東京の片隅から
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シルヴィ・ギエムが来年末で引退とのニュース。 年齢を聞いてああそうだろうなぁと思ったけど、惜しいなぁとも思う。 エレガントだけじゃないバレエダンサーとして(そこが批判対象になったことがあった記憶があるが)、なんというか唯一無二の存在だったと思う。 最後の公演はチケット争奪戦必死だろうから、テレビで見ることになるだろうけど(NHKが放送してくれると信じている)、お疲れ様でした、と言いたい。 そして、「踊ることを辞める」という表現からして、プロデュースは続けてくれるのかな、とちょっと淡い期待もある。
世間で話題の「アナと雪の女王」を見た。 保育園で大流行中らしく、一度も見たことのない子どもが身振り手振りつきで歌いまくるので、まーさんがダウンロード購入(?)したのであった。 で、一緒に見たんだけど・・・やっぱりディズニー合わない(苦笑) 日本のアニメ文法になれていると、顔や体のラインがアニメなのに動きは人間使って作っているディズニーはなんだか生々しくてそこが気になってどうにも違和感。
以下盛大にネタバレ。見ようと思ってまだ見ていない人はすみません<(_ _)>
姉エルザと妹アナ。 エルザには触れる物を凍らせる魔法(特殊能力)がある。 これが基本設定。
妹に怪我をさせたので魔法の記憶を消す。それ以来両親はあまり他人と接触させないようにして育てる。でも両親が早くに亡くなってしまい、戴冠式の日に能力がばれて・・・という話。
でもさぁ、これ、妹に怪我させたのも妹が雪遊びに誘ったせいだし、その記憶を消していきなり姉妹の接触も減らしたら当然姉妹仲はこじれるし、能力かくしたまま一生生きられるわけじゃないし、両親は逃げてるんじゃないかと思ってしまったわけだ。 初対面の相手といきなり結婚宣言する妹の自由すぎる脳天気さもちょっと(いや、かなり)ムカツクわけだが(苦笑)
で、見た後思った。 これ、内部障碍の人の生き方を暗喩してるんじゃないかと。 「ニモ」でも片ヒレが不自由だったりする設定はあるけど、エルザも一見わからないけど魔法(特殊能力)を持っているわけで、この魔法はある意味「障碍」とも置き換えられるんじゃないかなぁと。 トム・クルーズがディスクレシアを告白しているように、何らかの障碍があっても隠さずに引きこもらずに社会で生きていくことが大切だと言いたいのかなぁと、ちょっと思った。 考えすぎかな。
ロビン・ウィリアムズの訃報を聞く。 ショックだ。 名作迷作いろいろあるけれど、どれも彼なくしては映画の味が出ないものばかりだった。 惜しい。
| 2014年08月11日(月) |
お盆休みに入ったらしい |
世間はお盆休みに入ったらしい。 いつも満員に近い駐輪場も、今日は選び放題でガラガラ。 電車は普段とさほど混み具合は変わらないが、行楽客もいるので乗客の格好と年齢層が違う(笑) 会社はさほど人数が変わらず。 余計な電話がかかってこないから仕事がはかどるし、お盆は出勤、という人も結構多い。 こちらも淡々と仕事。
朝起きたら晴れている。洗濯しようかと一瞬考えるが、そうこうしている間にざっと雨が降ってくる。 スキマをついて図書館に本を返しに行く。 ホームベーカリーであんパンを作り、焼く。 夜中まで断続的に風雨。
遊園地にて。 「ゆうえんちって、ぐるぐるまわるやつだけじゃん」
夢の中で私は仔犬ほどのコオロギに赤いリードをつけて散歩させている。 コオロギは案外リードを引く力が強い。 しっかり持っていないとこちらが転びそうな力強さだ。 そして道端の草に立ち止まって、文字通り「道草を食う」。 なかなか散歩が進まない。 これは引き剥がして先に進んだほうがいいのだろうか、それともたまの散歩なのだからもう少し自由にさせてやってもいいのか、リードを持った私は迷ってしまっている。
今日は立秋。 学生時代暑中見舞いにするか残暑見舞いにするか、迷いながら書いたのを思い出す。書いている今は立秋前でも相手のところに届く頃には立秋後になってしまうときが一番悩ましいのだった。あきらめて立秋が来てから書けば問題は解決するのだが、引き延ばしたくないのが性分。ちょうど合宿から帰って後輩たちが故郷からはがきを寄越すのがこの時期だった。自分は貧血と熱中症と胃痛に悩まされ満身創痍バンテリンと太田胃散を装備して道場に通っていた。だって幹部学年は自分一人だったし、夏稽古は出た分だけ秋からの伸びが違うので2年生にも出て欲しいけど毎回出たらたぶん怪我する。人身御供の代わりがいないなら自分が出るしかない。 上の学年への意地だけでやっていたけど、今考えるとそこまで頑張らなくてもよかったんだな。
このところとにかく暑くて夕立もなくて、西日本と足して二で割れないものかと真剣に考えるのだが、それでも夕方保育園お迎えの時間に見上げた空は、高く青く高層雲が漣のように流れ、なりそこないの鱗雲も。それはまるで波打ち際のようで、ちょっと見惚れる。一番好きな空の色。 家に帰ればスズムシとコオロギの大合唱。 そういえばこの前行った公園でも萩の花が咲き始めていたし、もう秋はすぐそこまで来ているらしい。
会社のことでちょっと愚痴。
すみませーん、早く書類出してくださーい。「書類出す出す詐欺」は勘弁して下さーい。
風はあるが暑い。湿度が低いのがまだ幸いか。 頭がぼんやりして、思考が働かない。 夏、道場で関節を固められているのに睡魔が襲ってくる、あの感覚が蘇ってくる。 体と空気の境界が曖昧になってどろりと溶けていく感じ。 どんなに心が疲れてるときでも痛覚だけは最後まで残るのに(だから爪を噛むのだけど)、最後はそれすら薄まっていく。 組む相手との境界線もあいまいになって、頭の中は白く、でもどう動けば相手の関節を確実に固められるかはわかる。 弛緩しつつ力を入れて、伸ばした手の先の空間にさらに手の感覚が広がる感じ。 下手くそだけど、体力なくてすぐに熱中症で休憩させてもらっていたけど、あの感覚は嫌いじゃなかった。
まだ道着は捨ててない。もう体はついて行けないとわかっているのだけど、ときどきまたやりたいな、と思う。
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