世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
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2008年04月30日(水):初夏だ
今日は全国的に気温が高めであった。
一部の地域では6月から7月並の気温だったそうだ。
陋屋近辺でも気温は高かった。
室温が27度を超えたので
MILETが窓を全開にしてくれた。
真夏とは違って湿気も少なく、
実に気持ちの良い午後となった。



2008年04月29日(火):膨らむ
薔薇の蕾が膨らんできた。
それと同時に
俺様の期待も膨らんできた。
今年の2月に
薔薇職人が大胆に刈り込んでしまったので
大好きなボウベルズの枝がしなっていないのが
非常に残念であるが。
ピエール・ド・ロンサールの蕾が
例年より大きい気がする。



2008年04月28日(月):約束で
「晴れて暖かくなったら
ベランダに出してあげるからね」
と、冬の間にMILETが言っていた。
3月になって暖かくなった頃、
MILETにその約束を思い出させたら
「おねーちゃんがアナフィラキシーショックを
起こしても良いって言うのね?!」
と脅されてしまった。
そして、今日。
花粉の脅威もさほどではなくなり、陽気も良かった。
俺様がベランダに出たい、といったところ
MILETは一も二もなく出してくれた。
すでに日差しは初夏のまぶしさだった。



2008年04月27日(日):疲れた
今日は久しぶりにMILETの実家へ行ってきた。
最近、我が家では家族の会話が極端に少なくなっている。
というのも
薔薇職人が家に帰ってきてからも
自室に閉じこもって仕事らしきことをしているからだ。
MILETは邪魔してはいけないと思っているのか
それとも単に趣味なのか
ゲームとオペラの勉強ばかりにうつつを抜かしている。
そんな冷たい家庭から抜け出して
俺様が本来の俺様らしく過ごせる場所は
MILETの実家だけである。
そこでは俺様が好きほうだいしたい放題勝手放題だ。
日頃の憤懣をMILETの兄にぶつけて
すっきりした。
しかし、やりすぎたらしい。
帰ってきてからというもの、
なんだか疲れがどっと押し寄せてきてしまったのだ。
紺屋はよく眠れそうである。



2008年04月26日(土):世間は
今日から日本は連休に入るらしい。
前半は飛び石連休であるが、
後半は4連休がある。
薔薇職人は「暦通り」休みだと言っていたが
結局今日の午後は仕事へと出かけていった。
ご苦労なことである。
世間には11連休だという人間もいるとか。
ま、俺様は年中無休だが。



2008年04月25日(金):畑の肉
昨日の昼食で
「大失敗だよ。よけに、気分悪くなった」
というMILET。
一口サイズのハンバーグをいくつか作ったのだが、
どれもふっくらとして中からは肉汁が出てきたのだし、
出来としては失敗ではなかっただろうに。
牛肉の匂いがダメだったと言うだけだろう。
しかし、MILETは
「今日は肉喰わないぞ」
と言い張り、畑のお肉だとして
SOYJOYと納豆を食べていた。
…これで振り出しに戻ったな。



2008年04月24日(木):肉臭い
「お肉を食べなくては」
とMILETが口癖のように言い出してから数日が経った。
そして、ヤツは一大決心をして
昼食にハンバーグを作った。
使ったのは牛肉の挽肉だったのだが
焼いている最中からMILETは
「うわー。くさーい。くさーい」
と連呼。
牛肉が嫌いなのだから、
豚肉挽肉を使うべきだっただろうに。



2008年04月23日(水):ふらり
最近のMILETは
なんだか雲の上を歩いているようだ。
浮ついているというか
ふらついている。
「肉食べなくちゃー」
と言いながら、今日も肉を食べていなかったようだ。
肉も野菜も魚も穀物も
バランスよく食べることが大事だぞ、MILET。



2008年04月22日(火):興味は
光市母子殺害事件の差し戻し審で
死刑判決が言い渡された。
これを被告弁護団は不服として
すぐさま控訴したという。
しかし、俺様が思うに、最高裁からの差し戻しで
裁判が行われていたという今回のケースで
すぐに控訴するというのはどうなのだろうか。
日本中が注目していた今回の判決。
死刑は妥当かどうかという議論から
死刑廃止論までが議論の的となった。
だが、俺様の興味は別の所にあった。
何故、日本に終身刑がないのか、ということである。
あるいは性犯罪者を一生閉じこめておけるような
そんな制度がないのか、と。



2008年04月21日(月):籐かご
最近、日中の殆どを
MILETの部屋で過ごしている。
MILETがゲーム三昧な毎日を送っているので
それに付き合っているからだ。
そのMILETの部屋には、二つベッドがある。
両方とも俺様専用ベッドだ。
一つは籐かごのベッドで、
俺様が幼少の頃より愛用しているものである。
すっかり籐の色が飴色に変わり、
何とも良い風情である。
MILETの部屋は大変日当たりが良く
そして静かなので昼寝にはもってこいである。
籐かごのベッドでは体を一杯に伸ばせないが
快適な湿度を保てるので、気に入っている。
MILETがゲームに夢中でいる間は
籐かごに収まっている。



2008年04月20日(日):どん欲
俺様は撫でられるのが好きである。
「抱っこ」は嫌いなのだが
撫でられることに関しては
やぶさかではない。
特に、複数の人間になで回されると
とても気分がよい。
そんな俺様を「愛情に貪欲」だと批判する向きもあるが
愛情に貪欲なことは
悪いことではないと思っている。



2008年04月19日(土):大興奮
昨日の夜。MILETがテレビを見ていた。
そのテレビから
バッハの名曲「ゴールドベルグ変奏曲」が流れてきた。
その旋律を聴いた途端に、
俺様の体中にアドレナリンが駆けめぐった。
脳内の神経シナプスは火花を散らしながら
繋がっていき、俺様を興奮のるつぼへとたたき込んだ。
あまりの興奮ぶりに、MILETは
「ゴールドベルグでここまで興奮するなんて」
とあきれ顔だった。
しかし、あの曲で脳内活動が活発化しないのは
感性が鈍っている証拠だと思うのだが。



2008年04月18日(金):激しく
またもや台風並みに発達した低気圧
いわゆる「爆弾低気圧」が日本列島を
激しく駆け抜けているようである。
昨夜から降り始めた雨は
朝になるにつれて雨脚を強めた。
さらには激しい突風が家を揺らす。
昨夜から雨戸を開けていない陋屋であるが
外のことが気になって仕方がない。



2008年04月17日(木):夜独り
薔薇職人は帰宅したすぐあと
MILETを誘ってどこかへ行ってしまった。
夜、10時を過ぎていたというのに。
しかも、雨が降り始めていた。
俺様は独りで
雨の夜を過ごすことになれていない。



2008年04月16日(水):朝食後
毎朝、俺様の朝食を用意させるために
薔薇職人を起こしていると
ヤツは勘違いしている。
そうではない、ということを
今日は分からせてやることにした。
まずは朝食をMILETに用意させた。
MILETはすぐにベッドに戻ってしまったが。
薔薇職人の目覚ましが鳴ったのは
その直後だった。
そこで俺様は、自分は他に用事がないというのに
薔薇職人を起こしてやったのである。
感謝するように。



2008年04月15日(火):薬臭い
昨夜、MILETは熱発したらしい。
寝る前に解熱鎮痛剤を服用していたのだが、
寝汗もかいたらしくて
ヤツの布団から薬の匂いがしていた。
いつもなら一緒に寝ているのだが
ちょっと勘弁だった。



2008年04月14日(月):月曜日
今日は月曜日である。
間違いなく。
そこで、MILETは薔薇職人を
いつもと同じ時間に起こしていた。
ところが、ヤツは何を考えているのか
ちっとも起きようとしない。
何度も何度もMILETが起こしていたので
俺様も手伝ってやった。
やっと起きた薔薇職人は
「今日、月曜日?」
などと寝惚けたことを。
どうやら、1日勘違いしていたようである。
最近土曜日も日曜日も仕事ばかりなので
曜日感覚がずれてしまったのだろうか。



2008年04月13日(日):4週目
今日もぐずついた天気であった。
しかも、肌寒い。
雨でも構わないから、暖かい方が良いのだが。
そして、明日も雨らしい。
4週連続で月曜日が雨ということだ。
しかし、気温が上がるらしい。
本当かどうかは分からないが。



2008年04月12日(土):雨続き
最近、日中は好天気でも
午後になると曇ってきて、夜に雨が降る。
今日もどうやらそんな雲行きだ。
日中にたっぷりと日光を浴びているから
体の中にエネルギーが蓄積されている。
しかし、MILETは
「朝から昼間にかけて雨にならないと
花粉が酷くてさぁ…」
と嘆いている。



2008年04月11日(金):怪しい
最近、テレビから異音がするようになった。
つけっぱなしにしている場合とか、
或いは逆につけたばかりの時に
おかしな音がするようになってしまったのである。
その上、画面にはなにやら横線が入る。
どうも、怪しい。
あまりにも怪しいので、ついつい見てしまう。
俺様の目が悪くなってしまったら
それは怪しい音を出すテレビの所為である。
地上波デジタル完全普及に合わせて
我が家のテレビは寿命を迎えようとしているのだろうか。



2008年04月10日(木):悲劇だ
あまりにもショックなことがあったので
今日は気分が落ち着かない。
…何があったのか?
…それは…
言えない。



2008年04月09日(水):忘れ物
天気は良くなった。
しかし、風は一日中吹き荒れていた。
あまりにも風が強かったために、
次の雨雲まで運んできてしまったようだ。
こういう忘れ物は
嬉しくないのだが。
せっかく天気になっても
強風のために外に出ることも叶わずじまい。



2008年04月08日(火):嵐の日
朝から酷い天気であった。
風はうなり声を上げて
屋根を持ち上げんばかりの勢いで駆け抜けていく。
雷は落ちまくり、雨は激しく窓を叩く。
あまりにも強い風のために
陋屋がみしみしと音を立てる。
それどころか、まるで持ち上げられそうになっている。
「オズの魔法使い」宜しく
家ごと吹き飛ばされるのではないかと
内心戦々恐々としていた。
そして、夜になって雨こそ上がったようだが
風は強いままである。
気温もさして上がることもなく
肌寒い1日であった。
明日はこの強風に雨雲がすっかり取り除かれて
良い天気になりそうである。
きっと、気温も上昇するのだろうな。



2008年04月07日(月):移住先
MILETが雑誌を見ながら
「ハワイだったら、移住しても良いかも。仕事があれば、だけど」
と話していた。
薔薇職人はそれを聞くと
「俺はいいぞ、ハワイに移住しても。
まぁ、故郷に帰るようなものだしな」
と。
…え?薔薇職人…お前、ハワイアンだったのか?
成る程ね。
俺様もハワイに移住するのはいいぞ。
毎日、サーフィン三昧だ。
…冗談だ。



2008年04月06日(日):不機嫌
最近のMILETは不機嫌なことが多い。
理由は様々らしいが
鬱陶しいことこの上ない。
俺様も時々不機嫌になっているが
容姿の愛らしさと気品漂う雰囲気のおかげで
不機嫌も上品となる。
MILETの容姿に関しては言及を避けるが…。
不機嫌な状態だと
ますます…だぞ。



2008年04月05日(土):原因は
夜、外出先から帰ってきた薔薇職人に
元気がなかった。
心配してやっている俺様に対して
「なんか、悪いこと考えてるだろう」
と抜かしたことは、大目に見てやろう。
病人に鞭打つことは出来ないからな。
どうやらヤツは頭痛に苦しんでいたらしい。
鎮痛薬を飲むと、寝てしまったようだ。
MILETが夜中に様子を見に行くと
まだ頭が痛いと言っていた。
そこでいつから痛いのか、とMILETが聞いたところ
山中湖の親戚宅でMacの画面を見ながら作業したあとからだ、
と判明したという。
つまり、疲れ目の為に頭痛が起きた、と言うことだった。
そこでMILETは薔薇職人の首と肩とに湿布を貼り付け
別の鎮痛剤を飲むように言っていた。
「首がすーすーする」
とかなんとか言っていた薔薇職人だが
3分もしないうちにイビキをかいていた。



2008年04月04日(金):当然だ
昼間、MILETが買い物に出かけた。
すぐ近所のドラッグストアに出かけたのである。
5日に一度の割合で買い物に行っているのだが
今日はそのサイクルから外れていた。
何を買ってきたのかというと
俺様のトイレ砂と自分の飲み物などだった。
自分の飲み物は別に急ぐものではなかっただろう。
しかし、俺様のトイレ砂はそうは行かない。
で、結局重いトイレ砂と重い飲み物を
一度に買う羽目になったのである。
「陛下のために、こんな重いものを
買ってきてあげたのよ」
と、恩つけがましくMILETは言うが
そんなことは当然の奉仕だろうに。



2008年04月03日(木):唸った
MILETは海外ドラマをこよなく愛している。
といっても、韓国ドラマを見ているわけではない。
主にアメリカのドラマと
何故か中国の武侠ドラマのファンだ。
そして、毎日欠かさず見ているアメリカのドラマがある。
FBIの失踪者を捜索する専門部署が舞台の話だ。
事件は1話完結だが、登場人物たちのサイドストーリーは
脈々と続いていく。
そして、今日は翌日の夜中に死刑執行される男性の父親が
行方不明になったという話だった。
彼は息子の無罪を信じていて、
どうにかして死刑を中止させようと躍起になっていた。
やがて新たな証言者が現れて、
もしかしたら無罪にならないまでも、再捜査されることにより
死刑が延期になるかも…というところまでこぎ着けた。
行方不明だった男性も見つかった。
しかし、失踪者を捜索するチームで
捜索に係わったみんなが中止の連絡を待ち受ける中、
刻一刻と死刑の時間は迫っていく。
そして、ドラマの最後で電話が鳴ることはなかった。
ここで、日本のMILETの言葉を借りると
「甘っちょろい」ドラマでは、最後の最後で電話が鳴り、
死刑中止が伝えられて、みんながほっとする、
という終わり方だっただろう。
結局、あのあと中止の連絡はあったのか。
それとも、死刑は執行されたのか?
それは視聴者の想像にゆだねられた。
死刑制度が悪いと決めつけるのではなく
問題提起をした、という形だったのだろう。
その証拠に、登場人物の1人が
「私は悲惨な事件を数多く見ています。
その犯人たちには極刑が妥当だと思っています。
私はこの国の司法制度を信じてます」
という台詞を吐かせているのである。



2008年04月02日(水):BBC
エイプリルフールの密かな楽しみは
海外メディア…とくに英国…がやる
バカバカしいが本気の「嘘」である。
今まではビッグベンが競売にかけられたというのが
もっともセンセーションを巻き起こした「嘘」だったが
今年は更に素晴らしい「嘘」があった。
それはBBCのニュースで流された映像である。
なんと、南極のペンギンが群れなして
「ブラジルまで飛んでいく」という映像だったのだ。
その出来の素晴らしいことと言ったら、なかったぞ。
まるで、本当に飛んでいるかのようだった。
わざと映像をドキュメンタリーにありがちな
ざらついたものにして見せたり
空撮でのリアリティーを出すための影なども
しっかりと作り込んでいた。
ペンギンが羽ばたきを始めて飛び上がろうとする所など
思わず本物かと思ってしまったぐらいである。
お堅いイメージのあるBBCですら、こうなのだ。
他は推して知るべしである。



2008年04月01日(火):新年度
日本では、今日からが「2008年度」である。
新社会人や、新入生やらが
街を闊歩するようになる。
彼らの初々しい希望に満ちた表情が
眩しく感じられる日々が始まるわけだ。
…ま、俺様には余り関係のない話であるが。







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