Small Talk 〜雑談〜

2010年12月25日(土) クリスマスの得物

来年は
人と繋がれそうだ。

今年は自分の主観中心で
自分の感覚を確認しながら手を伸ばしまくっていたのですが
(それでも結構皆様からウェルカムして頂いたのですが)
もう少し客観的に繋がることがわかるようになると思う。

マラソン君は正直めんどくさい。
あまりにめんどくさい。
片道とはいえ恋愛のつもりで、何度か接点を作って
本人からのデータを集めさせて頂いたのだが

はっきり言えば、相手には、まだ私を魅せるものがあまりないのだ。
むしろ、向こうの方が、人と繋がっていこうとしている私をみて、
影響されているくらいだし。

それならなんで私は執着しているのだろう?
過去に叶わなかった何かを昇華しようっていうのか?
何と重ね合わせているんだ?

自分の行動の波紋は、彼に響いているのが見える。

憧れの眼差しを受けて
それが嬉しくて、自分に通ずる仲間だと感じて
共に行こうぜ、と思った。てっきりパイオニア気質だとばかり。
パートナーになれるような気がして、とても嬉しくて
思わず近づいていったら、怪訝な顔をされた。
基本的に自分に自信がまだないので
自分なんかにどうして近づくのだ、という警戒心。

「憧れ」と「パートナー」は、立ち位置が違う。

恋愛だと思っていたのに
私の肌は荒れる…
仲間であることは間違いないのだけど
視野は狭くなるし、気に病むことが増えて行動力も落ちる。
相手に近づこうとすると、私は逆行してしまう。
エネルギーを削がれてしまう。
しかも迷惑がられるし。でも嫌いではないらしい。

相手は私を仰ぎ見ていたいらしい。
私と一緒に立つ相手ではないようだ。
対等に生きていく素質がありそうな人だと思っていたのだが
相手が育たないと、それは叶わない。
でも育てる役目は私じゃない。
彼の上司が適役だ。素晴らしい上司だもの。

私はきっと、心が繋がる仲間が欲しかったのだけど
できればそれが彼であることを望んだのだけど
彼はそういう役回りではないからね。

でも、12月に入って
厳しい過去に晒されてきた人から…ほぼ週に1人で3人…
カミングアウトを受けた。ほぼ初対面だったり、初対面の人もいた。
受けても受け止めきれずに落とす人もいるし、スルーする人もいるが
ちゃんとキャッチ出来ている私がいた。
人のショッキングな話をキャッチしても、自分の境界線はブレなかった。
勿論、私も自分の話をしたので、お互い、
「普通」では理解されにくい重い話を、シェアできたのだと思う。
今日来て良かった、とか、話せたのは初めてだ、とか、
自分を赦してあげな、とか

過去の澱みを押し流していく。
多分私は癒されているんだと思う。
滋養が全身をわたる。
飢餓を知っているからか、滋養の沁み入り方が
隅々まで沁み渡らせるような、
エッセンスの全てをくまなく抽出しつくすような感じだ。

------

11月から新しく配属になった先は
来年からライバルとバトルをおっぱじめるらしい。
一気にバトルモードですね!

…で

その話を聞いてから
突然、自分の肌にハリが戻ってきました。
バトルモードの方が燃えるのか私は。

しばらくマラソン君にかまっている余裕はないと思います。
私は走り始めるから、また距離が空いてしまうね。

次の1年半で、今の部署は持ち直さないと、部署はお取りつぶし。
経営陣はそれを見越した上で、私を配置させたんだろう。
とても誇らしく思うし、血がたぎります。
自分が思っていた以上に戦力としてカウントされていたみたいだ…

実際前線に立つのはベテラン研究員さん達で
私には研究という形の貢献はできない。
私に何が出来るのか、というか、何をするか。

戦力にはなるだろう。ポテンシャルは高いだろう。
メンタル面は、どん底を知って這い上がってきたから
誰か職場の身内が落ちてしまった時、完全に助けることはできないが
サポートくらいは出来るだろう。
そもそも私がいたら、誰かがどん底に落ちる前に、異変に気づくだろう。

他のアビリティは何だ?
自分で自分のアビリティを把握することが先決かもしれない。



2010年12月10日(金) 地盤が固まる

先月はダイビングのAOWも取得した。
冬の海にはドライスーツで潜るのだが、
服を着て潜る海は温かだった。

転職から1年が経った。

5日前に、土台が固まった感触が訪れた。
経済面、安全面、メンタル面、すべてが整えられた。

次のステージを迎えたな、という感触だ。


今年の初め、社内新年会にて
「今年の目標は筋トレです」と適当に言ったのだが
本当に筋トレの年になった。

まさかマラソンをやるとは
まさか海に潜るとは
まさか3000mの山に登るとは
まさか仕事で英語を使うとは
まさか人と繋がる感覚を得るとは(しかもスポーツで)
まさかボーナスを貰えるとは
まさか年収が倍以上になるとは
まさか人を好きだと思える余裕が生まれるとは
まさかここまで自分が空気読まずに開き直れるとは
まさか自分が生きていることに疑問を持たなくなるとは

3年間でここまで化けた
物凄い根性だし実に獰猛だ。這い上がって、すぐに開拓。
今年はしっかり世界に触れた。何故か絶えず勇気はあった。
考えすぎて勇気が萎えても
「相手がジャッジする領域だから聴かなきゃわかんね」と
開き直る図太さ。自分の領域、相手の領域、自分の力、相手の力。
過去には絶対戻りたくない。
今がこれまでのベストだし、もう2〜3年したら
今は言語化できないこの手応えの意味が全部繋がって
とても大きなもの…システムのようなもの…が見えてくる気がする。

異動先の若手(通称短パン君)には今日
「パワー系女子」という称号をもらった。

新しい上司は段取り上手でデキる人だ。
その計画性は、これまで常に臨戦態勢かつ予測不能の状況下で
サバイバルを繰り広げてきた私に最も欠けているもの。
私は、物事の詳細や本質はおそらくかなり正確に
捉えることができると思うのだけど(分析好きだし)
来年あたりからは力技ではなく、全景と未来を見て、
先を読んで動きを決めていくというプロセスが課題か。

リカバリー以後、自分の意志で好きだと感じ、
なおかつ行動に移してみようと思えた相手は、いわゆる草食系男子で
パワー系の力と勢い任せの獰猛さで近づくと逃げる。
その場が決戦ではない
すぐに答えを出さなくてもいい
答えが出ない時は出ないから、そういう時は様子を見る
自分ばかりが対処役に回らなくてもいい
自分が動かないことが、相手への愛になることも沢山ある
私は私を動かす、相手は相手が動かす
手を出さずに、自分をぶつけずに、相手を見守る
でも私は私の道を歩き続けたければ歩けばいいし、
立ち止まりたくなったら立ち止まって相手を待てばいいし

この3年間は、基盤を固めて軌道に乗せることに集中していたので
(逆にそうでなかったら這い上がれなかっただろう)
基盤が整った今以降もパワー系でいる必要はない。
逆に、攻めるでもなく、閉じるでもない。
自分を生かす、相手も生かす、でも我慢はしない、成長はする。

パワー系の自分は結構好きなんだけど
熱中しすぎて盲目的にやるとつらいわ…体力が。

でも今年、無邪気で果敢な私のスタンスは
周りにゆるさと勇気と温かさを振りまいた気がするよ
そのままでもいいとか
あなたの声は届いているよとか
私は冒険しちゃうもんねーとか

私は生きてるだけで人を癒しているよ


 < 過去  INDEX  未来 >


カドタカラ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加