Love Letters
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2003年11月29日(土) 淫らな夢


 明け方、

 不思議な夢を見ました。




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 午後、

 電話であなたにこの夢の話をしました。



 「服は着ていたの?」


 「ううん。

  毛布を一枚かけて素肌で抱き合ってるの。^^」


 「そっか。そういうことね。(笑)」


 「何を想像したの?(笑)」



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 「あのね。

  私…バック嫌いだもん。^^」


 「あれ、前にバックがいいって言ってなかったっけ?(笑)」


 「言ってないと思うけど。

  好きな人の顔が見えた方がいいもん。^^」


 「そういえば、初めて小夜子とバックでした時、

  小夜子の腰に当てていた俺の手を

  小夜子がぎゅっと握って

  自分の胸に持ってったよね。(笑)」


 「えっ。私ったら…そんなことを。^^;」


 「あの時はドキドキしたよ。(笑)」


 「よく憶えてますねー。

  やだなぁ。もう。

  このちっちゃな胸に?(笑)」


 「うん。その可愛い胸に。(笑)」


 「でも、夢であなたと抱き合えたから

  今日は何だか得した気分。^^」


 「そう?(笑)」


 「うん。^^

  また、私の夢に出てきて。お願い。(笑)」




 あなたに抱かれる夢を見るなんて初めてのこと。

 これってもしかしたら禁断症状?^^;



 早く生身のあなたに抱き締められたいです。



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2003年11月28日(金) Kissで感じさせて


 来月、

 あなたと会う予定のアーリークリスマス。

 お泊まりするホテルも予約してあるのに、

 もしかしたら、また

 ルナに当たってしまうかもしれません。




 昨夜のチャットで

 そのことをあなたに告げると




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 多分、ほとんどの女性は

 ルナの日に

 Sexしたり、フェラしたりという経験はあっても、

 その部分を指や舌で愛撫されることには

 抵抗があるんじゃないかなと思うのです。



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 女の私でさえ、

 ルナの時の血を見るのは憂鬱だから。




 「もしルナに当たっちゃったら、

  Kissで逝かせて。^^」


 「それは難しいかも。(笑)

  一度

  小夜子をKissだけで逝かせてみたいけどね。^^」



 
 Kissって

 唇を吸ったり、舌を絡ませたり、

 唾液が交じり合ったりする

 とってもエロチックな行為だと思うのです。




 あなたとのKissは

 気が変になりそうなくらい

 とっても気持ちいいから、

 Kissだけで逝っちゃうってこと

 有り得るかもしれません。



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2003年11月27日(木) 愛は全てを包む


 ここ数日、

 気がつくとあなたのことばかり考えています。

 一年で一番

 人恋しくなる季節のせいでしょうか。



 「欲求不満かなぁ。^^;」


 「またヒリヒリするくらい乳首を悪戯してあげようか。(笑)」


 「きゃあ。エッチなおじさん。(笑)」


 「エッチなおじさんはぼちぼち寝ます。

  明日は数式と格闘。(笑)」


 「数式と格闘してるなんて素敵です。

  エッチなおじさんもお仕事中は真面目な設計士ですね。^^」


 「当然です。^^

  中指が華麗にキーボードの上を踊ってます。(笑)」


 「そのキーボードになりたいなぁ。(笑)」


 「悶えるキーボード?(笑)」


 「よく叩くのはどのキー?^^」


 「なんだろう。中指だとIかな?」


 「じゃあ、Iのキーを私だと思って触れてね。(笑)」

 
 「Iは全てを包む。^^」


 「ん?どういう意味ですか?^^」


 「Iは虚数を示していて、

  全ての数字を含むという数学者のシャレ。^^」


 「Iはアルファベットなのに数字なの?」


 「はい。^^

  虚数>実数>整数。(笑)」


 「小数や分数は実数の仲間?」


 「小数も分数も実数。

  でも二乗しても実数のままでマイナスにはならないでしょ。

  虚数は二乗したら−1になる数字なんだよ。^^」


 「そんな数字あるんですか?」

 
 「数学上の悪戯なんだけどね。(笑)」


 「ふーん。

  よく分からないけど、

  虚数のIってミステリアス。^^




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 外はしんしんと冷えるけど、

 お部屋の中は

 眠気を誘うほどあったかな夜。



 言葉遊びにはしゃぐ恋人達は、

 今夜も夜更かししてしまいそうです。



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2003年11月26日(水) 人肌恋しくて


 昨日の朝は

 久しぶりに早起きしたので、

 ICQにログインして

 あなたとお喋り。



 午前5時30分は

 まだ薄暗くて、

 ヒーターを点けたばかりの部屋の中は

 ひんやりとしています。



 寒い冬の朝に

 あなたとチャットしていると、

 無機質な文字の伝達がもどかしくて

 無性に

 あなたの温もりが欲しくなるのです。



 あなたに会いたい。

 あなたとKissしたい。

 あなたに抱き締められたい。



 行き交う文字の羅列の中で、

 二人の気持ちがシンクロする瞬間があります。





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 そんな風に言わないで。

 今度会える日まで

 気持ちが待てなくなりそうだから。



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2003年11月25日(火) おもちゃ


 昨夜、

 あなたは

 友人の結婚お祝いパーティで

 遅くまで飲んでいました。



 今日、

 電話で昨夜のパーティの話を聞きました。^^


 「新郎・新婦がみんなにはやし立てられて

  ディープなKissを交わしてたよ。(笑)」


 「二人のKissを見ていて、

  あなたもしたくならなかった?(笑)」


 「なったなった。(笑)

  もっと熱烈なのを小夜子とね。^^」


 「アツアツのカップルにあてられると…困るよね。^^;」


 「2回目は花嫁の方が迎えにいってました。(笑)」


 「Kissを?(笑)」


 「そう。(笑)

  初めは無理やりKissされた風を装っていたけど。(笑)」


 「私も今度迫っちゃおうかなぁ。(笑)」


 「公衆の面前は駄目だから。(笑)」




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 「無理無理。(笑)」


 「そっかなぁ。

  もっと腕力つけなきゃ駄目かな。(笑)」


 「小夜子はなすがままキャラのような気が。(笑)」


 「なすがまま=まぐろってことですね。^^;」



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 「あなたのおもちゃ?」


 「うん。^^」


 「全くなんてこと言うんですか。(笑)

  ルナ前だっていうのに。*^^*」


 「自分で聞いておいて。(笑)」




 ルナが近いせいか

 心も身体もひどく敏感になっています。



 あなたは時々、

 私の反応を楽しむかのように

 私の気持ちと身体どっちも

 おもちゃにして遊びます。



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2003年11月24日(月) 手作りのクリスマスツリー


 昨夜、

 買い物から帰って来ると、

 マンションのエントランスに

 小さな手作りのクリスマスツリーが飾られていました。



 今朝

 1階のメールボックスに新聞を取りに行ったら、

 管理人さんが

 いつもの穏やかな表情で、

 クリスマスツリーの飾りを

 直していらっしゃいました。



 「おはようございます。^^」


 「おはようございます。^^

  綺麗ですね。

  まだ、うちの子供達見ていないんです。

  見たらきっと大喜びすると思います。(笑)」


 「そうですか。(笑)」



 ごくありきたりの

 短い会話を交わしただけなのに、

 私の心は、

 ほんわか温かくなっていました。^^




 一昨日のチャットで、

 クリスマスの話をしていた私達。

 今年もあなたと会えるのは、

 子供達の学校がお休みの

 アーリークリスマスになりそうです。



 
 12月は私の誕生月でもあります。




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 私からのプレゼントは…

 今、考えているところです。(笑)

 


 そろそろ

 クリスマスイルミネーションに街が煌く季節。

 大切な人達のために

 プレゼントを探すのも

 この季節の楽しみです。



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2003年11月23日(日) 嘘つき


 私とあなた、

 どちらが嘘つきかと聞かれれば、




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 悪意のある嘘はつかないけれど、

 恋人を傷つけないための嘘や

 諍いを大きくしないための嘘は

 つくことがあります。



 嘘つきは恋上手という話を聞いたことがあるけれど、

 どうなんでしょうか?

 ある意味真実であり

 ある意味真実ではないような気がします。

 信頼関係を繋ぐ上では、

 恋人同士の間に嘘はない方がいいとも言えるし、

 相手を思いやるための嘘は

 時には必要だったりもします。



 あなたは正直過ぎる人。

 時々、苦笑してしまうほど正直な人なの。



 恋する女は、

 時々

 嘘でもいいから

 蕩けそうなくらい甘い言葉が欲しくなるんです。

 どんなに忙しくても

 3日に1度くらいは

 すごくあなたに抱かれたい気分になるように、

 あなたの熱い言葉が欲しいんです。



 こんな台詞は

 日常茶飯事言われてますが。



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 もしかしたら、
 
 ロマンチックな言葉よりエロチックなのが好きだって

 思われてる?^^;



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2003年11月22日(土) 秘密の部屋


 カナダ行きの話が出ていた時に

 あなたに聞いてみました。



 「もし向こうへ行くことになったら、

  私が毎日書いてるサイト、

  あなたに教えようかな。」



 あなたは、




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 前にも言っていたけれど、

 あなたは、

 恋人同士の間には未知の部分があった方が楽しい、

 相手の考えていることを全て知らされたくはないと

 思っているようです。

 

 私の気持ちがわかり過ぎてしまうと、

 それに応えなければと思って

 プレッシャーになるとも言っていました。




 エンピツ書きさん達の中には

 彼にも日記のアドレスを教えている人達がいて、

 ここに書いたことが

 彼との口論の火種になるということも

 時々あるようです。



 プライベートな交換日記ではないから、

 沢山のギャラリーがいる中で

 一方的に思いの丈を綴られるというのは、

 気が重いかもしれませんね。

 直接本人に伝えるより、

 誤解も生じやすいでしょうし。



 逆の立場で考えてみても、

 思いがけず貰った一通のラブレターなら嬉しいけど、

 一日ではとても読み切れないような

 膨大な量のラブレターには

 ちょっと引いてしまうかも。^^;



 それから、

 こんな風にも言ってました。


 「もし、俺にそのサイトを知らせたら、

  小夜子は今までみたいに

  自由に好きなことを書けなくなるでしょ?^^」



 はい。ごもっとも。(笑)

 私にとって『エンピツ』は、

 日々、思いのままに

 好きなことを楽しく書ける場所。

 時には、

 あなたにさえ口にすることを躊躇うような

 愚痴や泣き言や

 そっと胸の内にしまっておきたい想いを

 書いたりもします。


 
 やはり、

 この場所はいつまでも

 私と読者さん達だけの

 秘密の部屋にしておきたいと思います。^^



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2003年11月21日(金) 不謹慎なSex


 『キルトに綴る愛』という映画の中で、

 忘れられないシーンがあります。



 入院中の父親の死期が近いことを

 医師から告げられた日、

 あまりにも深い悲しみとショックに気が動転した

 仲の良い二人姉妹の妹。

 義兄の運転で家まで送ってもらう帰り道、

 まるで悪魔に憑かれたかのように

 義兄の肉体を求めてしまうのです。



 愛する人の死に直面する時

 人はあまりに無力で、

 死の淵にいる最愛の人を救うことの出来ない無力感から

 自らの命の輝きをも死の影で覆ってしまうのです。



 死の影を取り払おうとする生への欲求が、

 彼女を衝動的なSexに駆り立てたのでしょうか。

 それは単に、

 束の間、悲しみを吐き出すための術だったのでしょうか。



 あなたと付き合い始めた頃、

 私は

 悲しみで押し潰されそうな心を支えるために、




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 愛する命を失うかもしれないという絶望感を

 あなたとのSexで埋めようとしていました。




 映画『チョコレート』の中では、

 目の前で息子に拳銃自殺された男と

 ひき逃げ事故であっけなく息子を失った女が出会います。

 深い自責の念と喪失感を

 埋め尽くそうとするかのように

 激しく抱き合う二人。

 やがて二人は、

 絶望という暗闇の中で

 ひとすじの光を見出すようになるのです。




 私と別れた夫は、

 苦しみを吐き出すためのSexをしませんでした。

 悲しみを埋めるために抱き合うこともしませんでした。

 家族の誰もが泣いている時に



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 今となってはもう遅いけれど、

 私達はもっと抱き合うべきだったのでしょう。

 絶望していた時だからこそ

 互いを癒すために、

 希望を失わないために

 Sexが必要だったのではないかと思います。




 あの頃に比べ

 今の私はずっと強くなったけれど、

 これからも

 私が辛い時には

 あなたに抱いて欲しいし、

 あなたが苦しい時には

 私が抱き締めてあげたいと思うのです。



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2003年11月20日(木) 感じないココロ


 ドクターから電話があって、




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 あまり期待しないでいるつもりだったけれど、

 やはり心の何処かで強く望んでいたのでしょうね。

 ツキの無い人生だなぁって

 ぼんやり思ったら

 少し悲しくなりました。



 私が誰よりも愛する

 かけがえのない二つの命の片方を

 10年後に失うことになるであろうという

 宣告の刃は、

 胸に突き刺さったまま

 これから先も生きていくことになりました。



 宣告から3年経って

 この痛みにも慣れっこになってしまった私です。

 

 電話でドクターから

 カナダでの治療の中止の話を聞いた時、

 私の心は

 何も感じてはいなかったのです。



 私は

 いつからか

 自分が傷つかない為に、

 何も感じない心を

 持つようになったのだと思います。



 このカナダ行きのオファーがあった時、

 一番喜んでくれたのは

 あなたでした。



 私と子供が幸せになれるなら、

 一年位会えなくても

 どうってことないと

 あなたは言いました。



 オファーがあった時に

 一番先に告げたのは父親だったけれど、

 キャンセルになったことを

 一番先に報告したのはあなたでした。




 慰めてくれなくてもいいんです。


 「残念だったね。」


 あなたのたった一言で、

 私は

 泣かずにいることが出来たから。 



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2003年11月19日(水) Kissholic


 ルナ前になると

 無性にあなたのKissが恋しくなるのです。



 あなたとKissをする時は

 いつも久しぶりだから、

 あなたの熱いKissを

 唇や

 耳たぶや

 うなじに感じながら、




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 「あぁ。とても欲しかった。」


 低い声でそう答えながら、

 唇を離れたあなたのKissは

 首筋から胸元へと降りていくのです。



 どうして

 こんなにも

 私はあなたとのKissが好きなのかな。



 あなたに

 強く求められていると感じられるから?



 互いの想いを

 確かめ合うようなKiss



 もどかしく

 服を脱がし合いながらのKiss



 あなたと繋がりながら

 いとおしさに胸が熱くなるKiss



 一人エッチは出来ても、

 一人でKissは出来ないよね。



 あなたの匂いに抱かれながら、

 身体中が痺れるようなKissをする

 甘く切ないひとときが好き。



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2003年11月18日(火) 湯たんぽ


 「シャワーを浴びたばかりの

  小夜子の身体は

  ひんやりしてるけど、




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 あなたにそう言われました。



 抱かれると体温が上昇する

 私みたいな女は、

 寒い冬にはちょうどいいでしょ。^^



 少し疲れて、

 何かにつけツイテないなぁと思ってしまうような日。

 大人だから泣くわけにもいかないし、

 母親だから弱音を吐くわけにもいかなくて…

 そんな時に包まれたいのは、

 他の誰でもなく

 あなたの温もり。



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2003年11月17日(月) いつもと同じ朝


 昨夜は忙しくて

 この日記を更新する時間がなかったので、

 朝の更新となってしまいました。^^;



 いよいよ冬本番ですね。

 朝起きるのがつらくなってきました。

 子供達より先に起きて、ストーブを点け、

 朝食を作って、

 部屋がほんわかと暖かくなった頃に

 子供達を叩き起こします。(笑)

 「起きなさーい!」と大きな声で言っても

 絶対に起きないので、

 身体を揺すって目覚めさせます。(笑)



 我が家はいつも

 夜、目覚まし時計を3つセットしておきます。

 そして3つともベッドから少し離れたところに置いておきます。

 目覚まし時計がすぐ手の届くところにあると、

 いつまでも寝ていたい私は

 無意識に目覚ましの音を止めてしまうからです。^^;



 それにしてもこの親にしてこの子達あり。

 3つの目覚まし時計はそれぞれ、

 普通の電子音、鳥の声のようなもの、

 「朝だ!起きろよ!」と大声で叫ぶものなんですけど、

 この3つが同時に鳴っても、

 うちの子供達は絶対に起きようとしません。(苦笑)



 そして、




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 これは子供達の半分寝ぼけた頭をリフレッシュさせるために

 とっても効果的。(笑)

 というわけで、

 二人の小学生がいる我が家は、

 毎朝が戦争です。



 今朝、

 いつものように

 あなたからメールがありました。

 数日ぶりのメールです。

 あなたの自宅のPCが週末前に壊れてしまったからです。



 私達の間を

 毎日往復するのは

 それなりに長いPCメールなので、

 休日の間にPCが壊れると

 少しだけコミュニケーションが

 希薄になります。



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 恋人達にとって

 いつでも言葉を伝えることが出来るメールは、

 ある意味電話より便利なツールのように思えます。

 海を越えた、時差のある遠距離恋愛だったら、

 尚更のことメールは必要不可欠ですよね。

 カナダ行きの話をする度に、


 「だけど、いつでもメールは出来るでしょ。^^」


 とあなたは言います。




 私達が不安に思うのは、

 長い間、抱き合えないことよりも

 言葉のコミュニケーションが滞ることの方かもしれません。



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2003年11月15日(土) 凛として…さよなら


 今日、

 電話であなたと話しました。

 カナダ行きのこと。



 電話を切った後も

 ずっと

 そのことばかり考えていて…



 私のお気に入りの日記書きさん達の中にも

 遠距離恋愛をしている人がいて、

 やっぱり私には難しいかなと思ってしまうのです。



 あなたは男の人だし、

 一年間も女の人を抱かないなんて

 無理なことだと思うのです。

 私は

 自分が会えないのに

 あなたを束縛するなんて嫌だし、

 かと言って、

 私の知らないところで

 誰か他の女の子と遊んでいるのに、

 嘘をつかれるのも嫌なのです。





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 昨夜、

 あなたは会社の同僚の男性と女性二人と一緒に

 ビストロへ行ったそうです。

 あなたには女性の飲み友達も何人かいて、

 今は私と付き合っているから

 彼女達に目が向かないけれど、

 私と別れたら、

 あなたにふさわしい人は

 案外あなたの近くにいるかもしれません。

 あなたに直接こう言ったら、

 あなたは

 「そんなことありえないから。(笑)」

 って笑うんでしょうけど。



 カナダへ行くことは、

 私の人生にとって最重要課題です。

 一年間

 私に優先すべきことがあるように、

 私から離れたら、

 あなたにも

 あなたの人生ですべきことが見えてくるかもしれません。



 私はとても不器用で、

 多くのことに

 エネルギーをかけることなど出来ないのです。

 何か

 真剣に取り組まなければならない時期は、

 恋する余裕さえなくなってしまう…



 凛として…さよなら。

 私に出来るでしょうか。



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2003年11月14日(金) あなたが優しいのは


 カナダ行きのオファーを受けてから、

 気持ちが

 ざわざわして

 落ち着かないのです。




 あなたと

 一年間離れてしまう不安から、

 ついあなたに絡むような発言をしてしまいます。




 「離れている間に

  いい人が出来たら教えてね。」


 「俺達は、

  一年間会えないくらいで

  白けてしまうような関係じゃないと思ってる。

  俺の過信?(笑)」


 「遠距離中に他の人を好きになってしまうって

  自然な成り行きだと思うな。

  男の人は生理的欲求と恋心がダイレクトに繋がってるし。」


 「大丈夫だって。

  小夜子を想って一人Hに専念するから。(笑)」


 「私、あなたに申し訳ないと思うし。」


 「なんで?」


 「だって、二人で飲みに行ったりすると

  よく人に言われるでしょ。

  『幸せにしてあげなさいよ。』みたいなこと。

  そんなこと言われたって、あなた困るよね。^^;」




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 「私には小さな子供が二人いるし、

  もう誰とも結婚する気はないし…

  あなたに優しくされる資格なんてないと思うの。」


 「資格でもって優しくするのじゃないでしょ。

  優しくしたいから優しくするだけです。^^」


 「メールだって

  毎日書けるかどうかわからない。

  よくロンドンの友達からメール貰うけど、

  文字化けしてること多いし。^^;」


 「それはイギリスのPCで入力したからでしょう。

  小夜子のPCを持って行けば大丈夫だから。^^

  小夜子が使っているプロバイダーなら

  海外にもアクセスポイントはあるし…」



 
 あなたは

 今までと変わらず優しくて、

 その優しさが

 いつまでもずっと変わらないと

 信じていたい私がいて…



 オファーを受けたことは

 正しい選択だったとわかってはいるのに、

 あなたと一年間離れてしまうと思うと

 不安で心が揺らいでしまうのです。



 あなたの

 穏やか過ぎる優しさを

 少し憎らしいと思ってしまう

 身勝手な私です。



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2003年11月13日(木) 言葉遊び


 あなたとは

 ほとんど毎日、

 言葉を交わします。



 それは、

 笑い転げるような冗談だったり、

 シリアスな内容だったり、

 嬉しい報告だったり、

 泣き言だったり弱音だったり…



 あなたは私の感情の波を

 キャッチすることに慣れていて、

 私の言葉がネガティブになりがちな時に限って、

 エッチな冗談で

 私を気分転換させようとします。(笑)



 個人的に、

 下ネタほど

 その人の品性とか知性が現われるものはないと思うんですけど、

 あなたの下ネタは

 私にはあまり下品に聞こえないかも。^^


 
 そのことを以前

 あなたに話したら、

 あなたはこんな風に言ってました。




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 私は度々、

 あなたのこの戦術に

 まんまとひっかかってしまうのです。^^;


 
 たまには私も

 あなたと同じ手口で

 反撃に出ようとするのですが、


 「小夜子、俺に想像させようとしてるでしょ?^^」


 とあっさり見破られてしまうのです。(笑)




 昨夜の会話もこんな風でした。


 「寒くなって来たね。

  あなたの腕の中であったかくなりたいなぁ。^^」


 「小夜子が腕の中にいると、

  俺は悪戯したくなっちゃうんだよね。(笑)」


 「一緒にお風呂に入るのもいいよね。^^

  私が洗ってあげる。(笑)」


 「無理でしょうに。(笑)

  俺も手に石鹸の泡をいっぱいつけて、



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 「……………」←妄想中


 「今、想像した?(笑)」


 「し、してません。^^;」←嘘



 言葉で刺激して、

 私の反応を楽しんでいるあなた。



 お願いだから、

 会いたくても会えない週末の夜や

 ルナの前の身体が熱くなる日に、

 こんな言葉遊びを仕掛けないでね。



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2003年11月12日(水)


 カナダ行きの話、

 あなたに報告しました。



 予想した通り、

 とても喜んでくれて、

 
 「実現するといいね。^^」


 と言ってくれました。



 詳しく話を聞いたところ、

 来年の2月頃から1年間の滞在になるそうです。

 時々、日本に帰って来る時間はありそうですが、

 3人分の渡航費を考えると、

 度々帰国するのは難しいでしょう。




 昨夜のチャットでの会話。


 「長い間離れていたら、

  あなたは私のこと

  忘れてしまうでしょうね。」


 「住んでるから大丈夫。^^

  それに海外からでもメールは出来るでしょ。^^」



 「住んでる」というのは、

 以前、あなたが、


 「小夜子はいつも俺の頭の中に住んでいるから。(笑)」


 と言ったことを指してます。



 「他の女の子、抱いちゃうよね。」


 「信用されてないなぁ。(苦笑)」


 「そうなっても仕方ないと思ってるから。

  信頼はしてるけど…仕方がないってことです。^^」




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 「それじゃあ、きっと我慢出来なくなると思う。^^;」


 「セクシーな写真を沢山下さい。(笑)」


 「そんなのないもん。(笑)」


 「今度カメラ持って行こうか?^^」


 「えっ。どこで撮るんですか?^^;」


 「ベッドで。(笑)」


 「やだやだ。絶対やだ。(笑)」


 
 話が深刻になるのを避けるかのように、

 他愛のないお喋りで

 笑い合ってた二人。



 離れていても

 私は、

 あなたのことを思い出したり、

 あなたのことを心配したり、

 あなたのことを欲しがったりするでしょう。



 私のことを

 分身のような存在

 だと言ったあなた。



 私達の絆は

 しばしの別離を

 乗り越えられるでしょうか。



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2003年11月11日(火) 遠距離恋愛…それとも別離


 もしかしたら、




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 短くても数ヶ月、

 長ければ半年以上、日本には戻れないでしょう。



 夕方、

 オファーの電話があったばかりで、

 まだ気が動転しています。^^;



 その話を聞いた時は

 突然舞い込んだ幸運な話に興奮していて、

 あなたのことなど頭にありませんでした。^^;



 それよりも

 諸々の手続きや

 海外での生活、

 子供達の転校のことなどに思いを馳せていました。



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 あなたにどんな風に話したらいいのか…

 まだ決定ではないから、

 きちんと決まってから話した方がいいのでしょうか。



 あなたはきっと

 喜んでくれると思います。

 自分の感情は抑えて、

 この話を喜び、応援してくれることでしょう。



 私は…少し複雑な気持ちです。

 中途半端な関係を残して

 長い間離れているということが、

 あなたに申し訳ないような気がして…



 もし、本当にこの話が実現することになったら、

 あなたとは

 一度

 お別れした方がいいのでしょうか。



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2003年11月10日(月) 午前3時の夢の中で


 昨日の日記の続きです。



 既にチェックインしていたホテルに戻ると、

 私達は

 ベッドの上で

 服を着たまま

 きつく抱き合いました。

 舌を絡め合い、

 唇を貪り合うような永いキス。



 「やっぱり、ちょっと頭痛がする。(苦笑)」


 「でしょ?

  無理するから…」


 
 あなたは着ていたシャツとズボンを脱ぐと、

 そのままシャワーも浴びずに

 寝てしまいました。



 私もシャワーを浴びて

 黒のナイティを着ると、

 あなたの隣にもぐり込みました。



 疲れていたせいか、

 あなたの隣で

 すぐに寝入ってしまった私。




 あなたに後ろから抱き締められる感触で

 目が覚めたのは、

 午前3時でした。



 薄明かりの中で

 あなたに羽交い締めにされている私…

 眠っていた私の快感を

 呼び起こすように、

 後ろから両腕をまわして

 私の二つの乳首を

 同時に責めるのです。



 首筋に

 あなたの息がかかり、

 あなたの硬い脚が

 私の脚に絡みついて…



 私が、

 あなたの方へ身体を向けると、

 あなたは

 壊れるくらいに強く

 私の身体を抱き締めました。



 夢の続きを見るように

 私は目を閉じていたのでしょう。




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 やがて、

 私のヒップを

 優しく撫でていたあなたの手は、

 ためらいもなく

 私の濡れ始めたショーツの中に

 入って来ました。



 抗おうとする

 私の右手は

 いつのまにか抑えつけられて、

 私の秘所を

 大胆に自由に弄ぶあなたの指。



 黒いビロードみたいな暗がりの中で

 私はたて続けに幾度も

 オーガズムに達しました。



 「ねぇ。ちょうだい。」



 耐え切れず

 小さな叫び声をあげた後、



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 やはり二人とも

 夢を見ていたのでしょうか。




 確かに

 あなたと繋がったのは、

 白い光が

 カーテンの隙間から差し込み始めた

 明け方でした。



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2003年11月09日(日) 危なっかしい人


 昨夜は

 あなたと出かけたいつものバーで

 ハプニングがありました。



 いつものように

 寛いだ雰囲気で、

 マスターとお喋りしながら

 飲んでいた私達。



 しばらくして、

 少し横柄な態度のロシア人二人が

 カウンター席の

 あなたの隣に座りました。



 私達日本人とは

 明らかに体質が違う彼等は、

 強いスコッチウイスキーを

 ダブルで一気飲みしていました。



 港のすぐ近くにあるこのバーは、

 時々外国人も立ち寄ることがあるそうです。

 この手の外国人客に慣れているマスターは、

 彼等に安くて強いウイスキーを出した後、

 あなたに小声で


 「暴れないうちに帰ってもらうから。」


 と耳打ちしました。

 

 マスターの奥さんが

 困ったという顔をして、

 私に目配せをしました。



 やがて、

 あなたの隣に座っていた

 小太りのお調子者の男が、

 彼が飲んでいたものを

 あなたのグラスに注いで

 一気飲みを勧めました。



 私は、

 最近のあなたの体調が

 あまり良くないことを知っていたので、


 「やめて。」


 と小さな声で囁きました。

 あなたは確かにお酒が強いけれど、

 普段の量やペースは

 マスターも私もよく知っています。



 私の声が聞こえなかったのか、

 或いは聞こえない振りをしたのか、




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 隣の男は面白がって

 もう一度あなたのグラスにウイスキーを注ぎ、

 一緒に一気飲みしようと言ったのです。

 私が止める間もなく、

 あなたは続けて

 注がれたお酒を一気に飲み干しました。



 「後で具合悪くなるからやめて。」


 「具合悪くなるとしたらその直後であって

  後からなんてことはないから大丈夫。(笑)」


 「今度したら、もう帰るから。」




 結局、

 その後、

 二人のロシア人はバーを出て行き、

 三度目は免れることが出来ました。




 ロシア人の男達が出て行った後、

 マスターの奥さんが

 あなたに言いました。


 「彼女、すごく心配してたのよ。

  顔見てたらわかるわ。」


 あなたは照れたように笑っていました。


 「最近、

  カップルで来ていて

  男性の方がひどい酔い方をしても、

  気にしない女性が多いのよ。

  彼女は優しいわね。」


 「俺みたいな男で

  甲斐がないよな。^^」


 あなたが私を見て言いました。




 バーを出たら、

 外の空気は

 ひんやりとしていて、

 夜空に満月が浮かんでいました。



 あなたは黙って

 私の手を繋ぎました。



 「あなたがあんなことをするなんて思わなかったわ。」


 「そうか。(笑)」


 「危なっかしい人。(苦笑)」


 「呆れた?^^」


 「やんちゃな子供の頃のままなんだね。きっと。」




 私の胸に


 『私は本当にこの人が好きなんだ。』


 という想いが込み上げて来ました。 


 『どうして、こんなに好きになっちゃったのかな。』


 半分はとても幸せで

 残りの半分は哀しい…

 そんな気持ちでした。



 私は

 その想いは告げずに、

 そっと

 繋いだあなたの手を握りしめました。



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2003年11月06日(木) 抑制された情熱


 宙ぶらりんになっていた

 週末の約束。

 あなたからの電話で

 ちゃんと決まりました。



 「会えることになったから。^^」


 「わぃ。久しぶりに会えるね。^^」


 「そうかな?

  ついこの前会ったばかりって気がするんだけど。」


 「そ、そう?^^;」


 「仕事が忙しいからか、

  時間の経つのがあっという間に感じるんだよね。」


 「そっか。だよね。^^;

  そうでした。この前会ったばかりじゃん。(笑)

  そーだ。そーでした。(笑)」


 「また意地張ってるし。(笑)」


 「んなことないですよ。(笑)

  あなたが私に会いたくて仕方が無いって言うから

  会ってあげるんです。(笑)」




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 「何だか私ばっかり会いたいって言うの、

  癪なんだもん。(笑)」


 「負けず嫌いだ。(笑)」


 「そうなの。

  あなたは会いたいってあまり言ってくれないんだもん。

  損した気分。(笑)」




 以前、

 あなたは

 会いたいとあまり口にしない理由を、

 言葉にすると会いたい気持ちに拍車がかかって

 会った時に別れるのがつらくなるからだと

 言いました。




 恋愛に限らず、

 あなたはいつも

 感情の抑制が効いていて、

 そうすることに慣れていると言います。




 あなたに見つめられると、

 あなたに強く抱き締められると、

 普段はきちんと抑制されている

 あなたの熱い想いが

 切ないくらいに伝わってくるのです。



 そして、

 冷静なあなたが

 男の強い本能を私に向けてくるその瞬間は

 とてもセクシーで、

 情熱的な言葉よりもずっと

 私の心を打つものなのです。




 あなたの愛し方は

 とても男性的で、

 だから、

 普段ちっとも女らしくない私でも

 あなたの前では

 女らしく振舞うことが出来るのでしょう。



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2003年11月05日(水) 感度


 以前、

 あなたとチャットでお喋りしていた時に

 お互いの好きな部分について話したことがありました。





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 あなたが私の中で最も好きな部分は、

 心と身体の感度の良さ…だそうです。^^



 感度については

 自分ではわからないけれど、

 私の心と身体はとても正直です。


 
 愛情を感じなくなってしまった相手には、

 抱かれても

 心も身体も反応しないのです。



 あなたといると

 頑なだった心が溶け出して、

 あっという間に

 感度のスイッチがオンになります。




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 あなたに触れられると

 身体は火照り、熱くなり、

 幾つもの吐息がこぼれ、

 それはやがて

 哀願するかのような喘ぎに変わります。



 こんなにも

 容易に

 あなたの意のままになる私に

 なりたくはなかった筈なのに。



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2003年11月04日(火) あなたと過ごす冬の日のために


 襟元にフォックスのファーが付いた

 淡いベージュのコートを買いました。



 ずっと探していた

 色合い、

 丈、

 デザインのものを見つけることが出来て満足。^^

 

 今、これを着るのはまだ早いけど、

 クリスマスの頃には

 シックなワンピースの上に

 このコートを着て

 あなたとデート出来るでしょう。^^



 恋をしている時、

 女は

 洋服を買うことがとても楽しいの。




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 先日、

 あなたがもう何年も通っている

 行き付けのダイニングバーで

 あなたの友人の結婚のお祝いのパーティがありました。



 パーティの翌日、

 あなたは言いました。


 「あの店にはまだ小夜子を連れてってないなぁ。

  今度一緒に行こう。^^」

 
 あなたはいつも

 あなたの好きな場所に

 私を連れて行きたいと言います。




 飲み友達の多いあなた。


 「あなたと結婚していたら、

  私はいつもお家でお留守番ね。^^」


 「いや、

  あちこち小夜子を連れて行くだろうから、

  小夜子が大変かも。(笑)」




 新しいコートを買ったら、

 あなたと過ごす冬が

 少し待ち遠しくなりました。



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2003年11月03日(月) ベッドでの戯言


 今夜のチャットで

 あなたに言われました。


 「小夜子はベッドでよく喋る。(笑)」

 
 「もっと大人しくしてた方がいい?^^;」


 「いや。色々喋ってくれていいから。(笑)」


 「そうなの?(笑)」


 「面白いから。(笑)」


 「えっ。私、そんな可笑しなこと言ってますか?^^;」


 「例えば、

  『あまり構ってもらえないから、




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 「そんなこと…言ってましたか?*^^*

  だけど、普段はお喋りでも

  そういう時は大人しくなっちゃう女の子の方が

  男性にとっては可愛いのでは?^^」


 「関西人は評価が違うのかも。(笑)」


 「関西の女の子はベッドでもよく喋るの?」


 「人によるんだろうけど。(笑)

  それに小夜子のお喋りだから楽しいんだよ。^^」


 「別に喋ってるつもりはないんだけどなぁ。

  感じたままを言葉にしてるだけ。(笑)」


 「それがいいんだろうな。(笑)

  とりあえず、

  寂しげな左のおっぱいは好きだから。(笑)」



 
 ベッドでの戯言は

 快感の大きな波に流されて、

 何と口走ったのか

 思い出せないのです。



 夜のしじまに響く

 幾つもの愛の言葉は、

 あなたの情熱的な愛撫によって

 導き出されたものです。



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2003年11月02日(日) 永遠


 昨夜、

 友人の結婚のお祝いのパーティに出席したあなた。



 仲の良いグループで、

 シングルの男性は

 あなたともう一人の男性二人だけになったと

 あなたは

 あっけらかんと笑いました。




 「あなたは結婚しないの?^^」

 
 少し意地悪な質問をしてみました。


 「俺は、その気全く無し。(笑)」


 「私達はいつか区切りをつけなきゃ…」


 「区切りって?」


 「私はいつかは別れることを想像してしまうの。」


 「俺は全然考えてないけど。^^」


 「私があなたの結婚の邪魔をしてるんだと思う。」


 「いいじゃん。不満はないから。^^」


 「結婚するの嫌になっちゃったの?」


 「嫌になるというより、

  したいと思わない。」


 「私が結婚出来る状況でも

  したいとは思わなかったですか?」




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 「相手が好きな人であればしたいと思うんでしょ。

  それなら、いい人見つけて一緒になった方がいいと思う。」


 「俺がよく行くバーでは出会いがないし。(笑)」


 「私も一緒に探してあげる。^^」


 「まあ。当分はその気はないけど。^^」


 「私に飽きるまでは?^^;」


 「飽きることも無さそうだけど。(笑)」




 永遠なんて言葉は

 この世に存在しないもの。



 互いを想う

 熱い気持ちさえ、

 いつかは色褪せ、

 遷り変わっていくものだから…



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2003年11月01日(土) もうすぐ会える


 あなたの仕事は

 相変わらず忙しそうです。

 その上、

 最近あなたは風邪を引いて

 体調を崩していたから、

 来週末のデートの約束は

 キャンセルのような気がしていました。




  こっちはちゃんと

  会うつもりでいるから、

  小夜子は心配しなくていいよ。
 
  何を食べに行こうか?(笑)


 昨日、あなたからメールが届きました。

 あなたのスケジュールと体調に気を使って、

 私から

 会いたいと言わないようにしていたのに、

 私の会いたい気持ちに

 あなたはちゃんと

 気づいていたんですね。




 一昨日の夜のチャットで

 誕生日プレゼントの話になりました。

 来月は私の誕生日で、

 あなたには

 「今年は何が欲しい?」

 と聞かれていました。




 「今年はランジェリーがいいかなぁ。^^」


 「それは恥ずかしい。(笑)」


 「そう?^^」


 「と言いながらすごいHなのを選んだりして。(笑)」


 「ネットでも可愛いのが買えたりするんですよ。^^」


 「俺は探したことないから。(笑)」


 「きゃはは。そうだよね〜」


 「怪しいでしょ。俺が詳しかったら。(笑)」


 「確かに。(笑)」


 「小夜子が欲しいなら探してみようかな。

  小夜子が赤面しそうな奴。(笑)」


 「過激なのって似合わないと思うなぁ。私には。(笑)」


 「やっぱりTバックでしょ。

  くいこみそうな奴とか。(笑)」


 「きゃはは。やらしい〜(笑)」




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 「そっかなぁ。(照)

  後でお風呂で確認してみます。*^^*」


 「よくモミモミして洗うように。(笑)」


 「スケベ!^^;」




 あの後

 バスルームの大きな鏡に

 裸の後ろ姿を写してみました。



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 ホテルのお部屋で

 あなたと二人きりでいると、

 時々背中に視線を感じる私。

 きっと私以上に

 あなたは私の後ろ姿を知っているのでしょう。



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小夜子

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