東京の片隅から
目次きのうあした


2016年05月06日(金) たま

子どもに「さよなら人類」を聴かせたら気に入ったらしくエンドレスで聴いている。


2016年05月05日(木) 蝶に吸われる

親子で足立区生物園へ。
ここは昆虫の生体展示が充実している。温室があって、その中に一年中熱帯の蝶が飛んでいる状況。オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラがごく間近で見られる。飼育室もガラス張りで見ることができ、常に誰かいるので、質問も受け付けてもらえる。これからの季節、ホタルも展示される。自分にとっては贅沢な空間。
温室でオオゴマダラにまとわりつかれる。バタフライエフェクトでも起こしそうなゆったりとした羽の動き、自分の周囲をホバリングし、やがて腕に止まる。ただ止まるだけでなく、なぜか口吻で吸われる。いや、そこまで汗かいてないし。
子どもは自分に止まってくれなかったのでたいそう不機嫌。
あとで飼育員の人に伺ってみたところ、何か匂いのついているものを身につけていないか、とのこと。洗濯洗剤や柔軟剤は家族で同じものを使っているし、化粧品も基本的には無香料のものなので、ひょっとしたら日焼け止め(私は大人用、子どもは子ども用を使った)のかすかな匂いか、シャンプーやボディソープの匂い(子どもは昨日寝落ちしてしまい入浴していない)が原因か。

テントウムシやアリなどが腕を歩いても、触れられている感覚はあるがそれ以上でもそれ以下でもない。蝶の場合、今回のオオゴマダラが大型なのもあるけれど、脚先の爪が皮膚に掛かっていて「確かに留まられている」感覚がある。留まるときは前脚は畳み、中脚と後脚の4本脚で止まっているのも改めて確認。カマキリみたいな感じをイメージすると近いか。
口吻が伸びて皮膚を探る感触もはっきりわかる。
昆虫は筋肉の塊なんだなぁと改めて感じる。
この皮膚感覚をはっきり意識したのは初めてかもしれない。


2016年05月04日(水) 快晴

夜中から風雨。朝のうちに雨は止んだが、一日中強い風が吹く。アオスジアゲハが強風に煽られてよろよろと飛ぶ。上空は雲一つない快晴。
セーターとTシャツを入れ替える。Tシャツも1軍と2軍に分けなければならない。肩の辺りが色あせているものは2軍(自宅用)へ落とす。ライヴに行かなくなってからTシャツの数は増えないが、それでもビニルから出していないものは何枚もある。いまはもう活動していないバンドのものも。踏ん切りをつけねばならぬ、そう考えるが、なかなか気持ちの整理がつかない。

若冲展、開館1週間あまりで既に動員10万人とか。GW明けどこかで休みを取って見に行きたい。


2016年05月03日(火) トットてれび

そういえば「トットてれび」を見たのだが、さすがNHK。
当時の映像を入れ、でも曲のアレンジは今風。歌は上手いし(まぁEGO-WRAPPIN'だから当たり前なのだが)役者も達者、ドタバタしていても五月蠅くない。
本来なら「窓ぎわのトットちゃん」からつなげて朝の連続ドラマで1年やってもいいくらいのネタを夜のドラマで1クールでやっつけてしまう贅沢。
さすがだなぁ。


2016年05月02日(月) 少年は荒野をめざす

吉野朔実氏の訃報を聞いて愕然としている。
確かにここ数年は作品発表ペースも遅く、体力がない方なのかな、とは思っていたが、これはあまりにも突然。
結果的に遺作となってしまった作品が載っているというので、仕事帰りにフラワーズを買う。いつも会社帰りによる書店では既に在庫がなく、大手町で降りてOAZOの丸善へ。丸善で漫画雑誌を買うといういささかシュールな状況。
帰宅してからざっと読んだが、いつもの吉野節だった。闘病していたとかそういう雰囲気はない。
雑誌にはインタビューも掲載されていて、それによるとストックは何本もあって編集部のリクエストに応じて蔵出しする状況だったらしい。
同業者が何人か既にツイッターで呟いていた。吉田戦車氏のツイートからは、直前まで普通に生活していたようなので、突然のことだったらしい。

漫画漬けの10代で、萩尾望都と吉野朔実はその中でも自分の核を作り上げた人といっても過言ではないくらいどっぷりはまっていた。
硬質で純度の高い文学的な絵と世界。台詞の一つ一つが自分に問いかけられるようで、未だに読み返す。エッセイも彼女ならではの題材選択が面白かった。
髪を長く伸ばしていたきっかけでもある(笑)

とにかく、まだ早すぎる、という感想しか出てこない。もっと彼女から生み出される作品を読みたかった。


2016年05月01日(日) 「サイエンス・フィクション」または「すこし・ふしぎ」のこと

今回の萩尾望都原画展はSFに焦点を当てたものだった。
発表当時、SFを少女漫画誌に載せるというのはかなり挑戦的なことであった、らしい。
40代前半の自分にとっては、物心ついたときには鉄腕アトムもロボットアニメもタイムトラベルものも気がついたらごく普通に存在していて、朝日小学生新聞には手塚治虫や松本零治の旧作が掲載されていたし(ワンダー3とか四次元世界とか)、教科書には星新一やブラッドベリが載っていて、SFとはごく当たり前のジャンルだったのだが、かつてはそうではなかったとのこと。
先達の闘いがあっての現在なのだが、それでもいまだにファンタジーはともかく、SFは多くの少女にとっては一般的ではないように思う。そもそも少女マンガは人物描写の比率が高くなるからどうしてもSF色は薄くなりがちで、タイムトラベルもの・異世界ワープものを一種のファンタジー・夢小説として除外するとかなり少なくなる感じ。
ガンダムシリーズなどのアニメで自己完結してしまっているのか。
自分が読んできた中だと、「ダークグリーン」やジャック&エレナシリーズや「輝夜姫」とか「獣王星」とか「OZ」がSFのくくりに入るのか。「僕の地球を守って」もそうなのか。いろいろ思い出してきた。っていうかこれ「ダークグリーン」以外全部白泉社。
コバルト文庫で新井素子の「星へ行く舟」シリーズとかあったし(まぁあれもSFというより日常系ではあるが)、好きな同人作家さんたちがみんなSF好きでフリートークコーナーでがんがんSFを勧められてたんでごく普通にハヤカワ文庫を手にしていたけど、それは少数派なんだろうなというのは当時から思っていた。そういう自分もスペースオペラ系は苦手で、もっぱらファンタジー寄りのところを歩いてきているのだが。ブラッドベリから入ったから、ロボット3部作とか本気で読んだのは最近だし。


2016年04月30日(土) 萩尾望都SF原画展「宇宙にあそび、異世界にはばたく」

萩尾望都SF原画展「宇宙にあそび、異世界にはばたく」に萩尾ファンの友人と行ってきた。

何と言っても入場料が100円。ありえねぇ。(これ佐々木マキ展の時にも言ってたな・苦笑)

今回はSF関連の作品に絞った展示。といってもSFとファンタジーの境界は曖昧なもので、要するに実社会(現代や今描いている中世も含む)以外の作品はすべてSF、というくくりでいいのかな?もともと自分が好きな作品がそちら方面のものが多いので、とても嬉しい。
最初に読んだ「11人いる!」、初期の「ユニコーンの夢」「精霊狩り」から「百億の昼と千億の夜」「銀の三角」「マージナル」「バルバラ異界」へ続く系譜。本の挿絵や表紙イラストなども展示されている。
美しいカラー、繊細なモノクロ原稿。柵がないのでガラス越しの原稿ギリギリまで寄って見られるのが有り難く、食い入るように見る。ただただ溜息。

ここから下は元・漫画研究会部員の戯れ言ですw
Eテレ「漫勉」の時に知ったのだけれど、あの線が本当にGペンなのか。
主線はともかく、衣服の皺や巻き髪もGペンなのか。
スクリーントーンは自身で貼っておられるのはテレビでもやっていたけど(それだけでも驚愕)、あの繊細な点描や網掛けは何ペンなのか。丸ペン?Gペン?アシスタントさんが手がけておられるのだろうけど、あのナワカケの繊細さ、密度のグラデーションの美しさは神。 そのほかにもスクリーントーンだと思っていたところが実は手書きだったという衝撃も。
そしてモノクロ原稿の緻密な世界に印刷が追いついていないという事実を強烈に目のあたりにする。

カラー原稿もそう。画材はカラーインク(と、ときどきカラートーン)だと思われるのだけど、ときどきはっとするような一歩間違えるとどぎつくなる色の組み合わせもあり、中間色グラデーションの甘い世界あり。
所々入っているホワイトの修正。効果だけでなく、いったん描き込んだものを敢えて消した、という思考プロセスが気になる。
「六月の声」でエディリーヌの語りはじめで口が消されている。一度は描いたものの消したのだろう。敢えて表情を乏しくすることでエディリーヌの感情を読みづらくし、主人公の「彼女が何を考えているのかわからない」という当惑に、より読者を近づける、そんな効果があるように思う。
そのほかにもいろいろ。見れば見るほど発見が。至福の時間。
そして絵が描きたくなる。

ずいぶん友人を待たせたあげく、しかもそのあと美味しいご飯の店とか探してくれてたり、ウインドーショッピングとかにもつきあってもらったりしてしまった。 申し訳ない。


2016年04月29日(金) ドラえもん

まーさんは休日出勤。
子どもとドラえもんの映画を見る。子どもはもとより、私自身もドラえもんの映画を見るのは初めて。
「新・日本誕生」ということは、もとの「日本誕生」があるのだな、と調べると、1989年の作品らしい。道理でタイトルに既視感があるはずだ。

シネコンのスクリーンはもう小さめの部屋になっていたが、親子連れで半分以上埋まる。封切りから1カ月でこのサイズのハコになっちゃうのって、ちょっとせっかちすぎやしませんかね・・・。

予告編を含めてほぼ2時間の映画、これまで短めの作品しか見ていなかった子どもが果たして保つかと思ったが、トイレ休憩もなく、真面目に見ていた。
が、終了後「どらえもんのえいが、こわいからもうみない」と真顔で語る6歳、やはり悪役が怖かった模様(笑)。
終わってからショッピングモールをぶらぶらして夕方帰宅。

で、映画の感想。
家出しちゃうのび太も問題があるけど、話半分で聞き流しているのに途中から掌返しで自分も参加させろといってくるジャイアンたちも何だかなぁと。すぐドラえもんを頼るのとかもわからない。
ドラえもんとかサザエさんとか、昔から冷めた目で見ていたけど、もはや全く共感できなくなっているのは私が嫌な感じで「大人」になってしまったからなんだろうな。
あと、悪役の手下が土偶なんだけど、あれは日本で出土したものだから、中国の奥地に秘密基地を作っている悪役の手下があれ、というのはおかしいし、そもそも縄文時代のものだから舞台の7万年前には存在しないよ!と突っ込んでみる。


2016年04月28日(木) 6年

子どもの誕生日。6歳になった。早いなぁと感じる。

あの日も雨だったらしい。
「らしい」というのは、前夜からのHELLP症候群発症による腹痛で意識がもうろうとしており、もうろうとする意識の中で窓の外が明るくなり、やっと夜が明けた、という印象しかなかったからだ。結局朝イチで手術室に入り昼過ぎに病室に戻ったもののすぐにICU送りになった。
あとから家族に夜半から台風のような暴風雨だったことを聞いた。道理で「晴」の字が却下されるわけであった。

日中、雨の中お使い。
ちょうど昼をはさみ、珍しく外で昼食。建物の上の方だったので、窓の外には新緑の木々。
地味だがなにやら花が咲いている木もあり、下から見ていたら気づかないだろうなぁと思う。
視線が変わらないと見えぬものもある。


2016年04月27日(水) あああ

自分のポンコツぶりに凹む。


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