ヒトリゴト partIII
 Moritty



やっと一週間。

2003年01月22日(水)

まずい、また口論してしまった。どうも上司とはウマが合わない。「君はなんて頑固なんだ」とあきれられたが、納得のいかないものはしょうがない。だから、上司を説得しようとしてしまった。彼は、議論の内容というより、そんな私の態度にムカついたようだ。プライドって難しい。人間関係って難しい。

折角上り調子だったのに、また下りだ。

ところで日記をつけ始めて一週間がたった。いつも三日坊主の割には良く続いたと思う。これからも何とか続けられそうな気がしてきたので、そろそろホームページにアップしよう。



バリウムについて

2003年01月23日(木)

今日は定期健診の日。少し憂鬱だったけど、定期健診は大事なので頑張って早起きして病院に行った。憂鬱の一番の原因は胃部レントゲン。実は胃カメラは結構好きなのだけど、あのバリウムだけはどうも好きになれない。絶対身体に良くないに決まっているのに、なんであんなもの飲まなければいけないのだろう。

心電図、採血、聴覚など一通り検査が終わって、とうとう胃部レントゲンの番になった。嫌だなと思っていると、看護婦さんに紙を一枚渡された。そこには『レントゲン撮影をする前に飲んでいただくバリウムは、10年前は濃度130%のものを300ml飲まなければいけませんでしたが、技術の発達により、今では濃度200%のものを180ml飲むだけで良くなりました。』なんてことが書いてあった。それは、なんだか「ほーら、すごいだろう」と威張っているようでもあり、「こんなに頑張ってるんだから、文句は言わせませんぜ」と脅迫しているようでもあり、少しむっとしてしまった。

名前を呼ばれ、部屋に入ると炭酸顆粒を小さなカップに入った少量のバリウムで飲まされた。胃カメラのときは水で飲ませてもらったのに、と少々反抗的になりながらも、まな板の鯉だから文句は言えない。そして、渡されたバリウムは自慢するだけあって、確かに量が少なかった。何年か前にレントゲン検査をやったときは、「グランデ」だったのに、今回は「ショート」程になっていた。そして、「一気に飲んでください」と言われたのにげっぶがでそうで苦しみながら飲んでいたら、「あ、残していいですよ」なんて言ってくれた。前は、一滴も残さずグランデサイズを飲まされていたことを考えると、驚くべき技術の進歩である。少し、自慢する気持ちがわかった。

しかし、事後は前と変わらず大変で、今でもちょっとおなかが痛い。今日は夜中の12時から電話会議があるのだけど、大事な会議なのでトイレになんか行っていられないのだ。どうしよう、心配で胃が痛くなってきた・・・。



Thank God, It's Friday...!

2003年01月24日(金)

と本気で思った。お正月休みや祭日などが続き、身体がなまってしまって5日連続で働くことにまだなれていないのかもしれない。その上寝不足もあって、午前中は仕事がはかどらず、予定していた半分も出来なかった。夕方になってからやっと調子が出てきて、何とか予定分だけは終えることが出来た。

疲れていても、不思議なもので金曜日は夕方以降どんどん元気になる。少し遅い時間になってしまったが、学生時代の友人と久しぶりに外で食事をした。今週はずっとテンション低めであまり調子は良くなかったが、やはりおいしいものを食べると元気になる。それに、アルコールは気持ちをリラックスさせてくれる。「ななは」というそのお店で、『百年の孤独』という焼酎を飲んだのだけど、これがとてもおいしかった。麦焼酎なのにウイスキーのような琥珀色で、とてもまろやかで香り豊か。名前は聞いたことがあったけど、飲んだことはもちろんなかった。

家に帰って、『百年の孤独』について調べてみたら、なかなか手に入らない幻の銘酒だそうだ。名前はガルシア=マルケスの小説の題名からとったもので、皇太子もご愛飲されているとか。そんなに希少価値のものだったら、もっと味わって飲めば良かった!と、レア物に弱い私は思ってしまった。



精神と肉体についての短い考察

2003年01月26日(日)

今日母が退院した。別に今日でなくても良かったのだけど、「大安」だからという理由で結構無理やりお願いしたら、先生は苦笑いしながらも快諾してくれた。

病気というのは、普通身体の病のことを言うのだけど、「気の病」と書く通り、精神的なものの影響力はかなりあると思う。毎冬、私は必ずと言っていいほど2、3回は風邪をひくのだが、今年は一度もひいていない。母が病気だから、自分は絶対に風邪なんてひいてられないという意識のためだと思う。「火事場の馬鹿力」というが、人間は危機に直面すると、脳内にアドレナリンやドーパミンなどの抗ストレスホルモンが分泌されて、やる気がつくり出され、脳や体が活性化するそうだ。その結果、自己免疫力が高まって風邪もひかなくなる。それに、いつもは到底出来ないようなハードスケジュールだって難なくこなせてしまうのだ。

朝、母を病院に迎えに行くと、子供のような明るい顔をして待っていた。当たり前だけど、退院することが本当に嬉しいのだと思った。その喜びのためか、病気がどこかに飛んで行ってしまったようだ。そんな元気そうな母の様子をみて安心したためか、急に自分が具合悪くなり、微熱と吐き気で一日寝込むはめになってしまった。図らずも「病は気から」を実践しているのであった…。



ストレス性かも。

2003年01月27日(月)

偏頭痛と吐き気はまだあったけど、今日は休めない日だったので会社に行った。大丈夫だと思ったけど、やっぱり辛い。バリウム飲んだせいかな?
違う、ストレス性のものだ、きっと。

でも、熱はないし、夕食はお粥を食べれたので少しいいみたい。とりあえず、早めに寝ることにしよう。



ツバル

2003年01月28日(火)

現在、Moritty's Journalは、友人の阿倍君(仮名)が働くITビジネスコンサルタント会社のサーバーを借りている。でも、レンタルサーバーのサービスがあってそれを正式に借りているわけではないので、タダだし使えるサーバー容量も無制限。阿倍君には本当に大感謝なのだ。唯一のリスクは、彼がより良いステータスを求めて会社を辞めてしまった場合だが、それはそのときに考えようと思う。

とにかく、今はとても助かっている。おまけに、Moritty's Journalへのアクセスの国別分類なんかも見せてもらっている。日本語しかないページなので、当然7割近くは"Japan"なのだけど、ふと見ると"Tuvalu"という名前が入っていた。"Tuvalu"?「トゥバル」? 映画のタイトルにあったような…。でも、あまり聞いたことのない名前だ。恥ずかしいけど、やっぱりわからない。観念して英和辞典で調べてみると、

Tuvalu:【国名】ツバル

とあった。国別分類の話だから当然なのだけど、やはり国名だった。さらに、インターネットの検索サイトで「ツバル」を調べてみたら、関連ページが7,100件も出てきた。ツバルは、オーストラリアの北東、フィジーの北に浮かぶ9つの珊瑚島からなる小さな国で、国土たった26平方キロメートル。世界で4番目に小さい国だ。1978年にイギリスから独立した立憲君主国。高地でもたった海抜4メートルしかないため、現在、地球温暖化による海面上昇の被害が出てきていて、いずれは消えてなくなってしまうだろう、と書かれてあった。そんな国からアクセスが?珊瑚の島だから農業もできず、輸出できるものは切手とコブラとバナナくらいでとても貧しい国みたいだし。…恐らく、偶然Hitしてしまったページですぐに閉じられてしまったのだと思うけれど、ツバルがとても近い国のような気がした。インターネットってスゴイ。

神さまの国 ツバル
ぼくらはそこに すんでいる
金も銀も なーんにもないが
ぼくらはちっとも 気にしない

あなたは やさしく あたたかい
あけぼの近く よせ波ひびく
浜辺にあなたの 声をきく
あなたをたたえる 声をきく
あなたをたたえる 声をきく
(ツバル国名誉総領事館のホームページより)

真っ青な空と海と無邪気に笑う子供たちの写真を見ていたら、ちょっと、行ってみたくなった。



悪夢?

2003年01月30日(木)

朝、いつものように目が覚めたらおばあさんになっていた、という夢を見た。

いつものように目が覚めて、身体を起こそうとしたら、錆びたブリキのように身体がぎしぎし言う。なかなか上半身が起き上がらず、でも遅刻してはいけないので、やっとの思いで起き上がるのだけど、今度は腰が持ち上がらない。ふと、気付くと手の甲がしみだらけでかさかさしている。あれ、と思ってベッド脇の鏡を覗き込むと、そこには白髪で皺だらけのおばあさんが映っていた。それが自分だとわかった瞬間、思わず悲鳴を上げてしまった。そして、その悲鳴で眼が覚めた。

まるで三流ホラー映画みたいだけど、本当にリアルな夢だった。目が覚めたら虫になっていた、とかなら小説になりそうだけど、おばあさんじゃ面白くもなんともない。おばあさんになるのが怖いわけではないけれど、それには段階というものがある。明日、突然なったらやっぱり困る。だって、まだその前にやりたいことがあるのだから。

もしかして、誕生日が近いせいかもしれない。それで何かあせりのようなものがあるのだろうか。もちろん、誰も、永遠に成長しつづけるわけではないけれど、ただやみくもに年を重ねていくだけの人生というのはちょっと寂しい。もっともっと、強くやさしく賢く美しい人になりたい。(思うだけじゃだめだよん。もっと具体的な目標持ったほうがいいね、やっぱり。と、心の声)

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