碧の雑記帳

2020年11月15日(日) あの話って。

佐為に出会ったがために不幸な一生を送る羽目になった公卿の姫の話。



だったなー……と後追いで実感している。

佐為は自身で死を選ぶ最後なので周りを全部捨てていっちゃう上に1000年経って消える寸前まで人と人の繋がりの重要性にすら気づかなかったというキャラ造形ですから。

そりゃ相手は不幸だよな。

つくづく光源氏っぽい人だと思うというか。方向性は違うけど。
光君には身分と金だけはあったけど佐為はそれはなさそうなので身分と金のない光源氏だと思うと本当になんというか……。

あの圧倒的な美貌で全でチャラっぽくしていくからずるいというか。


最終的に死を選ぶということと1000年後の消える直前まで自分と囲碁ファーストで……というところを踏まえての話展開だと周りは不幸になるんですよね。

佐為は生きてるうちにヒューマンタッチするべきだった。

このサイトにも人間味がやばい天才はいっぱいいるけど、彼らは精神的にタフなんでその点が佐為と違ったんだな。

佐為の性格や結末を踏まえて書くという点では佐為の話って本当に精神が削られるのでサクッと書き終わりたい。

主人公をやや現代的にして感情移入しやすく設定しているとはいえ貴族の世界の話だし令和を生きる現代人に受け入れられるかも心配だし。

でも雅な平安の世界は楽しい。


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2020年11月12日(木) セルフリファイン。

帰国して隔離期間で何もできないので……なぜか佐為に捧げる期間と化してしまっています。


佐為の話は処女作ながら物珍しかったのか一番反響があった話で、今もネットの海に潜っているといまだにあの話を覚えていて口にしている方などもいてありがたかったりします。

でも、私が納得いく形で改稿することは不可能だと思い永劫に削除……と思っていたのですが。


セルフリファインレベルで書き直しつつもなんとか元のストーリーラインは保って完全に別物にはせず、でも一から全部書き直す。
ということをいま試みています。

需要がもはやなくても佐為に始まったサイトなので、佐為で終わるのもいいかなと。
昔に読んで面白いと思ってくださった方が昔のままの話を読まれたらがっかりするかと思いますが、そういう方が好んでくださった要素は残しつつ満足いく出来になるといいなと思います。


名前変換要素は、そもそも貴族の女性がヒロインなので、名前が割れることはまずないという前提で固定でいいと思うんです。「大臣の姫は葵と呼ばれていた」とでも書けばその子の字名は「葵」。でも本名は藤原/橘/源/etcなになに子以外にはありえないので、変換を付ける意味がないんですよね。

平安時代という要素を逆手にとれば、佐為と博雅さま以外は名前など出す必要もなく(清少納言も名前ではないし)書けるという意味では気楽でもあります。

ああアゲハマンこと菅原顕忠にも名前はあるか。
でもあの悠久の想いを書いてアップしたのはアゲハマンの名前の設定が出る前のこと。
今ならアゲハマンが菅原家であったことなども織り込んで佐為が宮中で立場を失っていく過程も書けるかもしれない。などというどちらかというと私が書きたくなかったあの時代の男女のあれこれより書いてみたい平安要素のためにリファインしたいというか。


書き上がったとしてどこにアップするかは分かりませんが、一人でも読みたいと思ってくださる方がいるといいなと思います。


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2020年11月04日(水) 佐為の話。

それこそ悠久のときを経て再筆しようかなーと今思っている。


忙しくて物理的に書く時間がなく1日数話とか無料のヒカ碁を5年ぶり?10年ぶり?くらいに読んでやっぱりヒカ碁は面白いなーと思ったというか。


やる気あったのに終盤でエタりそうなSガンダムには申し訳ないけど、佐為の話は処女作でもう一生再アップしないと思っていただけに……。

まあ需要を考えると扱わない方が良さそうではあるけど。


佐為にかこつけて平安時代や源博雅を書きたいだけとも言える。


ヒカ碁の流れは壊したくないので現代に話は持ち込まないで平安時代だけで完結させたいというか。
120%悲恋だけど。


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