世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
MAIL:HOME

My追加

2001年09月30日(日):雨降り
今日は午後から雨が降った。
午前中もはっきりしない天気だったが。
夏の雨と違って、
降り方がしとしとといった感じである。
その上、気温は低い。
しんみりとした秋の風情だ。
MILETの相方は風邪をひき、
今日は流石に大人しくしている。
どこかに出掛けようとしたのを、MILETが引き留めたのだ。
午後から買い物に出掛けたが、
いつもよりも早めに帰ってきた。
買ったのは変わった色の薔薇の花、
ミニバラの苗、それからラベンダーの苗だった。
俺様はちらりとそれらを見たが、
変わった色の薔薇には心惹かれた。
渋い色合いの、茶色に近い、まさに紅茶色の花だった。
先日、MILETが誕生日祝いにと
はぎもと氏より贈られた花と共に、MILETが
花瓶に突き刺した。
もう少し、ましな活け方があるだろうに。
俺様が手直ししてやろうとすると、
烈火のごとく怒り出す。
俺様が花瓶を倒すとでも思っているのだろうか。
腹が立ったので、ふて寝した。



2001年09月29日(土):ライカ
MILETとその相方はカメラが好きなようだ。
俺様をモデルに
しょっちゅうパチパチ写真を撮っている。
そのカメラがライカというらしい。
俺様がこの家を乗っ取ったばかりの時は
ろくなカメラがなかったそうだ。
その所為か、俺様の子供時代は
映像に収められていることが少ない。
今では毎日のように
レンズを向けられている。
鬱陶しい程だ。
さて。そのライカであるが。
MILETが使っているのはminiluxという
コンパクトカメラで、一見普通のコンパクトカメラだ。
ボディはチタンである。
MILETがチタンのクセに重いと言っていた。
レンズはzumilux40.0mmで、かなり明るいらしい。
MILETの相方が使っているのは
生意気にもM6というカメラである。
…新品で買うと相当の値段だそうだ。
そのカメラでさえ、俺様を満足に撮ることが出来ない。
もったいない限りである。
レンズはその時によって、色々変えている。
薔薇の花を撮影するときはエルマー。
夜景を撮るときはスーパーアンギュロンという、
なんだか強そうな名前のレンズにする。
まぁ、弘法筆を選ばずと言う言葉がある。
俺様が密かに良いと思っている
荒木なんとかというカメラマンはレンズ付きフィルムで
街角の猫たちを撮っていたと言うし。
カメラがなんだろうと、
腕が伴わなければカメラの性能の何分の一も
引き出せないだろうに。
全く、もったいない話である。



2001年09月28日(金):強監視
今日はMILETに外出することを禁じた。
昨日一日遊びまくっていたのだ。
当たり前である。
夕方になってから、俺様の食料を買いに行くというので、
外出許可を出してやったが。
遊び疲れた所為だろう。
今日のMILETは大人しく俺様の言うことをきいていた。
MILETの相方も今日は仕事を休んでいた。
しかし、例によって元気に朝は起きあがると、
所用を済ますために出掛けてしまう。
午後遅く帰ってきたが、
その手には黒い箱を抱えていた。
MILETへの誕生日祝いと言うことで、
ノルウェーのカウチンセーターなる物を、買ってきたのだ。
赤いセーターで銀のボタンが付いている。
裾や袖には赤い薔薇があしらってあり、なかなかいい感じだ。
しかし、MILETのガードが強くて、
俺様のものにはなり得そうになかった。
仕方ない。箱の方を頂くとするか。
しかし、その箱は俺様が入るには少々小さかった。
挙げ句にはMILETが再びセーターをその箱にしまい込み、
俺様から取り上げてしまったのである。
まぁ、いい。
これからも機会はある。



2001年09月27日(木):特別な
今日はMILETの誕生日だった。
そんなわけで。
本人は相方を伴って早朝より出掛けてしまった。
先程帰ってきたばかりである。
MILETになりかわり、一言。
沢山の方々より祝辞を賜り、心より
御礼申し上げる。

ふつつかものではあるが、
これからも宜しくご贔屓とご愛顧願う。

…誕生日とはいえども、
俺様を捨て置いた罰は受けさせるが。



2001年09月26日(水):徒然に
今日はMILETが寝坊をした。
俺様は二度寝したのだが、目が覚めたときも
MILETは布団の中だった。
夕べは遅くまでチャットをしていたらしい。
いや、これは語弊がある。
今朝早くまで、チャットしていた。
そんなわけであるから、
寝坊も当たり前と言えば、当たり前だ。
しかし、昼前には起きてきて
相変わらずあまり調子の良くないMacで、
なにかしているようだった。
午後になってから、どこかへ出掛けたが、
一時間で帰宅。
いつものごとく、遅い昼食をとると、
ビデオをセットしていた。
今日は一週間に一度のお楽しみの日なのだ。
しかし。
MILETが楽しみにしていた番組が始まる少し前に、
どこからか電話が。
会話の内容から察するに、相手は銀行らしい。
先日来、少々もめているのだ。
その電話の所為で、MILETは番組を最初から
見ることが出来なかった。
ビデオを録ってあったので
それ程がっかりしてはいなかったが。
まぁ…
今日はこんな一日だった。



2001年09月25日(火):問題無
MILETとその相方がなにやらごそごそしていた。
何かと思ったら、
先日「出戻って」きたMacのモニタを
すげ替えていたのだ。
MILETが昼間調べたところ、故障だと思っていたことは、
実はそうではなく「故障させないための」機能だったらしい。
まぁ、家電製品によくありがちの誤解である。
それにしても。
ろくに調べもしないで修理に出そうとしたMILETもMILETだが、
それをまたろくすっぽ見もしないで
下請け業者に出そうとしていた電気屋も電気屋だ。
やはり、最後に頼りになるのは
己だけと言うことだろう。
修理に出す前に綺麗に掃除したためか、
前よりもモニタの発色が良いようだ。
その上、今度はアースもきちんと繋いだらしい。
これでしばらくは故障もないだろう。
やれやれ。
取り越し苦労とはこのことだ。



2001年09月24日(月):かほり
MILETがアレルギー体質であることは
何度も述べてきたように思う。
香料、保存料、そして鉱物油の類に過剰反応するのだ。
そんなMILETではあるが、香りというものに
全く興味がないわけではない。
むしろ、それだからこそ香りには敏感である。
今日は昨日の疲れもあり、
俺様は一日寝て過ごすことに決めていた。
MILETたちは午後になってから、
例によってどこかへ出掛けていった。
出がけの会話から察するに、
風呂場で使う石鹸を買いに行ったようである。
わざわざクルマを出してどこまで買いに行ったかと言えば、
町田という街にあるアウトレットモールへ
出掛けたようだ。
そこには「LUSH!」という石鹸屋が入っている。
先日俺様も一緒に行ったときに、
その石鹸屋でシャンプーとリンスを購入していた。
さて。
帰宅したMILETたちの手荷物を俺様は検分した。
石鹸からは「変な」ニオイはしていない。
合格。
石鹸以外のものも購入していたので、それも調べた。
すると、一つの包みから薔薇の香りが漂ってきた。
それは小さな缶に入ったキャンドルだった。
俺様の好きな薔薇の匂いである。
キャンドルの入っていた袋にも移り香がし、
俺様は匂いを嗅いでいた。
すると
「もー。陛下より小さい袋に入れるわけないでしょう」
と、MILETが間抜けなことを言った。
入るわけがあるまい。
俺様の知能レベルはお前より遙かに上だ。
あまりのMILETの愚かさに俺様は呆れて声も出なかった。



2001年09月23日(日):還暦祝
今日、MILETの実家へ行った。
MILETの父親が還暦になったので
その祝宴を催すためである。
とはいえ、本当に家族だけのささやかな祝い事だった。
集まったメンツはMILETの兄夫婦、MILETたちだけで、
あとは当人とMILETの母親である。
人間は六人だった。
さて。主役は仕事が休みではなかった。
その為、途中途中仕事に出掛けてしまった。
テーブルに並べられた馳走の数々と、
華やかに飾り付けられた窓やテーブル。
そういったものが俺様をわくわくさせる。
クリスマスや誕生日の祝いでしかお目にかかれない、
白いレースのテーブルクロスやリボン等々…
俺様の好きなものが並べられ、飾られる。
還暦といえば昔は赤いちゃんちゃんこと頭巾を
贈ったという習わしがあったそうだ。
今のご時世、それはないだろう、ということで、
赤い色のものをそれぞれ用意していた。
MILETたちは赤い薔薇の苗と、赤い腕時計。
MILETの兄夫婦は赤い服、MILETの母親は
赤茶のカバン、といった具合だった。
俺様はせいぜい愛想を振りまくことにした。
賑やかなうちに祝宴は終わり、
俺様も少々疲れてしまった。
明日はのんびり寝て過ごすことにしよう。



2001年09月22日(土):予定外
今日は来客の筈だった。
MILETたちの姪の誕生日祝いをするはずだったのだ。
ところが、当の本人が
すっかり約束を忘れてしまって、
友人と遊びに出掛けてしまったそうである。
久しぶりにMILETが料理の腕を振るうつもりだったが…
危険を察して、
わざと約束を忘れた振りでもしていたのかも知れない。
賢い選択である。
そんなわけで、今日は一日本当の休日だった。
昼近くに横浜方面へドライブしたが、
それ以外はのんびりしたものだった。
薔薇職人は久しぶりに庭いじりに精を出し、
MILETは仕事の続きをしていた。
俺様は急に秋めいた陽気を堪能。
すなわち、昼寝とドライブにうつつを抜かしたのである。
明日はMILETの父親の還暦祝いだ。



2001年09月21日(金):妨げる
MILETは徹夜明けだった。
溜まりに溜まっていた仕事用サイトの更新を
片づけたためである。
まだやらなくてはならないところがあるらしいが、
今回は手をつけないそうだ。
まぁ、始めたら一週間は徹夜になるだろう。
割り振るとか、計画的とか、
そう言う言葉とMILETは無縁だ。
さて。
そんなわけで、今日は寝ていると思ったのだが。
そうは問屋が卸さなかった。
MILETは寝る前に必ず何らかの本を読む。
本を読んでいるうちに睡魔が襲ってきて、
そのまま眠るのが常なのだ。
今日はうとうとし出すと、必ず邪魔が入った。
まず、9時前に宅急便が届いた。
それでたたき起こされたMILETは
午前中の睡眠を諦めたようだ。
午後に入ってから布団に横たわること、数回。
その度に電話である。
訳の分からない勧誘からMILETの母親の退屈しのぎまで、
電話が二時間置きぐらいにかかってきたのだ。
これだけ電話がかかってくるのも珍しいことである。
ようやく眠りにつけたのは、
一般的に企業が終業を迎えるという、午後五時過ぎてからだ。
それでも、三時間寝ないうちに
今度はMILETの相方から電話だ。
まぁ、時間も時間である。
これはMILETも素直に起きるしかあるまい。
そんなわけで、今日のMILETは相当不機嫌だろう。
触らぬ神に祟りなし、だ。
俺様は大人しく遠巻きにすることに決めた。



2001年09月20日(木):自衛隊
先日のテロ行為への報復措置として
アメリカは戦争を仕掛けることにしたらしい。
それに伴って、日本は「後方支援」と称して
自衛隊を派遣したいそうである。
俺様は常日頃思う。
日本は世界中でも珍しく、憲法で戦争を否定している。
それなのに、なぜいつもアメリカの戦争に
巻き込まれたがるのだろうか。
人間どもは愚かであると分かっているが、
それでも思わず、「愚か者」と言いたくなる。
戦争はなにもかもを奪いさる。
自由も国も何もかもだ。
勝っても負けても、それは同じだろう。
MILETは俺様に戦争のばからしさを
教えてくれる。
MILET自身は身をもって戦争を体験していないが、
だからこそ、戦争に激しい憤りを覚えるのだという。
安穏としている生活を
どれほど大切で貴重であるかをMILETは知っているのだろうか。
暴力を暴力で購うことほど、
愚かで非生産的で無能な行為はない。
戦争ではなく、もっと違う方法で、
問題を解決できるはずだ。
俺様の考え方は今の情勢には合わないのだろうか。
たとえそうであっても、
俺様は戦争のばからしさを否定する気にはなれないが。



2001年09月19日(水):間違い
拙宅にはよく間違い電話、間違い訪問がある。
今日は間違い電話が3本、
間違い訪問は一件だった。
郵便物も良く注意しないと、宛先間違いがあるのだ。
身に覚えのない督促状や、カードの支払い請求など
その度に、MILETはどきりとしているようである。
間違えて開封してしまうのも、時間の問題だろう。
そうなった場合、どういうことになるのだろうか。
間違い電話の理由は分からない。
郵便物や訪問などの間違いは、拙宅付近に
MILET家と同じ名字の家が三件ほど連なっているために
起こるようだ。
そのうち一軒は住所の地番が一番違いなのだ。
間違えるのも無理無いところだ。
その上、MILETは表札を掲げていない。
以前は俺様の顔絵入りの表札を出していたのだが、
風雪に耐えきれず、退色してしまったために、
今ではタダの白いシールと化している。
表札ぐらい掲げればよいものを…
どうやら、MILETは今のポスト自体に愛着がないので、
そこに自分の名前を書き込むのが嫌らしい。
全く。
なんて我が儘なんだ。



2001年09月18日(火):訪問者
最近、拙宅への訪問者が多い。
工事だの配達だの修理だの…
今日はガスの点検とやらが来た。
四年に一度、点検する必要があるそうだ。
しかし、俺様の記憶が正しければ…
去年にも点検作業をしていたはずだが。
よくよく聞いてみると、
今回から制度が変わって四年に一度、となったそうだ。
ガス漏れも、器具の不具合もなかったので、
点検はあっという間に終了した。
良いことだ。
今日はMILETとその相方が、
朝から出掛けていた。
帰ってきたのはMILETが先で、相方は夜になってから
帰ってきた。
MILETはそうとう疲れたらしい。
というのも、銀行へこんがらがった話とやらを、
しに行っていたからだそうだ。
MILETの相方は銀行の帰りに、職場に直行したので、
帰宅時間がいつもと同じ時間になったとのこと。
銀行と言えば、金の絡む話だ。
面倒くさがり屋のMILETも、気張らねばならなかったのだろう。
しかし、話の決着はつかなかった。
それでMILETは余計に疲れたらしい。
来週にも再び、拙宅に訪問者が訪れることになりそうだ。
今度は銀行員だ。



2001年09月17日(月):修理代
拙宅のエアコンとモニタが壊れた話は
前述の通りである。
今日はエアコンの修理をして貰った。
修理に訪れた男は猫好きと見えて、
俺様の頭を撫でたり、挨拶をしたりしてくれた。
礼儀正しい男だ。
修理費に一万七千円ちょっとかかったが、
これで元通りとなれば安いものである。
MILETは「故障したら直して使う」という主義だ。
以前、洗濯機が壊れたときも
業者を呼んで修理して貰っていた。
転じてMILETの相方は「壊れたら新しくする」主義。
真っ向から対立している二人であるが、
最近施行された法律のおかげで、
MILETのほうに少し分があるようである。
捨てるのに金がかかるのであれば、修理に金をかけた方が
余程経済的であるし、良心も納得するというわけだ。
さて。Macのモニタはいくらで直るのだろうか。
業者に見積もりを出しているそうだが…
「買った値段より高かったら、新しくする」
とMILETの相方は言っている。
MILETは
「それでも修理する」
と、のたまわっていた。Macに関して言えば、
あの形の純正モニタが既に廃盤品ということもあり、
MILETは譲れないのだろう。なにしろ、新しく買うとすると、
純正ではない「味も素っ気もない」モニタになってしまうのだ。
我が家の平和のためにも、
是非とも安価で修理願いたいものである。



2001年09月16日(日):Mac
MILETの愛機、Macintoshのモニタが
とうとう壊れてしまったらしい。
そこでモニタを修理に出した。
しばらく不便だが、古いモニタを据えることにしたらしい。
ところが、そのモニタ。
皮はデカイのだが、
前のに比べると画面が小さいようだ。
その上…
なんだかしらんが、ヤニ色である。
貰ってきたものだから仕方ないのだろう。
俺様は気に入らないのだがな。
…第一、俺様の毛が原因で壊れたなどと、
いちゃもンをつけやがって。
俺様の毛が原因でなかったら、報復してやる。
ところで。
変わったのはモニタだけではないらしい。
なんでもMILET念願のメモリ増設を強行したのだ。
MILETは今月誕生日らしいから、
これが誕生日祝いか?



2001年09月15日(土):何だか
今日も蒸していた。
MILETたちは朝からどこかへ出掛けてしまって、
俺様は一日留守を預かった。
エアコンが壊れてしまったので、
昼寝するのも一苦労である。
まぁ、一階の部屋はこの時期であれば
エアコン無しでも涼しく過ごせるのだが。
やはり寝室でないと落ち着いて眠れない。
MILETたちが帰ってきたのは
夜になってからだった。
なにやら沢山荷物を持って帰ったので、
俺様にも何かあると思ったのだが…
何もなかった。
罰として、夕食を一緒にさせなかった。
気配りが足りないんじゃないのか?
あいつらは。
それはそうと、週明けからNY株式市場は
取引を再開するらしい。
再開したとしても、元の状態に戻るのはいつのことだろうか。
MILETの母親が勤める会社の本社が、
あのテロのあったビルのすぐ目の前の建物に入っていたらしい。
業務に相当混乱があったのではないだろうか。



2001年09月14日(金):暑い中
今日は蒸し暑かった。
エアコンが無いのが悔やまれてならない。
寝室以外にもエアコンを設置している処はある。
だが、MILETはケチである。
その上に一度涼しいと思いこむと、
今日のように蒸し暑くても、エアコンをつけないのだ。
人間は習慣の生き物だと言うが、
MILETは惰性の生き物なのだろう。
今日もニュースはアメリカへのテロ行為による、
一大事件一色であった。
アフガニスタンに報復措置をとる、という報道があった。
アフガニスタンとアメリカは、ずっと因果関係にある。
このテロをきっかけに、全面戦争に持ち込む気だろうか。
NYの市民達にインタビューした、番組があった。
「あなたが今、一番必要だと思う言葉は?」
という問に対して、
「平和」
と応えた女性がいる。
だが、その番組で取り上げたほかの言葉は
「勇気」「正義」「強さ」
だった。
その報道は、上記三つの言葉の方が多いような印象を与えた。
NY市民全て、ましてやアメリカ人全てが
そう思っているわけではないだろうが…
俺様にはどうも好戦的な人間達に思えてならない。
テロは許されない卑劣きわまりない行為である。
だが、それを理由に戦争を起こそうというのは、
大きな過ちなのではないだろうか。



2001年09月13日(木):報復か
アメリカのテロ事件で、連邦捜査局と
中央情報局が犯人グループらしきものを突き止めた。
その情報が正しければ、
近いうちに犯人達の目的が分かるだろう。
だが。
本当にそいつらが犯人だとすると、だ。
アメリカのテロ捜査がいかに優秀だとしても、
早すぎる対応といえる。
俺様は思わず、勘ぐった。
すなわち、テロ行為の計画が進行中であると、
捜査当局は既に知っていたのではないか。
知っていたが、報復措置としての
アフガン侵攻を唱えるために、わざとテロを
行わせたのではないだろうか。
勿論、この考えはくだらない都市伝説の類と同じく、
なんの根拠もないのだが。

今日も報道はテロ事件一色だった。

ところで。
俺様のエアコンだが。
修理は月曜日になってしまうそうである。
まぁ、俺様とMILETはエアコンのいらない気温だから
全く構わないのだが…
約一名、未だにエアコンを必要とする輩がいる。
気の毒だが、仕方あるまい。



2001年09月12日(水):錯綜す
あの事件から一夜が明けた。
様々な情報、噂がメディアを飛び交っている。
やれ、パレスチナの過激派だの、
イラン・イラクの宗教抗争だの…
だが、どれも決め手に欠けている上に、
情報と言うよりも噂の域を出ていないものばかりだ。
アメリカは日本を非難し続けてきた。
第二次世界大戦で、日本が非人道的な行為を繰り返したばかりか、
その精算を終えていないからだという。
だが。
俺様に言わせれば、ここ近年の戦争や紛争の陰には、
必ずアメリカ合衆国があった。
世界の警察だかなんだか知らないが、
人の喧嘩に首を突っ込んで、火種を大きくしているように
思えてならない。
民族、宗教、政治、国境。
それは全て、バカで愚かな人間どもが作り上げた妄想だ。
俺様達猫族にはそんなものは一切ない。
必要がないのだ。
自分たちを守るべき筈の、それらの組織や思想が、
結局疑心暗鬼を産み続けているとは。
本当に、人間というのは愚かしい。

今日、俺様にとっての大事件があった。
寝室のエアコンが壊れてしまったのだ。
そろそろエアコンのいらない季節になりつつあるが、
台風の余波で暑い日がしばらくは続くであろうし…
これは直して貰わねばなるまい。



2001年09月11日(火):嵐の後
陋屋はなんとか風で飛ばされずに済んだようである。
上陸地点からさほど離れていない所為か、
それは凄まじい風だったのだ。
さて。
嵐が過ぎた。
となると、俺様が懸念するのは庭の薔薇達である。
昨日から雨戸を立てっぱなしであり、
庭の様子は皆目分からない。
夕方になってから、MILETに雨戸を開けるようにせまったが、
開けてはくれなかった。
そうなると、益々庭が心配だ。
MILETが蚊に食われながらも、様子を見てきてくれた。
「鉢が二つ倒れていたけど、大丈夫よ」
俺様の頭を撫でながら、そう言う。
MILETの言葉を、信じないわけではないが…
俺様はこの目で確かめたかったのだ。
明日は良い天気になるだろう。
そうしたら、庭の様子をつぶさに観察することにしよう。

つい、一時間ほど前からニュースに釘付けである。
今は23:00だが…
今から一時間前に、アメリカで大事件が勃発した。
飛行機がニューヨークにある世界貿易センタービルに
激突したというのだ。
あそこは確か、サウスとウェストのツインタワーになっている筈である。
MILETの報告によると、
その両方のビルに飛行機が激突したというのだ。
一機は未確認の飛行機であるが、
もう一機はどうも旅客機らしいという。
そのニュースの衝撃が収まらないうちに、今度はアメリカの国防省に
飛行機が突っ込んだ。
テロだろうと言われている。
俺様もそう思う。
南アフリカで開かれていたとある世界会議で、
アメリカは「奴隷制度」に関する宣誓文において、
過去の過ちを認め、謝罪するのを拒んだという。
まさか、そのことが今回の事件に関係しているとは思えないが…
その可能性も、捨てきれないだろう。
なんにせよ、
暴力で全てを解決しようと言う考え方は、
人間独特のものだ。
なんと、愚かしいことだろうか。



2001年09月10日(月):今度は
台風が来ている。
前回の台風から二週間だそうである。
今回は「まともに」台風が来ている。
日中も酷い天気であったが、今夜から明日朝にかけてが
もっとも酷くなるそうだ。
俺様は低気圧が傍にあると、
眠くて起きていられなくなる体質らしい。
今日も、一日中うつらうつらしていた。
MILETも俺様と体質が似ているのか、
日中、寝ていたようである。
こんな天気の時は、家で大人しくしているに限る。
だが、俺様が食事を欲しているときは、
すみやかに準備して貰いたいものだ。
MILETはぐずぐずしていて、なかなか食事を準備しない。
今日は特に酷かった。
そこで、見せしめとして、MILETの布団の上で
吐いた。
MILETは半ば怒りながらも、
始末をしていた。
いい気味である。
俺様の言うことをきかないから、そういう目に遭うのだ。
だが、俺様もうっかりしていた。
今日は台風だ。
洗濯物を外に干せないではないか。
しかし、陋屋には生意気にも乾燥機がある。
MILETはシーツを洗うと、乾燥機にぶち込んでいた。
さて。
明日の朝、天気はどうなっているのだろうか。
薔薇職人はすっかり明日は仕事を休む気でいるが…
どうなることだろうか。



2001年09月09日(日):無料は
無料は無情である。
タダでものを作るというのは、
なかなか体力と気力がいるらしい。
人生の修行にはもってこいだろう。
MILETは無料でリンクバナーを作ることをしている。
趣味の延長上であるから、人に喜んで貰えればいい、と
思っているようだ。
しかし、そこに落とし穴があった。
人間というのは遠慮を知らない、図々しい生き物である。

念のため言っておくがMILETはイラストレーターであり、
それを生業にしているのだ。
つまるところ、本当に「趣味で」作っているわけではない。
それなりのプライドを持って、作っているのだ。
だからだろうが…
気に入らない、ダメだ、ということがあると、
かなり落ち込むようである。
まぁ、俺様に言わせれば、金を取っている訳ではないのだから、
気に入られようが、文句を言われようが、
知ったことではない、と言ったところだろうに。
それに対して、いちいち落ち込んだり、腹を立てるとは。
MILETは苦労性だ。



2001年09月08日(土):見た目
よく「見た目で判断するな」という言葉を聞く。
だが、俺様に言わせれば
見た目に内面が現れるのだ。
大体、前述の言葉を吐く輩は、見た目が宜しくない。
自分でそうと分かっていて、
人に無理な注文を付けているように思えてならない。
俺様は見た目を大事にする。
第一、初対面でいきなり内面に切り込まれる方が、
よっぽど失礼な話だと思うのだ。
諸氏は如何思うであろうか?
俺様の考え方にも、一理あるとは思わないだろうか?



2001年09月07日(金):やはり
昨日からの工事が、どうやら終わった。
どうやら、というのは、例によって知らない間に
作業員がやってきて、また、知らない間に帰っていたのだ。
そして。
案の定、アーチは横倒しのままだった。
それを俺様に悟らせまいとするように、
作業員達はそそくさと帰っていったのである。
MILETも呆れたようだった。
「お茶ぐらい、出そうと思ってたのに」
と、戸惑いの昨日であったが、今日は
「またかよ」
と、怒りに代わっていた。
誰もいないと思っていたのだろうが、
呼び鈴を押す手間を省いているのはどうかと思う。
MILETをつついて、仕事の仕上がりを見てみた。
仕事自体は丁寧だった。
しかし…
動かしたものは原状に戻す、と言うのが
礼儀というものではなかろうか。
表に出しっぱなしにしていた工具箱などは、薔薇職人が悪いと思うが、
仮にも地面に設置してあったものを、
引き抜いたままというのは。
MILETが呆れるのも、無理はあるまい。



2001年09月06日(木):駐車場
今日は土木工事が入った。
駐車スペースを整地するためである。
それは前から俺様も知っていたのだが、
朝も早い時間、予告もなく始めるとは思っていなかった。
MILETは眠い目をこすりながら、
挨拶しに行っていたようである。
俺様は作業が滞り無く進められているか、
見張ることにした。
途中、機械が入り、益々騒音が激しくなる。
音と共に、家も揺れる。
しばらくすると、今度はスコップの音が響きだした。
砂利を掻き出して、トラックに乗せているのだ。
トラックが行ってしまうと、
今度は駐車スペースの縁に、コンクリートを流す。
こういう作業は、見ていて飽きないものだ。
だが、俺様がついつい、うとうとしている間に、
作業が終わってしまった。
MILETにはまた予告もなく、
彼らは帰ってしまった。
…整地に邪魔だったのだろう、アーチを引き抜いたままで。



2001年09月05日(水):空高く
良い天気だった。
風は心地よく、空気は澄み…
絶好の昼寝日和だった。
まさに、秋という一日。
この秋らしい陽気も、今週末には残暑のそれに
とって変わるらしい。
また台風が近づいており、
それによっては天候も変わるとのことだ。
女心と秋の空、という言葉があるらしいが、
秋の空は移ろいやすいのであろう。
確かに、晴れていたと思ったら雲が広がり始め、
午後には曇天になってしまっていた。
しかし
真夏の空気と違う、涼やかな風は
雲が空を覆っても変わるものではなかったが。
俺様の薔薇に、異変があった。
庭に日が余り差さなくなったためだろう。
へそを曲げた苗が一つある。
まぁ…
薔薇職人に何とかして貰うつもりではあるが。
なんとか出来なかったら、
天誅を加えてやる。
勿論。
薔薇職人に、だ。



2001年09月04日(火):色合い
このサイトも秋色にしたそうである。
MILETのセンスだから
どの辺がどう、秋色なのかは語る気にもならんが。
あちこちのサイトを覗いていると、
どこも徐々に秋色に染まっている様子だ。
季節感のあるサイトというのは、
なかなか良いものである。
自然と真っ向から対立しているシステムを用いているのに、
自然の歩みに合わせてサイトを模様替えとは。
人間も時々は気の効いたことをするものだ。
今日ははっきりしない空模様で、
そこがまた、秋の長雨を思い起こさせる。
しかし、また、暑くなるかも知れないと言う。
本当の秋は、まだ、先なのだろうか。



2001年09月03日(月):長月は
秋の夜長の始まりである。
俺様も涼しさの中、ゆっくり眠ることが出来た。
今日は雨だったこともあり、
昼間もぐっすりだ。
今年の夏の暑さが激しかった所為で、
流石の俺様も疲れが溜まっていたようである。
MILETの相方も、夕べは早くに寝てしまっていた。
元気なのは、MILETぐらいだ。
先日の怪我もかなり改善されたらしく、
湿布を貼り替える回数も、減ってきた。
今月はMILETとその父親の誕生月である。
何かプレゼントを催促されないように、
諸君、気をつけて頂きたい。
MILETはしつこいからな。



2001年09月02日(日):つかれ
薔薇職人ことMILETの相方は、
しょっちゅう「つかれた」と口にする。
実際、疲労困憊なのだろうが…
それにしても、そんなに疲れるのならば休日は大人しく
静養に専念すればよいものを。
休日となれば、早朝から遊び回っている。
いや、正確には
薔薇の世話と庭造り、それからトライアルバイクを乗り回す
ということであるが。
それで夕方になってから
「疲れた」
を連発するのである。
休みの度にこの繰り返しだ。
流石にMILETも
「だったらバイクに乗るのをやめれば」
とか
「庭仕事はやめておいたら」
とか、言いたくなるのではないだろうか。
しかし、MILETはそう言わずに、相方を好きにさせている。
おかしな関係だ。
俺様ならもう少し、相手のことを気遣うのだがな。



2001年09月01日(土):閑な話
今日はまた、俺様は留守番だった。
全く。
最近、奴等はいい気になりすぎている。
今日は美男美女が集まるとか言っていたな。
…俺様はともかく、奴等に招待がくるとは。
けしからん。
まぁ、大人しく留守宅を預かってやったが。
さて。
今日の未明に、新宿で火事があったそうだ。
被害者の数がかなりに登ったらしい。
場所が場所であるだけに、
逃げようにもどうしようもなかったそうである。
火事は恐ろしい。
何もかもを燃やしてしまうからだ。
しかし、同時に気をつければ
防ぐことの出来る、事故ではある。
俺様は今日一日、暇をもてあましていたので、
つらつらと、火事について考えてみた。
火をおこさなければ、当然火事は起きない。
だが火をおこさないと、人間どもは生活できない。
大昔、偶然から手に入れた火であるが、
その種火も、落雷による火事が元だったとも言われている。
太古の昔より、
人間どもは火を使いこなすことに、憧れ続けていた。
今では誰でも簡単に火をおこすことが出来る。
だが、それと同時に火事を巻き起こすことも
出来るようになった。
火と人間は共存しているように見えつつも、
その実、人間どもは火に振り回されているのかもしれない。








↑vote↑
My追加