世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
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2002年05月31日(金):開幕戦
今日から待ちに待ったワールドカップである。
しばらくこの世界征服日記は、ワールドカップ観戦日記になるだろう。
今日は開幕戦一試合だけが行われた。
カードは前回の王者フランス対初出場セネガル。
誰もがフランスの楽勝を信じていたに違いない。
しかし、しかしである。
セネガル代表の選手の殆どが、実際にはフランスのリーグで
選手として活躍している。
また、フランス代表の選手にもセネガル出身の選手がいる。
一部では
「フランス代表対フランス選抜」
と言われているカードだったのである。
結果は
フランス0−セネガル1
セネガルの勝利であった。
初出場にして開幕戦で前回の王者を下したのだ。
素晴らしいの一言である。
フランスは司令塔であるジダン選手を怪我で欠いており、
苦しい試合となった。
それでもフランスらしい、組織だった攻めを期待していたのだが…
パスの精度の低さ、ゴール前での粘りのなさ。
そして、守りの浅さ。
フランスらしからぬミス。
それに引き替え、ファールを恐れずに突っ込む
セネガルのFWたち。
ゴールへの執念。
ワールドカップ、どこが勝ち進んでいくのか。
明日からも楽しみである。

ところで、MILETたちが一昨日出かけた先は
ディズニーシーとか言う場所だったらしい。



2002年05月30日(木):眠れる
MILETは一日寝ていた。
俺様は昨日の意趣返しとして、遊び倒してやるつもりだった。
しかし遊び相手は、布団からいっこうに出てくる気はないらしい。
いらだった俺様は
なんとかMILETと布団を引き剥がすべく、色々試した。
まずは、胸の上に乗ってみた。
まるで動じないようだ。
次ぎに、勢いをつけて乗ってみた。
…捕獲され、危うく俺様も寝てしまうところであった。
その次ぎに、積み上げられた本をことごとく床に落としてみた。
起きる気配すらなかった。
押してもダメなら引いてみることにする。
耳元でそっと鳴いてみた。
MILETは俺様を抱き寄せると…そのまま寝てしまった。
苦労して脱出したが、
危険すぎるのでしばらく捨て置くことにしよう。
そのうち、俺様も眠くなってきてしまった。
一体MILETの眠気はどこから来るのだろうか。
今日は俺様よりも長く寝ていたぞ。



2002年05月29日(水):待てど
竹久夢二の「宵待草」ではないが、
今日は一日中俺様は一人きりで過ごした。
それこそ待てど暮らせど、帰ってこないMILETたちを
待ちぼうけだった。
MILETたちは遊びに行っていたらしい。
ぐたぐたになって帰ってきたので
それと分かった。
朝早くから一体どこに出かけていたのだろうか。
ちなみに、
俺様は今日は毛玉を吐き出してしまった。
別にわざとではない。
まぁ、いい気味だと思ったことも
確かではあるが。



2002年05月28日(火):不審者
俺様の薔薇園に、侵入者があった。
こともあろうに、俺様が薔薇を眺めているときに
堂々と侵入して俺様の鼻先をかすめていったのである。
当然、俺様は憤然とした。
その気配を察したのだろう。
向こうは俺様の方に顔を向けると、挨拶らしきことをしたようだ。
勿論、俺様がそんなことで許すはずもない。
怒りにうなり声を上げていると
MILETが俺様の背後に立った。
MILETの顔が鬼の形相だったのだろうか。
その侵入者はそそくさと、薔薇園を後にしたのである。
俺様の怒りは収まらなかったが、
相手がいなくなってしまっては、振り上げた拳を降ろすしかない。
それから三時間ほどたったころだろうか。
俺様が二階でくつろごうと思っていた矢先である。
突然屋外から、同朋の怒りに満ちた声が聞こえてきた。
相当興奮した声だった。
俺様は慌てて開いている窓の枠に飛び乗ったが、
MILETがいち早く俺様の気配を察知して、
窓をぴしゃりと閉めてしまった。
俺様が興奮しそうになったと読んだのだろう。
事実、俺様は少々興奮していた。
最近どうやら、陋屋の回りで
覇権争いをしている同朋達がいるらしい。
例の不審な侵入者もそういった一人だろう。
ここは俺様の家である。
なんぴとたりとも、俺様の権利を脅かすことは許さん。



2002年05月27日(月):不安定
今日の天気は昨日にも増して、不安定であった。
晴れていたかと思えば、
にわかに雲が立ち上り雷鳴が轟く始末である。
しかし、日本という国の先行きも
不安定なようだ。
現国会で審議しているらしい「有事法案」とやら。
日本は憲法で戦争を放棄している筈である。
それなのに、何故有事の心配をしなくてはならないのか。
大体、法案を提出するに当たって、
与党が意見を異にしているところもおかしい。
「有事とはどこかが攻めてきたときのこと」
というような事を言っていたような気がする。
「だから、そうなる前に備えあれば憂いなし、ということで」
と言う話だ。
日本の持つ自衛隊は専守防衛という大原則がある。
専守防衛というのは、いったいどういうことなのか。
「核弾頭を打ち込まれた後」
と首相が言えば、官房長官は
「そのような動きがあったとき」
と発言する始末だ。
専守防衛であれば、首相の言が正しいはずである。
戦争をするための法案を審議するなど、
すでに憲法違反ではないのか。
俺様が世界征服をした暁には、
当然人間どもから全ての武器を取り上げる。
人間どもは争いのネタが欲しくてたまらず、
いつか訪れる争いのために「備える」のが好きらしい。
そんな事を、俺様は断じて許さない。



2002年05月26日(日):夕立ち
今日は昨日に引き続き、非常に良い天気だった。
薔薇職人は午前中
御苦労にも仕事だったらしく出かけていた。
帰宅後、MILETを伴って再び出かけた。
俺様も一緒にいきたかったが、眠気には勝てなかった。
夕方になってから雲行きが怪しくなって来た。
確か出かける前に、洗濯物を干していたはずだが…
俺様の心配は適中した。
雨が降り始めたのである。
しかし、間一髪でMILETたちが帰宅。
洗濯物は難を逃れたのである。
そして雷鳴と激しい雨音。
夕立ちだ。
そろそろ夏なのだろう。



2002年05月25日(土):夕暮れ
今日は一日天気が良かった。
流石に日の高いうちは暑くて敵わなかったが、
夕方になってから風が心地よかった。
久しぶりにベランダで、昼寝というか
夕寝をしてみた。
非常に心地よい。
盛りが終わってしまったとはいえ、庭の薔薇から香りが立ち上り
俺様の鼻腔をくすぐっていく。
なんとも心地よいひとときではないか。
MILETはインターネットのゲームに熱中している。
こんなに心地の良い夕暮れに
なんと愚かなことをしているのだろうか。
なんでも今日は拗ねる日に決めたと言うから、
放っておくことにしたが。
俺様が心地よさにうとうとしていると、
無粋な蠅が一匹飛んできた。
五月蠅いとはよく言ったものである。
俺様は蠅を追い回した。
追い回しているうちに、それが楽しくなる。
ついつい夢中になって、
もう少しで北側の窓の網戸に大穴を開けるところであった。
夢中になっていて気がつかなかったが、
俺様は蠅を追って部屋の中に飛び込んでいたのである。
蠅はMILETが追っ払ってしまった。
また静かでまったりとした夕暮れ時になった。
しばらく窓辺で微睡むことにしよう。



2002年05月24日(金):一週間
一週間の後に、ワールドカップが開催される。
俺様はサッカーが好きである。
この日韓共催の大会にも大注目だ。
アイルランド、イングランド、イタリアにフランス。
ヨーロッパのトップクラスのプレイヤーが来日する。
しかしこのワールドカップ。
それぞれの国、あるいは選手の事情が絡んで
代表入りした筈の選手が追放になったり、
あるいは来日予定が大幅に遅れたりした。
もっと純粋にサッカーを楽しめないのだろうか。
もっとも、彼らはプロ選手である。
楽しむだけにサッカーをやっているわけではない。
プロとしての華麗な技を
是非ともみたいものだ。



2002年05月23日(木):実年齢
今日、MILETがとあるテレビ番組を熱心に見ていた。
内容は
「精神年齢が高いと若く見える」
とかそんなようなものであったように思う。
そろそろMILETも
若く見えることに固執する、年齢になったことを
自覚しているのだろう。
その番組のサイトには
番組オリジナルの「精神年齢テスト」が掲載されており
当然MILETもやっていた。
「私は仙人か?!」
と、なかば捨て鉢に呟いていたところを見ると、
かなりの高得点をマークしたらしい。
精神年齢が高ければ、外見が若く見られるのであるから
喜べば良いであろうに。
まぁ、精神だろうと肉体であろうと
あまりにも高年齢という結果が出れば、
複雑な気持ちにもなるだろうが。
ちなみに帰宅した薔薇職人にも
同じテストを受けさせていた。
薔薇職人は実年齢と精神年齢がほぼ一緒だったらしい。
MILETは一人、むくれていた。
…あれで本当に精神年齢が高いのだろうか。
俺様にいわせれば、
MILETの精神年齢なぞ、せいぜい3歳児並みだと思うが。
肉体年齢に関しては、おそらく九十歳はいっているだろう。
ちなみに俺様は…
両方とも健全な年齢であるに違いない。



2002年05月22日(水):行く末
今日は目出度い日だ。
というのも、例の北朝鮮からの亡命一家が
無事に中国から出国できたからだ。
中国側曰く
「我々が、判断し、我々が人道的に配慮した結果」
と豪語している。
マスコミに取り上げられなかったら、
こうはならなかっただろうと俺様は思うが。
そらから福岡で二十六歳の人間が
我々の同朋を無惨に虐殺していたのだが…
その男が捕まった。
そういえば、昨日だったと思うが
栃木で犬や猫を虐殺した男も捕まったそうだ。
ほっとする反面、そういった行いをする人間どもが
最近やたらと目に付くようになったことに
俺様は危機感を持った。
拙宅の隣に住む人間の男も、
将来そういうことをやらかすのではないかと
俺様は不安に思う。
何しろ人間は、自分たち以外は下等だと
思い填っているもっとも下等な生き物だからだ。



2002年05月21日(火):晴れ間
今日は久しぶりに青空が広がった。
それでも気温は低めで、
まさに五月晴れの爽やかさである。
庭の薔薇も昨日までとはうって変わって、
艶やかさを取り戻したようだ。
俺様は気持ちよく昼寝をしたり、ベランダに出て
庭を眺めおろしたりしていた。
今日は薔薇職人が休みをとったのであるが、
朝からどこかへ出かけていたようだし、
午後からはMILETを伴ってどこかへと出かけてしまった。
結局、気持ちの良い午後を
俺様は一人で過ごす事となった。
静かな夕刻も、たまには良いものである。



2002年05月20日(月):蚊追い
先日の夜から、耳元にあの耳障りな羽音がするようになった。
今年は何もかもが前倒しのようで、
蚊もその例に漏れないらしい。
お陰で鬱陶しいことこの上ない。
MILETがベープマットとやらを仕掛けて、蚊を退治していた。
今日は日中からあの羽音がしていた。
俺様が頭を回して蚊を追いかけていると、
MILETがまたベープマットとやらを仕掛けた。
MILETはすぐに道具に頼る。
すこし蚊を追いかけて、運動不足を解消するべきだ。
そうは言うものの、俺様も今日はなんだかだるくてならず、
追いかける気も起きなかったが。
といっても、体の具合が悪いわけではない。
ただ単に、この蒸し暑さに辟易しているだけだ。
「今でそうなら、夏なんかどうするの?」
とMILETに言われてしまった。
…MILETには言われたくなかったのだがな。
さて。
WBCAでは「ローズアウォード」を開催中である。
今日、全てのエントリーが揃った。
是非素晴らしい芸の数々を、ご覧頂きたい。
また、例によって投票も受付中である。
WBCAローズアウォードのURLは以下に記しておいた。
ROSEAWARD



2002年05月19日(日):回想録
昨日の出来事を書き記そう。
昨日はMILETの実家へ遊びに行った。
MILETはなんだか知らないが、PCに向かって唸っていたが、
俺様はMILETの母親と心ゆくまで
遊びを堪能した。
例えばかくれんぼ、おいかけっこなどの鬼ごっこの類。
または、リボンを使った
疑似対戦ゲームの興奮。
素晴らしい一日だった。
MILETの母親は、俺様の良い遊び相手になってくれる。
たまにしか遊べなくなったのが、
少々寂しいほどだ。
MILETは俺様と母親が遊んでばかりいたのが
悔しかったらしい。
帰り際に、ごっそり自家製三年もの梅干しを
強奪していた。
一日中遊びまくり、昼寝するいとまもなかったので、
昨日は疲れて早く寝てしまったわけである。
今日はのんびりペースで
昨日の余韻を味わっていた。
そう言えば、MILETたちが新しいクルマをどうしたこうしたと
俺様に話しかけていたような気がする。
あと四年もしたら、買い換える腹積もりなのだそうだ。
まぁ、俺様は居住スペースが充分あり、
くつろげるクルマであれば車種は問わないが。



2002年05月18日(土):爆睡中
本日、陛下は大変お疲れのご様子で、すでにおやすみになられました。
大変申し訳ありませんが、本日の日記は休載させていただきます。
詳細などは明日以降の日記にて、陛下よりお知らせいたします。
楽しみにして頂いていた皆様。
申し訳ありませんでした。

TITAN2スポークスマン MILET拝



2002年05月17日(金):寒さで
今日も肌寒かった。
俺様とMILETは布団に潜り込んだ。
こういう日は寝ているのが一番だ。
MILETは昼間、テレビを見ていたようだった。
しかし、夕方から俺様と一緒に寝ていたのだが…
それで良いのだろうか?
最近太った太ったと嘆いていたが
この生活態度では太って当然だと思うが。
まぁ、俺様はMILETが太っていようと痩せていようと、
関係ない。
ところでそんなMILETが参加しているRingの
「猫画会」というものがある。
そのRingのサイトに期間限定でMILETのイラストが掲載されている。
気になる方は以下のサイトまで。
猫画会



2002年05月16日(木):猫馬鹿
MILETの実兄が遊びに来た。
実兄夫婦がローズ嬢を迎え入れてから、初の訪問である。
俺様は迂闊にもローズ嬢の存在を
一瞬忘れていた。
と言うのも、MILET実兄が訪ねてきた時、
俺様は眠りから覚めたばかりであったのだ。
MILETが実兄に手を洗ってくるように言って、
それからユーカリオイルスプレーを
実兄の足元と靴にまいた。
これでローズ嬢の気配は、消えてしまったのだが…
俺様の不機嫌はそう簡単には直らない。
それでも実兄と少し遊んで、気も晴れた。
滞在時間は、正味二時間足らずだったのではないだろうか。
一体、何をしに来たかと言えば、
俺様がもう使わなくなった、仔猫用の爪切りを貰いに来たそうである。
そんなもの、送れば済むことだろうに。
わざわざ取りに来るとは。
確かヤツはMILETの事を
「お前は本当にネコバカだな」
と馬鹿にしていたのだが、今日は
「猫を飼うと、みんなネコバカになっちゃうだな」
と白状した。
MILETは実兄が帰った後
「兄の方がネコバカだよね〜」
とか言っていた。…俺様に言わせれば、どっちもどっちだろう。
まぁ、平和で何よりな一日だった。



2002年05月15日(水):失笑す
今日もニュースは例の北朝鮮からの亡命者一色だった。
新たに明らかになった、あまりにもお粗末な内情。
俺様は嗤った。
亡命の意思表示のために(つまり、ただの越境者でない証拠に)
亡命者は何故、国外に逃げたいのかの意志を、
手紙や書類などの書面にして持っているそうだ。
それをビザを発行してくれる機関、あるいは亡命先で
表示するらしい。
その大事な手紙を、例の北朝鮮人の家族が
あの副領事とかいう役立たずに手渡したという。
しかし、あのウドの大木は
「英語が読めないから」
とかなんとか言って、突き返したと言うではないか。
仮にも領事館の職員である。
英語ぐらい理解していて当然ではないのか?
何でも警察だかからの出向だったそうだが、
英語が自分で読めないのなら、読める者に手渡すなりすれば良い。
本当に人間というのは愚か者ばかりだ。



2002年05月14日(火):寝不足
なんだか今年は陽気がおかしい。
寒かったと思ったら、今日は急に暑くなった。
涼しいときはベッドに潜り込んで眠ればいいのだが、
暑くなると寝てもいられない。
これから本格的な夏がやってくるのだが、
今年は暑くなる予感がする。
そのまえにじめじめとした梅雨もある。
当分寝不足の日々になりそうだ。
寝不足と言えば、昨夜MILETが徹夜をしていた。
徹夜明けは、大体爆睡しているMILETであるが、
今日は勝手が違った。
MILETの母親から電話がかかってきたのである。
なんでも、プリンターの調子が悪いとか。
眠くて不機嫌なMILETは
「説明書読みなさい」
とにべもない。
親孝行しろ、MILET。
それでも三十分ばかり色々な話をしていたようだ。
お陰でMILETはすっかり目が覚めてしまった。
挙げ句に隣家の息子が、例によって大音声でのステレオ観賞。
うとうとしていた俺様であったが、
MILETのいる部屋に避難した。
全く。人間というのは、いったいどういう耳をしているのだ。
あんな大きな音で重低音を間近で聞いていたら、
気が狂ってしまいそうだ。
ちなみに、母親との電話を切ったMILET。
一眠りしようと寝室にこもったが、俺様と同じく
騒音に耐えきれなくなって結局起きてしまった。
今日のMILETは従って不機嫌の筈である。
触らぬ神に祟りなし。
こういう日は大人しくしているに限る。



2002年05月13日(月):仔猫達
昨日、MILETが必至になって作っていたのは
仔猫の里親募集サイトだった。
今日、アップしていた。
その宣伝を、あちこちの掲示板でしていたらしい。
MILETのそう言う書き込みをご覧になり、
不快に思われた方。
俺様がMILETに成り代わり、この場でを借りて
お詫び申し上げる。
さて。
肝心の仔猫達であるが。
俺様に言わせれば、小さくて頼りなくて、その上落ち着きがないだけの
未熟な生き物だ。
世の中には、仔猫や仔犬を平気で遺棄する人間もいるという。
やはり人間というのは愚か者だな。
ちなみに今回里親募集している仔猫達に、
新しい家が見つからなかった場合。
現在の保護者がきちんと面倒をみるつもりは、あるようだ。
しかし出来れば、それぞれを引き取って貰い、
一頭飼いにして貰える方がありがたいだろう。
仔猫達にとっても、それが幸せというものである。
MILETはサイトを作りながら
「陛下にもこんな頃があったのよねー」
とか、うっとりしていた。
当たり前だ。
俺様だって初めから「巨大猫」であったわけではない。
もし、MILETが作った「里親募集サイト」を見たいという
奇特な方がいれば以下にアクセスして頂きたい。
MILETの言葉を借りれば
「ふわふわの仔にゃん写真がいっぱいだよ」
だそうなので。
ひねもすこねこ



2002年05月12日(日):忙しさ
薔薇職人が朝から忙しそうだった。
洗濯をしたり、掃除をしたり、薔薇の手入れをしたり。
良く働くものである。
俺様も手伝ってやろうとしたのだが、
「陛下はあっちへ」
と、無下にされた。
腹がたったので、MILETと一緒に一眠りすることにした。
ところが、MILETも忙しそうだったのだ。
薔薇職人が
「一緒に自転車乗ろう」
と午後になってからMILETを連れ出したのだが、
それまで何やらMacで作業していたのである。
明日がWBCAの企画展の締め切りなのだが、
それと関係があったのだろうか。
答えは明日になれば分かるだろう。



2002年05月11日(土):昨日と
昨日の日記の続きである。
今日になって、中国の在日大使が、
とあるメディアの電話インタビューに答えた。
「日本領事館の副領事が、不在であった領事に電話で連絡し、
合意を取り付けて警察隊が中に入って、逮捕に当たった」
と、話したそうである。
相手のメディアは確か、アメリカのメディアだったように思う。
しかし、俺様の記憶が確かであるなら、
おなじ駐日大使は、昨日、外務大臣に謝罪を求められた際に
「彼らはまだ若くて、正義感で行った行為だった。
亡命者だと思わず、テロだと思っての行動だった」
と答えていたはずである。
それが、手のひらを返したように
「自分たちは了解を求め、了承を得られたので事に当たった」
とは、どういうことだろうか。
思えば、昨夜遅くのテレビニュースで
今回の事件で何故、武装警官が領事館内に侵入したのか、
ということを取り上げていた。
門の付近で取り押さえられた女性と子供たちに関しては、
確かに「ぎりぎりの線で」領域を侵していなかったかも知れない。
だがその前に走り込んだ男性二人は
ビザの発給窓口にいたのだ。
それを15分後になって、捉えに来たという。
これは確かにどこかおかしい。
可能性として考えられるのは
「男性たちが自首してきた」
「ほとぼり(?)が覚めた頃(人目が絶えてから)勝手に入った」
「領事館の了承があった」
この三つだろう。
そういう内容だった。
そのニュースが流れた後、例の電話インタビューである。
これは中国大使とやらが
嘘をついているのではないか、と訝られても仕方あるまい。
本当はどうだったか、そんなことは関係あるまい。
一番大事なことは、
逃げ込んだ家族をみすみす見殺しにしようとした行為に、
いかなる正当性も認められないということだ。



2002年05月10日(金):亡命者
北朝鮮から命からがら逃げてきた家族があった。
中国の日本領事館に
彼らは救いを求めた。
「南に行きたい」
だが、それを中国の警官が取り押さえた。
場所は領事館の敷地内。すなわち、治外法権内である。
その時、日本領事館の職員はなにするでもなく
ただ呆然と、突っ立っていた。
外交特権を持つ彼ら。なんで、あそこであんな態度がとれたのか。
亡命しようとしていた家族は
不幸であると同時に、申し訳ないとは思うが…
無知だったのだろう。
北朝鮮では日本の政局がどうなっているのかというニュースは、
一般人たちに知れ渡っていないのだろう。
哀れである。
俺様は、しかし、この一連の出来事をテレビで見て思った。
自分の祖国を捨てたいと思うほど、
北朝鮮という国は病んでいるのだろうか。
日本という国も、病膏肓にいるである。
日本になど助けを求めるべきではなかった。
それにしても、人間とはなんと愚かしいのだろうか。
そして、なんと醜いのだろう。
俺様は失望と同時に、怒りを禁じ得ない。
いっぽうで、「キリスト生誕教会」の立てこもり事件は
一応の終着を見せた。
あれを、終着というのであれば。
戦争というのは一方の側の正義を振りかざし、
他方を排除しようと言う愚かな行為だ。
立てこもり事件も、真相は分からないままであろう。
おそらく、あと五十年の後、誰かが内部文書なりなんなりを、
どこかにリークする。
そして初めて、そこに真実の光が当てられるのだ。
愚かな人間ども。
その時になって、後悔しても始まらないのだぞ。



2002年05月09日(木):肌寒さ
昨日は蒸し暑かったというのに、今日は薄ら寒い。
本当にこれでは身体が持たない。
そう言うときは、寝るに限る。
だが、どうも夜も早く寝てしまうため、
夕食を食べそびれる日が続いてしまった。
今朝はMILETを四時半に起こして、
早めに朝食を用意させた。
MILETは
「陛下があんな時間に起こすから、寝不足よ」
とか言いつつ、昼寝をかましていた。
毎日昼寝をしているMILETである。
寝不足であろう筈がない。
明日は今日よりも更に気温が下がるという。
庭の薔薇が心配だ。
今日はボウベルズと、テディベア、それから名称不明の花が
咲いた。
明日はドルシュキが咲くはずだったのだが…
気温が下がってしまっては、開花が遅れそうだ。



2002年05月08日(水):風薫る
文字通り、風に香りが乗ってきた。
俺様の薔薇庭に、芳香性の花が咲いたためである。
いずれも大輪で、まるでシャクヤクがボタンのような花だ。
色は杏色の花と、そして咲き進むにつれて
オレンジからピンクへと変わる不思議な花である。
しかし、俺様の幸福な気持ちは一瞬で不幸なものになった。
なぜなら、MILETが剪定鋏片手に庭を徘徊しだしたのである。
何度も言うが、MILETが薔薇を触ると
必ず枯らすのだ。
俺様は気が気ではなく、MILETの挙動に注目した。
MILET曰く、花がらを取り除いていただけだという。
まぁ、それぐらいなら…と、思ったのだが…
花がらを取り除くだけなら、鋏は必要ないではないか。
俺様の不安を余所に、
MILETは実に満足そうに庭の見回りを終えていた。
何事もなければ良いのだが…



2002年05月07日(火):Soccer
俺様はサッカーが好きである。
今日はテレビで「リーガ・エスパニョーラ」の
「レアル・マドリード」を紹介していたので、見ることにした。
なんでも「レアル・マドリード」は
日本時間の今日、日本代表チームと試合することになっているそうだ。
確かに数年前に比べれば
日本代表も格段の進歩を遂げているだろう。
しかし、それは言うなれば−から0になったぐらいであり、
世界のレベルは更に上にある。
果たして「レアル・マドリード」とまともな試合になるのか、
甚だ疑問である。
ところで我が家には「一人フーリガン」と呼ばれる人間がいる。
何を隠そう、それはMILETだ。
MILETはサッカーの試合で贔屓のチームが負けると
暴れる。
その上、野球の試合でもベイスターズが負けると
暴れるのだ。
最近ベイスターズは負けてばかりなので、薔薇職人が
危険という理由で野球中継の観戦を禁止している。
俺様もその方が良いと思う。
ワールドカップ開催まで一ヶ月を切った。
オンタイムで世界のトップレベルの試合が観られると思うと、
今から楽しみでならない。



2002年05月06日(月):最終日
今日はゴールデンウィーク最終日だった。
連日出かけていたMILETは
今日はのんびり過ごすことに決めたらしい。
俺様も
涼しい気候に誘われてゆっくりする事にした。
庭の薔薇は
一昨日昨日の暑さで随分開花した。
窓から眺める庭にも彩りが出てきて、嬉しい限りである。
明日からは
またいつもの毎日が待っている。
MILETも仕事を受けたと言っていたから、
怠惰に過ごす日は少なくなるだろう。
俺様のプライベートな時間が増えることになりそうだ。



2002年05月05日(日):羽根を
今日はMILETの実家へ行った。存分に羽を伸ばした。
MILET母は俺様にべらぼうに甘い。
MILETよりも、俺様に甘いのである。
だから疲れが溜まったときや、遊びが足りないときなど
MILETの実家へ連れて行って貰うと
俺様が心身共にリフレッシュ出来る。
今日は気温も高くて、ぐったりだったが
MILET実家の冷たい床に腹這いになったり、
タオル地のマットで長くなったりして過ごした。
ローズ嬢のうわさ話も聞くことが出来た。
MILETは昨日の放牧会の話を母親にしていたようである。
俺様は普段は滅多に口にしない
缶詰の昼食を頂戴した。
久しぶりに食べたら、案外美味かった。
時には目先の変わったものを食するのも、良いものである。



2002年05月04日(土):放牧会
今日は風千女史宅へお邪魔した。
ゴールデンウィークということで、渋滞を避ける為に早く出かけた。
しかし、渋滞は反対車線で
渋滞知らずの内に目的地についた。
天気は上々。久しぶりの遠距離ドライブで俺様の気分も上々だった。
風千女史宅を訪れたのは二度目だ。
今日は大勢の女性が集まり、実に賑やか。
俺様も女性陣に囲まれて、まんざらではなかった。
たまご刀自女史より錫も頂戴した。
しかし、俺様は少々緊張ぎみだった。
何しろ初対面の女性ばかりだったのである。
その上、俺様が初めて耳にする「電車」の音と振動に
正直恐れをなしてしまった。
宴の後半は、そういうわけで失礼させてもらった。
今日は貴重な体験をした。



2002年05月03日(金):調子が
MILETのデジカメやプリンターではないが、
今日の俺様の調子も今ひとつだった。
理由は簡単である。
寝不足だ。
というのも、薔薇職人が休みの日は
あまり昼寝が出来ないからである。
ヤツは俺様が気を緩めると、かならず何かしでかすからだ。
例えば俺様を置いて、MILETとドライブに行ったり、
俺様が知らないうちに
薔薇苗の配置を変えてしまったりする。
おちおち昼寝も出来ない。
しかし夕方になって、MILETたちが買い物に出かけてしまうと
流石に睡魔に逆らえなかった。
明日は遠出の予定もあることだし、
今日は早めに就寝することにした。



2002年05月02日(木):そして
明日から連休の後半が始まる。
今度は俺様も、出かける予定が入っている。
今日のMILETは
一日中忙しそうであった。
何だか分からないが、プリンターの調子が悪く、
それを調整しているようだった。
挙げ句にはデジカメの調子も悪くなったようで、
その調整もしているようである。
どちらもMILETの手には余るようで、
とうとう投げ出してしまったが。
その他にも、なにやら書き物にも精を出していたようだ。
更にMILET兄からメールが届き、
それに添付されてきたローズ嬢の写真をサイトupしていた。
MILETも時には活動的になるらしい。
さて。
ローズ嬢の写真であるが、俺様の写真集にupした。
興味のある方は、ご覧頂きたい。
MonthlyRose



2002年05月01日(水):水浅黄
5月の空を水浅黄と称すらしい。
今日から5月であるが、そんな輝かしい空では残念ながらなかった。
どんより曇った
少々蒸し暑い一日だった。
庭のスタンダード仕立ての薔薇は、次々と新しい花を咲かせて
俺様の目を楽しませてくれる。
ブッシュの方は、なかなかつぼみが開かない。
今日は黒真珠という花が咲いていた。
MILET曰く
「図鑑では匂いがないって書いてあったけど、匂いするよ」
だそうだ。
百聞は一見に如かずと言うが、確かにその通りのようである。







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