Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2013年03月31日(日) ミュージサーカス2012年に聴いた10枚企画、更新第一弾の4名




メガネをかけた銅像なんて初めて見たぜ。

発熱ウイルス性下痢に罹った若者から伝染されたんだろー症状にへろへろになりながらみすず書房「オットー・クレンペラー」を読んでますが。

ミュージサーカス2012年に聴いた10枚企画、

更新第一弾の4名がアップされました!
復刻CDの鬼、堀内幹事長。
日本版ワイアード編集長若林恵さん。
しつこく聴くライバル、スレンダー美人すぎる明日香さん。
ユーロロックプレスで健筆をふるう耳の恩師斎藤直樹さん(初登場)。

わたしと福島恵一さんは第二弾に更新すべく鋭意作業中なり。



2013年03月28日(木) おめーに餞別でCDRを7まい焼いてきた




みみまん22が就職で名古屋に行ってしまううう・・・

親子鷹だぜ!と関越自動車道をあいつが好きなブラスバンド・ナンバーを街宣車に勝てるボリュームでかけて深夜の東京へ向かったっけな、三鷹の寮は昼間は大自然だし夜中は怪しいし夕暮れはお祭り前夜みたいだし、夕暮れどきに淡島通りのバス停でひろったらカノジョができたー!とふにゃけまくっててかてかな顔してたなー、グスタフスペッツの1曲目をお祝いチューンにしてたんだよな、三鷹のココスで祝杯あげただろ、あーん、本人に忘れられてるー(涙目)、

そうかやきもち焼きか、シアワセだろ、おかあちゃんに似てるだろ、似てないか、そんなわけない似てくるぞ、必ず似てくるぞ、オマエの型が彼女におかあちゃんを映し出すのだよ、ふふふ、ホラーじゃねーよ、ありえねくねーよ、おれの、おれのハナシをきけ、

来週はこいちん20の引越しがあるからカネがねーんだよな2まんせんえん全財産、でも親子送別会だしな、お姉も仕事終わったんかい、今夜は蛇骨湯やってるな、お、あの寿司屋でいいや、あれ、あれれ?回転してねー寿司屋やんけ入店しちまったよ座っちまったよ築地すし一番、おとーちゃんカネないんじゃないのオレたち財布もってきてないよ、こいちん20はラーメン屋大盛りでいいんだ、

やばいガソリン入れる予算を忘れてるぞ

ほら、おめーに餞別でCDRを7まい焼いてきた、
シフの平均律4まいだろ、お水取り東大寺修二会朗読小沢昭二、ジルオーブリーのカイロ、
そして編集CDR最新作「アディエマス2」、おまえの旅立ちにぴったりだ、

あたらしいお財布もかっておいたぞ、ひげそりの替え刃はパスな、

そっか、ゴールデンウィークには帰省するのか、そのとき太田で集ろう、

蛇骨湯はやっぱいいなあ、ここはよ、こわいお兄さんがたが斬った貼ったやって生傷を癒すことができるという浅草最古の温泉なのだぜ、瀕死で浸かってそのまま白目むいたというのもこのからんもあのからんもだ、

おれな、10さいのときに函館の八卦見にみてもらったら「この子は9さいまでに死ななかったのであれば90さいをこえて生きる」と出たそうなんだ、

そうだな、クオリティオブライフだよな、たばこやめようかな、

肺疾患で呼吸器つけて喘ぎながら20年も生きるんじゃね?

うげ、ぜってー、やだ

こないだ風邪ひいてよ、医者に行ったらおじいおばあが待合室で山盛りになってやんの、
ゴホゴホわざと咳ふりまいて「あー、こりゃーインフルかなー」と発声したら、
そのおじいおばあたちのオレを避ける身動きが俊敏なこと!

ばばあ、おめー一歩も歩けないとさっき話してただろ、いまたしかにジャンプしただろ、

「キクタのばあさん、顔見ないねえ」
「あらあー、体調でも悪いのかしらねえ・・・」
「心配だねえ」

・・・おまいら体調悪いから病院の待合室に居るんじゃねえのか!

ころすぞ、



2013年03月27日(水) 苺と桜のミルクプリンミニパルフェ!




音楽のかみさまは女神であることは明らかであって、わたしの夢中になっているガールフレンドが音楽のかみさまではないとは言えない。シフの平均律とタムラパンとモーニング娘のHelpMeとマイブララブレスとボブディラン4CDと聖なる館を抱えてくるまから降りるステテコおやじ51を、きみが見たらどう思うだろう。

遅れて発車したmusicircus今年の10枚わたしの作文が、ちょっとひどいことになっている。キチンとアルバムごとに分かれていない記述で、一読すると「アンタやる気があんのか?」と言われかねないロードを走っている。読み手アンカインドリーな、中2病でも51でもいいんだ!という、来年こそは脱皮するからね、という気持ちで進めている。幹事長、明日香さん、斉藤さん、若林さんとまずは第一次更新をととのえ。

蛇骨湯は休みだからと荒井湯に向かったら休みで、あわててググッて亀の湯にアクセスしたら3年前にも見つからない廃業銭湯かとあきらめたことがあった同じ街の暗がりにウインカーたてて停車、おとうちゃん上野の駅そばに寿湯というのがあるよ午前1時05分まで入浴できるんだって、ゆくぜかなみんしっかりつかまってな、とばすぜ、めでたく、東上野の寿湯のファーストコンタクト、初登頂、

デニーズ東浅草へにしかわ兄さんのすてきな声をききに、苺のスペシャルサンデーと苺と桜のミルクプリンミニパルフェ!

ほんとうにほんとうに良かった、ちょっと残業多いけど元気でいられる職場で。

ああん?カレシと同棲するの?ど、どうせい?どうせいちゅうねん、おとうちゃんは。おとうちゃんも同棲妊娠就職結婚という順だったじゃない、にこにこして言うな!おれは今夜泣くぞ。

合唱は楽しい。

入野作品、61年委嘱作、上野公園は砂利道ばかりだった頃たぶん、蒸気機関車、クールにせいいぱいなモダンがまぶしい。歴史的作品は、やはりヴィンテージである。どんなに真似しても複製できない作曲の視野がある。

吉川作品、これは達成の頂点のひとつだろう。ものすごい速度、それとなく一見気付かない、5つの層、ひずむハーモニー、ゆがむ時間軸、・・・、マイブラディヴァレンタインと吉増剛造を同時に合唱化したような巧みの技。作曲者は宮城の大学で音楽の先生をしているようだが、かなりの達人とみた。

権代作品、クイズタイムショックのヴァリエーションのようなつまらない作品だなあ、にしては、作曲家の意図のようには歌えていない東混の苦闘も痛々しく、書き手歌い手聴き手ともに不幸な体験だよなー、と思っていたが、終わると権代は「どうです?指揮者がいなくてちょっと怖かったでしょ?みなさん。縦がズレてもいいように作ってあるから、揺らぎが生まれて曼荼羅が動きだしたらいいなあと・・・」などと言う。なんと!今聴いた音楽を脳内巻き戻し再生をしておののくおれ。負けだぜ、権代。ヒドいはなしだけど、そのひとでなしなところがブレイクスルーしてんじゃんか。が、合唱の可能性を拓いているぜ!・・・でも、・・・や!

篠田作品、すっからかんと明るい花火職人の丁稚小僧、憎めない、味わい深い、廿楽順治の詩がまたいい、合唱は楽しいと謳歌する使者なのだ。

まあ、指揮はじいちゃん名誉職、こないだまで火花散らして東混を鍛えていた若者はすっかり外国で出世してしまった、おいてけぼり、愛情と歴史があふれている指揮ぶりは好感だ。

ピアノはまた一段上のステージに登ったわね、お姉さん。ほんと。


2013年03月26日(火) 東京混声合唱団の定期演奏会230




どんどん、上野の東京文化会館小ホールへ、東京混声合唱団の定期演奏会230。上野公園の入り口、都民の文化の殿堂。今夜はそのあとかなちゃんとレバニラ定食あーんど墨田区荒井湯(浅草蛇骨湯は火曜定休のため)。

入野 義朗:作曲 IRINO Yoshiro(1921-1980)
凍る庭 (1961年委嘱作品)
村野四郎:詩

吉川 和夫:作曲 KIKKAWA Kazuo(1954-)
どうして あんなに
まど・みちおの詩による連作合唱曲(2012)
まど・みちお:詩

権代 敦彦:作曲 GONDAI Atsuhiko (1965-)
混声合唱とピアノのための
六字大明咒
The Greatest Six-Word Brilliant Dharani(2003)

篠田 昌伸:作曲 SHINODA Masanobu(1976-)
混声合唱とピアノのための
さかなまち(2011)
廿楽順治:詩
I.堀理髪店 II.中村そばや
III.肴町 IV.燃えるじてんしゃ店




(昨夜のインプロ作文)

そうだよねー、ウエザー・リポート、聴いてたよね!
プロセッションやドミノ・セオリーで落ち目だとかイマイチと言われてても、聴いてたさー。

ハンコックの洪水かけて、ECMのロータスの宝石のピアノのインをかけて、
ハンコックさいこー!と夜中にアパートでだべっていたら、
下の階の大家さんが翌日夕刻に夫婦で訪ねてきて「たださん、ジャズとかお好きなのですか?ハンコックってジャズのひとですよね」なんて話し出す、「これからジャズのビデオを観るんですけど、ご一緒しません?」なんて言われて、「行く、行くー!」とついていったら、地域の創価学会の集まりでおれは何も知らないからいきなりおじーおばーが「なんみょーほーれんげーきょー」と大合唱されて度肝を抜いてた、で、たしかに創価学会の催しでハンコックが弾いているビデオを観たのだった。続いてご紹介したいひとがいるというので、どこかへ出かけて(たぶん小平あたりだった)、千畳敷きの大広間でまさに千人の女子高生女子大生女子中学生たちが一斉にお題目を大合唱をするシーンに遭遇、これはもうハンコックどころではないかもしれない、千人の若い女性の声を浴びる体験ができるのなら、このまま入信してもいいとさえ思ったんだが、お会いした現役教員のおじさんがなんつうかダメだったんだよなー、そんなことがあった82年だったかと思う。その後予備校で模試を販売したり成績表届けるのに創価中学校創価高校に出入りしたけど、宗教の学校というのはいいもんだと思ったけれどねー。

でもさー、リッチー・コールとか復帰したアート・ペッパーとか、今誰も知らないですわ。

コルトレーン、アイラーを継ぐのがデヴィッド・マレイだと、マレイを追っかけたなー、WSQやマレイがビッグバンドやったあたりまでは作品に勢いがあったよね。DIWで出し過ぎているうちに忘れられてしまったというか、飽きてしまったというか、季節は変わっていったのだった。

80年代はウイントン登場とジャレット・スタンダーズとオーネット・プライムタイムとスレッギルヴェリヴェリーサーカスとパットメセニーグループとジョンゾーンソニークラークメモリアルカルテットでいいのではないでしょうか。

ウイントンとジャレットが、フュージョンだのフリーだの混沌としていたジャズ・シーンを一新して、アコースティックなジャズの復権を果たした存在なのだね。ウイントンとジャレットが口喧嘩していたのがよくわからない。

ジョン・ゾーンがウイントンに噛み付いていたような気がするが、ジョン・ゾーンのほうが早く古びたね。

ジョン・ゾーンのマサダと、ジャレットのスタンダーズと、ウイントンのブルースアレイを、3つのステレオで同時再生してみてごらんよ、いいかんじなんだよー!

そんで、ステファン・ウインター率いるJMT、Winter & Winter、Bambooが、ジャズの主線を掘り進んでいたんだな。ロヴァーノ〜フリゼール〜モティアンはウインターが居なかったら録られなかった(このトリオはECMが初作だが、ウインターが次作以降を実現したのだ)。

ロヴァーノはサックスの革新をして、マーク・ターナーがそれを継いだ。
フリゼールはギターの革新をして、ジャズもフォークもポップも相互乗り入れの土壌を作った。
モティアンはタイムキープの革新をして、速度の第二定義を体現してみせた。

この3にんに、コニッツやヘイデンやプーさんがからむのは、ほんとうに当然なのだ。

ジャズ史の感覚があれば、パーカーからここまでが正史だろうに。

モティアン逝去後1年経ってようやく欧米でもそういう認識の評論が書かれるようになったが、このラインの記述はおれが最初だからね。つうか、ステファンウインターの仕事を聴いてりゃ、みんなわかってたわよね。

ステファン・ウインターを国内盤にするのは日本ではボンバ・レコードであって、スイングジャーナルにもジャズライフにもジャズジャパンにもアドリブにも献金しない体質だからね。

ジャズライターがいろんな方面に目配せセレクトする態度をよく見るけれど、あれはおカネください、よろず屋でございます、おカネいただいてます、本売れてます、調べて評論はいたしますがグルメではございません、という広告的態度だからね。

益子博之が90年代00年代を選曲し10回ほど講演したリストを見たけれども、このリストこそが価値だわ、著作権だわ、批評だわ、

そうだよ、ミュージサーカス今年のベストだけれど、そのリストを実績としてウェブに復刻し、今年のベストセレクトの理由付けというか、信頼性の担保とするのがいいのではないのだろうか。

なんのハナシだっけ、ハンコックかー。
フューチャーショック1983はクズだったけど(クズすぎでフューチャーショックと当時騒いだぜ)、 This Is Da Drum 1994の一瞬の閃き挿入にはシビれた。ほかのはどれもなんとも思わないにゃ・・・。ショーターハンコックデュオもニュースタンダードも、「そりゃ、そーなるだろー、プラスアルファはないのかね」程度。駄作とは言われないギリギリのゼニ稼ぎ。いやいやいや、この際だからハッキリ言ってやったほうがいいんよ。


2013年03月25日(月) 「クナシリ・メナシの戦い」・文楽:近松門左衛門の「曽根崎心中」




はとがにわ。

今日はかなちゃん25の誕生日。ポール・モチアン生誕82年。

4月はクラシックコンサートを10公演の予定。

フレッド・ハーシュ@コットン、行かせてもらえるかなあ・・・


よったん次男中央大理工学部がおれのアパートから500メートル。


船戸与一「蝦夷地別件」という小説があるのかー。「クナシリ・メナシの戦い」を世界史レベルの視野で小説化したものらしい。3年前に、初冬の阿寒湖へ行ったときに、おみやげ屋併設のそば屋でニシンそばを食べたのだっけ。彫りの深い眉毛をした男の子が、緊張しながら水を注ぎにやってきてかわいかった。この子はこのアイヌ物産を主に扱うおみやげ屋さんで暮らしている。


「クナシリ・メナシの戦い」と呼ばれるアイヌ民族の蜂起があったのは1789年、フランス革命と同年である。サケなど道東の豊かな資源を目当てに乗り込んできた和人が過酷な条件の労働を課したり、女性に性的な暴行を振るったりすることに反発した国後島や標津などのアイヌ民族が、和人71人を殺害した。
これに対し松前藩は260人の鎮圧隊を送り、最後には蜂起を首謀したアイヌ民族の37人を処刑する。斬首して胴体は付近に埋め、首は塩漬けにしたうえ松前でさらしたという。その処刑があったのがノッカマップなのである。


近松門左衛門の「曽根崎心中」の道行きと心中の場面にスポットを当て、最新の機器で人形の動きを撮影、多彩な仕掛けで見せた。主人公のお初を人間国宝の吉田蓑助さん、徳兵衛を一番弟子の桐竹勘十郎さんが遣っている。
まず専用の眼鏡をかけて3Dの映像。お初と徳兵衛が画面から飛び出してくる。画像が鮮明だ。2つ目は心中までの場面場面をさまざまな角度で精密にとらえた映像。4倍速のスローな映像なのに人形の動きに緩みがない。
哀切な物語だとばかり思っていた。だが、お初の表情からは隠しきれない喜びが浮かぶ。苦悩と逡巡の色が濃かった徳兵衛も死を覚悟してからは次第に高揚し、やはり喜びの表情が表れる。そして最期の場面。徳兵衛に刀で胸を刺し貫かれる瞬間を真上から撮った。お初は静謐な愉楽の表情に見えた。10分ほどの映像を4回見て、そのたびに泣けた。さすがは蓑助・勘十郎、さすがは近松。

★=2つのテキストは日本経済新聞3月23日夕刊からですー。


2013年03月24日(日) Face Book 写真と背景をこの2枚に更新




朝のうちにヤスノへ行ってネスレコーヒーともやしと青森焼肉たれを買ってきとこう、
河川沿いの桜に見とれて橋の上に駐車、なんでそこだけ片側通行になってしまうんだよう一台だけそこで桜を見れていいなあという近隣車輌の運転者の不服と嫉妬の視線、
夜中の3時すぎに撮った桜の画像とセットに Face Book の自分の顔を取り替えておこう、
しかしおじいちゃんになったな、若いおじいちゃんかな、頂頭部のハゲは隠してもしょないしな、鼻の下のホクロはハナクソじゃねえ!クソガキ!

BS録画で世界の終わり代々木第一体育館コンサートを涙目で観る。おいらの昨年ベストTuneであるスターライトパレードで開幕だし。メンバーがインタビューに応じてありがちなコメントを並べるうちに、つまらないバンドに思えるように、謎めいていたり常人離れしていたら良かったのに、なんて思うと。このバンドが歌えるテーマの発展させ辛さは心配。

Face Book 写真と背景をこの2枚に更新。



2013年03月23日(土) いよいよこのおいらがウェブ作業開始!1名分できたー。




あしたは雨なので今日が今年の桜日和

ミュージサーカス musicircus この1年に聴いた10枚
いよいよこのおいらがウェブ作業開始!1名分できたー。この調子だと今月内にアップできそう。
みんな文章が読み手フレンドリーでいいなあ・・・
おれの文体は書けば書くほどうっとおしいことに今さら気付いたりして・・・笑

このジャケはこないだ益子さんちで聴かせてもらって即座におれの分も再注文をリクエストしたぶつ。

なんてーミュージシャンが参加してるかわすれたー。

ジャケ見ればいいのか。どれどれ。


2013年03月22日(金) 風呂釜スイッチ壊れて近所の銭湯へ行ったり夜勤を休んだり



風呂釜スイッチ壊れて近所の銭湯へ行ったり夜勤を休んだり、寝過ごしてピットイン行きそびれたりそれが牙を剥く演奏だったらしいと知ったり。

風呂釜を新しいのにしてほしーの、排水したあと何時間も点火しないのー、ゆうべは銭湯に行ったのー、これは大家さんが支出するべきだそうなんだけどー、と午前6時25分に大家さん代理のおばあちゃん(ややボケ入り)に話している51さいステテコおやじ。

「2012年は2人以上の世帯の持ち家率が81.4%」「世帯年収を5分割したうち一番低い層(平均年収263万円)の持ち家率は今年1月に82.4%」と日経のニュース。

へえええ。すごいなあ。低所得者層が軒並みローンを組んでいたりすると、アメリカのサブプライムとおんなじじゃないのかな。

田中宇さんが「今後目標値を超えてインフレがひどくなると、日銀は日本国債の買い支えを含む量的緩和をやめていくが、そうすると国債金利が上がり、インフレ傾向が止まらなくなる。現在、日本政府の支出の4割が国債の利払いにあてられているが、インフレが目標値の2%に達した時点で国債利回りが3%になり、政府支出の8割が国債利払いで消える計算となる。」と書いている。

今のアベノミクスによる見せかけの好況感といった事態は、日本がTPP参加というほぼ明らかな自殺行為に対する「お祝いカラ騒ぎ」である、という、おぞましい印象をおれは持っている。しゃあない。弱肉強食の世の中じゃ。図書館の窓口係員もどんどん民営化してる。待機児童問題も民間の導入で何とかしようとしている。医療にも外資が入って草刈り場になる。ロックだ。転がる石になれば、苔は生えない。安定は墓場だ。路頭に迷うとき、民衆は一体化する。そもそも生まれたときから何も持っていなかったじゃないか。


「外資の利益確保が日本の国内法に優先して損害賠償出来る」
つまり
「TPP参加はアメリカ国家利益に奉仕する枠組みで、日本はアメリカの植民地化する」
んである。

孫崎亨さんのブログから


大店法改正から金融ビックバンから、
戦後日本を肥え太らせてから喰うというアメリカの手の込んだ植民地政策として一貫していたのかー。

キング・クリムゾンの73年74年のライブ音源2CDの2セットを聴く。

あたらしいキーボード
The Minuum Keyboard Project

・・・とはいえ、あたし、ローマ字入力で日本語。英文を打つことはないのだったー

Donald Byrd - Love Has Come Around (Original 12'' Version) [HQ]

先月80歳で亡くなったトランペッター、ドナルド・バード。この曲は81年のブラコンやフュージョンのサウンドだ。

当時はこういう音楽は商業的ゴミだと攻撃していたけれど、懐かしいというかさー。拡がる住宅街に大きな幹線道路が開通して、ファミレスの走りであるスカイラークが開店したりしてさ。

Miles Okazaki: FIGURATIONS

ベースがトーマス・モーガン。

OVERSEAS - Youth Hopeth All Things, Believeth All Things (live)


Craig Taborn speelt Untitled II/American Landscape



いま平和台駅前を工事している放射56号線。住宅街を曲線描く青いラインの部分。
ヨン・クリステンセン。昨日の日記の「海」のパーカッション奏者ですね。
昭和54年(1979年)のこのあたりの地図。
レアアースたくさん出てアルファードのハイブリットを乗りたい。



2013年03月21日(木) The Sea I - Bjornstad/Darling/Rypdal/Christensen





The Sea I - Bjornstad/Darling/Rypdal/Christensen


むかしむかしノルウェーの恋人から石をもらった

ヨイクのCDとかヨンバルケのCDとか

ガーデンシェッドへ行ってアッレメッレルやビョルンスタをたくさん買った

けっきょく行くあてのないドライブだったぼくのにほんご

石狩浜の海岸の石、新潟の海、夜中の境内、ぼくの現金輸送警備員の制服、


Arvo Pärt - Tabula Rasa, II


2013年03月20日(水) ラドウィンプス野田洋次郎『UBU』を購入




写真は中野坂上あたりの山手通り「宮下」交差点。
生まれて最初の記憶があるところが砂川の宮下と呼称されていた場所だったので、ここの信号待ちではいつも。

ちょっと冬型になったそうだけど、朝から目黒川沿いの桜が満開で。

マイブララブレス★★★★★、ビョークポスト★★★★、ハンコック処女航海★★★☆、ハイエータスのHatching Mayflies(EP)★★★★☆が300円で販売しているおらの街のツタヤ。
ラドウィンプス野田洋次郎『UBU』★★★★★を購入。ラドウィンプスを教えてくれた次男にあげる前提。

UBUとももクロバトルアンドロマンス★★★★とゆらゆら帝国空洞です★★☆を聴きながら、なんでい港区港南図書館休みじゃんー。品川区品川図書館で『オットー・クレンペラー――あるユダヤ系ドイツ人の音楽家人生』みすず書房翻訳明石政紀さんと遭遇できた!から収穫あり。

留萌では風速21メートルで雪が吹き飛ばされているとニュースでやってた。

文楽 「艶容女舞衣」 酒屋


シビれますな。うん、うんという唸り!の価値。

おとうさんのお友だちのお名前はなんていうの?こえがかっこいい。そうかーそうだねー。秋まで友だちとつるんだこともなかった小学4年生。最近友だちと話したりバッティングセンターやコンビニにひとりで行けるようになり世界が広がっているみたいです。目を見れないで話していた彼ですが数語のやりとりの中にいろいろなものを感じて暮らしているようです。ばたばたと教えてもらうばかりでゆっくりメシでも食べたいところでしたがそれはまたこんど。

キース ジャレットが、ECMもインパルスも、ソロもトリオもアメリカンカルテットもヨーロピアンカルテットも、ぜ〜んぶ1000円。って、タワレコとかならありそうな光景だけど、実はTSUTAYA成田空港店。おそるべき品揃え。私的には、ヨーロピアンカルテットの「マイソング」をこの機会にぜひお求め下さい。おすすめです! by 神野秀雄さん






2013年03月19日(火) 21日に橋爪亮督グループ@新宿ピットイン20時から




FBから。月光茶房原田正夫店主の作品。視覚が覚醒しますな。

ゆうべはショーター相手に書きすぎた・・・


21日に橋爪亮督グループ@新宿ピットイン20時から

コンテンポラリージャズで日本が世界水準以上のスーパーグループを輩出したことは、実はないんである。・・・あ、菊地雅章AAOBBだけが例外ね。

これは明白に誤った認識なのだろうけど、イン・ナ・サイレント・ウェイやユニヴァーサル・シンコペーションに感じる快楽と同質なものがある!と深夜にこうしてくちをついて出る。

5つのタイム・ラインがそれぞれが併走しながら触発とコントロールという「演奏」をしながら、
同時に個々の楽器がトーン、フレーズ、リズム、コード、打音という「演奏」をしている。

いわば、彼らは進む風景を見ている。演奏する美しさは世界最高峰のサッカー試合の美しさだ。


ミュージサーカス musicircus 2012年に聴いた10枚に寄せられた原稿から1曲。

SORIN OCTETO - Otra (tonta) cancion de amor




スペインで開催されるエレクトロニックミュージックフェス「störung festival 8」にYui Onoderaが出演
毎年スペインのバルセロナで開催されているエクスペリメンタル/エレクトロニック・ミュージックとビジュアル・アートのフェスティバル「störung festival 8」にMika Vainio、Pjusk、Moritz von Oswald等と共に日本からYui Onoderaの出演が決定。
LINE-UP
MORITZ VON OSWALD (DE)
FRANCISCO LÓPEZ (ES)
MIKA VAINIO (FI)
FRANCK VIGROUX + ANTOINE SCHMITT (FR)
JACOB KIRKEGAARD (DK)
PJUSK (NO)
YUI ONODERA (JP)
XX+XY VISUALS AND SOUND ART PROJECT (IT)
ASFÉRICO (ES)
SAFFRONKEIRA (IT)
ARTIFICIAL MEMORY TRACE (CZ)
MIA ZABELKA (AT)
WADE MATTHEWS (US/FR)
STÖRUNG WORKSHOP PERFORMANCE (ES)




2013年03月18日(月) 『ウィズアウト・ア・ネット / ウェイン・ショーター』




『ウィズアウト・ア・ネット / ウェイン・ショーター』

継承される古き良きオールド・スタイルのモダン・ジャズ直系の懐かしさかな。


コニッツはサイドメンのおかげでいい作品あるしー、ロイドは『ジャンピングインザクリーク』の緩んだフンドシのようなよろけジジイぶりが泣けたし、ショーターは『フットプリンツ・ライブ』1曲目のソロのあんばいがまだまだイケてんじゃん!と思っていたのでございます、ここ10年。

ね。コニッツ、ロイド、ショーターというジャズ史の栄光と黄金を彩ったご老体サックス、ゴールドマンサックス出資でオールドマンサックストリオでも演れやー、老いた風情がサマになるのはあと何年かしら。と。

そのうち図書館に入ったら聴こうと思っていたショーターの43年ぶりのブルーノート復帰作。

先週のNHKFMジャズトゥナイトで児山紀芳さんがこの新譜から23分ものトラック「ペガサス」をかけてて、わくわくしながら耳をそばだててたのだけど、どおして児山さん、こげなつまらん時間潰し選曲しておるんかと耳を疑った。なるほど、番組の1曲目でCDトラック8を取り上げていたのね、おれは2曲目から聴いていたのか、なら、わかる、トラック8がいちばんましだものね。児山さんがトロティニョンかけたときも、1曲目にいちばんいいトラックをセレクトしていて、ほんといい仕事していると感心していたんだ、児山さんの選曲は批評になっている!って。それはさておき。

この音楽に、80年代も90年代も00年代も過ぎてきたジャズの形跡は無い。

わかりやすすぎる。空手で型を決めてるのだけ見るのがあるでしょ。あれだ。お約束、クリシェ、儀式、伝統、義務教育、で、どこかモンダイでも?と言い切るパンチがある。わくわくするタイミング、たったったステップ、ソロのこのフレーズだぜ、つんたった、つんたった、ヘイ!

おれがジャズ喫茶に通い出した80年代にベースとなっていたジャズで充分楽しめる。

今の若手ミュージシャンはこういう演奏をトラディショナルと言い捨てていると思う。

うんにゃ!おい、そこの若造、トラディショナルで何が悪い。これこそ伝統あるブルーノートでなければ、黄金のショーターの栄光でなければ、と、ふっきれたリリースの勝利ではないか。

そっか『フットプリンツ・ライブ』は02年だったのか。当時はそれで良かったんだよね。えええ?この『ウィズアウト・ア・ネット』13年は『フットプリンツ・ライブ』02年と同じメンバーなの?

それにしても型にはまったことしかできないピアノだし。パティトゥチにも感動したためしがないし。ブライアン・ブレイドのタイコの録音が風呂桶風味で打音だけ聴いてね!だし。

ポール・ブレイがJazzTokyo稲岡さんに取材を受けて「最近の若手ピアニストでは誰に関心がありますか」ときかれて「ダニロ・ロペスとブラッド・メルドウだ」と、真顔で応える批評性の笑いを、おれは今のジャレットに送りたい気持ちでいる


ダニロ・ロペスって表記されてるけど、このダニーロ・ペレスの間違いですよ。

現代ジャズのアンテナでは、空手の型ではなく、サッカーの美しさなのであるし、聴取するファンクションの耳の走り場所が異なるのだろうと思う。

なんだかこんなテキストをJazzTokyoに書いたら迷惑かけてしまうなあ。

老境トーマス・スタンコと、現代ジャズ世界ランキング1位トーマス・モーガン。ECMで。おれはどちらかというとステファン・ウインターに録ってもらいたいんだ。

いけめんただくん、と、はやされていい気になってるんでねーぞ。







2013年03月17日(日) 文楽『冥途の飛脚』がブルーレイで発売されている!




文楽はもっとも完成された芸術である、文楽は芸術の最高峰である、
と言ったえらいひとは誰なのでしたっけねえ・・・え?橋下知事?じゃなくてさー

おれ、銀座で文楽とシェーンベルクのコラボ公演観たとき、さ、ほんとうだと思ったよ。
魂が震えたし、トランス状態になった。
この豊かな奥深い動き、そして視える表情!
ホンモノの映画俳優とかじゃないのがお気に召さないのは欧州スタンダードでね。
わたしたちは視るときに人生経験を投影してしまっているのですね、見るというのは受信だけでなくて、ワタシを、ときにワタシの無意識を投げかけてしまっている重要な作用があるのでしょうか。
極限にシンプルに凝縮された一瞬の細かい身動き、に、宿るもの。

そして、この演奏。 improvised music も classic も J-POP もアウフヘーベンしているではないかー

文楽『冥途の飛脚』>You Tube にあったやつ 

文楽『冥途の飛脚』がブルーレイで発売されている!

てえええ。観たいー。が、DVDプレーヤーしかない、おいら。DVDプレーヤーでブルーレイは観れないのだそうだ。
さすが、20世紀100名盤のひとつ『目と目』をプロデュースした高橋鮎生のテキストである。

まあなー、文楽になるような人生を歩みたいものだ。何を言っておるのか。


じゃぽ音っとブログでも紹介されていましたー

近松門左衛門の芸術論「虚実皮膜」



近松門左衛門が唱えた芸術論「実と虚(うそ)との皮膜(ひにく)」

「実と虚との皮膜」とは、芸は実と虚の境目の微妙なところに存在していること、あるいは事実と虚構との微妙な境界に芸術の真実があるということを説いたものです。「虚実皮膜(きょじつひまく)」とも言います。“虚実”はうそとまこと。虚構と事実。“皮膜”は皮膚と粘膜、または肉。つまりは区別できないほどの微妙な違いの意。


2013年03月16日(土) ピンクのくつしたはもう似合わない




おきにいりピンクのポールスミスのくつした何といってもはきごこちが特別

モッツアレラチーズ278円売りが特売99円なので8袋大人買い

よったんじなんが中央大に進学中央線か練馬に住みなよ

熊本はちべえトマトかって冷蔵庫で冷やしてブラックパッパーとで夜食

FMで古内東子と平井堅の曲きいて二度とたどることのない道、道、道のこと

いつかのだれかと通ったいとおしい道、道、道

くぐるまっぷで液晶に映しても少し風のにおいや空の音が聴こえないのかなあ


2013年03月15日(金) バシェ兄弟自身の録音。 まさに懐かしき未来の音。




冷えご飯をお味噌と長ねぎとあぶらげとたまご3ことだしのもとで煮る節約。

このたびはJazz Tokyoに出稿するものがなくてもうしわけありませんでした。
ECMコンピSelected Signs III 〜 VIII 6CDのCDレビューを作文していませんでした。
思えばタガララジオを2回連続して休んでいます・・・。
クラシックコンサートの招待券ありがとうございます!関野直樹!ケマル・ゲキチ!いまいちばん聴きたいピアニストですねー。
体力気力を盛り上げて2年前のようにがんがん早起きして電車に飛び乗りたいです。
そいえばプーさんのTPPトリオの音源が国内に権利が存在するんですってね!
22日にモティアンメモリアルコンサートがあって、ソロとゲイリーとのデュオするんですって。
「もっともそれまで生き延びればの話だが」なんて気の弱いこと言ってて心配・・・。

FMをアイフォンで。ロリーギャラガーのいれずみの女、ビートルズのミシェル、風の強くなってきた午前中に。

北中正和「ワールドミュージックタイム」
「マニ車」「ヒャグチル・バ」チベットのタミ寺院のマニ車 

世界は広いなあ。

おやじカンタービレ、ニセコロッシコンサートツアー、が、Jazz Tokyoから消えてたのがやっぱりブルーだわ。昔書いたテキストは保存してないし。おれ、あるく断捨離だからねー。ねえ、ねえ、ウェブって永遠に残るんじゃないのお?ええっ!ミュージサーカスも契約切れたら無くなるのお!それまずいじゃん。おれのエンピツ日記は永久会員5000円だから、永久に残る子孫に対する遺言のつもりでいるんだ。タガララジオもJazz Tokyoがなくなったら消えてしまうのかー。うええうえええ、かなしー。・・・ウェブなんてそんなものですよ。・・・書籍が残るんですよ。福島さんのテキストはウェブに載せるようなものじゃない、印刷されなければならないものなんです。・・・たださんのテキストは自分で客観視するように書くと次のステージに行けると思うな。あー、わかるー。おれは吉田秀和になれるかな。ではなくてたださんでないと書けないものもあるというか。晩年の吉田秀和が若い書き手はもっとワタシを書いていいと言っていたでそ、おれが言わせたんだ。吉田秀和たらしめているのは、一言でいえば教養、読み手の信頼。・・・教養、ない、ない、記憶することで人生よりよくすること20代であきらめた、いちばん聴きたいものだけ聴きたいー。ブリュッヘンは先入観なしで体験してきてくださいねー。おれの部屋は魔窟だよ、ステレオが埋もれてLPきけないから。CD売らないほうがいいですよー。

Structures Sonores Lasry-Baschet - Manège

斎藤 直樹
バシェ兄弟自身の録音。
まさに懐かしき未来の音。とてもキュートです。
多田 雅範
やばい。ときめくー!このバシェ兄弟とは?音楽地図ではどのあたりのものなんでしょう・・・


2013年03月14日(木) "Quercus" (ECM 2276)  FBコピペ




ビル・エヴァンスとジョン・コルトレーン

多田 雅範 おまえさーあそこであのコードはないんじゃね?
山下 泰司 またかよ……
星野 秋男 この写真、エヴァンスというよりもルネ・トーマにそっくりね。
多田 雅範 ルネ・トーマ?・・・このギタリストですかー http://catfishrecords.jugem.cc/?eid=4172



原田 正夫

英国のトラッド・フォーク歌手のジューン・テイバー (June Tabor) がECMに吹き込んだというのは、わたしにとって大事件です。
テイバーは70年代にスティーライ・スパン (Steeleye Span) のマディ・プライア (Maddy Prior) と組んで Silly Sisters としてアルバムを出したり、90年代はオイスター・バンドとアルバムを出して驚かせたり……
ブリティッシュ・フォーク・ファンにはお馴染みのジューン・テイバーも65歳とのこと。もはや重鎮ですね。

エンヤ (ジャズ・レーベルじゃなくて歌手のほう) を皮切りにアイルランドを中心としたケルト・ミュージックが世界的に注目を集めた90〜00年代、ECMはケルティック&イングリッシュ・トラッドの歌謡や演奏には静観の構えをみせていた。
スコッテッシュであるロビン・ウィリアムソン (Robin Williamson: Incredible String Bandの設立メンバー) のアルバムを出したり、スウェーデンのトラッド・グループ「フリフォート (Frifot)」のアルバムを出しても、そして古謡や古楽の世界に踏み込みながらも、トラッドの「扱い」には慎重だったような気がする。
それだけに、ジューン・テイバーがECMに登場するというのは驚きです。
ECMのアナウンスを読むと単なるトラッドの「伝承」アルバムではなさそうで (そりゃそうですよね)、それは共演者の顔ぶれを見てもわかります。このトリオですでに7年活動してきているとのこと!

HMVで Craig Taborn のECM新譜と一緒に予約しちゃったので届くのは4月に入ってからになりそう。
早く聴きた〜い。今、一番聴きたい新譜です。


原田 正夫

"Quercus" (ECM 2276)
June Tabor (voice), Huw Warren (piano), Iain Ballamy (saxophones)

ECMのWEBサイトでのこの新譜の紹介を読みながら思い出してしまったのが、ペンタングル (Pentangle) の 1st.アルバム "The Pentangle" (Transatlantic, 1968) がリリースされた時に掲載された英国メロディ・メーカー誌の同アルバムのレヴューの事。
この時、メロディ・メーカーの編集長は、フォーク専門のレヴュアーとジャズ専門のレヴュアーの二人を立てたという話。

"Quercus" がリリースされた後、もし日本でこのCDが紹介されることになった時、ちゃんとレヴューを書ける人っているのかしらと、ふと思ったのでした。

それにしても、Craig Taborn のアルバムと June Tabor が参加するアルバムが新譜として並ぶECMって面白いレーベルだなぁとつくづく思います。


Yoshinori Shirao おお、ジューンのアルバムのピアノはウォーレンなんですね。彼、エルメートのカヴァー集出してて、なかなか面白い人だなあと思っていたんです。
多分、ECMの全てがドンピシャっていう人は一人もいないんでしょうけれど、きっとアイヒャーはこのレーベルの音楽を凄く柔軟な幅広い意味での「現代音楽」と捉えているんじゃないかなと個人的には考えています。

原田 正夫 ヒュー・ウォーレンは不勉強で聴いたことがなかったのですが、調べたらテイバーの00年代のアルバムにすでに参加してました。中古CDを今、注文したところです。
わたしもECM全作品ドンピシャではありませんが、おっしゃるとおりだと思います。
あっ。
オラシオさん、このアルバムのレヴュー、依頼があったらぜひ書いて下さい!

Yoshinori Shirao ははは、依頼も来ないし、第一ペンタングルもブリティッシュトラッドもバラミーもそんなに聴いてないので無理ですよ〜(笑)。まあ、来たら必死でやりますけれどね、プロですから。

星野 秋男 ペンタングルとECMでは随分イメージが違うような気がするのですが…

原田 正夫 ペンタングルの特に1st.アルバムは、スキッフル、ブルース、モダン・ジャズのキャリアがあるテリー・コックス (ds) とダニー・トンプソン (b) と、ブルースからトラッド・フォーク、バロックまで弾きこなす革新的なアコースティック・ギターの二人レンボーンとヤンシュ、そしてロンドンのフォーク・シーンで頭角を現していた女性フォーク・シンガーのジャッキー・マクシーが、トラッド・フォークやブルースにジャズの即興演奏を持ち込んだ、当時 (いや未だにかもしれません)、あまりに実験的/革新的な、それでいて鑑賞音楽としてもちゃんと成立している奇跡の1枚です。

メロディ・メーカー誌のレヴュー欄で本盤どう取り扱うか困ったのもうなずけます。このアルバムを20代でリアルタイムで聴いていましたが、スゴさがわかったのは、自分がジャズに親しむようになってからでした。

ジャンルの枠組みを外しながら、即興演奏にも踏み込みつつ、古典・伝承音楽の世界から新しい響きを作り出してしまう……といった点で充分にECMと繋がるものだと思っています。もっともペンタングルも2nd.以降は革新性が薄れていき、ご指摘のようにECMのイメージとはかけ離れていきますね

星野 秋男 そうですね、ジャンルの枠を超えた新しい響きといった点では、ペンタングルの1st.アルバムとECMでは共通するものがあったと言えますね。私がイメージが違うと言ったのは、ペンタングルのサウンドには強烈なブリティッシュ臭、くすんだ哀愁感があり、そこがECMとは違った感じがあるという意味です。


ペンタングルのファースト



2013年03月13日(水) タワーレコード冊子「intoxicate」102号に執筆したクリスポッター評




タワーレコード冊子「intoxicate」102号に執筆したクリスポッター評がウェブで閲覧できる状態になりました。

Craig Tabornをタボーンと表記するのかあ・・・仕方ないなあと言いつつ、いつもテイボーンと書いているので途中からテイボーンになってしまいました。「中毒性高い弓なりの加速G感覚打法」というハーランド打法の形容は気に入ってます(編集部にほめられたし)。

07年に全世界のモダンジャズファンの度肝を抜いたという、菊地成孔「粋な夜電波」できいて、今さらながらモンクとトレーンのコンプリートリバーサイド1957(2CD)をかけながら夜更かし。練馬区関町図書館ありがとー。まったくヴィンテージだねー、ほんとに本人だわモンクとトレーン、この演奏。そのとおりなだけで、なーんにも感じない。けなしているわけでもないのんよ。

高校合格したきよりん15からディズニーシーとコミケに行くための4まんえんのおねだりメール。むりむりむり。びんぼーとうちゃんでごめんな。

ネスレのコーヒーが切れたので駅前ライフへ。マンガ「人間仮免中」卯月妙子、を購入。都に申請が要るほど薬を処方される統合失調症(世の中100人に1人はそうらしいが)の女性主人公、ちびまる子みたいな画なので、すさまじい妄想世界がコミカルに。函館の郊外の施設でハッピーエンドつうか。

この妄想世界はすごくて、おれが時々見る夢の世界なんてかわいいもんだ。このマンガでも会社でのくだらない権力争いが生活に影響を与えているけれど、そんなままごとレベルの仕事でひとは右往左往する。

早島大祐著「足軽の誕生・室町時代の光と影」朝日新聞出版2012
新しくて面白い研究だと思う。経済構造の変化で仕事は現れ消える。集まって酒のんで博打うって法を犯して牢人になる。今もたいして変わらない。だけど、今ならボブディランのCDきいて夜更かしすることができる。

ラダメス師からメール、「ブリュッヘン18世紀オケは、あえて「商業的」と表現しますが、まだ乗る舞台があるのですかねえ???昔、スゴかったんだよー、と言ってベンチャーズのコンサートに行くような気がします。」と。なるほどね、クラシック達人にとってはその程度の演目なのか。

スカイツリーが見える墨田区トリフォニーホールの応援団になろー、と思っていた矢先、ブリュッヘン18世紀オケの招待券が4日間分もある。まあ、予断なくして聴きに行くべか。

FMで聴いたショパンに才能を感じた岩崎洵奈ちゃん、FBでメッセージいただけたし、近々聴きに出かけられそうだ。実際生で観ないとなー。

こないだ騒いだブノワデルベックとフレッドハーシュのダブルトリオ盤がなかなか良いと益子さんのお墨付き、
ハーシュの「あなたに影響を与えた10枚」にデルベックがあって「天才は天才を知るのか、天使は天使と通ずるのか」とのけぞったばかりのこの共演は、ちょっとした奇跡だと感じる。

夜中になってチョコパフェが食べたくなったので光が丘のジョナサン(10年ぶりだなー)へ行く。ふつー。お会計のときにTカード使えると言えよなー。

編集CDR「ボーイズライフ」2013.03.12
アクショテ、グリフォン、ドルフィー、キラキラ星、の音楽的兄弟ぶり(!)を堪能してしまう。テキトーに並べた曲順が新しい感興を生み出している。奥千絵子のピアノには川越街道の夜景がとろけるほどの魅力がある。清楚で潔白でおしとやかで、「ちゃんとわかっていて用意してくれている女性らしさ」というのがある、書いていて意味不明だが、とにかくそう心に浮かんだ。

01. いつか聴いた歌 I’ve Heard That Song Before / ヘレン・フォレスト Helen Forest
02. Blind Man / Lynn August and The Hot August Knights
03. A l’Alcazar (Akchote / Akchote) from Au Bordel
04. Kemp’s Jig
05. Sir Gavin Grimbold / Gryphon
06. Out There / Eric Dolphy
07. モーツァルト:キラキラ星の主題による12の変奏曲 / 奥千絵子
08. KOBAIA / MAGMA
09. Not Fade Away / Stevie Nicks
10. Listen To Me / Brian Wilson
11. Wards Of Love / Jeff Lynne
12. サウンドアンビエンス Au Bordelラストトラック
13. 戦場のボーイズライス(ボーイズライフpt2愛はメッセージ) / 小沢健二 1995


2013年03月12日(火) 2夜連続浅草ドライブ




NHK純と愛を録画ためて見てますねん。今日(火曜日)のラスト、じゅんといとしくんの見つめ合い、いいねいいね。男の子は女の子のそういう笑顔のちからで生きられるの。

ルーだけでカレー作って食ってみたがマジイのなんのって、なんか腹の調子わりいよー。おれがカレー食いたい言ったら彼女がそれ作ったんだよ、ひどいのんよ、わかれた彼女だけど。料理の上手いおなごはたまんねえな、五感制覇されたらわかれるのたいへんだから、わかれたのに料理食べたいと思ったりしてさ、で、何食う?あ、ここのステーキしようか。4千円だよ、腹の調子わるいんでしょお父ちゃん。そうやなー、お母ちゃんの何がすごいかって選択に間違いが無いことなんだよ、借りる部屋にしても生活上の決断にしてもさ、おれの選べないものを持ち込んでくれたんだ、フリッパーズギターとかペットサウンズとかスタックリッジとかさ、ヤングイン倉敷だってさ。わかるなーそれ。

yaqui indian folk song / Keith Jarrett


浅草で寿司と温泉。日向丸と蛇骨湯。

次々に皿をたのんでいるとお姉から電話。今からタクシー乗ってこっち来る?おれはいつでもいいよ、仕事、そうか、うまくがんばれてるんか、よかったよかった、え?レバニラ定食たべたい?明日?いいよー。

Bremen Encore / Keith Jarrett


翌日。

下町の文房具屋で働きはじめたかなみん24を向かえに行く。会社へは自転車で10分だという。

江戸通りを北上する車線の横にかなみんが自転車をごくのが見えた。マラソン選手の併走車みたいなかっこうになって。19年前に武蔵野公園で自転車を練習していた姿が二重映しになる。3さいの声、10さいの声、19さいの声、声、声、声、へんな漢字だなおまえ、こえがこだまする。自転車に乗る女の子はスピッツとジュディマリ。

はじめての中華屋さんでレバニラ定食と餃子とトマト。ここ美味しいね。25にちはわたしの誕生日よと、いたずらっぽく笑う。カレシの次の優先順位でいいから、ごはんたべよ。

レンアイなんてのも精神病で依存症だかんな、まずわたしの孤独を百年つきつめて、そこらへんの友だちだなんて浅い浅い、百年まえの小説家とか60年代の音楽家とかが真の友だちよ、宇宙空間で真実を見つめるんだ。

時を渡れるつばさが欲しい。目を閉じる。スパイラル・ライフ『フローリッシュ』「STEP TO FAR」の一節が耳に届く。

The Sea part II / Ketil Bjornstad


音楽サイトJazz Tokyoに以前書いていたコラム「おやじカンタービレ」「ニセコロッシ・コンサート・ツアー」のバックナンバーが無くなっているのに気付く。素直に哀しい。

16日のカート・ローゼンウィンケル・グループ@草月ホール、招待選手として行けるようになる。キュートすぎるドキンちゃんとスレンダーすぎるアスキータに会えるかなー。

いとこのよったん(暴風雪の大自然留萌在住)の次男が中央大学に進学で上京するらしい。合格おめでとうさん。


マツケンサンバ


Caroline Says / Mark Almond


Grateful Dead - St. Stephen - Live 1969


Mayor of Simpleton / XTC


The Durutti Column- Lips That Would Kiss



FB備忘

7年5ヶ月ぶりにやっても同じ結果だった!!「そうする事に何の意義が有るのか」というワタシなのだった、エコグラム性格診断。おれ、ホントにそんななのお???泣き笑いしてしまうな。あのー、みんなも同じcababだったでしょううう???(コメント切望)

私はbbaabだそうです。う〜ん、そうなのかぁ。
どれどれ、どんなワタシだったのですか?落ちこぼれジャズリスナーの友人の手をひいて現代ジャズの海原に飛び出すルフィだと出たでしょう?
いや、なんか人生謳歌していて、何やっても大丈夫みたいな。そんなに僕、強くないのに。
ね!ルフィでしょう?おれの見立てどおり!益子さんの批評文がそうなんだなあ。
わしはabcabだった。芸術方面しかない、ただし年齢が若いうちという条件付、だって。ボケが!!
わはは、「しかない」のですよかよちゃん、すみだトリフォニー応援団の女王。おれ団長。
またの名を招待古事記デュオ!!
だんしんぐ古事記のまねしただよ。
おれは「山下洋輔トリオ・ジェラルド大下・大駱駝艦」以外は一切要らないねー。ピアニストじゃないもん。
ははは。だんしんんぐ・・は聴いたことないだよ。名前だけ知ってるが興味ナシ!
立松和平がライナー書いてるボックスでユニオン吉祥寺で500円で買ってすぐ売ったなあ
いつだかテレビで坂本龍一と山下洋輔が即興ピアノデュオやっててこれまたぼーとくのきわみよね
ハザマミホとのニューイヤーコンサートで一番オーラあったのは客席にいたコルシカの画家なり。
え?え?わかんない、かいせつして
ヨースケさんとその愛弟子のハザマさんとのニューイヤーコンサートいったんだけど、なんか長いだけでなんだかなーと飽きあきしてきて。クラシック的な秀逸さしか感じんわ。藤井郷子とかとは比較にならんな、といらいらして観たなり。招待で客席に来てたコルシカ在住のレジオンドヌール勲章の日本人画家、名前度忘れしたけど、彼がもっとも無頼な品格のオーラを放っていた。やっとアーティスト見た、って感じましたもん。という件です。
ありがとー。わかるわかる、そうなんですかー。藤井さんの音楽は外部にあるけど骨格があるからね。
そうそ、安易な塗り塗り色彩パレットじゃないわけよね。郷子さんのは。えもいわれぬ混濁がどーんと在るという。
おはようかよちゃん。おおー、そういう語彙になるのね、洋輔と藤井の違い、対談集をつくろーね
よーすけはこの件では若く優秀な女生徒に目を細めているおやじ。ハザマとフジイの差ですな。
かよさん、いいレビューね!
おお、ありがとさんです!凄く素直ないい音で吹くだよ、このイルニガー氏。本人名義のバンドのもよかったのだが書きそびれた。ヴェラ・カッペラーというピアニストが参加してるやつで、すごくアタリのピアノだった。


内田樹のこのテキスト、なるほどねえ・・・

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配偶者の「才能」「美貌」「情愛」などについて世間に知られることが少なければ少ないほど、「この人のほんとうの人間的価値を知っているのはこの世で私ひとりだ」という確信は深まる。
私が「この人の人間的価値」の唯一の証人なのである。
私がいなくなったら、この人はそのすばらしい人間的資質を誰にも認められぬままに終わる可能性がある。
そして、この確信から導かれる遂行的結論は「だから、私は生きねばならない」である。
もし、あなたの配偶者が誰が見てもすばらしい人間であり、周囲の人々がそれをほめそやすとしたら、そのことは「人が羨望するような財を手に入れた」という満足感はもたらすかもしれないけれど、「だから、どんなことがあっても私は生きなければならない」という使命感はもたらさない。
もし、あなたが真に人間的な人であったとしたら、「人が羨望するような配偶者を独占していること」について、無意識的な「疚しさ」が生じるはずである。
「誰から見てもすばらしい人間」を私的に占有することについての「罪の意識」は、人間が共同的な生き物である限り、必ず生ぜずにはいない。
その行動は、どこかで「この人は他者たちと共有されるべきである」という不条理な結論にあなたを導いてゆく。そして、あなたは配偶者を、気づかないうちに、「なかなか家に居着かない」方向に押し出すようになる。
つまり、「誰が見てもすばらしい、みんなが羨む配偶者」を得た人間は、その代償として、「私がいなくても、この人の才能や美質は引き続き高く評価されるであろう」という確信を埋め込まれる。
それは「私は存在しなくてもいいのだ」というアイデンティティの危機を遂行的な結論として呼び込むことになるのである。
それゆえ、古来、配偶者の選択については、「できることなら、誰も羨まない人間を選ぶ方が無難である」ということがひそかな人類学的ルールとなっているのである。
もちろん、そのようなことは決して公言されない。
「どうして私と結婚したの?」
「だって、キミのことを誰も愛していないからさ!」
というような会話の帰結は明らかであろう。
これは「だって、キミのすばらしさを理解しているのは世界でボクひとりだからさ!」と言わねばならない。
そして、この二つの言葉は実は同じ意味なのである。
話はこれでは終わらない。
いまなかなか結婚できない方々が30代40代に多いが、その理由は彼らが「適切な配偶者についての一般的基準」というものがありうると考えているからである。
これはたいへんに問題の多い性イデオロギーである。
上で述べたように、「適切な配偶者についての一般的基準」というものがあるということは、この基準に照らしてランキングが高い異性は、すでにその条件によって、「あなたがその人の配偶者である必然性はない」ということになるからである。
多くの人の羨望の対象であるということは、あなたの「替え」はいくらでもいる、ということである。
誰でも自分と「代替可能」であるという自己認識がひとを幸福にすることはありえない。
しかし、私たちの社会は挙げてこの「人間的価値の数値的・外形的表示」に狂乱している。
それがどれほど致命的に私たちの自尊感情と自己愛を損なっているか、それについて私たちはもう少し真剣に考慮した方がよい。


2013年03月11日(月) 「心の旅 / チューリップ」1973




この市立函館病院は、むかし国鉄の官舎がずらっと並んでいた。
五稜郭駅のすぐ裏にあたる。
矢印の先のところに住んでいた借家があった。今は更地になっている。

10センチ四方くらいの携帯ラジオを駅前の電気屋で買ってもらった。
ラジオでベストテン北海道を聴くことにはまりはじめたぼくは、女の子ばかりの音楽クラブに入って大太鼓を叩いていたのを、やめてしまった。

女の子たちにちやほやされたり、女の子たちが鼓動と呼吸を高めて音楽する姿と一体化する恍惚のまどろみにいたぼくだったが、ラジオの音楽に夢中になったのだ。
さよなら女の子たち、ぼくはチューリップの「心の旅」のチャートを追いたいんだ。

地図の「市」の字のあたりにあった官舎の十字路で、
ぼくは自転車を停めて、自転車にくくりつけたラジオからかかかる「心の旅」のボリュームを上げた。
みんな聴け!このメロディー、この詩情、このギター・ソロ!

そんな気持ちだったのだ。夕暮れ、官舎の労働者たちが帰り道振り返ってゆく。
ぼくは、夕暮れと音楽と一体化していたのだ。
音楽に感動できるなら女の子たちも仮面ライダーカードも何もいらないんだ。

40年後、市立函館病院の屋上に行ってみた。
不治の病に罹ったら、ここから亀田港の町を見渡しながら過ごすのもいいなと思った。
でも、そんなふうにならないのはわかっている。

「心の旅」
バックで鳴るホルンがサイコーだ。心の耳ではラデク・バボラークのホルンで鳴らしたい。

あーだから、って、理由になってねえし・・・。
「ただ単に抱きたい」、のに、理由がなければ行為に及べないのではないか?ともんもんとしている当時の童貞な若者たちに、理由があれば抱いていいんだよ!「あーだから抱いていたい!」と理由付けを宣言してすっきりと行為に及べるシチュエーションを妄想した、というのがこのヒット曲の真実だ。
明日は汽車に乗ってどっかに行ってしまうような無責任なオトコに、わたしのむすめは抱かせない!と、おれは思うよ。
よく読んだら、とんでもない歌だよな。眠りについた女性を拉致連行したい、そんで抱いていたい、だと?強姦妄想そのものじゃないか!
そんで、ヤッタあとは汽車に乗ってトンズラするのだ。まったく、ひどい歌だ。


2013年03月10日(日) ドンキホーテグループ総帥安田隆夫が商業界4月号巻頭で緊急提言している




今日は28度だぜ。
黄砂、PM2.5、スギ花粉、の三重苦にある練馬区田柄地区、高性能のマスクをしてTシャツでバッティングセンター。


ドンキホーテグループ総帥安田隆夫が商業界4月号巻頭で緊急提言している。

消費税率切り上げに潜む問題
「仕入れ外税/販売内税」が日本の小売業を滅ぼす!?

単純に言えば「前日まで税込み998円で売っていたものを翌日1026円で売れるか?」ということだ。こんな価格では、売れない。ポップを作り直すことも困難だ。

畢竟、小売が増税分をかぶるバイアスが高まる。

14年から8%、15年から10%に上がる。この数パーセントをめぐる商圏における攻防は小売業者にとっては死活問題だ。

まっとうな、パンチの効いた発言である。そもそも仕入れ外税、販売内税方式には何のメリットもない。他国に例を見ない悪習である。販売内税にすれば消費者の痛税感が和らぐという姑息な政治的意図なんである。

しかしアベノミクス、電気料金もガソリン代も輸入CDも値上げモードであって、どうやって景気高揚を果たすのかの。しかも庶民の味方、ドンキまで苦しめておる。

お。

すみだトリフォニーから来月のブリュッヘン18世紀オーケストラの招待状が届いておる!
アパートの玄関で「やったー、ブリュッヘンだー」と叫んでしまいまひた。

来月は天使のピアニスト、フレッド・ハーシュ・ソロ@コットンクラブがあって、それのご招待も受けられたなら、おいらはクラシックとジャズの最高峰をレビューする書き手だと全世界が認めたことになるではないか。

天国のおふくろ、いろいろ背中を押してくれてありがとー、まさのりもういいかい?いやまだまだ押してくれ、トトビックを当ててくれ、田柄にリスナーズホールを造るのだ、最高峰のオーディオと音響ルームにしてマツケンサンバと心の旅とフィールマイセルフを聴かなければならないのだ。







2013年03月09日(土) 福島恵一「ディスク・レヴュー 2012年10月〜12月vol.1」




さぶかるがーる、まどか。ぼくもメガネ女子好きよ。

平和台駅から横浜まで直通する1番線ホーム。

平和台駅前がガラッと工事状態に突入している。交差点を立体交差にする!という。
大宮バイパスから新しい幹線を造って平和台駅前交差して、氷川台駅から小竹向原への幹線を造って、池袋駅までつながるという壮大なものだ。PDFはこれ>

平和台駅前の風景が変わってしまう。

思い出にさよなら。いつまでも忘れない。

日本一売れるライフ平和台店も、駐車場が全部立体交差敷地になってしまう。駅前からの桜並木が消滅する。

音楽サイトmusicircus「今年の10枚」の企画、言い出したわたしの今年の出足も声かけも遅かったもので、原稿が仕上がったのは堀内幹事長が早々に、おれがばたばたしている

(現代ジャズ世界ランキング102なんて徹夜して作りながらCD聴きまくって睡眠サイクル狂わせてへたっていたりする)

20年ほど前に、ニフティの音楽サイトで知り合っていたsightさんが2年越しの執筆オファーを受けてくれて、これまたどの方ともまったくかぶらない独自のセンスでのアンテナで、たしかユーロロックプレスとかでも書いていたかと思うけれど、またにぎやかになりますね、ぼくたちの耳のスタンドバイミー。

福島恵一にいさんがディスクレビューを更新されている。

ディスク・レヴュー 2012年10月〜12月vol.1


でやあー、どれも欲しいー。世界で限定100だとか。原田さんはごっそり買うだろうなあ。ああ、おれの分はあるだろうかー。聴きたい聴きたい聴きたい。

Vol.1であるから続編があるようだ。な、なんとアナザーティンブレのCD6枚組を、今年のベストとも言うべき作品、と予告している・・・、すわ!とわたしもネットで購入したい誘惑にかられるが、ただいまカードは使えません、ですし、か、金がないのだ・・・

今年度から、ウェブデザイン更新作業を、このわたしがやることになっているので、その学習、研修もやらなければならない。うううん、うきうきして楽しい!!!

どうしてこんなに音楽は楽しくて飽きないのだろうー、なんか気温20度という陽気によく眠れるし絶好調だし、コンサートの予定もがんがん入れているし、がやがやした未来が遠くの街から行進してきているみたい(クリススピードの新作もぞぞけラッシュみたいだ)

眠れないざわめきが田柄の夜を満たしている・・・、おれが夜勤だからか。わはは。

FBでひろった画像。レノン夫妻とマイルス。ジャレット・トリオの妖怪じじい状態の近影。
わああ、みんなおれに向かってほほえんでくれているー







2013年03月08日(金) ピンクのふくろ




ハットトリックを決めた香川真司の試合後にサインとシボレー運転席ツーショットを決めて帰国したみいちゃん、
のど鳴り笑いがかわいいスレンダー美人のひばりちゃん。

副都心線で渋谷、井の頭線で明大前、キッドアイラックホールで自主制作映画うらぎりひめを観てくる。明大前なんて何十何年ぶりかわからんくらいな外国みたいだし。

舞踏を観るくらいのスペースにパイプ椅子30というかんじか。パイプ椅子自体もキツイし、パイプ椅子連結も狭すぎだわ。隣に乱入するよに座った小柄なオッサンが浮浪者の臭い!おいおい、パリパリコンビニおにぎりを2個座席でむしゃむしゃ。映画を観ながらも、クックッと展開場面ごとに嘲笑するよな声を出し、この臭い御仁、監督の知り合いらしく終演後すぐに出口で監督に何やら話しかけて消えていった。

70年安保闘争を学生で過ごしたであろう世代らしい寓意に満ちた映画と言えるか。オンナたちは蹂躙されていたのだろうか、その場の歓びに向かう弱さゆえにわたしたちはこの国のようにそのまま。加害者も被害者もわたしたちだと感じるわたしには、いいわよね、という映画だった。

マイナーな存在として右翼の街宣(これは聞くに値するまじめだものだ)、国際指名手配写真の顔、日本共産党ポスターが映されているが。なあにそれ?

主人公の婆さんは雇ってもらって大金を稼げるいい仕事(CM出演)させてくれた社長を、今になって、本当に刺したい相手(群馬の大将って中曽根のことなの?)の代わりに刺そうとするのだ、イミフ。

右翼チンピラくずれのオッサンが動けるのに障害者手帳持ってて家電製品有線放送のアダルトチャンネルを踏み倒して屋外アンテナ壊しておいて壊れただの損害賠償だの怒声を飛ばしコタツの上には日本共産党市議の名刺があり世話になってるんだとニヤリと笑う、そんなわたしのまわりのリアルには負けているでそ。井の頭公園夜歩いてオジサンがごちさせてくれるのはあとでごちするからねという文法をトボけてさも被害者のように喫茶店で吹聴するよなそれでいて日本人妻してるギャル、にもね。

おれは映画見じゃないんでね。

ボッとん便器の底からミシェル・ドネダが笑う「死の声」には可笑しかった、ドネダのソプラノサックスが聴こえてくるようだった。

音響とサウンドはまあまあ良かった。心象なり映像を異化するようなサウンドの使い方はしていない。311が起こって映画にリアリティが出てきたという世辞は311は背景ネタに過ぎないように思う。それは悲惨な現実を簒奪している。わたしも愛国はあるけど、第二の敗戦だという言い方にはほとほと飽きている。憎しみ、ですか。よくわかりません。


2013年03月07日(木) 法王モティアン亡きあとの現代ジャズ世界ランキングを更新する2013年3月付




2月に実家に帰ったときに亡き母の衣装箱のひとつに「お水取り」の文章が貼りついていた。話したこともなかったのに。

Nico Muhly の音楽はどうですか?


という問いかけをいただく。

この透明さ、解像度、ネオクラシカルに分類されてるのはちょっと・・・

法王モティアン亡きあとの現代ジャズ世界ランキングを更新する2013年3月付け。
どこをどう比較しているのかランキング、CD屋で新譜を見かけて購入優先度を想定。

1. Thomas Mogan 2. Chris Speed 3. Henry Threadgill 4. Kikuchi Masabumi 5. Mary Halvorson 6. William Parker 7. Manabu Hashimoto 8. John Hollenbeck 9. Mark Turner 10. Hashizume Ryosuke 11. Fred Hersch 12. Tyshawn Sorey 13. Craig Taborn 14. Tony Malaby 15. John Herbert 16. Tim Berne  17. Chris Potter 18. Marc Ducret 19. Gerald Cleaver 20. Jacob Anderskov 21. Mat Maneri 22. Ichino Motohiko 23. Ben Monder 24. Benoit Delbecq 25 Eric Harland 26. Stomu Takeishi 27. Jeremy Udden 28. Eivind Opsvik 29. Natsuki Tamura 30. Kurt Rosenwinkel 31. Wayne Shorter 32. Christoph Irniger 33. Joe Lovano 34. Jakob Bro 35. Thomas Stronen 36. Bobo Stenson 37. Todd Neufeld 38. Christopher Tordini 39. Theo Bleckmann 40. Brandon Seabrook 41. Lee Konitz 42. Ches Smith 43. Baptiste Trotignon 44. Kris Davis 45. Joe Morris 46. Eyvind Kang 47. Jozef Dumoulin 48. Rafiq Bhatia 49. Takayuki Kato 50. Larry Grenadier 51. Becca Stevens 52. Jeremiah Cymerman 53. Arve Henriksen 54. Wynton Marsalis  55. Oscar Noriega 56. Nasheet Waits 57. Kenny Wollesen 58. Jim Black 59. Bill McHenry 60. Asuka Kakitani 61. Bill Frisell 62. Billy Mintz 63. Chris Lightcap 64. Esperanza Spalding 65. Ernst Reijseger 66. Noel Akchote 67. Tomas Fujiwara 68. Bruno Chevillon 69. Sara Serpa 70. Charles Lloyd 71. David Virelles 72. Ellery Eskelin 73. Anthony Burr 74. Michael Formanek 75. Vijay Iyer 76. Dan Tepfer 77. Jeff Ballad 78. Tomasz Stanko 79.Steve Lehman  80. Samuel Blaser 81. Hugo Carvalhais 82. Jeff Cosgrove  83. Rob Brown 84. Lucian Ban  85. Michael Pinto 86. Bojan Zulfikarpasic 87. Darcy James Argue 88. Brad Mehldau 89. Achim Kaufmann 90. Michael Attias 91. Skuli Sverrisson 92. Manu Katche 93. Colin Stetson 94. Matt Mitchell  95. Steve Coleman 96. Paal Nilssen-Love 97. Claudio Puntin 98. Andrea Parkins  99. Anders Jormin 100. Eugene Chadbourne 101. Chris Cheek 102. Christopher Hoffman 

書いている日記の文章はなんとも薄くて日々写真だけでいいような気もする

1967年、砂川の町から函館駅に着いてはじめて目にしたのは
6階建てもあるような「わこうデパート」の二重のハートマークが電光で色彩が変化しながら輝いてる巨大な建物だった
「あんなおっきいたてものがあるー」と父母に指さした記憶がある。

撮影は99年。




2013年03月06日(水) 杉並区中央図書館から借りていた4CD




本の雑誌のバックナンバーで福井優子著『観覧車物語』を知り、光が丘図書館に所蔵されていたのでそのまま借りて。

今日は夕方から荻窪本社で会議なので杉並区中央図書館から借りていた4CD、いまさらなんて言わないで、いやいや20代に聴いているさ、手元に無いだけさ。やっぱトリスターノ、ギルエヴァンスはこれかなー。

返却しに行かなきゃ。ハインツホリガーを借りてこよー

画像の9枚は。

スタックリッジ山高帽の男、恋のマイアヒ、林栄一トリオ+三上寛、
ギルエヴァンス、ガボールザボ、ショータージュジュ、
トリスターノ、コルトレーンインフィニティ、クリスチークマークターナー「ジョーと名付けられた女の子」。

音楽は何度出会っても新しいみたいだ。

とゆうか、やっぱCDがいい!CD一枚にジャケとか曲順構成された世界観がまぶしい!

鳴っているロジックをたどる身体的快楽、響きの空間を視るその先、創造者の視線のありようを含めて時代といったものとのテレパシーのような交感と同化してみること、夢の中に居るように。

此処が奈良の校外のファミリーマートだと思ってみる。

此処が砂川市と滝川市の間にあるコンビニだと思ってみる。

今が1988年だと思ってみる。

今が1966年だと思ってみる。

司修『孫文の机』を読むと、226事件のリアルな物語に触れる、と、いやはや現在のアベノミクスの株高、値上げ値上げ、癒着、腐敗、隠蔽のこの国の、同時に、ファシズムに思考が実を持たせようとしている対抗側の危機意識の盛り上がりを重ねると、同様な出来事が起こらないのが不思議な気もするのですが。


どうもどうも、やあどうも、いつぞやいろいろ、このたびはまた、まあまあひとつ、まあひとつ、そんなわけで、なにぶんよろしく、ナニほうは、いずれナニして、その節ゆっくり、やあどうも。
(高田渡)


札幌はまだ雪がたくさんみたいー





2013年03月05日(火) 「サブカルガールまどか / バニラビーンズ」




日経のタワレコ広告。これらで聴いてないのは4枚だけだよー。

しかし、またしても仕事中に天井から鳴る有線ポップスにやられてるんだわ。

「サブカルガールまどか / バニラビーンズ」
ブルーな旋律ラインが

「悦ト鬱 / 己龍」
琴の音色が

うちに帰ってきてYouTubeで聴くとしょぼい!やめやめやめ



05年あたりの編集CDRがごさっと落ちてきて
マツケンサンバ、アディエマス、青春に捧げるメロディー、イエルケクク、アザナエル、恋のマイアヒ、FMRポールニルセンラブ、ボボステンソン、ドネダ徹、ウイリアムパーカー、ハルカリ、新日本紀行のテーマ、Darty Old Man、肉体関係クレイジーケンバンド、高田渡、ジャックスマネキン、坂本真綾、庄司紗矢香、浜崎あゆみ、EXILE、電気グルーブ・・・

当時、城東エリア〜千葉エリアを走りながら聴いていた風景や気持ちがよみがえってくる。

過去は憶えているつもりでも覚えていつづけることができない。

Adiemus-Beyond the Century


ごはんが余って、冷えごはんになっているので・・・

いただきものの伊藤ハムの巧技の粋直火焼ポークローフとにんじん2本だけで・・・カレー!

ぬああああ、ポーク肉のサイコロが多すぎるうううう



こないだFaceBookで大江のダンナがリンクしたブランド品毛皮動物の中国における惨殺映像、
China animal cruelty industries. ご注意:残酷な場面が含まれています


まったく、ひどいわー。チベットの若き僧が焼身自殺し続けているのと、同じ相だわ。

ディズニーランド化するなんとか、とか、帝国ホテルのアメニティ、とか、

及川のおじさんが「実態と言うモノは、何でも有るんでしょうが、これは残酷です。肉を食らうことも、有名ブランドの革製品を買うことも、どっちもどっち、なんですね。」とコメントくれた。


まったく、ミスチル「HERO」じゃないけど、こんな世界を見たくて生きているわけじゃないんだ。ぼくらが見ていたいのは希望に満ちた光だ。就職が決まった若者が原発の記事にリンクをはるのをまあまあまあといさめているおれ。聖徳太子は世間は虚仮だと言って、あれは自殺したんじゃないのかな、世間は虚仮だなんて宮台真司に1500年も先行していたのかなあ。

とあるフリージャズ奏者の実態というのも知ったよ、うそとはったりとガイキチではないか、サウンドと変容のありようでおれが評価できないと断じた背後にはやはりあったね、そういうのが。

五感、第六感を研ぎ澄まして、生きるのさ、ホントウを知らなくても、知識が足らなくても、未来は今から作るのさ、なあんて思いながらどんどん部屋のモノを捨ててる、究極はアルファードハイブリッドに5万曲くらい音楽載せて住所不定の流浪の温泉めぐりコンサートめぐり中古盤屋めぐり高野山伊勢神宮出雲大社めぐりをして港ごとに恋人を作るのさ。







2013年03月04日(月) 売却するCDを100枚掘り出し




売却するCDを100枚掘り出していたら、出てきた4枚。

Werner Bartschi (p) REC REC MUSIC の2枚
上がケージとシューマン、下がケージ、シェルシほか。
ベルチはECMに1枚ピアノ作品があったか。

Andre Ricros / Luois Sclavis Quartet SILEX レーベル (Y225003)
“Le partage des eaux” のジャケ違い同一作品。

おお。げげげ。おっと。これはー。すげー。と
自分の部屋の中で夢の中古盤屋状態になって、疲れ果てるのであったー

ホイーラー、ウインストン、テイラー、The Maritime Jazz Orchestra の Siren’s Song (just in time)
ライト・ブレイン・パトロール マークジョンソン、ベンモンダー、Arto Tuncboyaciyan

なんていう懐かしい盤も出てきた。うええー、これは名盤だあー



2013年03月03日(日) ジョーマネリとブノワデルベックの世界標準化




これたしか昨年の東大寺お水取りの深夜にひいたおみくじ「大凶」だったやつだわ、今年リベンジおみくじしようと思っていたが来年に延期だー

このお、二代目グランディスにはCDプレーヤーが付いてない、せいで、FMで岩崎恂奈というピアニストにピピッと電流が走り(まだビッグネームになっていないところがまたたまらんぜよ、おぢさんが耳のパトロン気取りなむ)、

年末の都響公演で萎えていたクラシック耳が復活、サリマン先生からまたクラシックの招待状をいただけるようにして東京文化会館やサントリーホール、紀尾井ホール、すみだトリフォニー・・・、・・・あ!それ以外の会場の公演はパスだなあ、朝日新聞のホールや白寿ホール、東京芸術劇場といったクソなホールはパスだ、オーチャードもタケミツメモリアムもいまいちだ、日比谷公会堂や王子ホールは行きだ、と、書きながら気持ちがはっきりしてくる。

国立能楽堂へ能を観に出かける生活は来年からさー、って、ウチの会社持つんだろうか・・・、と、はなはだ笑えないハナシだが、ただでさえ赤字転落だというのにポストが2つも減っている今月。

おれが15年前から「ジョーマネリとブノワデルベックの世界標準化」を騒いでいるブノワデルベックと、おれが天使のピアノとして絶賛しライナーも書いているグラミーノミネートでいよいよ世界標準したフレッドハーシュ、こ、この二人がダブルトリオでレコーディングしていたというのだから気分がいい。ざっと世界規模で業界をリサーチしてもこの二人を掲げていた耳はおれしか居ない。どうだ、すごいだろ、ステテコ姿でアパートの外出し洗濯機に洗濯物を入れているおれは光っているではないか?おい、そこのおねえちゃんよ。

しかし、ジャケがクズだな。聴けば宝になるか。

きよりんとかなみんが二人で浅草でお洋服を買ってきたという。すまないな、1万2千円しか軍資金あげられなくてよ。









2013年03月02日(土) ニューヨーク The Steinway Hall 前




スタインウエイに関しては、『ピアノの骨格であるフレームから「steinway」の銘が消えている』という事実をNewYorkで確認したかったのです。

創業一族が同社を手放してから現在3社目という現状がありますが、企業買収の定法手法である『「ブランド・バリュウ」を利用して、短期間に安価な商品を多売し、買収費用を回収し、且つ利益を上げる。』をこの3社は行って来て、本来の『本物steinwayのクオリテイを保てなくなっている』というのです。結局、心在る奏者は50年代から70年代にかけてのビンテージピアノをレストアして使用している現状があるということです。グールドやホロビッツが地下の倉庫に行って、よさそうなピアノを選ぶという事はもう起こらないという事です。

ニセコロッシ氏のレビューに、キャトル東急に眠って滞在中のホロビッツが手を置いた、「ローズウッドのsteinway」を聞くコンサートのレビューが在ったと考えますが。心あるニセコロッシ氏は「つまらない」の「一言」でレビューを片づけていたような記憶があります。Steinwayが最上でも音楽は奏者できまるのです。

先日のNHKBSでポリーニが弾いていたsteinwayはグランドサイズより小さかったですが、音は信じられない音でした。NHKの録音チームの腕がいいのだと考えますが、あの「fobio」?とか側面に書かれていたピアノの出所をしりたいです。

「U2」が音楽を手がけたミュージカル「スパイダーマン」を見に行ったのですが、「U2:ボノ:エッジ」を全く知らない私も感激する音楽内容でした。しかしYOUTUBEで見られる「メイキングビデオ」で、主役に音楽をつけボノ自ら主題歌を歌った瞬間の「音楽の異常な違い」にはとても驚かされます。音楽の質は同じなのに、エッジのギターも同様に、この『次元の違い』は何なんだろうか。菅原洋一の「ツナミ」拝聴以来の感慨でした。

小さなサロンで弾かれていたピアノがカーネギーホールのような大きなホールで弾かれるようになってからピアノに求められることは、遠くで音が響く事だそうです。ハープを思わせるフレームに様々な細工をすることで、遠くで鳴るピアノにしてきた。好いスタインウエイは近くで大きい音を出すそれではなく、近くで聞くとカタカタ音しか聞こえないのに、客席だと音が響くピアノだそうです。 店舗中央のショーウインドウに飾ってあるフレームは昔からあるもので、鋳型にスタインウエイの銘があるものだが、店内を今回は入らなかったので確認できませんでした。スタインウエイJAPANで「BOSTON」なるピアノを出していてさも、ニューヨーク郊外で作っているのもと思っていたら、スタインウエイの社名の下でKAWAIが作っている事を今回聞いた。驚いた。最低YAMAHAでしょ。ピリスを含めYAMAHAをみんなが弾いているのが何故なのか、解ったような気がする。

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何十年もクラシックを聴いている耳だけあって、するどいところ突いてますな。

シーソゲーム(これはミスチル)を1曲目にして80年代ベストヒットUSAトラックを16曲つなげて、
バッティングセンターに行って、ツタヤで毎度!浦安鉄筋家族7巻、

アフリカ、恋のハッピーデート、タイムアフタータイム、レッツゴークレイジー、テイクオンミー、ふたりのイエスタディ、グラマラスライフ、ニューヨークシティセレナーデ、ベティデイビスの瞳、ネバーエンディングストーリーのテーマ、レッツダンス、カーマは気まぐれ、堕ちた天使、コールミー、マイシャローナ、9トゥ5。

ちょっと即興を2トラック、

Tetsu Saitoh / Michel Doneda / L� Quan Ninh @ Inage Candy


これは見てはいけないんですよ、目を閉じて、聴いて、
何が行なわれているかではなく、音だけで視るんです、
鉦が響きはじめるともう桃源郷ですね、
どこか知らない場所に到着しているのに安堵する響きに至ります。

Tetsu Saitoh / Michel Doneda / L� Quan Ninh + Daysuke Takaoka @ Inage Can


これも映像観ないで、風だとか動物だとか自然を感じる耳構えで。
これがちゃんとロジックをもって音楽しているんですよ

どちらもレカンニンがいい仕事してますね


2013年03月01日(金) 『黒い肺 旧産炭地からの報告』




『黒い肺 旧産炭地からの報告』沢田猛著・未來社1995を読んでた。

午前中に郵便局まで歩くと暖かい風が強くて、それが花粉を大量に含んでいるため、口をすぼめて呼吸して歩いた。

かれこれ15年夜勤生活しているせいか、花粉がまだ身体の臨界点まで溜まっていないらしく、花粉症になっていない。花粉はすぐにわかるからなるべく出歩かない。

今日は「うらぎりひめ」を観に行くつもりだったけど明大前って2回も乗り換えて歩くのかと思う。10年以上行っていない街にはメランコリーの花粉症が降っているのだ。この暖かい強風の陽気では、外出できないわよ。

友だちが三善晃を聴きに宮城までお出かけ。


炭鉱でも朝鮮人中国人差別の横行。







Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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