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おさむ日記
窯主のノンキな炭焼き生活日記
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2004年03月26日(金)   炭やき中の夢

旧暦 閏二月六日

まいど更新がのびのびになっています。

先日、2回目の炭の窯出しをしましたが、まだ窯が湿っていることから収量は少なかったのですが、今回は最後の精錬も420℃(煙突)ほど上がりましたし、ようやく皆さんにお渡しできる硬質の竹炭が取れました。よかった・・。

炭もできたし、いよいよネットショップを立ち上げようとしていますが、まいどのことでなかなか。
ショッピングカートなどの設置技術もさることながら、どうゆう商品で、どこをこだわっているかなどの説明の文章がうまく表現できずに四苦八苦してます。
一応日本人なのですけど、日本語ムズカシイです・・。

さて、今日は先月の2回目の炭焼きの時に見た夢の話をします。

そういえば、初窯がどんなだったかも話していませんでした。
初窯には、割った板の竹は入れずに、直径10cm以下の筒の竹だけを詰めました。
だいたい2・3回目までは、「窯が濡れているので、窯が乾燥するために炭化の熱が奪われて、収量も質も良くない炭ができる。初めは窯を焼きあげるのが目的と思った方がいい」と師匠に言われていたのですが、案の定、いえ思った以上に初窯の炭は収量が少なく、軟質の炭しかできませんでした。
それというのも、乾燥に2週間、炭化に1週間、全体で3週間かけたのですが、乾燥の初期に炭材に火が着いてしまい、それでも乾燥を続けたことから、その間も炭材は燃えて続けてしまったようです。
また、炭化が始まってから(80℃代になって薪をくべるのをやめてから)、周りから熱を奪われてしまうにも関わらず、熟窯と同じように温度が下がるか下がらないかのギリギリのところまで窯口と煙突口を狭めたので、炭材がより多く燃えてしまいました。
しかし、80℃台(煙突)を長くキープしたこともあり、なぜか竹酢液は今までにないほど透明できれいなものが採れ、また窯自体もヒビがすごく少なく、想像以上に良く焼きあがったので、初窯はこれで最適の出来だったのではと思っています。

で、その後の2回目なので、初期に炭材に火を着けないよう、乾燥を低火力で進めるために、切りたての水分を多く含んだナラの生木だけをくべることにしました。
今回は当初、乾燥1週間、炭化1週間と考えてまして、乾燥は日中0.5〜1時間ごと、夜中は3〜4時間ごとに薪をくべました。

そんな中の3日目の夜、小屋の暖かいストーブ前でウトウトと寝てしまった時に夢を見まして・・。

舞台は「ロード・オブ・ザ・リング」のようなところで、服装もあんな感じで、武器も持っていて、4・5人の仲間と(指輪を捨てる目的ではないのですが)敵を倒しに行くという設定で旅をします。
それがすっごく長い旅なんです。
果てしなく長くてヘトヘトになりながらも、いろんな難関を乗り越えていきます。
そして、最後(?)の数人の強敵が現れて、仲間といっしょに懸命に戦うのですが、これがすごく手ごわくて、私は息を切らして眉間にしわを寄せながら、「強い・・とても倒せそうにない・・」と思います。
そこでその隣で、仲間のホビットのような小人(or子ども)が、目をキラキラ輝かせながら、この戦いを遊んでるかのように楽しんでいるのに気づき、すごくハッとさせられます。
こんな大変な時になんて子だろう、と胸が熱くなって、そこで夢から覚めます。

で、炭焼きの方はと言いますと、生木を燃材にしたことから、なかなか温度が上がらず、乾燥が予定より長引いて、8日・9日と過ぎてしまい、寝不足もあり、だんだん精神的にもクタクタになって「このままずっと温度が上がらないのでは・・」と思ってしまいます。
これって数日前に見たの夢のまんまじゃないかと気づいて、ハッとさせられました。
私は、大したことでもないのに、いろいろと考えすぎて、身動きが取れなくなってしまうところがあるのでした。
もっと楽しんでいいんだと思うようになったら、だいぶ気が軽くなり、結局乾燥は12日ほどかかったのですが、そのあと炭化は順調に始まって、精錬もよくかかり、どうにか終えることができました。
温度を上げたのに天井のヒビがすごく少なかったですし、窯の特徴もだいぶ把握できましたし、今回も良い炭やきでした。

臨機応変に対応するところが足りないとつくづく感じましたが、それはゆったりと楽しんでいるところからも始まるのかなと思いました。

ということで、夢は面白いですね。


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