海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年07月31日(木) 吟ハイすだち風味 グッドです

あさってはマキノサマーカーニバル2003

ほろよいの蔵の新しい出し物として考えている「吟ハイすだち風味」を試作してみました。

8月のおすすめの酒「吟醸生からくち」をソーダサイフォンに入れ炭酸を吹き込みます。徳島県から取り寄せたすだちジュースを少量グラスにそそぎ、炭酸がからんだ吟醸生をシュワッといれると、ハイできあがり。

ドライな吟醸生の味わいが炭酸がからんだことでさらに刺激的に、すだちの柑橘系のさわやかな香りと、苦味がアクセントとなり、おあつらえむけの夏のカクテルとなりました。

はじめ18%の原酒を使うつもりでしたが、けっこうグイグイ飲めるものですから、16%の割水済みのものでつくることにいたしました。

さて試飲をはじめたほろよいは、のみやすくて、美味しいものですから、ノドを鳴らして1杯また1杯。1リットルはいるソーダサイフォンの酒ををほとんど空にしてしまい、とうとう出来上がってしまいました。

2日のサマーカーニバルには、みぞれ酒とともに400円で販売いたします。御期待ください。



2003年07月29日(火) ハクビシンと接近遭遇

月末が目前にやってまいりました。
ほろよいは資金繰りやら、ホームページの月例の更新やらで、頭の痛いことです。

今日は長浜に奈良漬粕の新規の取引先ができたので、納品をかねて御担当の方に表敬訪問に行ってきました。

途中、ホームページ8月の表紙にできるような写真を撮りに、西浅井町菅浦と奥琵琶湖パークウェイに寄り道です。

4月にアップして以来、表紙はいろんな角度から見た「竹生島」をテーマにすることに自然となってきました。北斎の富嶽三十六景みたいに、3年がかりで竹生三十六景みたいな形にまとめられたらと、根気のないほろよいにしてはいっぱしの野心をいだいています。

隠れ里の趣がある菅浦のあたりは、つづら尾崎と竹生島がおりなす、広大でひなびた風景がひろがっていて、遠藤周作先生が北欧のフィヨルドにも似てと賞賛した場所です。

そんな写真を表紙にしようと、うろうろしていると、道端にタヌキににた小動物をみつけました。距離にして5メートルくらい、むこうはほろよいの顔をじっと見つめて警戒しています。

これはおもしろい絵がとれるぞと思い、デジカメを構えると、小動物はテクテク道路を横断して山のほうに逃げていきます。ネコのようなすばしっこさはなく3カットほど撮影に成功しました。

あとでその写真を見てみるとどうやらハクビシンのようです。アライグマににた愛嬌のある顔の白いストライプがとってもチャームでした。



2003年07月28日(月) 鳥人間着水す

きょうはマキノ町知内の川裾神社の夏祭りです。

ほろよいは宵宮参りのあと、取引先のO酒店におよばれです。

O酒店さんは琵琶湖の鮎などを佃煮に加工し、手広く販売しておられる傍ら、酒販店も経営、町会議員としても御活躍です。

御商売柄、周辺の漁師さんともおつきあいがあり、宴席にはほろよいのよく知っている近所のNさんという漁師さんがおられました。

手土産がわりに持ち込んだ竹生嶋純米大吟醸を酌み交わしていると、先日、彦根で行なわれた「鳥人間コンテスト」出場のうちの1機が海津の近くまで飛来したというお話です。

その日N氏は鮎のすくい漁のために、朝早く海津沖で鮎の群れを探しておられました。すると時ならぬヘリコプターの爆音と、ボートが急接近「よけろ、よけろ」というジェスチャーをしたそうです。

ふりかえると、プロペラを回転させた人力飛行機が高度3メートルほどの高さで、まっすぐにN氏の船に近づいてきたというのです。

当ホームページの6月の表紙の写真にあるように、すくいの船は3メートルほどのやぐらが組んであり、漁師さんはその上で鮎の群れを探したり、漁船の操縦を行ないます。

もろに、やぐらに衝突!アワを食ったN氏はフルスロットルで回避し、事無きを得ました。

湖岸にさしかかる手前で人力飛行機は着水し、記録はなんと28km。N氏は飛行機の操縦者と一緒に取材を受けたそうです。

ところが今大会はもう1枚上手がおられ、彦根から琵琶湖大橋付近まで飛行した機体が優勝だったそうです。記録は実に32km。

だいぶ呑んでからのお話で尾ひれがついているかもしれませんが、「鳥人間コンテスト」で人力飛行機にぶつかりそうになった漁船がTVに出れば、それは、ほろよいの近所のNさんであります。






2003年07月27日(日) 出穂(しゅっすい)

ようやく梅雨が明けたそうです。

朝は曇っていましたが、10時頃から夏の日差しが差し込んできました。まだ少し雲がうかんでいますが、いよいよ夏本番の気配です。ほろよいの蔵のまえにある、湖畔の大ケヤキからは、蝉の鳴き声が聞こえてきました。これから順調に暑くなってくれるといいのですが。

もう数日前より、マキノ山田錦の近くの早生品種ハナエチゼンの田んぼでは出穂(しゅっすい)が始まり、稲の花が咲いている田んぼを見ることができます。

せっかく咲いた花が低温と雨できちんとした生殖活動(受粉)ができないと不作になっていしまいますので、すべりこみセーフで梅雨が明けたというところでしょうか。

今後の気温推移が順調であれば、出穂して約1ヶ月くらいで収穫がはじまります。8月20日すぎにはコンバイン出動となるでしょう。

これに比べて、マキノの山田錦はまだまだ生殖期ではなく、自分の体を大人にしていく成長期の最中です。この調子だとお盆から20日すぎ位の出穂になるでしょうか。

とにかくもうこれで冷夏は勘弁していただいて、順調に暑くなってくれることを祈るばかりです。



2003年07月26日(土) チーズと日本酒

いろんなタイプのナチュラルチーズと、日本酒のさまざまなタイプを楽しむ会に、行ってきました。

主催は大津市浜大津のお酒屋さん「小川酒店」のお嬢さん、布施明美さんで、チーズのコメンテーターは、琵琶湖ホテルの和泉夕加里さんというチーズプロフェッショナル。お酒のコメンテーターは、不肖ほろよいでありました。

30分くらい前に会場に到着、お酒の準備などしていると、続々とお客様が到着。尼崎からおいでになった女性の方や、神戸からおいでになったシャンソン歌手のご夫婦などお口の肥えた方ばかりのようです(地元の酒席では、本醸造のお燗あたりでドンチャンやっているのがピッタリのほろよいなので、どうもお尻のあたりがムズムズします)。

お客様とお話していると、海津大崎のお花見にかなりの方がお見えのようで、「ああ、あの大きな杉玉のぶら下がっている蔵元さんですね」とか「いつも、その時分は店頭でみぞれ酒を売ってますね」とか「何度かお酒を買いに行っているんですよ」とおっしゃってくださいます。これですこしお客様との距離が縮まったようで、落ち着いてお話することができました。

今回のチーズは、フレッシュなクリームチーズに味噌で風味付けしたもの、青カビで熟成させたロックフォールチーズ。ハードタイプのチーズ。塩水でチーズの表面を洗って熟成させたウオッシュタイプのチーズの4種類でした。

とくにウォッシュタイプのチーズの香りたるやすさまじく、盛り付けたお皿がサービスカウンターにまだ置いてある時分から、そのにおいが会場内に漂っていました。

ほろよいの蔵から持っていったのは、大吟醸、辛口純米生原酒、雪花、金紋本醸造のぬる燗、常温熟成2年吟醸原酒忘憂(ぼうゆう)2001年のぬる燗、常温熟成10年純米大吟醸鬱金(うこん)1993年の6種類でした。

生酒、吟醸、純米吟醸などでも、ほろよいの蔵の酒はけっこう味を出していますので、クリームチーズやハードタイプのチーズと美味しく楽しめました。

ぬる燗したお酒もなかなか捨てがたいものがあり、金紋本醸造と忘憂は、塩味の強いロックフォールチーズや、独特の臭みのあって、こってりコクのあるウォッシュタイプのチーズでも美味しく楽しめました、(塩を肴にお酒をのむこともあるのだから、当然といえば当然なのですが)。また、お燗が作り出す体温に近い温度というのは、お酒も味わいに幅がうまれるし、チーズもより柔らかにクリーミーになり、味わいが増すように感じられました

常温熟成10年の純米大吟醸酒鬱金はもっとも包容力があり、6種類のチーズのどれとも相性がよいようでした。

鮒寿しフリークで、悪食のほろよいのおすすめする本日のベストカップルは、やはり鬱金と一番臭いウォッシュタイプの組み合わせで、お互いに独特の個性を主張しながら、口中でお互いの風味が絶妙に調和しあっていました。

チーズプロフェッショナルの和泉さんは、この日のために、クリームチーズに白味噌の風味をつけたものを特別に準備してくださいました。通例なら干しぶどうやナッツなどをまぜるところだそうですが、日本酒を楽しむので、白味噌で風味付けをされたそうです(別に赤味噌も小皿に準備してあり、白味噌と比べられるような、心憎い気配りはうれしい限りです)。

この例でもおわかりになるように、彼女のお話は、日本酒のマニアによくあるような、テクニカルターム(技術用語)をちりばめた鼻持ちならない自己満足のお喋りではなく、「個性のあるチーズをどのように説明し、どのように提供したら、お客様がその醍醐味を理解でき、楽しんでもらえるのか」という、お客様本位のお考えが随所に感じられるすばらしいものでした。

ほろよいも見習わなければ。



2003年07月25日(金) みぞれ酒? 吟ハイ?

8月2日(土)はマキノ・サマーカーニバルです。

メインの出し物は「ストリート・パフォーマー・コンテスト」で、JRマキノ駅前の仮設スタンドで、夕方2時間の予定でイベントが予定されています。

なんといっても祭りといえば、やはり食べるもの。舞台をとりまくようにマキノ町内のいろんなグループが模擬店を出し、焼きそばや、かき氷、焼きトウモロコシ、カレーライス、金魚すくい、射的などが楽しめます。

お値段も安めに設定してあり、おいでになったお客様には、けっこう喜んでいただいているようです(今年カレーライスは300円で販売だそうです)。

ほろよいの蔵も、マキノ酒友会(マキノ町の酒販店の親睦団体で、別称、竹生嶋会とも申します)を代表して、竹生嶋の冷酒の販売です(ついでに生ビールもしぶしぶ売ってます)。

ほろよいはヒネクレ屋ですので、生酒をただ冷やすのではなく、純米吟醸生酒の「みぞれざけ」(1杯400円)を毎年恒例で販売しています。

これはシャーベットマシンを使い、生酒を撹拌しながら、ゆるいシャーベット状に凍結させ、「みぞれ酒」と称して販売するもので、凍結してできた細かな氷の粒の結晶の食感がたまりません。キャッチフレーズは「マイナス10℃のエクスタシー」昔の角川映画みたいでカッコいいでしょう(自我自賛)。

お客様の中にはこれが楽しみでおいでになる方もおられ、一人で2杯3杯とお召し上がりになります(もう最後のほうはヘロヘロです)。


今年はもうひとつ首をひねって「吟ハイ」なるものをやってもようか、と考えています。最近あんまり酎ハイが売れて癪なものですから、向こうを張って、辛口の吟醸酒の原酒(アルコール度数18%)に炭酸ガスを吹き込み、氷を浮かべてロックにし、スダチのジュースで風味付けしたものを実験的に販売しようと考えているのです。

辛口の吟醸酒をベースに、氷でキンキンに冷やし、炭酸のピリピリした刺激とスダチの風味、ドライな夏のカクテルのできあがりです。明日あたりソーダサイフォンで試作してみましょう。うまくできたらサマーカーニバルでお披露目です。

午後9時からは、大津や彦根の花火大会には及びませんが、小粒でピリッとした花火大会でお開きとなります。ぜひマキノサマーカーニバルにおいでください(マキノ駅前ですから、竹生嶋の生酒でヘロヘロに酔っても電車がもよりの駅までとどけてくれます)。









2003年07月24日(木) くれくれタコラ

ほろよいが小学生5、6年くらいの頃、「くれくれタコラ」という題名の着ぐるみのコントが、午後7時のゴールデンタイム前の数分間放映されていました。

タコの子供が、他人の持ち物を際限なく欲しがって「クレクレ」とくいさがり失敗するという内容の、他愛のないドタバタコントでした。

「くれってクレクレ くりゃりんこー。何でも欲しがるクーレクレタコラー……」
今でも変に主題歌だけは克明に覚えています。

少し以前、年に2,3度しかお買いにならない取引先から、発注の電話があり、生酒1ケース(1.8リットル6本)御注文いただいたあと、「化粧箱をもらえますか」とのお話し。「申し訳ありませんが有償になりますが」と応対していた妻が申し上げると、「じゃあいいですわ」とあっさりお断りになりました。

サービスカートンという悪しき習慣がこの業界にあり、一升瓶で1本や2本3本いりの簡易式の化粧箱を、販売促進のために、大手メーカーや地方メーカーを問わず、以前はタダで配ったものです。

昔は1店舗あたりの年間販売額も大きく、それくらいの(といっても決して安いものではない)サービスはさせていただきましたが、DSに押されて小売店さんの年間販売額は年々減少しています。弊社としても、「竹生嶋」の売上に協力していただいているお店と、そうでないお店とでは対応がちがって当然なのですが、今でも当たり前に「なんでもタダでもらえる」とお考えの酒販店さんがおいでになります。

物を頼むまえに「自分のお店が、そのメーカーに対してどれだけの貢献をしているのか、年間いくら販売しているか、自分の申し出がそれに対して合理的なものなのか一度吟味されたらいかがでしょうか?」といいたくなるときがあります。

それを考えないで、ダメもとで居丈高にメーカーに強要するのは、ほろよいには冒頭のドタバタコントのように子供じみて感じられます(決して、そんな酒販店さんをタコといっているのではありません)。

居酒屋さん向けの看板、酒燗器、酒器、冷酒グラス、化粧箱などなどなど、メーカーに頼らず、少しは自分の懐をいためてリスクを負うのが、プロの商売人だと最近強く思います(何度か痛い目をすれば、ダメな飲食店経営者を見る目を養えるというものです)。











2003年07月22日(火) 年度末

酒の業界には3つの年度があります。

まず一般にいわれる年度で、4月から翌年の3月まで、これは大方のお役所にあわせた年度です。

次が会計年度。ほろよいの蔵は9月決算ですから、10月から翌年の9月までの1年間となろます。

もうひとつ、酒造年度というものがあり、これは7月から翌年の6月までの1年間となります。

感覚的には、8月末から新米がとれはじめ、早いところで、9月からお酒の仕込みがはじまり、翌年の4月から5月に酒造が終了して、1年が終了するという感じでしょうか(平成14年産のお米で造ったお酒が、平成14酒造年度醸造酒と考えると理解しやすいかもしれません)。

実は税務署職員など国税庁のお役人さんの移動も7月1日に内示、15日発令となり、酒造年度もこれにならっているのかもしれません。

というわけで、平成14酒造年度が6月で終わったため、平成14酒造年度製造状況調査の提出というお仕事が7月にあり、この冬の製造実績にかかわる数字の集計でちょっと忙しい目をしています。

お中元の出荷や、県内外の酒販店さんへの生酒の出荷などもあるので、直接経営の足しにならないこういった報告ものはあまり歓迎したくないというのが本音です。

集計したデータがでれば、それはそれなりに1年の区切りで、昨年度と比べてというような経営分析はできるので、あながち無意味ではないのですが、出てきた数字から読みとれるのは「けっこう精米歩合が高くて、アルコール添加の少ないお酒を造っている割には出荷が思うように伸びていない」という事実。気が滅入ります。

この平成14酒造年度製造実績の数字は、ホームページと「湖畔の蔵元」2003年総合版で8月までにディスクローズいたします。








2003年07月21日(月) 美酒宴遊会

朝から美酒宴遊会の準備です。
地元で開かれるお酒のイベントなので、ほろよいも気合がはいっています。

今回は料理ごとにお酒を変えていくという趣向ですから、全部で8種類のお酒が提供されます。当然一人あたり8個のグラスが必要になり、あれこれ飲んでいるとどのグラスに何が入っているのか判らなくなる恐れがあります。

サービスする人も何をどの順番で、どれくらいの温度で出していいものやらわからなくなるかもしれません。

B4の和紙に8つのマルを書いて、そのマルの中に、お酒の種類と提供順序を書きこんだものを準備しました(空いたところには、マキノの高台から竹生嶋を眺めた写真も刷り込みました)。

8種類のお酒はそれぞれ720mlで2本づつ準備し、それぞれ提供順に番号札をつけていきます。

これでまあ間違える気遣いはないだろうということで、次はシャーベットマシンの整備です。去年のマキノピックランドの収穫祭からつかってないので、お酒がはいる部分のパーツをすべてバラして洗浄し、夕方6時スタートですから、4時ごろから雪花を入れてシャーベット製造開始です。

5時半マキノプリンスホテル入りし、シャーベットマシンやらお酒のシートやら、お客様にお配りするパンフレットの準備です。

今回は20人の予定定員がすべてうまり大盛況。会場においでになったお客様のお顔をみると、1/3位が知っている人です。町内で土木会社を経営のH組の社長や、ほろよいの取引先の奥様と従業員の方。竹生嶋を定番で御使用のK食堂の大将など気恥ずかしいことこの上ありません。

そんな方々を前にしてパーティがスタート。乾杯を終え、料理とお酒が進むにつれ座も打ち解け、和気あいあいです。(純米吟醸や生酒のような)上品なお酒ではなく、「いつも飲んでいる本醸造をだせ」というありがたいお言葉も飛び出しました。

少しずつですが8種類ものお酒を飲んでいただいたので、お酒に強くない方には強行軍だったかもしれませんが、皆様よろこんでお帰りになりました。

お客様をお送りしてから、支配人さんや、北野さん、和食の山岡さんなどと反省会をかね打ち上げ、またまたメーターが上がったほろよいでした。



2003年07月19日(土) やっぱりマイナー?滋賀の地酒

5月に、凸版印刷のパッケージ事業本部が運営している「SAKE王国」というサイトに弊社は登録いたしました。

なんで、印刷会社が酒のホームページを運営しているかというと、凸版印刷はパック酒容器の大手製造メーカーなのです。

登録記念ということで、SAKE王国サイト上で「アンケートに答えたらお酒進呈」という企画に参加したところ、昨日こんな結果がかえってきました。

アンケート実施期間は6月2日から7月4日のほぼ1ヶ月。回答総数は2.919件で、男女の比率は男性56%に対し女性44%でした。

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Q1 一番好きなお酒はなんですか。
   日本酒49%、 ビール24%  焼酎(酎ハイを含む)14%
   ワイン9%、  その他4% 

わざわざお酒のサイトにアクセスしようという人たちだから、日本酒の比率が半分程度あるのはわかりますが、圧倒的な消費量にくらべ、ビールが好きといった人は全体の1/4と案外少ない。うがった見方をすれば「好きだから飲んでいるのではなく、惰性で(習慣で)のんでいる」とはいえないでしょうか。
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Q2 滋賀県の地酒をいくつ知っていますか。

   知らない72% 1〜3銘柄26%  4〜6銘柄1%  7銘柄以上1%

まことに厳しい結果がでてしまいました。「呑んだことがある」のではなく「知っている」人も、全国のお酒に興味がある人たちの集団の中で25%程度なのですね。需要開発委員長としての責任を感じます。

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Q3 滋賀県の地酒のイメージに一番近いものを1つ選んでください

   飲んだことがないからわからない 62%
   案外いい酒があるやん       25%
   地味で印象がうすい         12%
   滋賀の地酒にはまってます     1% 

Q2の結果とあわせて考えると、「知らない」−「イメージがわかない」あるいは「印象がうすい」と言う人が6,7割いるのに対し、「知っている」ー「案外いいじゃないか」という人が4人に1人の割合でいるということでしょうか。
滋賀の地酒を実際に飲んでいただければ、案外好印象をもってもらえる確率が高いようです。

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Q4 灘・伏見など大手メーカーのお酒のイメージに一番近いものを1つ選
   んでください。

   品質管理がしっかりしていて安心して飲める  39%
   案外個性的で好きな銘柄がある         28%
   個性がなくてつまらない              27%
   酔えればそれでいいので味にはこだわらない  6%

個人的には「個性がない」が圧倒的だと予想していましたが、「個性的で好きな銘柄がある」という人が約3割ありました。あれだけアルコールを添加した経済酒を造りながら「安心して飲める」というイメージにも意外。大手ブランドイメージあなどりがたし!

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Q5 地酒の小売価格についてのイメージを1つ選んでください。

   たまにハズレの地酒もあるが、ほぼ値段相応 44%
   手間ひまかけているのだろうが、総じて高い  38%
   わからない                      12%
   酒質に比べ安過ぎる。もっと高くてもよい     6%

価格についてはけっこう押さえ気味にしている蔵元さんが多い中、4割近くの人が高いという評価。1.8リットル1.000円とかの経済酒と、純米酒や純米吟醸などの付加価値酒を同じ土俵で見ていらっしゃるのか、DSでよく販売しているプレミアつきの1.8リットル1万円などという新潟の金看板ブランド酒を指してそう言っていらっしゃるのか判断にまよいます。

いずれにしても酒DSが、以前までほぼ相似の関係であった品質と価格の関係をゆがめてしまったのでしょうねえ。

逆に6%という無視できない人数の方が、安過ぎるというありがたいお言葉。感謝感激です。

最後になりましたが、SAKE王国のアンケートに御回答いただいた皆様、この場を借りまして厚くお礼申し上げます。




2003年07月18日(金) はっぴい ばあーすでい

今日はほろよいの誕生日であります。

1960年7月18日午前10時すぎ、長浜日赤病院でほろよいは生まれました。
ねずみ年で、かに座のA(AO)型、四緑木星です。

ちなみに、奥方はさそり座のA(AA)型、寅年でありまして、のろける訳ではありませんが、占い師にいわせると相性は抜群だそうです(というか、私しかこの暴れ馬をのりこなせないといったほうが正確です)。

物心ついたときは、テレビが茶の間にすえられていて、「ひょっこりひょうたん島」や「8マン」、「スーパージェッター」や「鉄人28号」にかじりついていました。

日記でふれたように、ここ2ヶ月ほど病院であれやこれや検査をうけましたが、ほぼ健康で、男の厄年もなんとか無事に通過できたようです(なんといっても、快食快便+快飲であればなにより)。

43歳という歳について、とりたてて感慨はありませんが、小学6年の娘と2年の息子がいて、この豚児たちが一人前になるまでは、なんとか元気でいなければなあと思っています。






2003年07月17日(木) クーラーボックス

冷夏とはいえ、気温が高くなってまいりました。

ほろよいの蔵では通年生酒を販売していますので、夏季に生酒をお買い上げになる方については、「その日のうちに冷蔵庫に入れてもらえる」という前提で、エアキャップの袋につつんで、お客様にお渡ししています。

2、3日の旅行の途中においでになったお客様には、生酒ではなく火入れ済みのお酒をおすすめしているのですが、やはり「生」の魅力はすてがたいものがあるようです。

そんなときには、クーラーボックスをひとつ車に乗せておかれると重宝するのではないかと思います。

保冷剤は日曜大工センターで大き目のものを購入し、宿泊先で凍らしてもらって次の朝にクーラーボックスに入れておけば、中の食品は低温で保持できます。

生酒にかかわらず、最近は「道の駅」とか農協の直売所とか、いろんなところで生鮮食品を安く販売しているところが増えています。

そういところで地の美味しいものを買って、おみやげにするには、マイカーの中にクーラーボックスがひとつあればすむのです。



2003年07月16日(水) ナットー

7時起床。7月なのに夜は寒いくらいで体調がよくありません。
体の節々がすこしダルイ日が続いています(呑みすぎでは断じてありません)。

朝食のおかずは納豆。仕込みのシーズンには決して食べませんが、ほろよいの好物であります。

もちろん「匂い控えめ」ではなく、昔からのオーソドックスなタイプの納豆に(それでも昔に比べると匂いがソフトになったような)、生卵とネギをいれクネクネかきまぜて、アツアツのごはんにかけてかきこみます。その後、これまたアツアツの味噌汁をすすり、漬物をポリポリ。

「あーー日本に生まれてよかったあ」。

しかしながら、日本酒の仕込みに発酵食品は御法度です。酒蔵見学においでになる折も、当日の朝ご飯くらいは、納豆やヨーグルトを食べないことがマナーといえましょう(内緒で食べてきたことがバレたら杜氏さんや、蔵元さんに殴られてもしかたないくらいのルール違反です)。

納豆は枯草菌という強力な菌を利用した発酵食品で、茹でた大豆を藁で作った入れ物に入れて発酵させたものです(枯草菌というくらいなので、乾燥した藁には普通に存在する菌です)。

これが大豆に取り付いて繁殖し、大豆の味を良くし、ネバネバした糸をつくるのですが、これがまた繁殖力旺盛なのです。納豆を食べてきた人が、蔵の中でお喋りをすると飛沫感染で、仕込蔵のあちこちに枯草菌が飛び散ります。

これが麹担当の蔵人さんの服につこうものなら、枯草菌は麹室に侵入し、30度強という室温で繁殖を開始、麹カビを繁殖させて麹を作るところが、お米の納豆ができてしまいます。これを「ぬるり麹」と呼び、酒造りには使えない代物になってしまいます。いったん麹室全体に枯草菌が繁殖してしまうと、何度も何度も消毒しないと元通りにならないくらいの甚大な被害を受けます。

ヨーグルトの場合は、ヨーグルトの種菌である乳酸菌が、食べた人の口から、飛抹感染で酒母に落ちると、そこで繁殖を開始し、これまた酒母の正常な育成が阻害されてしまいます。

蔵見学などで、麹室や酒母室をお見せできないのはこういう理由があるからなのです(ほかのお蔵で麹や酒母を間近でみせてもらえる機会があるとすれば、破格の好意で見せていただいていると御理解ください)。

















2003年07月15日(火) 梅雨の中休み

「ほろよいが二日酔いでない日はあっても、雨の降らない日はない」状態がここ1週間ほど続きました。

造り酒屋というのは、超大型プラント産業であるビール業界には比肩するべくもありませんが、江戸時代の国内産業の中では、そこそこの設備産業でありました。

今でも地方へ行くと、大きなレンガ煙突や、仕込蔵の大屋根が何棟もある酒蔵をみることができます。

最近はどのお蔵も、そういった昔の蔵が老朽化し、梅雨時の雨漏りに悩まされているお蔵もけっこうあります。なんせ、通常の日本家屋の何倍もの面積を持つ大屋根の蔵が何棟もあるのです。一気に全部葺き替えようとすれば何百万どころか、下手をすると千万を超す経費がかかることになります。

今年はあの屋根、2年後に向こうの屋根と、計画的に少しづつ直していかないと、日本酒不振のこの時代、財政がたちゆきません。

しかしながら今年はよく振る梅雨です。

すでに夏野菜の出来がよくないのではという噂がとびかっています。とくに露地ものの野菜は立ち腐れが発生しているようです。夏野菜の不出来は、奈良漬粕の出荷にモロに影響を及ぼします。

稲の方も、この長雨でイモチ病が発生するのではと各地で危惧されています。これまた、お米の出来がよくないと今年の仕込みが思いやられます。

ほどほどに日が照り、ほどほどに雨が降り、時がくれば寒くなる……。
この稼業、そういう自然な季節の移り変わりに支えられて成り立っているのだと思います。















2003年07月14日(月) 滋賀県きき酒王選手権募集はじまる

滋賀県きき酒王選手権の出場者募集がはじまりました。

9月23日(祝)に大津プリンスホテルで滋賀県大会を行ない、上位2名は10月に東京で行なわれる全国大会への出場権を得ます。

競技の内容はランキング法で行なわれます。

これは、同じ7種類のお酒のグループを2組つくり、それぞれきき酒して「美味しい順にならべ」、同じお酒が同じ順番にきているか、違っていた場合どの程度順番がちがっているかできき酒能力をはかります。

最初のグループで1番美味しいと評価した酒を、2番目のグループでも1番美味しいと評価しているときは、1−1=0で減点0となります。

逆に、最初のグループで1番美味しいと評価した酒を、2番目のグループで1番まずい7番目と評価しているときは、1−7=−6、これを二乗して減点36となります。

また、最初のグループで3番目に美味しいと評価した酒を、2番目のグループで4番目に美味しいと評価しているときは、3−4=−1、これを二乗して減点1となり、減点の程度が少なくてすむわけです。

単なる7種類のお酒のマッチングだと、全問正解、5問、4問、3問、2問、1問、正答なしの7種類の結果しかえられませんが、ランキング法だともっと細かに順位が分けられるのがミソです。

ただし上位グループの選手層は厚く、県大会、全国大会ともに、全問正解者は何人か必ずおられ、かならずといってよいほどプレーオフに持ち込まれます。

それだけの大会ですので、賞品も日本酒党泣かせ、優勝賞品は、県大会では720ml詰めの滋賀の地酒50本(吟醸酒や純米酒、純米吟醸もけっこうまざっています)。

全国大会では往復の旅費が出て、競技後の地酒パーティーが付き、優勝者は地酒1.830本と、お米券88kg分(全農より)がゲットできます。

歴代の優勝者は静岡や山形など地酒王国の選手が多く、やはり、この県にこの飲み手ありと納得させてくれます。

以前は、滋賀県の全国大会への取り組みはおざなりで、選手募集も低調でしたが、ここ5年ほどは、「全国で勝ちにいく」という意気込みで県大会参加者を広く募集するようになり、実力のある選手が選抜され、全国入賞者を何人か出すほどにレベルがアップしてまいりました。

滋賀県の選手が全国大会でよい成績をおさめるということは、滋賀県の地酒のレベルを全国に知っていただけるよい機会で、ぜひとも選手の方に全国で大暴れしていただきたいと思っています。

県きき酒王選手権の募集要項など詳しくは、ホームページ表紙をご覧ください。




2003年07月12日(土) のし書き

お中元の発送もぼつぼつ本格的になってきました。

弊社の場合、郵便やメール、ファックスなどで発送の御注文をいただくと、黒ネコヤマトの産直ソフト「産直くん」に入力、発送伝票や請求書、郵便振替用紙を出力します。

同時に発注をうけた商品をピッキングし、箱詰めし、指定の「のし書き」を貼り付けて梱包し、発送伝票をはって、ヤマトのドライバーさんに持っていってもらいます。

御注文によっては、二重包装をしたり、お手紙を同封したり、佃煮や鮒寿しを荷物の中にいっしょに入れたりする、イレギュラーな発注もあり気をつかいます(こんな場末の蔵元のお酒をつかってやろうという、ありがたいお客様のリクエストです。できるだけ御希望に沿わせていただいています)。

今一番のネックは「のし書き」です。20とか30とかの大口のお中元は、ドローイングソフトで、のし書きのフォームを作っていますので、薄手の雲龍和紙に有澤楷書のきれいなフォントで会社名を印刷できますが、送り先が数件のお客様は筆ペンで手書きとなり、ほろよいの書道能力がためされます。

小中学生の書道の時間はそこそこ成績がよかったので、できるだけ丁寧に書かせていただいているのですが、体調や気分で線の勢いが違ってくるのは不思議なことです。気に入らないのし書きができると書き直したりして、せっかくの作業の流れが止まってしまいます。

こればかりは場数を踏まないとうまくならないのでしょうが、年配の酒屋さんのメリハリのきいた、のし書きをみるとうらやましくなります。











2003年07月11日(金) ほろよい撃墜さる。

7時すぎ起床。案の上の二日酔いです。

しんどいのは自分の責任、8時に出社した小林君、早藤君と今日の仕事の打ち合わせ。小林君はトラックに商品を積んでマキノ・今津の酒販店さんをひとまわりする「置き回り」。

早藤君は吟醸タンクの冷水配管の工事と、生酒を中心にしたラベル張りです。

ほろよいは、まずM酒店さんにお礼とお詫びをかねてTEL。観光協会のお嬢さん方にもお詫びのTEL(セクハラもどきのオヤジギャグを口走ってしまったからねえ)。

午前中はどうやらがんばって仕事をやり、お昼休みを少し長めにもらって少し回復。お中元の発送を夕方までやりました。

きのう豪快に空中戦を戦った隼もきょうはカタなし、プロペラもまわりません。バカボンな専務さんでした。



2003年07月10日(木) 隼が舞いあがるとき

夕刻より町内の大得意M酒店さんと弊社の営業マン小林君、ほろよいの3人で情報交換をかねて懇親会です。

場所はマキノ高原手前にある「蓮(れん)」さんという居酒屋さんで、日本海の新鮮な魚を使って、それをセイロで蒸して調理する蒸篭料理(要予約)がウリのお店です。

もちろんM酒店さんの得意先で、ほろよいの蔵の「吟醸生からくち」や「雪花」を常時在庫しておられます。業務店さんと取引している酒販店さんは、時たまお客として来店し、お店の御主人と良好な関係を維持するのも大切なお仕事になります。

さっそく持参した「辛口純米生原酒うすにごり」で乾杯です。いろいろお酒の業界の話や、商売の話をしながら杯のやり取りをしていると(M酒店さんや小林君はお酒のすすめ方が上手なので)ほろよいの血中アルコール濃度が急激に上昇してきます。お刺身も新鮮で美味しいしねえ。

おりからマキノ観光協会で観光の最前線でがんばっている2人の妙齢のお嬢さんが御来店です。観光協会のホームページの更新も、最近はまたがんばり出して観光協会の理事としてうれしい限りです。

またまたメーターが上がったほろよいは、ついにあの禁断の唄をがなりだしました。

「ヱンジンの音 轟々(ごうごう)と隼は征く、雲の上 ……」

一部の滋賀県酒造関係者、酒販関係者のみが知るほろよいのヒ・ミ・ツ。
そうです、ほろよいは泥酔すると加藤隼戦闘隊をなぜか唄い出すのです。

ここまでいってしまうと明日の二日酔いが確定というもの。蓮さん、M酒店さん観光協会のお嬢さん方、うるさくしてごめんなさい。












2003年07月09日(水) 御中元

ぼつぼつ御中元の発送が忙しくなってきました。

通販というほどでもありませんが、観光などで弊社にお立ち寄りになられて、おみやげに地酒を発送されたり、蔵見学にこられて気に入っていただいたりして、御住所がわかっている人で、過去3年で御購入の実績のある方に、蔵だより「湖畔の酒蔵より」とともに、中元のカタログをお送りさせていただいております。

一度は弊社のお酒を飲んでいる人ばかりなので、各団体の名簿を頼りにして、やみくもにDMを送るよりは格段に注文率が高く、ずっと続けて御中元や御歳暮の御注文をいただいている方も何人かおられます。

昭和50年代から、母が遠方のお得意様の住所録を大学ノートに作成しているのを、私がうけつぎ、パソコンの普及とともに、住所録もハードディスクの中に移り、蓄積され、毎年少しずつですが数がふえていきます。

やはり、商売というのは「あきない」で地道な積み重ねがかかせないのだと思います。




2003年07月08日(火) 徳島からの手紙

今日、カナダからではなく「JA全農とくしま」の米穀特産課から手紙がきました。

内容は阿波町産山田錦の生育状況で、数枚の写真入りで丁寧にレポートしてあり、いまのところ梅雨半ばとはいえ真夏日がほとんどなく、ただ蒸し暑い日が続いているものの、平年並の作柄とのことです。

こういう手紙は毎年定期的にくるわけではありませんが、送っていただくと徳島の山田錦の様子がわかってうれしいもので、ユーザーとして愛着がわこうというものです。

ほろよいの蔵もすくなくとも年2回は、蔵だより「湖畔の酒蔵より」を製作し、お得意さんにお配りしていますし、今年からはホームページも運営していますので、その更新のネタ探しにいろいろと苦心しています。

物を買っていただくためには、こうした商売とは直接関係のない情報提供も必要なのだろうと思います。

いいたかないが、それに比べて滋賀県酒造好適米の総本山「JA東びわこ」は何をしているのだろう。玉栄と吟吹雪は今どんな状態なのでしょう。

春秋に見学会を実施されるのは以前に比べると格段の進歩なのですが、まだまだ徳島県のアプローチの仕方に比べるとのんびりしたものです。

私たち販売者が常日頃行なっている得意先管理のような考え方は、まだまだ生まれてはいないようです。









2003年07月07日(月) 酒の会議 3連チャン

午後2時〜4時 今津酒造組合で、月1度の定例会、『湖西5蔵元セット』の販売状況や、宣伝方法、今後の展開について議論。

せっかく地元のお酒を組み合わせたギフトセットを去年のお歳暮と今回のお中元に発売できたのだから、もっともっと地元小売店さんに地酒に興味をもってもらい、お酒のプロとして消費者さんに地酒をもっとすすめてもらうように、歳暮シーズンまでになにか勉強会みたいなものを企画してはどうかという意見がでました。

でもねえ、企画はいくらもいたしますが、どれだけおいでになるやら。悲観的になるほろよいです。

がんばっている蔵元さんと、地酒に興味がある消費者さんがいても、それを結びつける、「プロの知識を持ち」「やる気と実行力がある」卸会社さん、小売屋さんのなんと少ないことか。

5時〜6時 びわこホテルで「チーズと日本酒の会」の打ち合わせ。小川酒店さんとチーズプロフェッショナル和泉さん、広報担当の幡さんと。

和泉さんとは初対面ながら、なかなか気さくでお話のうまいお嬢さんで、チーズ談義、酒談義に花が咲きそうな予感。楽しみです。

ほろよいの印象なのですが、これまでナチュラルチーズは、日本国内では非常に若い状態で販売され、完熟したチーズが口にはいることはあまりなかったような気がします。完熟したチーズ、完熟した日本酒の絶妙のマッチングを実現させたいと思います(今津の会議が遅れたもので、他の3人さんにはお待たせしてしまいましたごめんなさい)。

6時〜9時 大津「八景館」にて滋賀県旅館組合青年会の役員会に滋賀県酒造組合連合会需要開発委員長としての立場で参加し、懇親会にて幹部役員のみなさんと懇談。

秋以降の旅館組合青年会の事業に、地元の清酒メーカーの組合としてどのように参加できるか、また滋賀県の地酒について旅館組合のみなさんにもっと理解を深めてもらい、最終的には、ナショナルブランドの酒ではなく、もっともっと地酒をお客様に提供してもらいたい、そういう思いを役員の皆さんにお伝えいたしました。

おみやげがわりに、近江銘酒蔵元の会の「全蔵元20本入りセット」を持っていったのですが、これが大好評。旅館組合の8人の役員さんはいきなり全部キャップをあけて品評会の開始です。

それぞれが自分なりに(的を得ているかどうかは別として)、それぞれのお酒の評価をし、美味しい順にビンをならべていかれる人がおられます。たちまちのうちに自分の好みのお酒を何本かみつけそれ専門に飲んでいる人もおられます。

このへんの屈託のない味への好奇心はやはり、料理の世界に生きておられるからでしょうか。この日はビールよりもお酒をたくさん飲んでもらった懇親会でした。

























2003年07月06日(日) 美酒宴遊会リハーサル

7月21日にマキノプリンスホテルで開かれる「美酒宴遊会」のリハーサルがありました。

リハーサルとはいっても出品するお酒をホテル関係者がきき酒して「ああでもないこうでもない」と批評するくらいだと考えていたのが大きなまちがいでした。

その日は、わざわざ大津プリンスホテルの北野総料理長がおいでになり、マキノプリンスホテルの若村支配人、吉野料理長、和食担当責任者の山岡さんなどが勢ぞろい、当日と同じコース料理を出して、実際に私の提案するお酒とマッチングさせ、提供温度や酒器を選定するという本格的で気合のはいったリハーサルになりました(こんなことならお昼ご飯を抜いておけばよかった)。

決まったメニューとお酒のサービスはこんな風です

                  乾   杯
  <雪冷え:純米大吟醸生 花嵐(マキノ山田錦)スパークリングワイン風>

                  前   菜 
       鮎風干しうるか風味、白瓜サーモンチーズ射込み、
        烏賊の酒盗あえ、鶏肝松風、雲丹ずんだあえ 
            <雪冷え:辛口純米生原酒>
           <花冷え:竹生嶋 純米大吟醸>

                  造   り 
              鱧おとし、あしらい一式
         <常温:特撰金紋 竹生嶋 特別本醸造>

                  魚 料 理
     福井小浜湾産ひらめ『竹生嶋』の酒蒸し:貝類のユイルソース
             <花冷え:純米吟醸生 雪花>

                  焚き合わせ
     文銭豆腐(うなぎ、海老、アスパラ、麩、湯葉、蓮根、銀杏)
         <日向燗:竹生嶋 純米酒 マキノ里山米>

                口直し(シャーベット)
             <純米吟醸生 雪花 みぞれ酒>

                  肉 料 理
      和牛フィレ肉のステーキ:フランス産マスタードソース
              夏野菜の付け合せ添え
     <人肌燗:常温熟成 吟醸原酒 忘憂(ぼうゆう)2001年>

                  サ ラ ダ
                 トマトのサラダ
                    
                  ご は ん
近江米こしひかり、地元野菜の漬物、奈良漬(竹生嶋蔵元特製)、味噌汁

                  フルーツ
                   無花果

                  食 後 酒
       <常温:常温熟成 純米大吟醸 鬱金(うこん)1993年>


             <お酒の温度を表現する言葉>
       雪冷え:摂氏5度くらいのキンキンに冷やした状態
       花冷え:摂氏10度くらいの、やや冷えくらいの状態
       日向燗:摂氏30度くらいの、ほのかに暖かい状態
       人肌燗:摂氏35度くらいの、体温よりやや低いくらいの状態


あちこちでお酒の会は開かれていますが、料理が変わるとお酒も変えて、提供温度にも心配りする会は、これまであまり開かれていないと思います。まさに料理と酒とサービスのプロが集合しないとできない企画ではありませんか。

これで税・サービス料込みで7.000円とはまことにお徳。当日は、ほろよいはもちろん、北野総料理長も参加され、料理と酒談義に花が咲きます。御期待ください。

6日現在、予約人数は10人ということで、20人の定員にまだ余裕があります。御希望の方はおいそぎください。





















2003年07月05日(土) リスク

7時起床、今日は社員さんが休みで、ほろよいは小売の店番です。土曜、日曜はマキノにドライブに来たり、温泉にきたりする人が地酒を買いにみえますので、お店を閉めるわけにはいきません。

8時すぎに店にでて、掃除とお酒の補充、ずっと気になっていたプライスカードの書き換えなどやっているとすぐに10時です。

すでに発送済みの県外消費者さん向けの通販のパンフをいじって、地元小売屋さんが「竹生嶋」の注文をとるパンフを作成です。

うちのお酒を小売屋さんに売ってもらうためのパンフレットで、これまでは喜んで作っていたのですが、近頃どうも納得がいきません。

酒販店さんは「販売のためならメーカーが何でもやってくれる」と思い込んではいないでしょうか。これまでは、まさに販売に関しては上げ膳据え膳状態で、自分が売っている酒の宣伝や、印刷物を自分のお金で作ったことがない小売屋さんが大半を占めているのが現状です。

当然POPや、チラシ作成、通販のノウハウなど身につくわけがないのです。

今でこそ、ほろよいもパソコンを使ってチラシやらポスターやらそこそこのものを作れるようになりましたが、10年前など稚拙も稚拙、今見るとなさけないほどです。何度もいろんな批判や、文句などを言われながら今の販売ノウハウが出来上がったのだと思っています(他の業種から見るとたいしたことはないけど)。

今の酒販店さんに一番足りないもの、それは「リスク」を背負うことです。商売人というのは、リスクを負わない限り必死に売ろうとはしません。

「中元セットを30セット仕入れた、まあ並べておけばそこそこ売れるだろう。残ればメーカーや問屋さんに言って返品すればいいのだから・・・・。」

この考え方からは何の工夫も進歩も生まれません。

酒DSのただ単純な価格競争に、これだけシェアを席巻された責任のいくらかは、既存の酒販店さん自身にもあるのだと思います。











2003年07月04日(金) マキノ観光協会

夜、マキノ観光協会理事会がありました。

ほろよいは、地酒を製造販売しているために「特産品部会理事」などという訳のわからない仕事をしています。

マキノ町は戦前からスキー場が営業されていたことから、スキー場かいわいのエリアは民宿村として何十年もの実績を重ねておられ、観光客の接待ノウハウをしっかりと持っておられます。

加えて滋賀県下でも、スキー場、登山、水泳場、果樹園、湖の珍味、山の珍味など観光資源に恵まれ、「観光立町」として生きていくための基本的な資産をもっている稀有な町といっていいでしょう。

今、マキノ観光協会に一番求められているのは、この恵まれた観光資源をいかに有効に利用し、いかに外部に積極的に宣伝するかという問題です。

いまの職員さんは観光協会のホームページでみるように、滋賀県下では、積極的な情報提供活動をしておいでで、すでにホームページアクセス数、13万以上というのは誇っていいことだと思います。

願わくば、観光誘致の司令塔となる観光協会幹部が、若手のやる気のある人材になってほしいというのが、ほろよいの心からの願いです。

いまや、この仕事は名誉職ではなく、実際に汗を流して働く実務職になっています。すでに功なり名をとげたリタイア組では、もはや観光協会の実務をとるには無理があるとおもうのです。










2003年07月02日(水) DSのチラシ

けさ、酒DS(ディスカウント・ストア)の折り込みチラシが入りました。

ビールや発泡酒、大手のパック酒などいつもの品が、いつものように安く、一般の酒販店が卸会社さんから仕入れる値段より安い値段でチラシに載っています。

いつもとちがうのは、裏面に今ブームの乙類焼酎の紹介コーナーがあり、いわゆるレア物の人気銘柄の写真が何種類も出ていることです。

ところが不思議なことには値段がまったく書いていません。店頭発表ということなのでしょうか。

私が知る限り、写真が出ているレア物焼酎の醸造元の多くは、特約店だけへの限定流通をされており、直接に酒DSが仕入れられないはずです。

したがって、今回このDSで販売されるレア物焼酎は、メーカーが希望する希望小売価格ではなく、プレミアがついた割高な価格にならざるを得ないでしょう。

超有名な焼酎や日本酒を売りさばくブラックマーケットがこの業界にはあり、特約店などから定価で買った商品を、転売して儲ける卑劣な輩が実際にいるのです。

本来、酒DSの経営理念は、現金仕入れや、大量仕入れによって流通経費をできるだけ削減し、できるだけ安く商品を販売することにあるはずでしたが、それでも粗利益率15%程度は確保しないとやっていけない、というのが昭和の末年当時の酒流通評論家のおおかたの意見でした。

しかしながら、いったん戦端を切った廉売競争のなかではそんな理屈は通用しません。食うか食われるか、自分の体力以上の安売りをつづけ、おそらくビールや発泡酒、パック酒では商売にならない状態になってしまい、DSの中でも倒産や廃業を余儀なくされた会社が日本中にゴロゴロしています(言っちゃ悪いがビールや発泡酒をこんなに利益の出ない「卵」のような商品にしてしまったのは君たちDSの責任ですぞ)。

流通革新の旗手として一世を風靡した酒DSが、プレミア付の商品で利益を出そうというのですからお笑い草です。プライドがあるなら「こんなプレミア付のお酒は弊社の経営理念では絶対みとめられませんので売れません」と言ってごらんなさい。そういうDSの経営者なら取引をするかしないかはともかく、一度酒席を共にしたいものです。

だから、ほろよいは節操のない酒DSは嫌いなのです。








2003年07月01日(火) 金紋本醸造のビン詰めでした

月がかわり7月です。
今日は朝から金紋本醸造のビン詰めでした。

本数は1000本強、火事やお付き合いのひろいお家の建前など、イレギュラーな需要がなければ3〜4週間程度で売り上げる本数です。

当地はまだまだ田舎なので昔からの習慣が残っており、火事なら「近火見舞い」、建前なら「上棟祝い」を知人や親戚にもっていかれます。

もっていかれる品は必ず日本酒で、おおかたは上撰(弊社では金紋本醸造クラス)の1.8リットル詰2本カートン入りで、とっても近い親類や、世話になっている人になると3本とか5本とか数が増えてまいります。

ホームページの「お客様からの声Q&A」で申し上げました通り、祝儀や不祝儀に地酒をお使いになる地域は、地酒が地域に根を生やしている証拠でもあり、まことに恵まれていると感謝いたしております。

とはいえ火事でお酒が売れるのは、需要とはいえ気の重いことではあるのですが。


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