着ている綿入れのカジュアルなものの他に、買ったまま死蔵しかけているアイボリーのコートをちゃんと下ろそうと思う。定番の形で、丈が短いので自転車でも着られる。いつまでももったいがらないでちゃんと着ようと思う。
ストレスがアルコール摂取に向かう傾向。良くない。昨日開封した日本酒の四合瓶と夏前から飲んでいる梅酒のパックが空いたら、しばらく禁酒しよう。
ストレス源はもっぱら家族。結婚して出産しておいてどうかと思うんだけど、やはり自分は結婚・出産に向いていないのだと思う。他人との同居が苦しい。
スケートカナダを見る。 先週のアメリカと打って変わって衣装がデコラティブ。そういや羽生とトゥクタミシェワがシンプルで来るはずがなかった。
Eテレ「クラシカロイド」を見ている。最初はクラシック音楽系のアニメかと思ったら性別変更?している人はいるし魔法少女よろしく変身するしロボットが出てくるし餃子を焼いているし、かなりカオスなアニメであった。モーツァルトの小学生男子感はよく出ていると思う。
ところで、最近文豪やら画家やら実在の人物をモチーフにした(と言うか名前をそのまま流用した)キャラクターで全然別物のアニメやゲームやマンガが多いのだが、大丈夫なんですかね。そもそもそれを言ったら時代小説なんかはすべてアウトなんだけど。 西洋古典あたりだと子孫がもういなかったり古すぎて時効だったりすると思うのだけど、近代日本の文豪あたりだと本人の存命中を知る孫あたりがまだ生きていたりするわけで、そういうところ、ちゃんと根回ししているのかちょっと心配になった。
| 2016年10月28日(金) |
志村ふくみ・鈴木其一・速水御舟 |
今日も懲りずに美術館のハシゴ。 朝イチで世田谷美術館の志村ふくみ展へ後期展示を見に行ってきた。この前はガラガラだったのだけど、今日は会期末だったからか、それなりに混雑。 着物のマダムも2〜3人来ていて、みんな地味目の紬・絣なのが面白かった。 しかし何度見ても作品のパワーがすごい。軽く流すつもりがかなりやられた。
そのあと、サントリー美術館の鈴木其一展。こちらはかなり混んでた。と言っても鳥獣戯画や伊藤若冲を経験しているとどんな美術展もガラガラに感じる(爆) 場所柄?外国人観光客もちらほら。 いかにも琳派な豪華な屏風もあるんだけど、シンプルな水墨画もあって、画題と作品の幅が広いなぁと。そこらへんは富裕層から注文を受けて制作する琳派ならではなのかもしれない。 で、こっちにも着物のマダムがいたのだけど、こっちは染めの着物なのが面白かった。染めの縞という洒落た選択は江戸琳派にあわせたのかも。 ところでサントリー美術館って、当日券買うと全展覧会共通チケットなのね。ピクチャーチケットが良かったなぁ。そういうところちょっとケチ臭いなぁ・・・美術館持ってるのに美術が好きな人の気持ちがわからないんだろうなぁ・・・とチケット取っとく派の自分は思うのであった。いや前売り買えばいいんだけどさ、行けるかどうかギリギリまでわからないし前売り券を売っている場所を通勤途中に通らないのよ。
で、勢い余ってそのまま広尾の山種美術館まで30分くらい歩いて速水御舟展。 兜町時代の山種で見た記憶があって、帰宅してからチケットスクラップを見たら1994年らしい。(直近の単独展は行かなかった模様)とは言ってもあちこちで見るからあまり久しぶりな感じもない。 植物画や静物画はこちらが絶望するほどの美しさ、写実なのだけど、それに比べると人物や動物はちょっと愛嬌があるというか微妙というか(笑)、得手不得手があったのかな、と素人目にも感じる。 江戸琳派を見てきたあとに彼の屏風絵を見ると、やはり琳派の影響というか、敢えて琳派風に描いたんだろうなぁと思われて、でも琳派そのものではないのだな、と言うのも感じられて面白かった。
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