2020年03月13日(金) |
そんなタマじゃない。 |
特尉に関して。
2度目に書き直した時、ニコルにキスされた後わけわからないまま泣いちゃうという描写に変更したんですが(1度目は流されて関係持っちゃう系だった)、いま改めて見ても「なにカマトトぶってんだコイツ……」という感想にしかならないよな。
気持ちがわからなくて(もしくは昂ぶって)一人涙を流す、までは良いとしても……。やっぱり2度目のはしっくり来ない。 もしも嫌ならディアッカにやったようにグーパンして沈めてるだろうし。そもそもキス程度でガタガタ抜かすタマとは思えない。物語後半のクルーゼへの意図的な甘え方を見てもぜったいそんなタマじゃないはず。 なので「これはあかんやろ……」感と私は戦っているわけですが。
まあ、元が一晩共に過ごす描写だったのに次がキスで泣くとか極端すぎるよな。両方私の都合が入っている気がする。2回目は1度目のフラグを折るつもりだったけど、いま改めて見ても特尉はニコルをうざったく思ってもいるけど、それはそれとして好いてもいるし。愛が重くて困ったな、とは思っているけど嫌じゃないんだろうなというか。
クルーゼじゃないけど、ニコルに自分が相応しくないとも思って避けがちな部分もあるんですよね。
彼女はクルーゼが気になってはいるけど、現時点(ニコルが生きてる時点)ではっきりクルーゼが好きなわけではないし、ニコルの愛情にちょっと甘えたくなっても仕方がない環境だし。
そう思うと流されて一晩……の方が正解だった……?
とか原点に帰る羽目になるけど、さすがにそれは……うん。
なんか、キャライメージに反して特尉ってチョロいんだよな……。なんだかんだニコルのアプローチに押されてるわけだし。 もしかしてニコルの抱いている特尉像って割と正解なのか? とか思う今日この頃。 ニコルが誤解してるのは戦場にいる特尉のみだよな。戦闘中だけは鬼神だもんな……。クルーゼはプライベートでもそうかと思っていて、ニコルは戦場でもプライベートでもかわいい人だと思ってる。
もうお前ら足して2で割れよ状態。
まあ、だからこそこの二人は自分の愛というエゴを最後まで押し通すんだろうけど。 お前ら特尉の意思も組んでやれや……。
前言撤回。 やはり特尉をちゃんと理解しているのはイザークだけな模様。まあ将来の夫(たぶん)だからね。やっぱりイザーク落ちでいこう。
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イザークとフレイって(見た目が)良いよね……。
という私の脳内ビジュアル萌えからイザークは戦死させないでフレイと出会わせてみようという流れに変更になったわけですが。 とはいえキャラの相性は喋らせてみないとわからないのでうまくいくか否かは未知数だったのにめちゃくちゃ相性が良かったという。
ただイザークがフレイとまともに話せたのは特尉で多少ナチュラル耐性がついていたのとバルトフェルド隊での転落人生のおかげなので、様々なプロセスを経てあそこに行き着いたのだと思います。
特尉がいなかったら何もかもダメだったんで後々(戦後)イザークが自分と特尉の出会いも運命だったと思うのはさもありなんかなと。
この二人はお互いの内面をさらけ出してなお惹かれ合っていったので真っ当に恋をしていたと思うんですが……、二人の立場はその純粋で若い恋を成就はさせてくれないんですよね。 離れ離れになって自然と気持ちも冷める……と思ったんですが、イザークが大西洋までフレイに会いに行くとやっぱりその時はもっと関係が進んでラブラブな様子が想像できるんです。
イザークは割と義理堅いんで、たぶんお別れするなら特尉と結婚したい旨をバカ正直に言いにいくと思うけど……そして別れるなら先がないのにフレイに手を出すなんて双方に無責任な真似はできん!とか思いそうだけど……たぶんフレイは違うよな。 あと特尉も、そんな操だてされても引くわ……、だろうから、やっぱり会ったらフレイが良くて辛い別れになるんだろう。
イザークと特尉はいいパートナーになると思います。 元々の相性も良いので仲良く家族になれると思う。 おそらく正史だとこの二人が一緒になる確率が一番高いと私は思ってるんです。 時間をかけてイザークは特尉を愛情的な意味でも好きになるんだろうし、特尉もクルーゼに及ばないにしても愛情をもって大事にすると思う。
が、やっぱりイザークはフレイと特尉はニコルとくっついて欲しい。と、書き手ではない個人としては思ってしまいますね。
でもこれ昔からイザークはフレイとくっつかないでいて欲しい派とかいたからどのカップリングが人気なのか私にはさっぱりわからない。 設定と話の流れ無視して良いなら特尉とクルーゼの主役カップル?
連載で書くことはできないけど、フレイとイザークが普通にデートしてるエピソードとか書きたいなーと昔から思ってるんですが……。
まあ、特尉とイザーク路線で行くならお別れ前の逢瀬を書けるっちゃ書けるけど。 キャラに潔癖を求めるならこれも不誠実とか言われそうだしなー。仮に気にするキャラがいるとしたらそれはイザークのみでそのイザークもフレイと会っちゃったら拒否するのは無理だと思うんだけど……うーん。 特尉は仮にイザークと結婚しても、フレイと可能性がもうなくてイザークが納得できるなら良いよ、という条件つきなんでイザークの操とか髪の毛一本分も興味ないと思うんだよな。つまり誰も得しない。
イザークはやや気にするだろうから、お別れの後ちょっと引きずるんだろうな。 彼はフレイと別れた翌日に別れたから!と言えるタイプではないだろう。 別れた足で大西洋からニホンに飛んで、直接特尉に話すかもしれないけども。
まあでもイザークの人生を考えるとベストパートナーは特尉だもんな……。一生をザフト軍に捧げると思ったら、ザフト軍を良く理解している元戦友でやることといったらクルーゼの墓守以外にない彼女はイザークを支えるのには適任だろうし。
まあ、これは本当にニコルがお気の毒なのでニコルも次に好きになった人とうまくいって欲しい。けど彼はイバラな恋ばっかりするからなー。音楽家としては良いのかもしれないけど、そういう報われなさが。
ただイザークとフレイの恋はフレッシュで素敵だと思うんで戦場以外のことも書いてみたい。
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2020年03月11日(水) |
ファッションセンス。 |
コズミックイラのファッションセンスはハイレベルすぎて凡人の私にはとても理解が追いつかない。
ので、キャラの服装は軍服以外は変えてます……。 映像ならありのままを受け入れるしかないけど、文字の場合はね……あのハイセンスさを表現するのは難しい。
でもメイクと一緒でこっちもトレンドが変わっていくのでやや修正していつの時代でもいけそうな無難なファッションに変えました。 特尉のメイクは明確に以前のバージョンから変えたけどこれも何年か後には変になってるのかなー。
軍服は変えられないので、特尉の着ているインナーは自前の黒にしました。 たぶんザフトの水色のインナーは彼女的にダサくね?と思って許容範囲外だったんだろうなと……見えない部分だからこそ大事。 素の彼女がオシャレさんかはかなり疑問だけど、自分が宣伝材料だと自覚してるので公の場では気を遣ってますからねあの人。
特尉は自国民から見たら美人で、他国人から見たらオリエンタル美女で、コーディネイターから見たらエキゾチック美女。というたぶん美しい人なんだろうけど、知人に「全く色気を感じない」と言われてしまったので、もしかしたら無機質な美なのかもしれない。 私はそんなつもりはなかったけど。 でも、身長も高いわけじゃないし(ニコルより数センチ低いらしいから160-162くらいだろう)スタイルは良いのかもしれないけどスレンダーなイメージかなどちらかというと。 フレイみたいに肉感的ではなさそう。 ニコルは彼女のどこに性的な魅力を感じたのだろうか……。顔?
まあザフトレッドの坊やたちみんな趣味違いますからね。 イザークが一番年頃の少年としてはまともなのでは……。フレイとか王道の美少女だし。 まあ、ニコルもちょっと年上の綺麗なお姉さんと思えば王道か。 ディアッカはある意味見る目があると言える。
みんなナチュラルに惚れちゃってパトリックもエザリアもショック死しちゃうなこれ。 まあでもプラントのおぼっちゃまたちがナチュラルを選んだとあらばシーゲルはウハウハだな。自分の娘は出来のいいコーディネイターと婚約させるぐう畜生なあたり二枚舌加減がとても政治家として素晴らしいと思いますねハイ。
まあみんな結ばれないけどな……。
シーゲル的には特尉には誰かとくっついてもらいたいだろうが……。
エザリアは息子がナチュラルとしか結婚する気ないので(フレイか特尉って決めているので)もう廃人確定じゃん……。 ユーリやロミナさんはニコルがナチュラル連れてきたら受け入れるんだろうか……。ニコルも特尉がダメでも新たなナチュラル連れて来るで……。
プラント(ナチュラル視点では)始まったな……。
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私の都合でフラグを折ったり無理やりくっつけたり、なんで自分の推し(ニコル)をそんな扱いしなきゃならんねん……。
というストレスが溜まってくるんですよね。 私個人はやはりニコルとブリッツが一番。
という私の個人的趣味は小説の世界には関係ないので、究極のところ関係ないんだけど……。
特尉というキャラのコンセプトが今回はだいぶ変わっていてわかりやすくなっているので、彼女の心理も以前と変わらないとおかしいんですよね。 ……これが変わりすぎて終盤でやっぱりニコルが好きとか言いだされたら流石の私もキレそうだけど。
彼女は当初の予定通り二人の男性(最年長と最年少)を好きになって、その度合いがクルーゼが上だっただけなんじゃないかな。私の予定ではニコルが上だったけど、そこだけが逆になって予定通り二人を好きなのでは。
ニコルが戦死するのはマーシャル戦で、あの時はザラ小隊で行動してるじゃないですか。 クルーゼはそばにいないんです。 その生活が二ヶ月弱続くわけで。 特尉は戦力は心もとない、小隊長とはうまくいかないというストレスと重圧を抱えて孤独だったんですよね。ニコルに事情を言うわけにもいかないし。 彼女はニコルしか味方がいなくて(イザークも味方だけど彼女は知らんし)、ニコルが優しくしてくれるので、次第に拒否するのが難しくなっていったんじゃないかな。たぶんニコルが同い年かやや上なら速攻で落ちてたくらい弱っていたというか。 恋ではないとわかっていても人間甘えたい時とかありますしね……。 ニコルがそこまで計算していたかはともかくもね。
「ニコルは優しかったの……、ずっと付いていてくれて、抱き締めてくれて……。私がどんな想いで戦ってきたか……! 誰も気にもしないくせに!」
まあ軍人の特尉でもニコルに甘えたくなるくらいだからキラ(アニメ版)はそりゃ追い詰められてたよね……。というか私はキラは好きなんでSガンダムでは綺麗なキラのままでいてほしいというか好青年のままでいてほしい。
話を戻して。問題はその途中でニコルが戦死してしまうので、彼女には後悔しか残らない。
生きててクルーゼのところに戻ったらそれはそれで修羅場っぽいけど……。
あと勝手な想像だけど、クルーゼとニコルとイザークならニコルが一番身体の相性が良いんじゃないかとかね……。 そのせいで歳に似合わずニコルとが肉体的でクルーゼとが精神的な関係なんだろうなーというか。 身もふたもない話ですがね。
しかしこういう描写ってしても良いんだろうか。 読者は潔癖を求めそうだし。 特尉は基本的に精神的にもすごく強い人だと思うけど、やっぱりザラ小隊時代は特殊だったと思うんですよね。 のちのちイザークが後悔していたように、イザークさえ彼女に謝罪して言葉にしていたら彼女はザラ小隊でエネミーばかりと思わなかったかもしれないけど。 味方はニコルだけでそのニコルは自分を好きだと言っているので気持ちに応えられないなら甘えられないとも思っていただろうし、そうなると四面楚歌というかね。
ただ、これは特尉がどちらを選ぶかではなく、どちらがより特尉を好きか選手権みたいなところがあるから……。 ニコルはストレートでクルーゼはわかりにくく、ニコルはたぶん自分に自信があるので非常にポジティブでクルーゼはないのでネガティブで。 ニコルもクルーゼもそれぞれのエゴを押し通した結末になって、どちらが正しい愛の形だったかはなんとも……という。
やっぱり三角関係の話なんかなこれ。 ララァとシャアアムロみたいなもんか……。うーん。
全員生きてたら戦後誰とくっつくアンケートとかとったら私は自分ではニコルを推したいかな。 そうならないと知っている分余計に。
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2020年03月04日(水) |
アングロサクソンとラテン男。 |
あの二人(クルーゼとニコル)の違いってなんだかんだコレだよな、的な。
ニコルはラテン(ロミナ/イタリア系)とスラブ(ユーリ/ロシア系)のハーフなんですけどもね、厳密には。 余計タチ悪そうだな、という偏見が……。
まあコーディネイターなんで人種はほとんど関係なかろうけど。 ニコル自身がラテン文化に(イタリア語学んだりと)染まってるんでやっぱりラテン系が濃いんだと思います。 名字から分かるように、母方の家系を継いでるみたいだしなあの家。たぶんロミナはお嬢様だったんだろう。
母方の、で思い出したけど、Sガンダムはラスティの名字を(書いてないけど)マクスウェルにしています。 あれはもともとマクスウェルだったのがスタッフのミスでマッケンジーになって、あとで両親が離婚したからとかいう言い訳がついたみたいですが。
そんな日本じゃあるまいし両親が離婚したから名前が変わることなんてあり得ないですから。戸籍だってないんだし。 プラントの文化的な下地は大西洋(アメリカ)だし。 日本のアニメだから仕方がないのかもしれないけど、そういう文化制度的な無理解というか、「これは違うだろう」という部分が気になったのでそういうのもSガンダムでは変更しています。
なのでほんとは政治システムから変えたかったんだけど、ここから変えちゃうとSEEDっぽさがなくなるのでクルーゼ隊の5人がおぼっちゃまというのは残しました。その代わりに守られている存在というのも強調しておぼっちゃまであることをかなり物語に盛り込んだというか。
この辺はまだ詳しく出していないスカンジナビアの福祉国家的だろう側面とかでバランスを取れるといいんだけど……。 オーブとか立憲君主とかいいながらやってることは絶対君主的だし。もしかしたらニホンとオーブが仲違いしたのはSガンダムの世界だとニホンは立憲でオーブが絶対君主っぽいからなのかも。
話をラテン男に戻して。 私はニコルの最大の敗因(?)はイタリアンスピリットで口説いたことだと思うんですよね。 相手は東アジア人のそれもニホンの女の子なんだから……、個人差があるとはいえ、失敗率が高くなると思うんですよね自ずと。 たぶん好きな人を口説かずにいられない血が騒いじゃったんでしょうねニコル少年は……と遠い目になるというか。 まあ、ニコルの方にも切羽詰まった事情があるとはいえ。
アングロサクソン的スタンダードが彼女に合うかどうかは分からないけど、クルーゼはラテン的ではないので、割と初期から特尉と相性が良かったんじゃないかな。 その代わり今度は特尉がアプローチしても相手が逃げ腰という意味の分からない状態に陥るんですけど……。
特尉はイザークとディアッカを割と使いこなして(?)いたので本来の相性はあの二人の方がいいというかやっぱり年が近いというのはアドバンテージだったのかもしれない。 ニコルの場合は性格もさることながらやはり年がネックなのがなー。 たぶんニコルとしては「3歳差の何が問題?」なんだろうけど、特尉はあれだよ儒教圏の人だから無意識に気になっちゃうんだろうなー。というこの辺は異文化交流というか文化的な違いな気がしないでもない。
でも読んでる人もほぼ全員日本人として、儒教エリアの人なので……そういうところまで感じてもらえるかは私自身疑問ですね……。
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すればいいのでは。ラブシーン。
と思いつつ、何度も言ってるけどあそこをカットしちゃうと特尉の心にニコルが爪痕を残すのって不可能なんじゃないかとも思うんだよな。
私は別に流されて一線超えたっていいじゃんと思っているので、それに比べりゃキス程度は何もないのと同じじゃん。ガタガタ騒ぐもんじゃねえよ。
などと思うんですけど読み手がそうとは限らないし……。 特尉にしろ最初のverで一線超えてもどうせクルーゼを好きになるという実績?があるのでなー……。
たぶん急にキスしてきたのがディアッカとかだったらグーパンしてると思うんだよな。 実際にオーブ潜入でグーパンしてたし。 たぶんグーパンした直後に忘れられるくらい全く気にもとめないと思うんだよな。
でもニコルのことは気にしてしまうというか。 彼女自身、ニコルへの気持ちがよくわかんないんじゃないかなー。 だって最終的に二番目に好きな男でしょ……、微妙なんだよね。そういうのってあると思うんですよね。好きの度合いが低いだけで異性的な意味合いで好き(なので性的接触に抵抗がない)。もっと本気で好きになれる人が現れない限り拒む理由もないという。 絶対あると思うし、わかるでしょ?と思うんだけど小説の主人公がこれだと許されないのかなー……。 加えてあの人、ニコルのことは好きだけど結婚相手ならイザークの方がいい。とかいうさらにめんどくさい心理があるのでますます主役としてはダメなのかもしれない。 私は至極真っ当な心理だと思うし、読んでる人も絶対リアルでわかると思うんだけど……悲しいけどこれ小説なのよね。ある程度綺麗に整えなきゃならないというか。
ニコルもなー……。あの子は戦ってる特尉に否定的ではあるけど、特尉の性格自体はよく見抜いてるんだよな。イザークと似てるって最初から分かっていたし。 なので彼女のことをちゃんと好きではあるんだろうけど、イザークやクルーゼみたいに兵士としての彼女を認めてはくれなかったんだよね。そこが合わないポイントなんだろうけど。 まあニコルは誰彼構わず他人の心配しかしないから特尉に限った事じゃないんだろうけど、彼女にはそれがちょっと受け入れ難かったというかね。
グダグダ書いてますが、私は彼らの心理は理解できるけどそれを文章に綺麗にまとめられるか甚だ疑問……。 滅多にないラブシーンだしちゃんと雰囲気を出してあげたいんだけど……。 ここで躓いている場合じゃないしなー。
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2020年03月02日(月) |
追い詰められていく。 |
ニコルが戦死してから。
特尉はクルーゼへの好意を薄ぼんやり自覚するまで、ニコルの死からずっと精神的に追い詰められていました。 おそらくザフトで自分は孤独で、でもナチュラルとして戦果を上げなければならないという立場に追い詰められていたからでしょう。 クルーゼにも散々煽られてましたからね。(愛する←勘違いだけど)ニコルがいないのにそこまでザフトに尽くすのか? とね。でも彼女は軍人としてミッションをやり遂げた。ニコルがいない虚しさを感じながらもね。
そしてクルーゼのさらなる勘違いが加速していくわけだけど……改定版では勘違いだけど原本では勘違いじゃないからな……というのが難しいところ。
彼女は「ニコルを愛していた」と言われても否定はしたくないんだよね。実際は愛とは違っていてもニコルがそれを望んでいたことも、応えられなかった後ろめたさと後悔があるから口に出して否定したくない。後々クルーゼを愛していると気付いて彼に誤解されるのが辛くなってはくるけど、ニコル戦死直後はわざわざ否定しない。そのことがクルーゼのさらなる誤解を招くという悪循環。やっぱり三角関係なんだよなあの3人。
あの辺りの追い詰められていた彼女をちゃんと理解していたのはイザークのみで、彼がいなかったら読者の人も特尉がものすごく感じ悪く見えたかもしれない。 でもイザークもまだちゃんと彼女に謝罪する前で、イザークと特尉が真のバディになる前なのが一層彼女の孤独感を高めている時期なんですよね。 もうずっとイザークは彼女の味方だったのでザフトでは一人ではなかったんですが、そんなイザークの変化なんて彼女は知らないし。あの辺りの人間関係は本当に危うい。 でもイザークの場合フレイも大事だし、アスランの件があるので特尉はイザークをやや不安にも思っているし。で、心の拠り所がクルーゼになっていくという。
これはニコルがずっとそばにいたらどうなんだろう。 特尉はクルーゼに惹かれていくとはいえ、ニコルがずっとそばにいたらさすがにニコルの気持ちに応えていたような気がしないでもない。 そうなると話がややこしくなるからマーシャルでニコルが退場してくれたのは物語的には良かったんですよね。
あくまでこの話の主要キャラはザフトはクルーゼニコルイザークの3人なので、この3人をうまく分散させて話を構成しなきゃいけないわけだし。
ただイザークは特尉からは独立したキャラなのでフレイとのことが落ち着いて成長しきったら物語的な役割も終了なんですよね。 あくまで特尉が主役である以上、最後まで重要なのはクルーゼとニコルだし。
しかしたぶんガンダムseedの二次創作でここまでニコルにフォーカスした話ってSガンダムだけじゃないかな。クルーゼとかイザークはありそうだけどニコルはなさそう。 そういう意味ではニコルファンが楽しんでくれると嬉しいんですが……。
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今日はニコルの誕生日だな……。
だからどうというわけではないけど。
私はブリッツ及びニコル推しで、ブリッツの活躍が書きたくて軍事的に真っ当な流れのままでニコルをどうすれば救済できるのだろうかという、Sガンダムを書いた6割くらいはニコルのためです。 いや、半分以上はもっとネガティブな理由だけど、ポジティブ面で言えばニコルのためだったと思う。
なのでニコルをヒーローにしたんです。が。
よりによってヒロインにと作ったキャラがまさかのクルーゼ推しになってしまった。
という、一度書いている私と主人公がケンカ別れのような状態になったのがSガンダムでもあります。
時が経っても私はニコル推しだけど、こだわりが消えたのでキャラの好きに動いて欲しいモードになったしいいのですが……。 改稿前の何が問題かって、特尉はニコルと恋人関係に(性的関係含む)なっていて、でもクルーゼに惹かれていって、そしてニコルが戻ってくるというイヤーな展開になっちゃうんですよね。当然その場合は彼女はニコルは選ばないので必死で生きて戻ったら恋人が変な仮面に取られてたニコルは踏んだり蹴ったりですよね。 さすがにヒーロー格をこんな扱いにはできないというか……。 そもそも恋人関係になったのも特に彼女の意思ではなく私の介入とゴリ押しによってのみだし。
それを反省したのが改稿版であり今回のバージョンでもあるんですが。 なので、とりあえず無理やり立てたニコルフラグを折っておこうとは思って折ってはいるんですが……。 本当に一ミリも彼女はニコルに惹かれなかったのか? という新たな疑問が…………。 イザークじゃないけど、彼女にとってニコルは唯一の味方でずっとザフトに来てからそばにいてくれた存在なわけで。 間違いなく大事な存在ではあったので、ニコルの猛プッシュを拒む理由も特にないんだよな。 と思って頭を抱えているというか。
まあ、ニコルは自分に有利なフィールドであることを自覚して意図的にやってる策士な部分があるので、それはどうかと思うけど……。 彼は彼でクルーゼがいないうちに彼女を落としたい意図もあったし。
この三角関係をどう転がせば……というかキャラの動きを邪魔せず流れに任せられるかが不安というか。
年齢差があるってのはそんなに大きな問題なのかなー。 だってニコルと特尉は3歳差だけど特尉とクルーゼは5歳差なのでニコルとの方が歳は近いんだし……。 年下というのがネックなのか。でも彼女はニコルを弟扱いしているわけではなく、一律まとめて「部下」扱いが正しい気がする。もしくは年下の後輩扱い。 彼女にとって一番歳の近いディアッカとニコルの扱いに差はないですもん。一律に「年下のルーキー」扱いをしている。 明確に彼女のクルーゼに対する態度と彼らザフトレッドに対する態度って違いますもんね。クルーゼのことは上官だし同僚として上官として頼っているけど、ニコルたちを頼ることは決してなかった。 これは歳もあるけどルーキーというのがネックなんじゃないかな。ショーンと特尉は歳こそ違うけど本当に対等な僚友という感じでしたから。 この辺は彼女の軍人気質というか、軍人であることが如実に出ていた部分であったと思います。 彼女自身(ニコルについ甘えそうになって)危なかった……と思ったりもしているので、意図的に「ルーキーに甘えるわけにはいかない」と自分を律していた部分もあったはずです。
ショーンさえ生きてればなー……と思わずにはいられない。まあイザークは十分反省しているとはいえ代償が大きすぎた。
ニコルは彼女のそういう気質を理解するまでには至らなかったんじゃないかなー。 わかってはいるんだろうけど、彼は彼女の本質的な部分は否定しがちですからね。前線で戦いたい、という彼女をあまり好ましく思っていないし。たぶんこういうところが気が合わないんだろうけどあの二人。 でも、特尉はニコルのそういう部分と合わないと分かった上でとても彼を大事に思っていたので……複雑……今度こそちゃんと伝わるようにキャラ心理を書きたい。
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