Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2016年11月30日(水)   理由が必要になるのは愛が冷めた時 

自分にとってへし切長谷部って何なんだろう、というのを仕事中に考えてました。
あれは物だから、究極的には私が何を言ったところで決して何かを返してはくれないのですよ。


 2016年11月27日(日)   刀は道具 

刀ミュ千秋楽のライビュに行ってきました。
17時開演だと思い込んでたので、1時間おおたかの森で潰すの大変でした…。

テニミュ2ndでリョーマを演じきったプリンス・オブ・テニミュこと
小越さん(ペダステでも主演経験あり)を脇役に配置する贅沢布陣。
一番最初のビジュアルの時点から小越さんは格が違っていた…。

実際、稽古でも小越さんas堀川、流司さんas加州、鳥越さんas安定の3振りと
他のメンバーとでは熟練度が違って、残りの3振りは特訓を必要としたとか。

選ばれなかった刀(沖田の愛刀としての安定、実用品としての蜂須賀)と
選ばれた刀(加州、長曽祢)との対比をメインに据えていたのですが、
とにかく新撰組の存在感があり過ぎて、刀は所詮道具だと思い知らされました。

特に沖田役の人が、本来はアクション俳優みたいでムキムキなんですよ。
綺麗な顔立ちなんですけど。池田屋で倒れる沖田、あるいは処刑される近藤など
人間キャストがやはり歴史を作るメインだと(disってるわけではない)

何気に花丸はミュやステと同じ時代(今剣の厚樫山や本能寺など)に
触れてるんですけど、心の揺さぶられ具合や大胆さが全く違うと感じます。
及んでないというか。ミュではなんと安定が新撰組に潜入してしまいます。
奥澤、という実在した隊士(あまりに存在感が薄すぎて、壬生寺に出入りしていた
子供にも認知されていなかったそうです)になりすまして。
その固有名詞を見ている段階では知らなったのですが、良く調べると思いました。
さすがは何回もフィクションで取り上げられている新撰組というべきか。

2部は楽しめましたけど、一番盛り上がったのは新作に大倶利伽羅が出ると
発表された瞬間かもしれません(苦笑) 露出的な意味で難しそうな男士ばかり
選んできたように感じられましたけど、果たして…。

2016.12.25 wrote


 2016年11月17日(木)   文化財 

久々にトーハクへ行ってきました。おめあては15日から亀甲貞宗と入れ替わりに
登場した厚藤四郎(とうらぶ開始後二度目の展示)と、特別展・禅展。

トーハクは常設展だけでも1日潰せるぐらい展示物が多い(建物多いし)のですが、
体力あるうちに特別展を…と思って最初に平成館に向かったのですが、正解でした。
1600円取るだけあって、中身大充実でした。舐めてました…。
大陸での禅の起こり、日本の名山の紹介、戦国武将と禅僧の師弟関係、
禅が契機で伝来した茶文化、お寺の壁を飾る襖絵、といった構成でした。
わざわざ後期展示で話題の若沖を追加してくる商売センスも。

自らのうちにある仏性を目覚めさせるべし、という禅宗は文献を重んじず、
師との問答や座禅によって悟りを目指します。よって、釈迦から脈々と続く
師弟関係の系譜が重視され、定型構図による師の像(2次元絵画も
3次元彫刻もあり)がどの名刹の紹介でも必ず出てくる流れとなっていました。

一番見たかったのは戦国武将のコーナー。
今川義元の師が人質時代の家康を教育した話や、
信長が天下布武を言い始めたのは禅僧の影響といったたぐいですね。

信長も秀吉も、そして黒田長政も、なんだかんだで一番有名な
肖像画と似たような顔をしているのだと思い知らされる展示でした。
展示替えして違う信長像が出てきても、顔の作り一緒なんですもの。
信長は仏教を嫌悪していたわけではなく、使えるものは使う主義だったのでしょう。

長政はキリスト教を棄教したりという宗教遍歴をたどった果てに、
晩年は禅宗に帰依するようになります。これも父親の影響だから驚き。
父親の宗教ちゃんぽんは、付喪神を語る上では外せませんから…。

出展されていたのは、広尾の、お墓もある祥雲寺にある肖像画でした。
馬上像と同じしかめっ面で、僧衣を着崩し、枕と服には下がり藤(not藤巴)の紋があり、
脇には糸巻太刀を置き、扇ぐものを手にしている長政。
亡くなってから日が浅いうちに作ったものだそうです。
後ろの賛もじっくり読みました、百戦功成、武家棟梁人宝剣。

茶器展示で、新田肩衝があるのには驚きました。徳ミュの稼ぎ頭?
徳ミュでは見たことがなくて、前回見たのはキューハクの戦国展でした!
瑞厳寺の政宗像みたいに、他の展覧会で見た!というアイテムも散見され。

厚くんは修学旅行の女子生徒に大人気でした。
本館でシャッター音がやたら響いてる部屋と言えば13室ですから!(苦笑)


 2016年11月13日(日)   冠 

最終日だった瑞巌寺と伊達政宗展に行ってきました。
伊達政宗と向き合わなきゃいけない立場に自分を追い込んで以来、
ずっと行きたかったんですが、目玉展示物があるうちには行けませんでした…。
政宗の遺物は仙台市博物館の所蔵品で、良く貸し出されるのですが!

とにかく政宗は字が綺麗な人でした。
手紙魔でもあるんですが、割としょうもない系の手紙でもそこそこきれいな字で。


 2016年11月05日(土)   人工甘味 

2.5次元の雑誌って思ってた以上にたくさんあるんですね(挨拶)
和田さんもたくさん取材受けてて。
改めて刀ステのキャストが豪華だと実感した次第。
今日ずっと探してた2.5次元walkerは見つからないままだけど。

今日はカラ鉄行ってきました。まだアニメ映像は1話の曲しかないんですな。
OPの2番は4話ぐらいまでのカットがいろいろ出てきて、主お世話係が出てきた時は
固まってしまってマイク取り落としそうでしたが。早く織田組EDもアニメ映像入れて!

コースターは3杯飲んで沖田組コンプでした。というか7分の4が安定!
沖田君の生まれ変わりかよ!(笑)
部屋に入るまでと我慢してた織田組ドリンクは、グレナデンシロップと
烏龍茶が混ざり合ってなくて、一瞬甘いかと思わせておいて実はそうではないという
それが織田組らしさなのか?と思ったりしました。沖田組の炭酸が一番甘くない。
粟田口のミントティーがゲロ甘なのは必然でしょうか。

交換を検索して、AGFでは近寄るまいと思っていた池袋で長谷部コースターを手に入れました。
やっぱり武装している姿が好きです。花丸たくさんグッズ出てますがジャージなので…。


 2016年11月03日(木)   こじれた縁 

11/1の花丸コラボ開始以降、毎日違うカラ鉄に行って花丸ドリンク1杯550円を飲んでますが、
ゲットしたコースター4枚中3枚が安定なんですけど…どういうこと(挨拶)

あんまり甘くない炭酸の1話ED、ホットだけどゲロ甘な3話ED飲んでます。
2話はヒトカラ行って歌った時に取っておこうと思って…。

先月末発売になった、樽助さんと佐藤拓也さんが対談してるspoon 2Di.を
4日間買うか迷って本屋を彷徨った果てに、結局買いました。
最近の本屋は包装がヘビーで雑誌の中身をチェックできないのですよ…。

まずはその前に、spoon 2Di.でも9月に出た舞台版の感想。
宗三役の佐々木ヒデ様と、長谷部役の和田さんの対談でした。

座長経験者もぞろぞろいる豪華キャストの刀ステ。
和田さんはヒデ様にも殺陣についてあれこれ質問攻めにしていた様子。
そんなキャストを束ねる鈴木座長は、何かを言うわけではないけど、
圧倒的完成度を見せつけて、俺たちもこのくらいやらないとやばい、と
思わせるタイプなのだとか、和田さんに言わせると。

最初は長谷部の外見で大人びた役作りをしてみたものの、
言動に見え隠れする織田信長への子供じみた反発、
それを覆っての主への忠誠から、大人の前だと背伸びをしたがるタイプだと和田さんは解釈。
それなら自分と相似していると判断し、やりやすくなったそうです。

話題の軍議は、当初自分のシーンと思うなと末満さんに言われてたそうですが、
2日目のおはぎ事件から一転。事前に食べるものは知らされないとはいえ、
自分がターゲットになったと薄々は気づいた和田さんなのでした。

軍議以外では真剣必殺後の織田刀4振りによる一斉攻撃が印象的なのだとか。
タイミング合わせるの大変だったようですが(あと宗三は着替えも大変らしい)
全てを乗り越えて一つになった、物語の締めくくりにふさわしい一撃のようです。
真剣必殺で脱ぐと知ってからは、絵に近づけようと筋トレも頑張ったそうで。

長谷部の行動原理は戦果を挙げて誉をもらう、主に褒めてもらうこと。
だから時間遡行軍での戦闘では笑みを浮かべているし、渋谷のイベントでは
大勢の主の前だからと終始笑顔で殺陣を行ったとのことです。
胸に手を当てる執事風味の挨拶も、長谷部が主に礼をするならこれだろう…と。

原作で描写されている要素が少ないため、その延長線上のキャラづくりは
二人ともとても大変だったようですが、立ち絵と異なり舞台では
最後にならないと笑わない宗三のステの低さと
(ヒデ様は信長が秘蔵したゆえと解釈)刀身のごっつさを両立させようと
意外に力強く振るってみたヒデ様は流石なのでした。

とうらぶはキャラデザの時点で鞘の扱いを無視してるキャラが多いので、
殺陣は実質二刀流(鞘をずっと持ってる)になって大変みたいです。
原作的には長谷部は鞘を投げ捨てちゃうみたいですが!

今日買ったspoon 2Di.は、皆焼の乱れた刃文を長谷部のクレイジーなまでの
忠誠にリンクさせた樽さんが印象的でした。花丸ではいじられ役ですが、
これも主への忠誠心からまじめすぎてずれてしまうのだとか。
優しくなった燭台切の話もとても良かったです。4ページのために1200円ですから!(笑)


やぶ |MailWeblog