ご存じの方ももちろんいるでしょうが、今現在、装甲騎兵ボトムズ「孤影再び」が劇場で上映されています。
脚本・絵コンテ:池田成
脚本・絵コンテ:池田成
脚本・絵コンテ:池田成(大事なことなので三回)
こりゃ行くしかないでしょー!!
大画面・大音量で池田監督の戦闘が拝めるなんて……! ありがたやー、ありがたやー。
正直、ボトムズなのでそれなりに年季の入った男性ファンが多いと予測されているため会場に行くの勇気いりましたが、良輔さんのファンとして、池田監督のストーカー(?)としては行かないわけにはいかなかったんです。 何とか時間の都合つけて行ってきました。
いやぁ……、もう、例えるならアレですよ。シェルの黄金分割シュウマイを食べたルオウ大師の気分でしたよ。「フー……。素晴らしい」。(分かりにくい)
尺が足りないというのともう少し予算くれというのは気になりましたが……もうATの戦闘やばい!!キリコ無双っていうかこれぞ池田コンテの神髄!! もう監督ほんっとうにメカアクション大好きなんだね!! 生真面目に電波な感じも硬派なのも監督の持ち味だけど「メカアクション燃ええええ!!」って隠された熱き思い、これぞ池田成!!! 若き池田青年の頃のコンテを思い出させるというか、監督とボトムズってやっぱり切り離せない。 「戦闘を! ガンダムを!」って感じでフラストレーション溜まってたんですが一気に解消されました。元々高橋派の私ですから、ATの戦闘で十分っていうか最高!! なんであんなカッコイイ戦闘思いつくんだろうなぁ。やっぱ天才だわ。池田さん……あんた凄ぇ、凄ぇよ……!(誰)
演出としては、監督がクラスターエッジで覚えただろう効果的なエコ演出(またの名を動画削減)が散見されました。ちょっと面白かった。
もう、キリコがココナ達と再会するシーンでウルウル……。 30年越しだもんなぁ。特にココナはキリコのこと好きだったから、キリコは若いままで年取ってしまった自分の姿をなかなか見せられないって凄くよく分かる。 長い時のなかで変わっていったものと変わらないものと。 うん、うまいよなぁ。 仲間との再会と自分が火種になりそうな悲哀というか、うん。もう、ね。(何だ) キリコは何も言わないけど、でも、全体に流れる雰囲気がね。これだよこれ!! 不幸自慢などべらべらしなくても伝わる哀愁、これぞ演出!!! 最後、フィアナではなく今は目の前で生きていたテイタニアに情けをかけたのがまたね……。この辺、すごく池田チックな画。そうでしょー、良輔さん?(笑) 良輔さんは女性を描くのイマイチ、なのでこの部分は池田監督に投げて正解だと思います。監督はこういう微妙な男女の描き方、上手いですからね。(本人は絶対恋愛描写苦手って言うだろうけど) もっと突っ込んだ話をすると、行動原理が男のことだったり女のことだったりするのは監督的にあまり好ましいことじゃないと思うんですよね。ましてやキリコがそれは、監督的にちょっと、だと思うわけですよ。テイタニアにしてもそう。かなり「池田的カッコ良さ」が加わった仕上がりになってたと思います。上手く言えないですけど、↓ですよ。
全体に流れるこれでもかという池田美学。池田美学。池 田 美 学 !(大事なので三回)
久々にボトムズを見て、再確認しました。 戦闘マシーンのような人間が徐々に人間味を取り戻して行く。平穏と不干渉を望んでもいやがおうにも戦いに巻き込まれる定め。兵士として行かざるを得ない終わりなき道。 池田監督の原点であり、私の原点でもあるテーマがここに……! やはり高橋良輔。良輔さん最高!!! というか、良輔さんもそうだけど池田監督が好きな理由の一つとして作品全体に漂う「品」というか、不愉快な場面がないんですよね。なんて言うか、作り手側の悪趣味による「嫌悪感」がない。そういう意味では良輔さんを正しく継いでいるのは池田監督だと思います。そして、そういう感性が私も凄く好きなわけでして……。 やはり良輔さん最高!!!
言葉では言い尽くせない。切り返しとか個々の見せ方とか、「そうそうこれこれ!」って言う感覚。これを分かっていただけるのは、やはり池田監督のファンでしょう。
いやぁ、また観たい。また観に行きたい。DVDは買うとして、大画面で観たいんだよなー! しかし暇がなさそうです……。 たぶん、ボトムズ知らなくても楽しめると思うので初めての方も是非!
久々に池田テイストを堪能できて非常に満足です。 良輔さんが見張ってくれてれば大丈夫ってことで、今後も良輔さんと一緒に……。って思うけど、ストーリーを覆うような池田色も私は大好きなのでやはり監督・池田でシリーズ観たいし……。 難しいなぁ。 あ、いっそサムライトルーパーのリメイクはいかがだろうか? あれならテレビ版前半+後半とメッセージをもう一回監督自ら監修すれば良いだけだから大丈夫そうじゃないですか? ね?(何だ)
色々要望はあるけど、でも取りあえず、満足満足。
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