”BLACK BEAUTY”な日々
Paranoia Days INDEXWanna Do The New Boogie


2003年03月31日(月) ライブ後記

昨日のライブ、来てくれたみんなにお礼を言います。

「どうもありがとう」

酷使した関節達が揃って中指を立てていやがるが、まだまだ止められない。
対バンの若きPUNK青年にこんな事を言われた。

「ずーっと続けて下さいね」

ちょっと感じ入ったよ。続ける続ける。

次は新宿。楽しみは尽きない。


2003年03月29日(土) 晴れ ライブの事

初めてステージに立った時の事は今だに覚えている。
17歳の秋、千葉県南部の某市公民館。

その頃俺が童貞だったか否かは別として、演奏したのはパンクのカバー。
パブリックスペースでパンク。国家公認のパンク。国家が許すアナーキズム。
演奏は多分最悪だったろうが、余熱みたいなもんがしばらく冷めなかったのを覚えている。

あれからブランクもありつつ15年の歳月が流れた。早いもんである。
が、未だに飽きる事がない。
15年後も同じ台詞を吐けるようなバンドマンでいたいと思う。



3月30日(日)本八幡ルート14

more funk bullets / Thrill Freaks
The Rambling Dogs / もやし学園 / JUNK SPIDER

Freaksは3番目に登場。19:30頃来てくれれば間に合う。



2003年03月28日(金) 晴れ ギターボーカルの事

現在32歳。中身はともかく、もう立派な大人である。同世代の家庭持ちも多く、俺もまたその一人である。
結婚して4年。1歳5ヶ月になる息子が一人。

俺はギターを弾けるが、彼女は弾けない。
彼女は花の名前をたくさん知っているが、俺はほとんど知らない。
俺はロバートジョンソンが十字路で手に入れた物を知っているが、彼女は知らない。
クローバー柄の皿を彼女は毎日洗うが、俺は滅多に洗うことはない。
彼女が息子に絵本を読んで聞かせている。
彼女の中に元来備わっていたであろう母性が開花する様を見る。
俺が本を買い、読む。その後に彼女が読む。
彼女が洗濯したシャツを俺が着る。
彼女が磨いた窓越しを眺める。
彼女が作った料理を俺が食べる。
彼女が生んだ子供を俺が抱く。

「公平な家事の分担」をしてる自覚など全くないが、それを許してくれているのが紛れも無く彼女自身であることは重々自覚している。

あーそうだ、一つだけ俺でなきゃできない事があった。

「ホラー映画を見た後の深夜のゴミ出し」である。

言い忘れたが、彼女は大の怖がりである。


2003年03月27日(木) 晴れ ドラマーの事

およそバンドにおいて、ドラムは要である。

不正確なビートに乗っかるギターは永遠に「下手なギター」の域を出ない。
「下手であるが、味がある」ギターを手に入れるにはタイコ叩きの力がどうしても必要なのだ。
(下手なギタリストの他力本願的見解)

さてFREAKSのドラマー、島貫である。ライブに来てくれた方は分かると思うが、俺とJIROは唄う、弾く以外に(時に以上に)ステージ上で色んな事をする。
座る、しゃがむ、走る、跳ぶ、乗る、降りる、掴む、離す、蹴る、×××するetc
楽器を持たずにこれらの動作を繰り広げたら、ただの酔っ払いである。

その阿鼻叫喚の状況下、一人冷静にビートを刻むのが島貫である。
冷静でいられないフロント二人は爆走・脱線をしながら、必ず停車しなければならない場面に出くわす。それは曲中のブレイク箇所である。
「バシッっと止まってドカーン」これが上手くできないと、ステージの天井裏からR&Rの神様がタライを落としてくる。

ブレイク前、俺とJIROは島貫に「おいでおいで」されながら停車する。
ブレイク開けはまた急発進。それを繰返す度、バンドの体温が1℃づつ上昇していく。
仲間の某バンドの某ギター弾きが「鵜飼と鵜」と表現してくれたが、言い得て妙である。

鵜飼はまた、高い客観性を持っている。
楽曲を第三者が聴いたらどう感じるかを判断するのは鵜飼であり通称島貫である。
客観性の高い意見は信憑性が高く、俺とJIROは黙って頷くのである。

先日、我が家で二人で鍋の宴をした。材料の買出し、仕込み、調理、片付けの全てを担当したのが島貫である。
俺はと言えば、「食って、飲んだ」だけ。
バンド以外でも俺は「鵜」であったのだった。







2003年03月26日(水) 晴れ ベーシストの事

FREAKSはベースのJIROがネット上のメンバー募集サイトでギターボーカルを募集していて、俺が応募した事がキッカケで結成された。
それ故、最初はメールのやりとりである。今でも思い出すと苦笑がもれる。

「はい。私も市川に住んでいます。使っているギターはレスポールです」
「それでは初スタジオは積さんのご予定に合わせます。当日よろしくお願いします」等々。

初々しき、学校の英文和訳の模範回答の如きやりとりが数回続き、3人で記念すべき初スタジオである。

2年前のちょうど今ごろ、某駅の改札でJIRO&島貫と待ち合わせたわけだが、何しろヒゲ&グラサンである。
今までの俺の知り合いの中で、ヒゲは確かにいた。グラサンはもっといたと思う。
しかしながらヒゲ&グラサンのカップリングは俺の電話帳には掲載されていなかった。
「あなたのお掛けになった電話番号は現在使われておりません」
言い忘れたが、俺は小心者である。

さらにスタジオに入ってJIROはなんと音叉でベースのチューニングを始めた。これには度肝を抜かれた。
今時、楽器のチューニングにはチューニングメーターを使うのが半ば常識となっているのに音叉である。
肩掛けの初期の携帯電話である。ぶら下がり健康機であり、黒電話である。

ベースは傷だらけのGIBSON、そいつにカールコードでアンプ直結。
俺は驚きと恐怖で牛になるかと思った。
(注記:現在JIROはチューニングメーターを使い、アンプシュミレーターなんかも使っている。さらに先日はMDウォークマンなんぞを購入し、俺を大いに驚かせた。人は進化する生き物である)

肝心の音は爆音で、乗れば乗る程、ベースを弾かなくなるという困るが愛すべき癖をもつ。
大の酒好きで、明日仕事だろうが何だろうが関係なく飲んでいる。
お互いの家も近いので時間が合えば二人で飲んだりする。
飲んだ後に行く某牛丼屋の牛皿定食に焼肉のタレではなく、醤油をかけると旨いと教えた事がある。
あんまり旨かったのか、色んな人に教えているらしい。
確かに、あれは旨いな。


2003年03月25日(火) 雨 面接→スタジオ→飲み屋→撃沈

このままでは、反米主義者の求職日記である。
バンドの事を書こう。

THRILL FREAKSというバンドを2年前からやっている。
メンバーは島貫(Dr)、JIRO(Ba)、俺(G/Vo)の3ピースバンドである。

生い立ちは、
・皺だらけのBLUESを祖父にもつ
・親父は金にまみれたロックンロール
・放蕩息子はPUNKを浴びてそれでも親父とおじいちゃんのことは決して忘れない

stones、イギーポップ、ハウリンウルフ、クラッシュ、ピストルズ、ジョニーサンダースetc
沢山の親に囲まれている。

FREAKSは3つの世代が同居し、息子が親に反抗したり、祖父がそれをなだめたり、たまには祖父に花を持たせたり尊敬したりしながら曲を生み、ライブを行っている。

言葉で音楽を表現する事は本当は無意味である。然るに、ライブを見てほしい。
少しの時間と金と好奇心とユーモアがある人達へ。


3月30日(日)本八幡ルート14

more funk bullets / Thrill Freaks
The Rambling Dogs / もやし学園 / JUNK SPIDER

Freaksは3番目に登場。19:30頃来てくれれば間に合う。


2003年03月24日(月) 晴れ 春近し

案の定、今日は疲れた。
Patti Smith「Radio Ethiopia」を聴き、忽然と音楽に向かう気持になる。
他に何が出来る?


2003年03月23日(日) 晴れ 三寒四温

3連休の末日。
明日から仕事をする人もいれば、仕事を探す人もいるかもしれない。
不肖俺の場合、その両方である。
去年の暮れに勤務先の解散が決定し、現在残務処理をしながら生活の糧を探している。
(わが社の経営陣達は「倒産」という言葉は一切用いず、「解散」という文言を用いるのが暗黙の了解となっている。恐らく自責の念がそうさせているのだろうが、会社が無くなる事実は変わらないのだから、「倒産」と言えばいいのに、と思う。
地位と金を手にしたロートルオヤジの考え方は良くわからん)

というわけで、何年振りに就職活動、その状況変化には驚くばかりである。
SPIテストの対策本(ご丁寧に新卒用と中途用にシリーズ分けされている)なんかを購入し、喫茶店でパラパラめくったりしてると何だか笑いが込み上げて来る。
32歳が方程式を10秒以内で解く方法をご教授されている姿は決してカッコ良くないからだ。
とは言うものの、これをパスしなければ会社は採用してくれないのだから、それなりに真剣に取り組んで、先日無事にパスした。

明日は2次面接である。見てろよ、平成不況。
軽くアドバイスをくれた、ウチのバンドのタイコ叩きの島貫某へ感謝。
明日から少しバンドの事にも触れてみたいと思う。


2003年03月22日(土) 煙のせいじゃないだろうが曇り空

昨夜からニュースばかり見ている。
いろんな国のいろんな人達がいろんな事を言っている。
アメリカはイラクに「新しい民主主義」って奴をプレゼントするそうだ。
戦後生まれの日本人はすべてこの、「民主主義」教育を受けて自分を、家族を食わせている。
民主主義とはつまり、「平等」と同義である。
誰もが平等であって初めて国家の意思決定は正当性を与えられるのである。

それじゃあさ、

「なんでアメリカ合衆国上院議員535名中、自分の息子を軍隊に派遣した議員が一人だけしかいないの?」

偶然とは決して言えない不平等じゃん。
不平等を武器に平等を手に入れる事はできませんぜ。閣下。

最後にフランス万歳。過去に色んな事があったにせよ、アメリカという国はフランスなしでは存在していないということを忘れたのか?独立戦争の時、加担して勝利に導いてくれたのはフランス人だ。そして自由の女神を寄贈してくれたのもフランス人だ。そして今、フランス人は本当の親友にしかできないことをしてくれているんだ。フランスを悪者扱いするのはやめて、この一度だけかもしれないけれど正しいことを言ってくれてありがとう、と感謝すべきだ。

ジョーストラマーもきっと天国でツバ吐いてるよ、

「bored with the USA」






2003年03月21日(金) 今日から

日記をつける事にした。
バンドの事、日々の事、消え行く泡のように簡潔に。
可能な限り続けたいと思う。


JIN |MAIL TOThrill freaks offcial web.

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