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2011年12月29日(木) 台湾雑記

12月の初めに、台湾に行ってきた。7日間のうち4日間はツアーで観光地を巡り、3日間は台北でぶらぶらする。観光は花蓮・高雄・台南・台中・日月潭・台北と有名どころをおさえたナイスなコース。他の参加者は年配の方が多く、我々3人はガイドの張さんから「三姫」などと呼ばれていた。「三婆」じゃなかったのが優しさを感じた。

以下、印象深かったこと。

■街
台湾中、どこの街もビンロウ屋と牛肉麺屋だらけ。スクーターが大量に走っている。野良犬を久しぶりに見た。地下鉄でスマートフォンを操作する女子を観察したところ、文字は手書き入力で、2、3画で変換候補が出てくるようになってた。台南は今回行った中で唯一泊まらなかったが、風情ある街並だった。次回機会があれば、台南に泊まってお寺巡りをしたい。

■ホテル
やはり一番度肝を抜かれたのは、一日目の花蓮「翰品酒店(シャトー・デ・シン)」、到着したのが夜で、その時はネオンが派手だなーくらいに思っていたのだが、朝あらためて外観を見てみるとモンドリアンであったのだ。高雄のホテルも部屋が39階でびっくりした。日本の観光客向けなのか、浴衣を備えているところもあった。



■白菜と角煮
故宮博物院で、念願の白菜と角煮を観た。どちらも想像より大きかった。
 白菜
 角煮
 
■九份
非情城市のロケ地、「千と千尋の神隠し」のモデル。あいにくの雨だったが、それもまた風情が増す。帰ってきてから、私は四万温泉の積善館、目黒雅叙園、江戸東京たてもの園と「千と千尋の神隠し」のモデルとなったといわれている場所ほとんど全てに行ったことに気づいた。ジブリ映画も宮崎駿も、特に好きなわけではないのだが。



■交通
台湾新幹線に乗れて嬉しい。日本の技術導入とのことで、ハード的にはほとんど日本と変わりはない。花蓮から高雄まで国内線の飛行機に乗る。プロペラかとおびえていたが、宮古島行ったときと同じくらいの小さなジェット機。台北のMRTは便利。切符がICチップ入りのトークンだった。プラットホームのことは「月台」というのか。

■たべもの
とりあえず何を食べても美味しい。鼎泰豊本店の小龍包、さすがに世界三大小籠包。あとの2つは知らないけど。台北で茶葉料理を食べたお店は竹里館の系列のようで、やはりお茶が美味しかった。お粥が美味しくて、ホテルの朝食は毎日お粥を選ぶ。台北のホテル近くのお粥レストラン「糜家荘」の鶏肉と椎茸のお粥を二回食べてしまう。ずっと台湾ビールを飲んでいたのだが、瓶か缶ばかりで生はないのかなと思ったら空港のカフェで生ビールに遭遇した。意外なところでは筍が美味しかった。夕食に出たメンマが美味しくて、次の日にお土産屋さんでツアーの人たちがみんなメンマを購入していた。もちろん私も買った。あと何故かキャベツの蒸し煮のような漬け物のようなおかずが、ほんとうに朝昼晩と出た。ツアーの食事は円卓でコースが多かったのだが、どこにいってもキャベツは出る。ホテルの朝食バイキングにも必ずある。101のフードコートで魯肉飯を食べたら、やっぱり付け合わせはキャベツ。美味しいので毎回食べていたが、さすがに最後の方では「あーまたキャベツ…」と思いながらそれでも食べていた。
   


■ミスター張の話
ガイドの張さんは、とても元気で物知りなおじいさんだ。張さんのお話でおもしろかったこと。
・台湾の米は美味しい 北部で二毛作、南部は三毛作
・花蓮は日本の徳島県からの移民が多かった
・台湾先住民族は母系社会
・先住民族は文字を持たなかった 花蓮の大学に先住民族の言語を研究する学科がある
・水のあるところには目に見えない悪いものがいる 悪いものはまっすぐしか進めないから、ついてこないように道をジグザグに造る
・高雄の街は大阪に似ている
・台湾では十二支の中で龍が最も良くて虎が最も悪いので、龍虎塔は龍の口から入り、虎の口から出る
・張さんはピーナツが大好きで、ペットボトルに詰めて持ち歩いていた
・張さんの身分証の名前はトニー・チャン

 


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