切れ端。

2006年01月27日(金) lest.

指差した方向は 静かな闇
波音が聞こえない 海辺で
天使に抱かれて眠りたい

欠落は音階が示した

誘う風が僕を連れて行く 行き先は遠い横断歩道
希望を追えば泥沼にはまり 戻るには深すぎた

波に呑まれて 消えた星空と
祈り果てた天使を 抱いて
静かに闇を待って眠りたい

願う音階は示せない 

誘う風が僕を連れて行く 行き先は知れない
誰かが魅せた幻覚の果てで 救われていた

静かな闇の中で 最後の夢を見る



2006年01月08日(日) ラスト・ルージュ

全てを斜めに構えていた あの日から
少しだけ角度を変えて見えてる

幾つになっても気だるくて 割り切れない
山積みになった後悔は時に足枷

揶揄されて泣いていた いくつかの希望たち
今なら彼らを抱きしめてあげられる

闇は静かに幕を閉じるから 過ぎ行く電車に手を振れる
マイナーコードのあの唄が 全てだった

見返りを求め始めたら 終わり始める
キレイな嘘もいくつか知った

それでもありきたりで 小さな幸せと
幾許かの希望が欲しいと思う

揶揄されて泣いていた いくつかの希望たち
今なら彼らを連れて飛び越えられる

闇は静かに幕を開けるけど 出来ることなら過ぎ去って
マイナーコードのあの唄を 聞いていたい


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shinsuke [MAIL]