Follwingday

2002年12月31日(火):過ぎる

今年も後数分で終わる。 今年、もっとも印象に残った出来事は やはりＷ杯だろうか。 それから… 俺様に妹分が出来たことか。 MILETも薔薇職人も相変わらずの一年であったし 来年も変わらずだろう。 読者諸君。 今年もご愛顧感謝する。 来年もどうか宜しく。

2002年12月30日(月):忙殺中

あと少しで一年が終わるというのに 俺様はここに来て なんだか慌ただしい。 薔薇職人が大掃除している傍らで MILETは今頃年賀状を印刷していた。 しかし「ながら」族のMILETは 年賀状を印刷しながら 薔薇職人が手をつけていない箇所の 大掃除をしていたようだ。 俺様はといえば そんな二人が俺様のものを勝手に捨てたり 動かしたりしないように 見張るのに忙しかった。 何しろ 現在陋屋の玄関には 山のようにゴミ袋が積まれているのである。 あの中に俺様のものが紛れ込んだら 分からなくなるに違いない。 明日こそは ゆっくりとくつろいで 過ぎゆく年に思いを馳せられるように していただきたいものである。

2002年12月29日(日):大掃除

拙宅でも年末進行がようやく始まった。 正確に言うと 薔薇職人が年末年始の休みに入ったということだ。 なにしろMILETは 年中有休であるから、盆暮れ正月関係ないのである。 さて。 年末といえば世間一般では 主婦の方々が大掃除に忙しくなるようである。 我が家には主婦不在らしいと 常日頃感じていた俺様だが この年末になるとその感が益々強くなる。 もっとも 大掃除は薔薇職人が腕を振るうのが 毎年のことである。 今年もMILETは「現場監督」で 薔薇職人が体を動かしていたようだ。 あまりにも気の毒に思ったので 俺様も少々手を貸してやった。 お陰で夜はぐっすりだった。

2002年12月28日(土):不慣れ

世の中は年末進行らしい。 大掃除や正月の準備やらで 先週までのクリスマス一色はどこかへ行ってしまった。 そんな中、 MILETはといえば、いつもと同じように過ごしていた。 変わったことと言えば、洗濯物が増えたことぐらいだろうか。 今日はマットを洗っていたようだ。 明日は大掃除をすると薔薇職人が息巻いていたが、 おそらくMILETは何もしないに違いあるまい。 かえって何かすると 薔薇職人の用事を増やすことになるだろう。 MILETはそういうヤツである。 まぁ不慣れなことをして怪我でもしたら 年末年始で病院も休みだろうから 何もしない方が良いのだろう。 勿論 俺様は薔薇職人の仕事ぶりを監督するという、 重大な任務がある。 それに加えてMILETのお守りも 今年はしないとならないようだ。

2002年12月27日(金):身嗜み

今日のMILETはやけに愛想が良かった。 俺様が油断してなつくと思っていたらしい。 そこまで 俺様はお人好しではなかった。 これは何かあると思っていたら 案の定だ。 なんとヤツは、俺様をシャンプーしたのである。 俺様が薄汚い野良猫同様だと思っていたのだ。 失礼なヤツだ。 毎日何度も毛繕いしている俺様を シャンプーとは！ とはいえ ここで暴れるほど俺様は愚かではない。 確かに最近、抜け毛もあったし グルーミングすれば毛を飲み込んでしまっていた。 MILETがシャンプーしてくれたお陰で 少々すっきりしたことも事実である。 だが、俺様の尊厳を無視したやり方には 腹も立つというものだ。 「うーん。陛下ったらイイ匂い〜」 と顔をすり寄せるのもやめろと言いたい。 まさかと思うが 俺様のシャンプーは年末の大掃除の一環とでも 言いたかったわけではあるまいな。

2002年12月26日(木):オンチ

はっきり言うが MILETはオンチである。 アレで声楽を習っていたというのだから、 その前はどれ程のものだったのか 想像するだに怖ろしい。 そのMILETは 毎日のように歌を歌っている。 練習しているのだと思って、近づかないでいるのだが、 今日は勇を決して その様子を垣間見た。 するとMILETは 楽譜も広げずに 好き勝手な音程で大声を張り上げているだけだった。 これでは 進歩がなくても当たり前である。 そこで俺様は MILETに楽譜を見るように注意をしてやった。 楽譜はなんのためにあると思っているのだろうか。 よもや 飾りにするためにあると思っているのではあるまいな。 いや、MILETのことだから そう考えているのかも知れない。 どうでもよいが 回りの迷惑も、顧みて貰いたいものである。

2002年12月25日(水):宗教的

今日はクリスマス当日である。 しかし 日本では既に「年末から正月」へと 気持ちが動いているようだ。 熱心なキリスト教徒は 今日一日をミサに費やすらしい。 俺様は勿論のことだが MILETも宗教的儀式とは無縁なようである。 俺様の場合は 宗教など無くても、充分幸福を得られるので 興味がないのだ。 しかし MILETの場合は「神も仏も」といった性根らしく この時期はミーハーに騒ぐことを楽しんでいるらしい。 当然のことだが 明日からMILETは「年末から正月」へと 気持ちが動くこと請け合いだ。

2002年12月24日(火):静かな

今日はクリスマスイヴである。 静かに過ごすことに決めた。 今夜は 世界中でサンタクロースが大活躍するらしい。 もっとも 俺様にはあまり関係ない話であるが。

2002年12月23日(月):疲労感

昨日は少々はしゃぎすぎたようだ。 身体がだるくて 寝てばかりになってしまった。 それでも夜は 貰ったばかりのプレゼントで遊んだ。 少し気分が良くなったようだ。 どうやら俺様は 体を動かしている方が、気分が良くなるらしい。

2002年12月22日(日):ギフト

クリスマスパーティーに招待されたので MILETの実家へ出かけた。 久しぶりの外出である。 プレゼント交換で、 俺様へのプレゼントもちゃんと貰った。 ウサギの毛で作ったオモチャだった。 俺様のものだとすぐに分かったので、 早速遊んでみた。 その様子に MILETの母も父も目を細めていたようである。 「陛下は賢い」 「頭良いわね」 等と、口々に褒めそやすので 俺様も少々くすぐったくなった。 そういえば MILETの書いたくだらない小説ではないが、 今年は鳥の唐揚げ付きクリスマスだったようだ。 もっとも 俺様は人間どもの食するものは 口にする主義ではないのだが。

2002年12月21日(土):最後の

今年最後の三連休が始まった。 子供たちの冬休みも 始まったようである。 薔薇職人は雨の中 朝から出かけていたようだ。 MILETと俺様は 寒い雨の中出かける気にもなれずに のんびりと過ごすことに決めたのだが… 午後遅くなってから 薔薇職人が帰宅すると MILETを伴って出かけてしまった。 もっとも １時間ほどで帰ってきたのではあるが。 明日は MILETの実家でクリスマスパーティーである。 俺様ももちろん招待されている。 天気が良くなることを祈って 今日は早くやすむことにしよう。

2002年12月20日(金):可笑し

笑いについて語ろうと思う。 笑うことにより 人間は猿と区別されるとある哲学者が言ったらしい。 笑いという行為は 人間独自のものであり、他の動物は決して為さない。 人間の哲学者は 本当にはずかしげもなく、いけしゃあしゃあと とんでもないことを言うものだ。 もっとも人間の哲学者というのは 己の中の理想郷に住まうような人物を差すらしいが。 笑いという文化というのは 確かに人間独特のジャンルかも知れない。 お笑い芸人がテレビでもてはやされ 或いは映画でもコメディーが売れる。 常に新しい快楽を求める人間は 笑いの中に快楽を見いだしているに違いあるまい。 適宜な笑いは 人生を豊かにし、また、輝かせるそうである。 さて。 ここではっきり言っておこうと思う。 俺様が知る限り、猫も笑う。 馬もおそらく、笑うに違いあるまい。 他の動物は、確かに人間ほど表情筋が発達していない。 だから笑いという表情を 人間ほどあからさまに表現できないだけなのである。 人間は 自分たちが動物を笑っていると思いこんでいるようだが その実、常に他の動物たちに笑われていることを 忘れてはならない。

2002年12月19日(木):偵察中

俺様が嫌いな人種がいくつかある。 大体人間の殆どは 俺様のかんに障るのであるが そのなかでももっともかんに障るのは 下品な連中だ。 この品のない連中というのは 広範囲に渡って生息している。 例えば 自分たちを省みずに、他人ばかり攻める連中。 主に日本の政治家に多いタイプだ。 または 他人の迷惑を考えずに、自己中心の行動をとる連中。 これもまた、最近増えてきたようである。 俺様が窓辺に陣取って偵察していると 下品な人間が二人連れだって歩いてきた。 頭が悪そうな、と言い換えても良いだろう。 大声でくだらない話を延々とし、 げらげらと笑っていた。 どうも我慢できずに、 俺様は低くうなり声を上げてしまう。 MILETは 「陛下はホントに下品なのが嫌いね〜」 と言っていた。 その言葉に危機感が含まれていたのは間違いない。 なにしろMILETは 品のないお笑い映画が好きだからである。

2002年12月18日(水):百の問

今日はMILETが サイトを珍しく更新していた。 管理人近影を差し替え、 その上なにかの質問事項に 熱心に答えていたようである。 覗き見ると 「猫好きさんへの百の質問」 とやらに答えていたようだ。 見るのも答えるのも一苦労であるが お暇な方は「管理人の戯れ言」から「猫好きの証明」を 覗いていただきたい。 この百の質問というものは 色々と種類があるらしい。 MILETも猫好きというものを探し当てるのに ネットを徘徊していたようだ。 それにしても 初めてこういったことに目を付けた人間は どういうつもりだったのだろうか。 人間の創造力に 俺様は時々驚かされる。

2002年12月17日(火):調律師

今日はMILETの唯一の「贅沢品」である ピアノの調律をして貰った。 MILETのものは 当然のことであるが、俺様のものである。 調律師は去年と同じ顔であったが 油断は禁物だ。 そう思って 作業の経過を見張ろうと思っていたのだが MILETがピアノの部屋の扉を閉じてしまった。 仕方なく 階下で音を頼りに作業の経過を見張ることにした。 作業が無事終了したのは １時間半も経った頃だった。 俺様は早速 調子を見ることにした。 MILETが茶器などを片づけている間に、 大屋根の隙間に入り込む。 だが、MILETが慌てて飛んでくると 俺様を追い出してしまった。 鬼の形相である。 俺様は良かれと思ってやったというのに。 まぁ…確かに… ピアノの音が狂いつつあった理由は 俺様が時折つま弾いていたからであるが。

2002年12月16日(月):真夜中

昨夜の日記を、わけあって今、書いている。 何故昨夜のうちに書けなかったかといえば、 MILETたちに天誅を加えていたからである。 最近ヤツらは、俺様をないがしろにしすぎているので 思い知らせてやっていたのだ。 俺様の怒りが天にも通じたのか、 昨夜は雷鳴轟く嵐となった。 しかし。 MILETたちは逆ギレしたようだ。 それでも俺様は 断固たる態度を崩さなかった。 お陰で今朝は MILETも薔薇職人もいつもより早く 俺様に食事の用意をしたようである。

2002年12月15日(日):戒厳令

今日は一日、MILETを見張っていた。 俺様に黙って 外出などしないように、である。 薔薇職人は 朝からどこかへ出かけてしまっていたが、 いつものことであるから 捨て置いた。 MILETは夜遊びが過ぎた所為で、 午前中はベッドで大人しくしていた。 しかし、油断は禁物である。 俺様がちょっと目を離した隙に、 どこかへ出かけないものでもないからだ。 油断のならないヤツだということは 重々承知だ。 だが、午後遅くなると 流石の俺様も集中力が低下してきた。 MILETがゲームを始めたので しばらくは大人しいだろうと踏んで、 少々昼寝した。 すると 今度はMILETのほうがすり寄ってきて、 「一緒にお昼寝しましょうね〜」 と言い出した。 これは何か魂胆があるに違いない。 そうは思ったが、眠気には勝てなかった。 どうやら一日中 MILETは家で過ごしていたようだ。 俺様の監視が厳しかった所為だろう。 そういえば 昨日は風千女史から俺様へ貢ぎ物があった。 箱に 「はちみつぎもの」 とあったから間違いあるまい。 だがMILETは 「これは私へのプレゼントよ」 と言い張っている。 それから水牛嬢から、 なにやら楽しげなマスコット人形がついた バッグも貰っていたようだ。 少なくとも、あのマスコット人形は俺様のものだろう。 しかし、それも 「これは私のっ！」 と、言い張っている。 …近いうちに正当な権利を主張して 手に入れるつもりである。 そういえば薔薇職人も、水牛嬢から何か貰ったようだ。 こちらは頑なに 俺様の検閲を拒否している。 …絶対に、チェックしてやろうと思っている。

2002年12月14日(土):上映会

今日、MILETと薔薇職人が いそいそと出かけていった。 なんでも 先日入手した、あのどうしようもなくくだらない、 「親指バットマン」を 風千女史と水牛嬢に見せるために 風千女史宅へ押し掛けていったらしい。 まぁ、天気も良かったことであるし、 俺様はのんびり昼寝三昧した。 従って、 現在は目が冴えてしまって仕方がない。 しばらく 夜中のエクササイズと洒落込むことにしよう。 薔薇職人は、またしても食べ物に関する話で 女性陣を爆笑させたらしい。 つくづく、平和な男だ。

2002年12月13日(金):故郷へ

MILETが ハワイの「フラ」を紹介している番組を 熱心に見ていた。 その番組の途中で 薔薇職人が帰宅したのであるが 彼も熱心に見入っていた。 そしてMILETが言った。 「ダーリン。郷愁に駆られるでしょ？」 ちょっと待て。 俺様の記憶が正しければ 薔薇職人は日本人であったはずだ。 しかし俺様の疑問に対して 「週に一度は帰りたいって思っているんだけどね」 と薔薇職人は答えたのである。 テレビに映っていたハワイの人々と 薔薇職人を俺様は見比べてみた。 成る程。 確かにあちらの国の方が ヤツには似合っているようだ。 もしかすると、 ヤツのルーツは本当にハワイなのかもしれない。

2002年12月12日(木):乾燥肌

冬になると MILETはしょっちゅう顔に水を吹きかけている。 夏もエアコンの利いた部屋では やっている行為であったが 冬のように頻繁には行っていなかった。 MILETは乾燥肌だという。 冬のように湿気が少ない時期は 肌が乾いてがさがさになるのだそうだ。 夜中に背中をぼりぼり掻いているのも、 その乾燥肌の所為なのだろうか。 それはそうと 朝着替えるときに 「粉ふきいも〜」 とか言うのはやめて欲しいものである。

2002年12月11日(水):警戒中

昨日の失敗が尾を引いて、 俺様も今日の午前中一杯は 傷心を慰めて過ごしていた。 しかし いつまでもくよくよしているのは、 俺様の主義ではない。 午後からは気持ちを切り替えた。 そこで 失敗した地点に立ち戻り、 今度はドジを踏まないようにしようと思ったのである。 ところが。 MILETと薔薇職人は 俺様が、再び失敗すると踏んでいたのだろう。 洗面所封鎖を決行していた。 まぁ、今日は日の当たらない洗面所は寒かったし 意地だけで行動しても仕方ない。 とはいえ、このままでは収まりが悪い。 明日は「見張り台」の見回りを敢行しようと思う。

2002年12月10日(火):大失策

今日、 俺様としたことが、とんでもない失策を やらかしてしまった。 何をしでかしたかというと 仔猫の時以来学習して、落ちていなかった場所に 転落してしまったのである。 その場所というのは 洗濯機の裏だ。 拙宅の洗面所に鎮座している洗濯機の裏には 窓がある。 俺様はその窓から、往来の様子を見るのが 日課となっている。 その日課を遂行中のことである。 許可なく通行中の同朋を見て、 少々興奮した俺様は、その窓枠に飛び乗ろうとした。 窓枠といっても 小さな窓であるから、当然俺様の身体が 乗り切れるわけはなかった。 その結果として 俺様は洗濯機の裏に落ちてしまったのである。 まさかこんな狭い隙間に落ちるとは、 正直驚いてしまった。 MILETに助けを求めようと声を上げた。 しかし、MILETにもあの隙間は盲点だったらしい。 俺様を見つけだすことが出来ないようだった。 そこで俺様は必至に洗濯機登りをし、 なんとか自由を手に入れたのである。 おかげで埃だらけになってしまった。 今夜は、年末の大掃除を手伝ったと思って 自分を慰めることにしよう。

2002年12月09日(月):寒々し

首都圏で初雪。 例年よりも２４日早いそうだ。 積雪もあったらしい。 陋屋近辺は温暖な気候で、 隣の市で雪が降っていても、こちらは雨と言った具合である。 しかし 今日は雪が降った。 流石に寒い。 ストーブに、へばりついてしまった。 夜になって薔薇職人が帰宅すると MILETと二人で出かけてしまった。 この寒い夜に俺様を留守番させるとは！ 憤慨したものの、 寝室はエアコンが利いていて快適であったので とりあえず怒りは収めた。 帰宅した二人は なにやら大きな荷物を抱えていた。 何かと思ったら ウォシュレットである。 そういえば先日来、壊れたと言っていた。 二人掛かりで取り付けるのか。 ご苦労なことだ。 そう思って、俺様も見守ることにしたのだが… MILETは口だけ出して 手は出さない。 流石である。 明日は放射冷却で、今日より更に寒いとか。 少々寝坊することにしよう。

2002年12月08日(日):親指で

MILETと薔薇職人が 日曜日恒例の買い出しから帰宅するなり ＤＶＤを観賞し始めた。 何を見ているのかと思えば 「バットサム」 とか言う実にくだらない映画であった。 サムとはthumb、つまり英語で親指のことである。 バットはbatt。 直訳すると「親指コウモリ」。 映画の邦題は「親指バットマン」。 つまり、親指が演じるバットマンである。 実に、実に、くだらない映画であった。 正味４０分ぐらいの作品だろうか。 その間、MILETも薔薇職人もバカみたいに笑っていた。 俺様からすると この親指が演じる映画には、 色々な種類があるらしい。 次ぎに作るのは何かという話で MILET達は盛り上がっていたようだ。 平和なことである。

2002年12月07日(土):大雪に

寒い一日であった。 寒いと思ったら大雪だった。 先日は 十二月とは思えないほどの暖かさであったというのに。 日はどんどん短くなり、 庭にもほとんど日が当たらなくなった。 それでも 一輪、二輪の薔薇が咲いている。 それがかえって 寒々しいと言えよう。 明日はもっと寒いと言う。 こうしてどんどん冬になっていくのだろう。

2002年12月06日(金):長距離

今日はMILET宛に長距離電話がかかってきた。 電話の相手は らいみ嬢である。 大阪に引っ越ししたと聞いていたが 電話の声は元気そうだった。 俺様も挨拶したかったのであるが、 気の利かないMILETは 俺様に電話機を渡さなかった。 らいみ嬢も 俺様と話したかったに違いないというのに。 全く。 気の利かない。 電話では また遊びに来ると言っていた。 俺様もその日を楽しみにしていようと思う。 ところで、MILET。 老後の話をするのは構わないが、 薔薇職人との老後の話が出なかったのは どういうわけだ？

2002年12月05日(木):座礁船

最近船が座礁する事故が頻発しているようだ。 スペインのタンカーを初め 日本でも輸出用の自動車を積んだ貨物船が座礁した。 そして今日は 日立港のすぐ傍で、北朝鮮船籍の貨物船が座礁。 座礁と言うことになると 当然船の燃料である重油が海に流れ出す。 深刻な海洋汚染が、 当然予想されることになる。 いずれの事故も 豊かな漁場近辺で起こった事故だ。 短期間の補償問題だけでなく 海が正常な状態に戻るまでの長期間、 一体誰が補償してくれるというのか。 人間だけへの補償ではなく 海の被害を誰が補償してくれるのだろうか。

2002年12月04日(水):不許可

MILETが俺様の爪を 許可なく再び切った。 最近、どうも調子に乗りすぎているようだ。 俺様だって我慢の限界がある。 思い知らせてやるべきか。 しかし MILET曰く 「また巻き爪にでもなったら大変」 だから切ったというのである。 成る程。 だが俺様の許可を取るべきではないのか？

2002年12月03日(火):結果は

レアルマドリード対オリンピアの試合を観た。 結果は レアルマドリードが勝利。 流石、今年度最高のチームの称号を獲ているだけある。 Ｗ杯で見ることが叶わなかった ジダンのプレーも堪能できた。 フィーゴのボールコントロールも ロナウドのゴールシーンも たっぷりと楽しませて貰った。 俺様も しばしMILETとサッカーごっこに興じた。 やはりサッカーは もっとも楽しい球技である。 そういえばMILETが 俺様を主人公に据えた小説を書いたそうだ。 俺様の魅力の千分の一も出せていないだろうが、 とりあえず宣伝しておいてやろう。 閑をもてあまし、なおかつ慈悲心を持つ方は ご覧頂きたい。 「猫アパートの住人」特別編 ちなみに、この小説はフィクションである。

2002年12月02日(月):世界一

明日TOYOTACUPが開催される。 これによって 世界ナンバーワンサッカークラブチームが決まるわけだ。 俺様の記憶が正しければ 毎年国立競技場で開かれていた筈だ。 今年からは 横浜の国際競技場で開催されるらしい。 確かに国立では キャパシティーも限界だったのかも知れない。 なにしろ今年は Ｗ杯があった年である。 例年になく、TOYOTACUPも注目されているのだろう。 ヨーロッパ代表クラブチーム レアルマドリードが勝利するのか それとも 南米代表クラブチーム オリンピアが勝利するのか。 下馬評ではレアルが断然有利と言われている。 しかし… ヨーロッパ代表といってもレアルはラテンだと思うのだが。 まぁ、とにかく Ｗ杯で活躍が見られなかったジダンも出ることだし、 明日はこの貴重な試合を 楽しもうと思う。

2002年12月01日(日):ニット

「この冬はニットが流行なんだって〜」 とMILETが宣言したのが 秋になるかならないか位の頃だった。 そして宣言通り、 MILETはニットの製品を買いまくっている。 MILETの言う「流行」というのは MILETだけの「流行」であると俺様は理解している。 最近ヤツが特に気に入っているのは モヘアという素材である。 モヘアのセーターやモヘアのストールを 買い込んでいるので間違いないだろう。 俺様もモヘアは好きである。 あのふわふわした感触は 俺様のベッドにしても気持ちよいに違いない。 今のところMILETのガードがきつくて 俺様のものに出来ていないが、 近日中にものにしようと思っている。

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