黙示録

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日曜は
2003年03月03日(月)

妹の結婚式でした
今まで何度か知り合いの結婚式には出たけれど
身内となると また違った雰囲気があるものですね

前日の悪天候が心配でしたが当日は晴れ
強かった風も式が始まる頃には落ち着き
天候は文句無しでした

妹からビデオ係を仰せつかっていたので
一生に一度の(はずの)晴れ姿をカメラに納めようと右往左往
まぁ チャペル内での撮影は禁止でしたので
緊張しまくって 手がプルプルしている指輪交換などの
とても面白いと思った場面は取り損ねましたけれど

その緊張しまくっている2人を見て楽しんでいたんですが
右側から母の鼻をすする音 左側から弟の何かをこらえる気配
これらを感じ取ってしまうと 正直 堪りませんね
一回目の洪水注意報は何とか乗り切りましたけど

さて、披露宴へと場所が変わっての話
和やかに明るい感じの中での進行
「凄く緊張してたよなぁ 面白かったよ」と義弟にインタビュー
もちろんビデオカメラをかまえながら
「ヤバイですよ もう二度とごめんです」とは義弟談

あぁそうだな 理由は何にせよ 二度は無い方がいいな

気負わずに楽しめる雰囲気で行われた披露宴も終盤に近づいた頃
義弟から妹への電報 もちろん内緒で これイイね 感動するよ
そのアイディアもらった 使い道があればだがな

内緒電報(?)で会場の心をグッとつかんだところで
この日最も感動の場面 新婦の「家族への手紙」

妹が言葉に詰まります 司会が絶妙なタイミングで「頑張って」
母が顔をグシャグシャにして泣いています 父も少し震えているようです
突然、妹の友人が声を上げて泣きだしました 会場を見渡せば 涙 涙
そんな会場の中 もちろん私も泣いていました
ファインダーが見えなくなるほどに

こんな素晴らしい妹の晴れ舞台 とても感動しました


なのに なのにだ

会う親戚 会う親戚 ひとの顔見れば 口をそろえて 
次はお前の番だなと そりゃぁもう何回も何十回も
初めてあった義弟のお母様にも「次はお兄さんの番ですね」と

その度に

「どうでしょうねぇ どう頑張っても1人じゃ結婚できないですしね」
「今日は妹の晴れ舞台なんですから 私のことは放って置いてください」
「まぁその話は次回にでも 今日はそんな些細なことイイじゃないですか」
「やめてよ 縁があればそのうちするから待ってて 10年くらい」

こんな受け答えをしなきゃならないのは
そのおかげで感動の中に芽生えた物悲しさは

私のせいか? 野暮な質問をするあなた達のせいか?



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