Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2012年02月29日(水) うるう年

うるう年というのは地球が太陽のまわりを回るのに365.2422日かかるための調整で4年に1日ふやして、さらに微調整で400年に3回うるう年を無くします、さらに4822年に1日微微調整が必要です・・・




まあしかし、この惑星が、水が液体と固体に変化するプラス15度くらいでこの環境になったというのは、すごい奇跡だし、
おいらも36度前後に体温を保って、温まれば免疫力が多少上がったり、
生まれて老いてゆくのは葉っぱが伸びて枯れ葉になって落ちることで、

祖父が傘靴包丁修理をしていた仕事場の回転ヤスリと火花の音や、
叔父が自動車修理工場をしていた高圧水洗浄の音や溶接の音、

CDを聴く

デヴィッドシルヴィアンにも似たオリジナルなヴォイスがあるサックス
長身甘いマスク真実にしか興味がないような純真な性格
そんなもんはおれはいらねえグルーピーのねえちゃんにあげようではないか
あ、そんなとこもデヴィッドシルヴィアンにも似てたりしてな
翳りのある旋律
どこか彼方を眼差すような絶望の淵から還ったような旋律
コンポーザー橋爪が牙を剥く
クールジャズ〜トリスターノで研鑽した運動神経は時にマークターナーを凌ぐインプロヴァイザーぶりを閃かすわけだから今すぐにニューヨークに行ってモティアンのバンドの門を叩けとおれはかつて断じた
しかし彼はそうしなかった
ばかもん
橋本学のタイコがあった
おれは日本人ドラマーは外山明と本田珠也がすごいと考えていたが
なんなんだこの橋本学の「化け」具合は
モティアンの奥義を自家薬籠中にしているではないか
思えばあの伝説の名演「十五夜」は橋本無くして成立していない
いや誰かが欠いても成立していないのだが
橋本学よ、今すぐアイヒャーECMの門を叩け


2012年02月28日(火)

菊地雅章トリオECM新譜レビュー、及川さんのサウンドチェックでモティアンのレコーディング時の写真が写っています。


2012年02月24日(金) 舞楽



じゃぽ音っとブログで、
たいへん貴重な舞楽の演奏がCD化されたという記事。

雅楽の演奏はかつてはもっとのほほんした演奏だった、とは、おれも絶対そうだとおもっていた。もちろん張り詰めた緊張感のなかで、沈黙との対峙がベースにあるアートな演奏も素晴らしい、言うまでもない。20世紀の達成として。

ふふふ、サッカー選手に例えている宣伝文章に惚れ惚れするし。それで全国で初回注文が18枚!なんてのは、なにが日本は文化の国なものか。Amazonでは買いたくないんだよなあ、

乃木坂46や少女時代を買っているばやいではないのだ。


2012年02月23日(木)

寒さのゆるんだ雨だったから、ももひきはかないで川越まで来てしまった。天保3年1832年創業のうなぎ屋いちのやで腹ごしらえ、う、うめえ…さ、さすが小江戸と称される川越だ、おれは京都に見立ててうっとりと街並みをみるんだけど…



2012年02月22日(水) Mark Fry盤

おだる、というのは調子にのる有頂天になるという北海道の方言なのですが、やはりなんというか子供が浮かされている軽い躁状態とわがままな感じが混じっている語感なのですね。ベ平連小田実っぽさも勝手に加味してますが。

1月のおふくろ病室泊り込みで「あー!くるまで豪雪の岩見沢に行って遭難してえー!」とおだっていたのはおれです。

中学3年ときに生活常任委員長だったおれが中学1年の今でいうとラブプラスの小早川凛子みたいな後輩マアちゃん立候補の応援演説に立ったのだな35年後の小早川凛子は今でいうとサリマンせんせいのようでベッドの上で大人の紙おむつ2枚と500mlペットボトル頭部にキリで5箇所穴あけた温水6本でおふくろの頭をシャンプーしてくれた神業を披露してくれたのだったマアちゃんにマサノリくんなにおだってんの!と笑われたのだった。

乗る飛行機はエアドゥ、お菓子はカルビー、お米はきらら397と北海道びいきしてるのはやはり故郷という意識ありなんかなあ。

今日はじめて北海道1ばんのお米ゆめぴりかを買いました。

・・・わお!

福島恵一さんのベスト選出記事が連続更新されている。ううう、兄ちゃんそんなに耳の渇望状態を煽らないでくれ。Mark Fry盤には、驚くべき傑作というキラーフレーズ!すぐにAmazonしてしまいました、あって良かった、ついリストを次々にカートに入れたい誘惑にかられるのだが入手困難なのは財布に歯止めかかるのでほっとしたくらいにして。エレクトロアコースティック系のリストで視聴してると、iPhoneのしょもないスピーカーなのに世界の底が抜けてくのを眺めてる気になりまする。ああ、仕事に疲れてもこの世界が広がってるではないか。

musicircusの年間ベスト、ニセコロッシJAPANを記述してますう、菊地成孔DCPRGインバルス盤全米デビューをおれは掲げますぜだんな。


2012年02月21日(火) 大往生したけりゃ医療とかかわるな

幻冬舎新書「大往生したけりゃ医療とかかわるな」。
そりゃないぜ、一年遅えで、やっばりな。
おれは04年5月31日「死のプログラム」で書いたように、DNAに備わった身体の安楽死プログラムを学習していたのに、んがが
あれだで、医者との家族面談でもおれは「とにかく痛くなく逝かせてやってほしい」と明言してよ、そばできいていたおふくろから面談後「アンタは医者に絶対に治せ!と談判したりしないのかい!あたしゃがっかりだよ!」と文句言われたくらいなんだな、
だからさ、あの12月13日に朝居間のソファーでおれと「まさのり小樽行くよ…」「動けないんだから無理だよお」「…そうかい?」と言ったきり眠ってしまって、おれも昼寝にはいってオヤジはテレビを観ていて、なんかデューラーの絵画だつたかメランコリーと時間が支配するしんとした時間が流れていた、
おふくろは息をたてて微熱を出して血圧をさげていたのだった、
家族が揃って昼寝をしているあいだに、眠るように、
夢見るように眠りたい、
あんときおふくろは天国への階段をのぼっていたんだぜよ、
ジミー・ペイジ!ギター!
きっと
もちろん切除して抗がん剤治療が有効な場合もあることは知っているがね、
検査なんか受けずに医者には行かずに、
いやはや
読まれるべき新書だが、じつはみんな身体が知っているはずなんだよね。


2012年02月20日(月) 鷲神社

2月はあたまから12日休んだので残り17日全出勤しようと思うていたが、労基上そうもゆかぬ今夜は休みに。

夜10時まで美術予備校で芸大をめざす次男を新宿でひろって、御茶ノ水小川町の立ち喰い寿司屋でわたたたとほおばり、浅草の鷲神社で清らかな気をいただき、田端のアジアンダイニングでカレーとナンで午前0時を迎える手前。芸大1次、芸大2次、健闘を祈る。

いつも通っている浅草国際通りでふと鷲神社につられて立ち寄ったのだった。

うおがしにほんいち、寿司は元来立ち喰いだった?まいっか、さすが激戦区神田だけあっておいしかたなあ。

夕方に蕎麦を食べていたし、部屋に帰りチョコソフトクリーム食べてるし、これで84キロがやせたとするなら深刻な病気だ。

日課の編集CDRは、ハーフネルソン、ザストロークス、ステファノボラーニトリオ、鈴木昭夫、新居昭乃、マイスパレード、今村泰典(リュート)、七代目芳村伊十郎(長唄)、ヴィジェイアイヤー。


2012年02月18日(土)

グリーンアクティブ。宮台真司と内田樹の来るべき対談も楽しみだが、小林武史!ミスチルマイラバサリュウの、も、賛同者だ。坂本龍一、デビッドシルヴィアンも…て英国人はちがうか。あとはだれだろ。小沢健二は?菊地成孔は?マークラパポートは?田中宇は?宗教学者が中心にいるのはいいことではないか、中沢新一、NAMの降りかたに批判はあったけど、知の巨人の軌跡としてはやはりすごいと思う。


2012年02月17日(金) アンセーニュダングル

チャーリー・パーカーはNYにきた現代音質作曲家エドガー・ヴァレーズに、おいら料理人やりますから作曲教えてくださいと頼み込んだそうだいね。

アンセーニュダングルで彼女が間違えられたのは。
ジョンコルトレーンとジョニーハートマン。
音楽はプライベートな思い出を連れてくるためにある。
ミルクティーはその後飲んだことがない。

iPhoneですぐにどこの地図でも表示してくれるし、
高野山と小金井と函館とニセコ町と大倉山と練馬の現在の風景を並べて小さな画面に見せてくれる。

東京は思い出の廃墟のようで、とてもここから離れて暮らすことなどできない。わたしはここなのだ。浜田の駐車場や京都の銭湯、高野山の寺、宗谷岬、代々木公園、ぜんぶわたしだ。わたしがいなくなったらそれらはすべて、ない。

どこの暗闇にも、おおきな謎が3メートルくらいの大男になってたたずんでいる。


2012年02月16日(木) 中村とうよう ホーレンベック

いろいろあるがやっぱ仕事はたのしー。川越街道を坂を上り、夜空を見渡すと懐かしい思い出がたくさん散りばめられている、もう誰も憶えていないような小さな歓声や雨上がりの大きな虹や。

地上とは思い出ならずや。稲垣足穂。

中村とうようさんとの思い出がまぶしい記事
じゃぽ音っとブログ「桃山晴衣・チンドン・中村とうよう・説教節」

アダチ宣伝社のCD、また聴いてみるべか。とうよう10点満点!おれはリリースされた当時さっぱりわからんかった。

じゃぽ音っとブログ「瞽女の門付け/鈴木俊哉・吉村七重」

鈴木俊哉、シャリーノ!そんなコンサートがあったのか。




John Hollenbeck Large Ensemble 「Eternal Interlude」 (sunnyside 2009)
これがすばらしい。おれはクロスオーバーイレブンでかかったパットメセニー「9月15日(ビル・エバンスに捧ぐ)」をエアチェックして、人生の軌道を大きく変えてしまった、恥ずかしくてそんなことふつう書けないが、ECM者であったが。たとえば、ディノ・サルーシとヨン・クリステンセンのデュオ「センデロス」に、メセニーの旅性を聴いたように。このジョン・ホーレンベックの作品に同質の歓びを感じる。ホーレンベックはメセニーだ!とのたまうリスナーは世界広しといえどもおれだけだろうが、これは万人に伝わる性質のものだ。いやー、ホーレンベック、You Tubeでアンサンブルのステージ中央に陣取ってバタバタ叩きまくるそのお姿に「おっさん!」と唖然としたものであるが、ただの変態逸脱ドラマーではない。創りたい音楽のヴィジョン、メセニーのスケールのものがあるのだわ。


2012年02月15日(水) グリーンアクティヴ

ああ、ヘコむなあ・・・。1月にプチ昇格して喜んでいたら、母の病室泊まり込み、インフルエンザ、母の葬儀と、1・2月は長期休暇3連打するうちに、あっさりとプチ降格したのだった!またしてもリストラの足音が・・・。やんちゃな愛すべき同僚たちが次々と職場を去っている。部長が何かのたとえで急激な変化が起こる怖さを話したが、会社の状況は厳しそうだ。おいらの仕事は「忘れること」がポイントである特殊業務で(気になるだろ!)、猫的記憶力を活かせる天職だ。ああ、また歌舞伎町で活躍したいものだー。

意気消沈して聴く音楽はジョン・ホーレンベックだ。トニー・マラビーのグループで奇妙な存在感を鳴らし、それは意図してかどうだか、マラビーの不穏とじつに新鮮なバランスを演出した。

ホーレンベック作品を6・7枚手元に並べているのだが、01年の作品にかまけている。1度目の聴取で「ははは、ありがちな試行のトラックばかりだなー」と聴き進めて、ラスト・トラックでドローンの轟音の中でドラを鳴らしているばかりの世界観に触れてしまったら、2度目のあたまからの聴取ではすべてが開放されてウキウキするような戯れに感じられたことだ。明らかに、ドローンの轟音を経てワタシの耳は受信チャンネルを変えたとしか言いようがない。

13日にグリーンアクティヴが立ち上がった。宮台真司の新書「日本の難点」に感動していたので気になる。内田樹も合流するとの話もある。発起人のひとりマエキタミヤコのブログをみると宮崎駿と河村たかしの動画がアップされている。右翼といわれる鈴木邦夫も賛同者だ。鈴木は筆坂秀世との対談本も出した。思想家で宗教学者の中沢新一、アーティストのいとうせいこう、宮台、マエキタが発起人。歌手の加藤登紀子も賛同者で会見に出ていた。

「20120213 グリーンアクティヴ起ち上げ記者会見」You Tube


2012年02月13日(月) コテコテデラックスのキムラさん

職場で年に数回お会いする警備員キムラさん、ぼくとほぼ同い年。

「たださん、ヒューストン・パーソンを買いにワタシは川崎のタワレコまで行きましたよお!ああ、言いたかったあ!たださんのお友だちでタワレコ仙台や札幌に行ったツワモノがいるそうだけど、ワタシも川崎まで行きました!ゴスペル・ソウルってんですがね。すぐに廃盤になるんですねえ。相変わらず原田和典さんのコテコテデラックスの道を歩いていますよお。いま一番欲しいのね、ウィリス・ジャクソンのキープオンナブロウインていう2 in 1のCD化のもの。原田さんのコテコテ本は、もう売ってないのかなあ、ああいう本は重版すべきだなあ、同好のファンが増えないとますます入手しずらいものね。ああ、コテコテCD集めるのに、ディスクユニオン御茶ノ水うるしむら?サンにはお世話になったなあ!たださんもはやくコテコテの世界に来なきゃだめよー」

おお、いいお話だあ。

ホント、原田和典さん、コテコテデラックスは増補再版を願っているファンがたくさんいます。おいらもキムラさんと盛り上がりたいので、遅ればせながら入門したいので。


2012年02月12日(日) ただいま、東京。

ただいま、東京。

母の弔いで札幌に一週間滞在したけど、豪雪の北の大地、2メートル積雪国道で遭難するという岩見沢、流氷が接岸する知床半島、函館湯の川の日の出湯、砂川のラーメン屋幸来さんへの誘惑絶ちがたくも、おいらの頭ん中はアニメの「スノーマン」にしかなってねえし!、風景を見渡せばジョン・アンダーソンの声しか響かない。羽田空港に駐車してあった車に乗って湾岸からスカイツリーが見える高速道路を走れば、せせこまい大都会の道はゲームセンターのピンボールの中のようでもイッツアスモールワールド(ディズニーランドのガイスト)のようでもあり、このコンパクトな小宇宙に戻ってくると、ああ、とてもあの広大な大地ではわたしは負けてしまうから生きてゆけないのだわ、などと思えてくるのであります。

オーチャードで井上道義、自作「鏡の眼」とマーラー9番を聴いたが、そもそも井上とマーラーは相克できるのかと考えるまでもなくちょっと土俵が違う感じ。自作の、すぐに美味しいところを飽きさせずにつなげただけの出来に、井上の弱点ばかりが反映しているようにしか聴こえなかった。これはちょっとレビューするのは無理ですう。

部屋で夜更かし。度肝を抜いたのは現代音楽のサルヴァトーレ・シャリアーノのオーケストラワークス3枚組。こんなに耳に鮮やかなのはペルト、シュニトケ、グバイドゥーリナに遭遇した以来のことだ。現代音楽のCDでこんなに没頭できるのは『射干玉(ぬばたま) ── 小山薫の世界[作品選集]』以来だし・・・。昨年は震災で流れたコンポージアム2011でのシャリアーノ公演が今年行われ、わたしは母の看病で行かれなかったが、聴きたかったなあ。完全に音響を意識しているまさにコンテンポラリーなオケ表現だ。骨格も、表現の明晰さもなかなかのものだ。

29日に行った「益子博之多田雅範四谷音盤茶会4」に関連して、そこで発表した現代ジャズベスト2011をJazz Tokyoに投稿した。益子さんのブログ「うたかたの日々」で言及されたアルゼンチン(!)の音楽サイト「El Intruso」のミュージシャン投票がじつにこれまでの益子さんセレクトに合致しており、「我々のリスティングも捨てたものではないことがわかる」(益子)、「彼らの耳の確かさを世界水準で立証するものとなっている」(福島恵一)と。なんだかこうなってくると、映画スタンドバイミーの彼らのような、益子福島原田福地多田は秘密基地喫茶茶会記に集まって世界をつかんでいるような気持ちになるではないか。いやあ、忘れ難い時期を過ごしているかもしれないなあ。

いけね、2月はまだ仕事に出てないのだった。明日から17連続夜勤をして、がんばらなければ。


2012年02月07日(火)

角のガソリンスタンドで聞いた荒井由実の「あの日にかえりたい」1975
回転寿司屋でながれていたデビッド・ボウイの「スターマン」1972

生前の約束だと薔薇の花束を持ってきた、あと、「おばさんから預かっていたんだ」と父とわたしにバレンタインチョコレートを出した、豪雪の中、留萌からやって来た、いとこのよったんにMVPである。


2012年02月05日(日) 正午に母逝去

正午、幼馴染の父親、娘、叔父、叔母、大親友が病室に集えるときに、
末期がん余命3か月を2年3か月生き延びた母親が最期を迎えた。

家族には最期まで気丈なことばかり言っていたけど、
妹である叔母には、こんなに苦しいとは思わなかった、と、訴えていたらしい。

享年72歳。火葬して、帰り道マイクロバス、札幌は鮮やかな優しい豪雪だった。逝去の報せを受けてから、どこか祝福の空気が親族を包んでいた。


2012年02月01日(水) タダマス4御礼(3) 北里義之さん、福島恵一さんからレビューをいただきました

んかー、夕刻にインフルエンザA型と診断を受け、出勤差し止めをくらったー。

50年近くの時を越えて年末に出たビーチボーイズ『スマイル』、最初はこれまでのブートの破片に妄想がからまって肥大の限りを尽くしていた幻影に比してコンパクトディスクな印象(なんだそれ)だったけれど、んかー、タミフルのんで鶏肉うどん七味山盛りして聴いたら、ああわかった!切ない吐息のかなたに見えるこのサウンド風景がそうなのねブライアン。メイでもジョーンズでもなかとよ。

タダマス4:益子博之=多田雅範「第4回四谷音盤茶会@喫茶茶会記(四谷三丁目)」、取材いただけた北里義之さんからさっそくのレビュー。

「news ombaroque」
そうなのよー、ミゲル・ゼノンもヴィジェイ・アイヤーもルドレシュ・マハンサッパも、かっちり良さはわかるんですが、交差するサムシングは浮上しない。天丼の可能性を読む耳には、牛丼も親子丼も別腹なのである。

続いて、第1回から皆勤していただいている福島恵一さん。われわれのこの催しの可能性や価値といったものは福島さんの鋭利なテキストによって見えてきたのである。福島さんにはPlay Your Own Thingと出会った頃から言われている気がする。

「耳の枠はずし」

苦し紛れの土俵際「もうおれがモチアンになるしかないと思ってんだよね!」と、神ドラマー橋本学さんに向かって言って「しまった!」と思ったがもう遅い、後方のかわいいお嬢さんたちが笑みを投げてくれて救われた、あはは。ろ、ロラン・バルトですか!把瑠都関の笑顔しか浮かばん。

益子博之が掲げた現代ジャズベスト10を福島恵一が読む。すごいことだ。

今日もまたロクな喋りができなかったなあと頭を下げるとき、福島さんのレビューを読んで、おおそういうことなのかー、フレージング/フォルムからトーン/マチエールへ、なのかー、クレイグ・テイボーンとクリス・スピードにおれたちが感じていることは、そういう地殻変動を指している可能性があるのかー、と、度肝を抜かれる。ジャズ・ファンじゃないと言いながら、最もジャズの可能性のありかを批評しているのが福島さんではないか。そしてそれはこのイベントにかかわったみんなの成果なのかもしれないのだ。

えー、わたしの家族のみなさん、親類のみなさま、まさのりはかように幸福に暮らしておりまするので、むやみに回転寿司で金の皿を食べたり、社会的成功に恵まれない外見的な不遇を同情するような語りは差し控えいただきますようよろしくお願い申し上げます。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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