Land of Riches


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 2003年08月31日(日)   HEAVEN KNOWS, ONLY HEAVEN.  

―中田浩二、左膝前十字靭帯断裂及び外側半月板損傷で全治半年の見込み。

タンカで去っていく様子(を伝える書き込み)を見たり、精密検査以前の段階での
関ドクターのコメントを読んで、ある程度は覚悟を決めていたとはいえ、辛いです。
何が辛いって、この文字だけで、今後半年…では済まないでしょうね、もっと長い間、
何が彼を待ちうけているか大体見当がついてしまうところです。それだけ、同じ箇所を
負傷する選手が多いわけで。根本的に壊れた膝は決して負傷前には戻らなくて、
どれだけその状態に“近づけるか”の戦いの方が苦しいものなんだとも知っているのです。

トレーニングに関する記事を読んでいて、ふと思いたって腹筋などをやってみたのですが、
腹筋はともかく、背筋や腕立て伏せが5回連続できないのは、人間としてまずいと感じました。
これでも昔…中学生の頃はそんなことを毎日毎日やってたんですよ。ダメすぎでず自分。
筋力が衰えてますし、体重もそれに対する負荷としてはありすぎるし。ああ、どうしよう?


 2003年08月30日(土)   書き込む隙間がなくなってしまった…(仮題) 

<U-20日本代表候補 vs ジェフユナイテッド市原サテライト>
2003/8/27 13:00頃キックオフ@姉崎公園サッカー場

−−−−−茂木[17]−−矢野[11]−−−−−
−−−−−−−宇野沢[13]−−−−−−−−
坪内[3]−小林大[9]−谷澤[10]−近藤祐[21]
−−−大井[5]−永田[2(C)]−近藤直[4]−−
−−−−−−−−川島[1]−−−−−−−−

1-3(前半0-2)というスコア以上の完敗。代表の得点者は宇野沢さん。


 2003年08月28日(木)   山城くんトップ昇格おめでとう♪ 

お母様も喜んでいらっしゃるのかしら(笑)<なんでそっちへ意識がいく…。

出勤したら、休んでいる間に月曜から来たばかりの人がもう辞めていたのを知りました。
デスクワークなのに、新入りには机もくれない職場ですからね(苦笑。私もそうだった)
10年近く居座っているお局様3人をのぞくと、残りのアルバイトは1年未満というのが
うちの特色をよく現しているというか。そんなお局様をひっかけて、予想通りの
リアクションが戻ってきたのに喜んだりする、寒い仕事です。私は0学占いでも
事前の予測を重視する(しすぎる)タイプだと言われるのですが、自分の読みが外れると
自分へキレますし、「自分が仕掛けた罠にはまると、楽しいんです」だの「相手の
やろうとしていること考えて、予測して、それがピッタリはまると面白いんですよ」だの
言う気持ちも分かるかな、と思ったりしてます。わびしいなぁ…取引先が突然
会社更正法適用を申請して、それを告知せず発注停止する方法を考えたりする生活です。

…もう羽田さんがアントラーズの三冠制覇に貢献したことは忘れ去られているのでしょうか。
ナビスコの準々決勝、2ndのエスパルス戦、天皇杯準決勝。どれも羽田さんがいてこその
ゲームでしたが。ああ、でもそれはきっと私にとってだけなんでしょうね。
思い立って古い資料をあさってみたら、どうやら私が“アントラーズの羽田”を
初めて見たのは日立台でのサテライトのようです。ZEPHYRにも書きましたか…。

「ボランチは高校の時に少しやっただけで、公式戦ではやったことがないポジションでした。
はじめはやりにくくても、やっていくうちに慣れてきました。複数のポジションを
経験することは、自分にとってプラスになると思っています。この後、DFに戻った時も、
ボランチの気持ちが分かるようになるし、これは良いことだと思います。
ガンバのマグロンには、前に一発やられてるので、集中してマークに付きたいです。
本当に高い選手で本気で競りに行ってあんな風に点を取られたことは
あまりないです。今度は負けないようにしないと」

姉崎へ持っていった“宿題”は、永田さんへボランチの感想を聞くことだったんですよ。
できなかったんですが―これが公式の彼の回答です。しかし、こんなこと言うから
1試合に一度は気が抜けるだの、相手が弱いと油断するだの言われるんですよ(><)

「前節からボランチを一緒にやっている永田とは、まだ時間が経っていないせいもあって、
お互いの距離感とかカバーリングに気を遣います。永田も慣れないポジションで、
後ろにいたときよりも声がまだ出ていないけど、これが出るようになってくれば
かなり良くなると思います」とは、相方の明神さん。日本屈指の戦術眼、スペース察知&
バランサー能力、フレキシビリティを備えたフル代表がいるからこそ、永田さんも
務まっている部分はあるんでしょうね。DFラインへ吸収されたり、ボランチとしての
ポジショニングはぐちゃぐちゃでしょうけど、それでも、どうにか。

ま、そんな明神さんもシンガポールではシャドウストライカーばりの飛び出しで
ゴールゲットしたそうですが(笑)アクシデントで独り姉崎遠征を挙行しなければ
ならなかった私を発見して拾って下さった千葉サポのCさん&静岡のMさん、本当に
ありがとうございました♪ アズレージの皆様とは、とんとご無沙汰だったのですが、
今年に入ってからCさんに会う頻度があがってる、つまりそれだけ私は千葉っぽい
(厳密には柏っぽい)人間になっているということですね。ははは。今、ふと
「アズレージ」で検索したら、懐かしい名前を引っかけてしまって、読みふけってました。
いやあ、皆さんお元気ですかっっ! 私はSCでネットデビューして(もうここも
年単位で訪れてないけど、チャットでUさんと話している時、○○○さんを「の○ぁ様」と
呼んだ記憶は私にしては珍しくハッキリ残っていたり)アズレージの皆さんと
フランスへ行き、(この言い方は微妙に間違っている気がします)東福岡経由で
フラット9の一員となり、その後さまよい果てて現在に至る、といったところでしょうか。
シンガポールで宇野沢さんの“ある意味”晴れ姿を、その後、怒涛のスケジュールで
ボランチ永田@長居を見ている、相変わらずアクティブなCさんを本気で尊敬します☆
某ゲームチャットでMさんと話していて思ったのですが、今の私の行動力(たいしたことない)は
明らかに学生時代お会いした皆様が培ったものです。あとは、いわゆる“他サポ”との
接し方もかな。ネットを通しての出会いは、9割方恵まれている幸せ者です。

もっとも、私は好きなように生きているように見えても、実際のところ、本当に
やりたいこと“引っ越し”の準備は、まるでできてなかったりします。微塵たりとて。
家と仕事を探さなければならないし、お金もためなきゃいけないんですが、そのために
必要な情報すら持ってないのが現実です。足を運ぶたび、住みたいという衝動
(not欲求)お覚えるのは確かなのですが。時間が欲しいです。気力も。LRすら
まともに書けない今の生活は、本当に嫌です。何かが間違っていると思います。

…想いに任せて綴っていたら(本当は昼間から考えていたいろんな思考の破片を
つなぎあわせただけだったりします。今はとにかく眠い!)著しく脱線してしまいました。

「永田はディフェンスラインもボランチも出来る、それだけの素質を持った選手。
ここ何戦かは、渡辺毅、薩川、近藤が呼吸を合わせてディフェンスラインをまとめていた。
彼らの調子も良かったので、このラインをいじらずにその前に永田を入れた。
これによって、チームの平均身長があがり、さらに結果も出すことが出来た」

どうしてレイソルの監督は身長にここまでこだわるのでしょうか? いずれにしろ、
バロン対策だとばかり思っていたボランチ起用はまだ続きそうなので、このままいけば
“U-22の(本職ではなくボランチにしか務めることが許されない)リベロ”も
夢じゃないと、自分を幻想で煽りながら応援し続けたいと思っています。

…全クラU-15にプレゼンターは前から存在していたのですね(2年前には青木さんが
呼ばれたという情報を下さったSさんへ感謝)彼の瞳から陰の消える日が来ますように(−人−)

2003 8.29 wrote


 2003年08月27日(水)   HERO 

暴露される前に白状しておきます。私、今日の練習試合後にスーツ姿で、おまけに
超早足でバスに向かって歩いていた永田さんを呼び止めて撮らせていただいた
携帯フォトを保存せずに消してしまいました。帰りの新幹線で、送受信ログやら
メモ帳代わりに打ち込んだ走り書き(走り打ち?)の整理をしている途中にその事実を
知った時は、冗談抜きで自分自身へ激しい殺意を覚えました。最悪だ自分。

帰途の途中で、U-18代表候補の発表及びレイソルと練習試合が組まれていること
教えていただき(Sさんありがとうございます)覚悟していたとはいえ、収穫皆無の
試合(書く気力があったら後日。ない可能性が高いですけど)を見るために姉崎まで
出向いてしまったのを激しく後悔しました。金銭的にも、また2週連続で水曜に休みを
取っているのもあって、9/3はさすがに行けません。こちらの方が一石二鳥のおいしさなのに。
(もっとも、レイソルもU-18も渇きを覚えるほど長く見てないわけではなく、むしろ
1ヶ月というか半月ぐらいの間に見たばかりなので、諦めも結構あっさりとつきました)

私のスケジューリングは、大熊監督には負けますけど(微毒)刹那的というか、
直前に思い立って立てるものばかりで、それは単純な“見たい”という欲望に
基づいてます。ですので、現時点で9月の予定はまっさらです。いや本当に。
厳密には、いくつか大掛かりな遠征を諦めている状態(まさかサンガクラブハウスの
トイレでコンタクトをなくすとは(涙))ですけど。Jに関しては入場料が高いのもあり
結構消極的だったりします。少なくともチームがめあてで見に行くことはもうないようです。

サンガタウンからのタクシー代をおごって下さったサンフサポのお兄さんにも、
「どこのファン?」「ここ以外にどこへ行ってる?」というありきたりな、というか
基本中の基本を尋ねられ、答えられずに戸惑ってしまいました。あちこち行ってますから。
日立台や南津守という固有名詞をお兄さんは全く理解できませんでしたが。
そして、前者には「特に応援しているチームはありません」という暫定回答が
すっかり定着してしまいました。以前のように「強いて挙げれば鹿島」とも言いません。
見たいもの…見たい人を見る。ただそれだけ。たまたまそれがユース代表世代なだけ。

姉崎サッカー場は国道16号沿いにあると言われて、大型車が走るその道が連想させたのは
「16号を走ってるトラックに轢かれて死んでやる!」という自暴自棄な叫び声。
(あ、話者は私ではないですよ…)それは方向音痴な自分に対する不安が呼び起こした
西戸崎@福岡の幻影を遥かにしのぐ恐怖でした。私は常に昔の自分、過去の記憶と
闘っているのかもしれません。時間とは、列車の最後尾から後ろを見るようなもの
(今この瞬間、一番近くの景色がよく見えて、時をさかのぼるほど自分から
遠くなる)らしいですが、記憶が塗り替えられたり失われたり(今日も近藤祐介さんの
“脚の筋肉”をすっかり失念していて、ここ最近の自分の使えなさっぷりには
我ながら涙が出てきます)する懸念よりも、私をより直接的に突き動かしているのは
過ぎ去った時間、もはや不動の“歴史”と化したmoment(正確にはその時に感じていた
気持ち)を、せめて私の心の中だけでは変えたい、美しいものにしたいという
欲求かもしれません。やり直せないから、擬似的にその気分だけでも再現して。

違う 僕らが見ていたいのは 希望に満ちた光だ
前へ、上へ進むことをやめてしまったものへ執着し続けるなんてできないのです、ヒトとして。

2003.8.28 wrote


 2003年08月26日(火)   試合が襲ってくる! 

書きたいことは山ほどあるのに、主に眠気と疲れと無駄な文字喋りとでLRが書けません。
意地になって携帯で暇な時にぱちぱち打ったりもしているのですが、いかんせん
タイプスピードが全く上がらなくて、気がつくと次の観戦予定日になっているのが現状です。
どんどんと上書きされていく記憶が悲鳴をあげているのは、分かっているのですが。

火曜日は毎週恒例の雑誌チェックDayな訳ですが、何の気なしに開いたサカマガの
全クラU-15記事にフリーズしてしまいました。「は、はっ、ハネっ?!」
1ヶ月ぶりの(ターンが短い…)不意打ちに大ダメージです。は、ハーフタイム解説と
プレゼンターって何? 去年までのU-15にもそんな役いたの?そりゃ三種年代の頃に
クラブと中体連の両方でプレーしてるけど…スーツ着用な以上、通りすがりでなく
正式に招かれたってこと? まあU-15なら恩師もいるかも…しかし、こんな年代に
興味を持ってるなんて―といろんなことが頭を駆け巡って、プチパニックでした。

知己のネットワークをフル稼動すれば、この決勝戦を現地で見た人とも巡り会えそうな
気がしますけど(そんな付き合いって恐ろしい…)でも、彼を見た人―彼の行動を
認知した人はいないでしょう、残念ながら。家へ帰ってから、これが17日の(つまり
1日店長よりも前の)出来事なのを確認して、なんとも言えない気分になりました。

これもまだLRへ書けてないんですけど、私は彼へかける言葉も、彼の様子を記す言葉も
見つけられないのです。語彙が少なすぎて。とても自然体で受け流し等できない、
屈折した想い、でも明らかに熱を帯びた想い。そんな熱は他の誰にも向かなくて。

だって、サカダイの永田さんボランチ上出来記事は、その写真1枚の前に霞んだんですよ?
なんだかんだいって、結局は市川さんに負けてFootivalを買った私は情けないですけど。


 2003年08月25日(月)   檻と誇り 

職場でひっそりと私がサッカー好きなのが広まってますけど、決して20日休んだのは
ナイジェリア戦を見に行くためではありません(爆)いや、間違ってないでしょ、この答え。

東城陽から駅までのタクシー代をおごって下さったサンフサポのお兄さんは、
私がやたら若い子の話をするので(いや、すっかりブルー入っているお兄さんは
八田さんや大久保&高木コンビ―二人がU-20候補なのはさすがに認識されていた―の
話を振っても、やっと最近良い選手が入って来るようになったのに、と落ち込んでて。
青山くんや吉弘くんは本当に良い選手だと信じてますけど、さすがに分かってくれと
頼むのは酷なんでしょうか(微苦笑))呆れてましたけど、周りの一部が濃すぎて
ついそんなこと忘れてしまいます。もっとも、アンダー代表の予定なんか一般には
知られてませんから、私がちょくちょく休んでも基本的にはサッカーと思われてなく、
助かってますけど。ちなみに遠征がばれるのが怖いので一切土産は買いません(笑)


…携帯にこんなのをぶら下げていて、
しかもメールが届くたびに鳴るのが
"Over The Rainbow"では、柏サポと
誤解されても仕方ないかもしれません(殴)
ちなみに、この写真の隅に写っている
THE DOGの黒ラブキーホルダーは
数日後、脱落&紛失しました(号泣)
下にあるのは、誰かさんの1日店長で
HN入れてもらった背番号シャツです。

仕事が終わってからダッシュでコンタクトを作りに行きました。

※以下、自爆ネタやサンガサテの話が入る予定(また予定かよ…)


 2003年08月24日(日)   崩壊 

人間の細胞は体内時計に基づいて生成されるらしいのに、メチャクチャですよ私。
先週ずっと寝不足で、休みが来たら(つまり土曜)思いっきり昼寝してやると
堅く決めていたくせにチャットしてて眠れなくて、その分、Jのリアルタイムチェック
(観戦じゃないあたりが、なんとも)を放棄してスポーツニュースも見ずに寝てて。
何やってるんでしょうね、私は。

永田のボランチ起用は、狙い通りだった。彼は、私が考えるに、現在Jリーグ屈指の
センターバックで、逸材だと思う。いずれは代表に顔を出していく選手だと思っている。

…本当に。

永田は「試合前は緊張したけど、やれました」と笑顔。
アウレリオ監督も「背が高くてフィードも正確。彼を使って正解だった」と喜んでいた。

どうやら、彼は多少前にいても、どこまでも彼のままだったらしいのですが。

叔父がトワイライトエクスプレスで持ってきた北海道土産を食したのですが、
我が家は固い物が食べられない人ばかりで、イカが好きなのは私だけです。
とにかく一家揃って好き嫌いの固まり(さすが全員A型一家ともいう)で、
誰かが好きな物は誰かが嫌いという会話を毎食のように繰り広げているのですが、
あちこち遠征して何かを食べるにつけ、好き嫌いが全くなくて、何でも美味しく
食べられる人は本当に幸せだと感じてます。おいしいと評判だけど、これは自分が
嫌いな物だからパス、ってなんか悲しいですもん。私だって、一人暮らしを経験してからは
随分と好き嫌い減らしたんですけどね…でも、まだまだ。納豆ともずくは一生無理。

水曜は帰りに大勝(だいかつ)へ寄ってラーメン食べてきたんです。レイソル通りの。
いや、いつ見ても並んでいるから、一度食べてみたいなと思ってはいたのですが、
試合の日は無論、他で行ってもいつも混んでいて諦めていました。今回はなにせ
サテ練(当然見てる人も少ない=出待ちも少なくて助かりました。まあ、永田さんは
抜け出したと思うので、もうこんなことはないでしょうが…(微苦笑))だったので。
噂に聞いていた魚系のスープも悪くなかったですが、ラーメンが美味しい店はやっぱり
麺ですよ麺。あとはメンマの追加食券を買わなかったのが悔やまれるというか(笑)<好きらしい
ご主人もちゃんとシステム(博多の一蘭みたいに極度にシステム化したのはどうかとも
思いますけど)を教えて下さって、親切な方でしたよ。また機会があったら行きたいです。
あと柏・松戸には結構ラーメン屋あるらしいですが、南柏のめん吉という、脂で
ギトギトだというのを一度食してみたいです。1人前でも2人前でも値段が同じって、
食べる人にとっては良心的な価格設定なんでしょうけど、食べない人には鬼ですよ(笑)


 2003年08月23日(土)   1冊840円 

…の本、と言われて、普通想像するのは、どのくらいの厚みで、どれほどの内容が
詰まった書籍なのだろうと、ちょっと思ってしまった土曜の午後です。
というか、840円で他に何ができるかと考えたら、もう呆れるしか(以下検閲削除)
寝不足が続き(ネットで夜更かしだから自爆ですが)皮膚の痒さも再発してきて、
なかなか辛いところですが、六花亭のバターサンドはおいしいですし、懸賞も当たるし、
嫌なことばかりではないので、なんとか踏ん張りたいと思います…水曜の午後まで(にやり)

あまりの暑さ(今更の酷暑)に耐えかねて、今シーズン初のクーラーONです、現在。
ナガシマスパーランドのジェットコースター故障も、久米さんのNステ降板も
教えられるまで全く知らなかった私に飛び込んできた本日最大のニュースは、
永田さんがボランチで先発していること。それを木曜に試したのは知っていたのですが、
紅白戦の後半だし、まさか最初からとは思わなかったんです。貴重なアウェーゲームなのに。
当初は大阪に泊まるつもりだったところを、レギュラー奪われたと(勝手に)判断して
取りやめたのに。最悪です(自分が)。でも、嬉しいのは嬉しいんですよ。
とかく悪い方へ考えがちな私、いい方に予想が外れてくれるのは構わないんです。

ボランチとCBのボーダーレスは時代の流れですし、永田さんはプレースタイルからしても
使われておかしくありません(実際、静学時代にも経験あり)。ただ、私はCBが
好きなんですけど、守備動作がうんぬんの人なので、むしろ展開力が問われるボランチは
(私の)ツボにハマらないポジションだと改めて思いました。そもそも、ボランチの
魅力さえ、青木さんと出会うまでは分かっていなかったような。もし今日のボランチ起用が
当たったら(本職の下平さんや俊太さんを差し置いてるんですから!)下手すると
私自身のいろいろな対象の見方まで変わっていく気がします。恐ろしいですね。

1年前、U-19合宿へ行った時、私は読みを外して永田さんのいない柏へ行きました。
あれから360日近い間に、いろんなことがあって、いろいろなものを見て(その中に
当然のごとく、でも悲願だった「永田充の実像」も混じっていますし、逆に、本来なら
彼がいるべき場所のない、そこが空白になった“何か”でさえ私は見るようになりました。
食材ではなく器を愛でるといった感じでしょうか)私は変わって、本当に変わって、
でもこうして1年後にこんな経験をすると、とても不思議な気分で、どこか切なくて。

先程まで、ゲーム系サイトのチャットで宮城県在住のMさんとお話ししていたのですが、
サッカーはルールもあまり分からないというMさんさえ仙台カップの存在をよく知っていた
(U-18代表が出ることをきちんと理解していた)のにビックリです。いや、風の便りで
TV CMに選手が出ていると聞いたので、その話をダメもとで振ってみたのですが、
宮城県内での宣伝量は生半可ではないようです(^^;<特に新聞が凄いらしい
ベガルタ vsレッズを宮スタへ追いやってのワールドカップメモリアルイベント、
山手線や常磐線に「仙台カップには土日きっぷがオススメ」という中吊りがあるのにも
かなり驚いたのですが、地元自治体の気合いの入れ方はとにかく凄まじいようです。
Mさん、一家揃ってベガルタは「なんとなく応援してる」そうで、決して仙台近郊の
人ではないのですが、ベガルタ応援セールにもよく遭遇するんとのこと。
今回の仙台カップの熱の入れようも「県民性じゃないかな」と言ってました。

とりあえず増嶋くんを布教して(柳澤くんの布教で味を占めたらしい(殴))
もしかしたらミヤギテレビの録画をお願いするかも、と匂わせておきました。
最悪です私(再び)。昨日、仕事でバースデー割の存在に気づいてしまったので、
片道10000円で行ける(でも帰りの便は19:45発。どうなんだろう)んですよね。
27日にはセレッソ vs アント、28日にはジュビロ vs レイソル(今日をスルーした
私に唯一残された、行けそうなアウェーゲーム。11月のウイングは、もう永田さん、
代表で離脱しているように思うので)があるんですけど…かなり迷ってます(><)

U-18のメンバーよりも当然ながらバースデー割の申し込み期限の方が先ですし、
今の私にとって、U-18は「増嶋竜也」とほとんど同義語でしかないですから、まだ。
とはいえ、U-20の意味(むしろ存在)がどんどんと大きくなっていったこの1年を
考えると難しいところです。気がつくと、U-22とU-20の選手のサインを集めるつもりの
代表ユニへ入ったのは原・松井の両名以外、全員U-20世代という事実もありますし。
このユニを買った頃とでさえ、もう感じ方が違うんです。関係ないですけど、彼らの
サインは何をモチーフにしているかすら解読できません(^^; 永田さんは「みつる」、
貴章さんは「Kisho」だと思われるのですが。松井さん「d m」はシンプルすぎますけど。


 2003年08月21日(木)   ファラオとセト 

誰だ朝9時なんかに締切を設定したのは…(昨日の23時とかだったら困っただろ自分!)

仕事へ行く前に一言言っていいですか?
私はこんな矢野貴章にメロメロなんですが。
…これ、写真も超好みでたまんないです。じゅる(怪)もう何回読み返したか。

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寝る前に一言言わせて下さい(笑)
Sさん、素敵な北海道国際報告ありがとうございました♪ 感激です。

…私は97年に最愛の人から言われた一言が忘れられず、試合の展開そのものとは
あまり関係のない、萌えツボとでも言うべきもの(いや、あの人はそうは言ってないだろ自分)を
重視してメモを取る癖があり、昨日の日立台(レイソルサテとユースの練習試合。
レイソルは今日も紅白戦だったらしく、永田さんたちサブ組はお疲れなんじゃないかと)でも
久々に5ページもメモを取ったものの、その大半は試合とはほとんど関係ないもの
(たとえば永田さんがコーチングで何を言ったとか)の列記に過ぎません。

だから(接続詞間違ってますね)柳澤くんが交代に際してどんなリアクションをしたか、という
些細な記述がとても嬉しかったりします。いや、本当に欲しいのはどんなプレーだったか、
調子は良かったか悪かったかなんですけどね、結局彼らはサッカー選手ですから。

仕事中に海外へ行くならどこがいいかという話題になり、私がヨーロッパと答えると
「ベッカムでも見に行くの?」と言われて驚きました。向こうは向こうで、私が
単に観光したがっているのを知ってビックリしてましたけど。サッカーは好きですが、
ヨーロッパへ行って、たとえばセリエなりリーガなりを見たいとは思いません。
興味がないわけじゃないけど、もっと見たいものがあるというか。不思議ですよね。

国内でも、したいと思うことは綺麗なものを見る、美味しいものを食べる、こんな感じですが、
実際にはサッカーに関して「行かなきゃいけない」(行きたい、が当然ながら本来
あるべき姿ですけど、実際のところ、こんな程度では足を運ぶ気にはなれません。
切迫感がないと。もっとも、最近は迷ったら行く、と決めているふしがありますけど)所へ
追われるように行って、時間に縛られ続けるのが現状です。そんな旅は、本当は嫌なんです。

物事の優先順位がうまくつけられなくて、全然LRが進みません。友人・知人は
当たり前ですがお金では買えませんし、大切なものだと重々承知ですが、でも、なんだか。

みんなサッカーが好きなんだから、サッカー好き仲間の中におけるサッカーを、
もうちょっと寛容に見てもいいんじゃないかと私は思いますけどね。甘いですか?

second half 2003.8.22 wrote


 2003年08月19日(火)   市外局番04 

マイナス思考だとよく言われますし、それが決して良いものでないのは指摘されずとも
知ってます。しかし、ここ最近はマイナス思考が可愛く思えるほど鬱です。紛れもなく鬱。
何もしていなくとも…何もしない状態、すなわちデフォルトで不安なんです。
その理由はあるといえばあるし、ないといえばありません。存在自体を揺るがす不安。
それは死でもあり、それは同時に生でもあり。電車に乗っていて、孤独そして
周囲…少なくとも私の目には自分と違い平穏に暮らしている(今この瞬間を過ごしている)
人との差異に耐えられなくて、周りをきょろきょろ見回したり、持っている物へ
八つ当たりしたり、気分が3年前に似ているのです。

3年…私はその間に人を一人綺麗に忘却しているのに。
(昨日のここでの会話、画像がなくとも分かるものなんでしょうか?
2行目でマッチ、3行目でポンペイと分かると言われたのですが)

鬱が良くないのも当然理解してますが、薬による逃避にも我慢できないんです。
これもわがままというか嫉妬というか。私にとって一番楽しい時間であるサッカー観戦の
真っ最中ですら鬱はお構いなしに襲ってきますから、もう理屈なんか関係ないんです。

だから常時何かしてないと不安になるんです。四六時中、逃走してないとダメ。
それでお風呂(特に湯船でぼーっとすること)は苦手なんです。
かつてのように不眠症ではないですが、眠気に負けて極限にならないとダメ。

だから仕事で体を使うのは嫌いじゃないです。今日はほぼ一日、かつて私が
性別だけで門前払いくらった黒猫の人のごとく、段ボールと戯れてました。
佐川の黄色い送り状に「柏」と書いてあって(柏にはあそこと同系列の物流会社の
倉庫があるから、地名としては遭遇する確率の高いところです)発送したのは
我孫子の会社。梱包された空気が羨ましいというか、それを送った人になりたいというか。

1日、本当は「スケジュール変更」のニュースリリースにびくびくしてました。
先月は2日前でしたけど、私の思考パターンが良くないと言われても、それが
真実に近かったとしたら、もはやトラウマからは逃れられません。

恐怖。これに定義を与えれば私は多少なりとも幸福になれるのか…?

wrote on bus, 2003.8.23 up.


 2003年08月17日(日)   記憶力 

「やぶさんは実は俺らが友達だって最近気づいたみたい」
「最近?…待て、それより…友達?」
「千葉、っていうか代表で一緒だったじゃん!」
「…そんなこともあった」
「でもね〜、やぶさんマチが代表にいたこと知らなかったんだよ!」
「そうなのか?」
「ソラミナの“ふっとま〜く”とか“べんちわ〜く”見てビックリしたみたい」
「最後に一緒だったのは、国立の試合(FC東京サテライト戦)か?」
「ありえないよね〜、フロンターレとの試合のレポにマチ何回も出てくるのに!」
「俺は野沢と同じ境遇なのか…」
「そうそう! 昔、拓也のこともきれいに忘れたよね、やぶさん!」
「俺を意識して見始めたのが最近というだけのようにも思うが」
「でもね、ちゃんとマチのヘッドを見て、それを書いてるんだよ!」
「脳細胞が1日に10万ずつ死滅しているから仕方ないんだろう」
「…ヘディングすると頭が悪くなるってホントかな?」
「恐ろしいことを言うな」
「でも、やぶさんって頭悪いよね。俺らの写真撮るのに、携帯の使い方分かんなくて、
ムダに60KBの写真をパソコンへ送って消してみたりとかしてるんだよ」
「HITACHIだからといって選ぶからだ…つまらない」


 2003年08月16日(土)   FOCUS 

キーを叩く暇がないのは、幸福?

スパサカサイトのスコアビューアをリアルタイムで90分(いや、今日は18時半開始の
試合があったから、厳密にはもっと長いか…)起動させていたなんて、いつ以来でしょう。
スタメンをチェックして、スコアが動けば得点者を確認して―今の私には、それが
煩わしい作業なのです。煩わしいというか、手間をかける必要を感じないというか。

LRへ記憶を塗り付けるよりも優先すべき作業に思いのほか時間がかかっているのですが、
思えば、2年前、私に千羽鶴の糸通しを教えてくれたのは祖父でした。地道な作業が好きで、
広島へも広告で折った(…おそらく先日燃えた中にあると思う)鶴を送っていました。
その祖父も、今では闇に浮かぶ岐阜提灯に誘われ現世へ戻ってきているかも、という存在。
話を聞いてくれる人がいないと嘆く祖母の隣にあるのは、日光で暖められると自然に
首を上下動させる人形。親戚が集まれば、従姉妹の中で結婚する者が出始めたために、
話題は結婚の順序―平たく言えば「嫁ぎ遅れ」の話題ばかり。私はしたいとも思いませんが。

2年という歳月は、人が変わるには十分な長さ。何度も何度もここに書いてますが。
私は応援する対象をなくし、ぼんやりといろんな試合の経過を見ているだけなのです。
ほんの少し、個への愛着にほだされて―柏と京都の対戦では、“彼”がいないという
理由だけでサンガを応援し、町田さんのゴールに喜び…そして、最終的な結果を見て
来週、長居(セレッソvsレイソル)へ行かなくて済むかと安堵し、落ち込み。

どの試合へ行っても感じます。チームの勝敗で翌日の機嫌が左右されるほど、
その浮き沈みに一喜一憂できる人が羨ましいと。私は、95年以来のサッカーファン生活で
本当の意味で感情移入できる対象を見つけられなかったのです。いや、それを
失ってから気づいたというか。そういえば、今日、二軍で川崎さんが投げたらしい…。

だから、私は、ただ、残っている熱情に従って、欲望の命ずるままに全国を駆けるのです。


 2003年08月14日(木)   王様は血筋からは誕生しない 

「(野沢)本人が帰ってきてから思いっきり祝ってあげたいと思っている。
野沢だけバースデーセレモニーがないのは“かわいそう”だから、
卵と小麦粉攻撃にプラスアルファーして内容の濃いセレモニーにしたい」(本田泰人)

他の趣味を持つ人に比べると、サッカー好きはなんて自説讃美が激しくて、攻撃的で、
他者を尊重することを知らないのでしょう。特に、自称玄人の、物事を見下ろすのこそ
かっこいいと思い込んでいる能弁には、本当、呆れ果てます。私はサッカーの話を
深いところまでするのは大好きですが、レスペクトの欠けたやり取りは大嫌いです。
(誰かを批判することこそ論議だと思っている人と二つの顔を使い分ける人は大嫌い!)

着うたは人込みに混じるとまるで聞こえ辛く、A5303HIIのエフェクトは更にそれを
加速するのだと思い知る今日この頃です。無料キャンペーンに騙されてはいけません。
着うたのダウンロード料金(通信料)はかなり高いですよ。


 2003年08月13日(水)   助言 

自分と同じ目、同じ考えを持つ人なんて、厳密には存在し得ないのだから、
どんな人であっても、自分を磨く材料にはできるはずなのです…理想論では。

給料日まであと2日、財布の中に残っていた最後の1000円札(…)でSTRIKERを
買ってしまいました。本当はサカダイも買いたいぐらいの気分だったんですけど。
ここ最近のひそやかなサカダイの(選手インタビュー系を中心とした)充実ぶりと
サカマガの凋落ぶりは目覚しいものがあります。とはいえ、毎週そうとも限らないのですが。
先週はナスに負けてサカマガでしたし(サカダイはJ1の優勝が決まっても…でした)

STRIKERは巻頭でレアル押しを開き直って宣言してて、最初は萎えたんですけど、
ぱらぱらめくると、表紙で自ら謳っているように、プレーヤー向けの企画が多くて
面白いです。先月の大学紹介(入部しなければ分からない、車の保有可否とか
髪の色についてのデータまで)に続いて、今月は高校 or ユースが取り上げられてました。
同じ市原ジュニアユースからそれぞれの道へ進んだ4人をピックアップしたのは
とても良い記事だと思いました。もちろん選手それぞれは自分の選んだ人生を
間違っていたとは思いたくないでしょうけど(一見、一番順風満帆そうなルートを
通ってきている山岸さんの悔恨コメントは、ちょっと不思議な感じ)
その後にあった、やたらレイソル勢が登場している、コンディショニングについてのも
良かったですよ。永田さんはなんだかダメJリーガーの見本にも見えますが(笑)

しかし、ここ最近、U-22の同じ選手ばかりがインタビューされているような。
スターシステムに取り殺される選手が出ないのを祈るばかりです。
…とかなんとか言いながら、来月のaiは早くも買ってしまいそうな予感(殴)

盆休みは記憶の残滓を、できる限りこのLRへとどめる作業に費やす予定です。
INDEXをまめにチェックしていると、しょうもない文が読めるかもしれません。


 2003年08月12日(火)   「ハッピーバースデー拓也!」 

U-22の帰国は明日なんですか? ゲットゴール画像を見るべく、かなり久々に
某中田浩二さん応援サイト(じゃなかったですか?)を拝見して、またしても
回顧モードに突入してました。最近、こんなのばっかりですが。

昔は良かった…は、永遠に消えず語り継がれていく言葉だというけれど。

ベベットが鹿島にいた頃、私はどうしても不条理―正当な競争が行われていない状態に
我慢ができず、アクションを起こしたのを思い出します…Uさんを思い出すと(微苦笑)
Uさんを最後にお見掛けしたのは天皇杯準決勝で、その時は声をかけていないのですが、
あまりに変わり果ててしまった自分の嗜好(現在との比較対象がいつか、なんて
野暮なことはもう書きません。1年前の今頃は豊田国際・SBSともに絶望的な結果でしたし、
永田さんのおかれた立場は、何度も何度も書いていますが、1年前には想像もつかなかった
位置にあります。それで、私は変わってしまったのですが)に愕然とさせられます。
…今の私は、素で、鹿島の日程を理解してませんから。瑞穂へ来るのも知りません。

だけど、あの頃、鹿島のために動けたのに、今、某黄黒のために動いたりはしません。
見たいものを見る、ただそれだけ。とことん、その方向へ特化している気がします。
ようやく、ようやく永田充という人が、誰かの…誰かの陰から抜け出して、永田さん
その人の良さを愛でられるようになったと感じ始めているのに、今、私の中で、
どこか歪んだ目に映ったものとはいえ、純粋に好印象を抱いて好きになったはずの
対象―増嶋竜也くんが、逆に陰の中へ沈み始めていて、どう対処していいのか、
正直、戸惑っています。市船の、CBで、ユース代表のキャプテン…彼を狙う……。

余計な定義なんていらない、私は見ていて快いものだけを見ていたい(本音)

増嶋くんの制服萌え!とか、山城くんの私服萌え!なんて言っていられるうちは
いいのです。だから、よく分からないけれど、分かろうとはせずに、今はただ、
優勝おめでとう、カップを受け取るキャプテンの君が見たかった、とだけ言っておきます。

これ言っちゃうと、威張ってるみたいですけど、一度優勝しちゃうと、
また優勝してあの喜びを、って思うんですよ。ちょっと、あの嬉しさって説明できない。


こんな言葉も、もたらす想いは、どこか重苦しくて。逃げて逃げて逃げまくって、
逃げ道を作れる自分の幸福を恨めしく思ったりもしてます。どうしてなのか、
私はあらゆる対象へその問いを発するけれど、こればかりはどうしても答えがなくて。

うちの部署は、隙間産業な仕事で、堅苦しいけれど、理不尽な要求をする人が
誰もいないから、まだ救われます。働く気になります。私は秩序を愛するのです。

P.S. 7/28付の全クラ・インプレッションメモ完結しました☆


 2003年08月11日(月)   We'll be singing, when we're winning. 

この曲(TUBTHUMPING)をガンガンかけながら、豊田国際のビデオを観ました。
絶対に後日放映だと思い込んでいた(最近、視力や聴力まで“手入れ不足”で
日常生活に支障が出るほど悪化していて、無駄な思い込みがやたら多かったりします)
私へ、当日の夜やると教えて下さったSさん、本当にありがとうございました!

特に予備知識も持たず、ぼんやりと観てましたけど、プレーも顔((!)もいいな、と
気に入った14番がMVPの弦巻くんだったのにはビックリしました。いやはや。
それ以上に、ぱらぱらとめくっていたサッカージャパンの「北京五輪代表候補」42人、
確か発売時点では名前を知っている選手の方が少なかったはずなのに、今となっては
見たことのない選手の方が少数派になっていたのに愕然としました。私はカタギ…。

とにかく目に付いたのは芝の悪さ。同じ地方の人間として情けない限りです。
SMAP好きの同僚だって、あの客席が嫌だから大阪城ホールへわざわざ遠征するというのに。
あとは、リスクを恐れずトライすることを奨励している監督の方針ですか。
アンダー代表が、いかに監督の個性に左右されるかを、近頃は痛感してばかりです。
大熊JAPANは、上も下も全く同じサッカーしてますから。これを見ていて多少なりとも
楽しめる部分があるのは、私のようなディフェンス好き、CBフェチぐらいなものでしょう。
一柳・増嶋・吉弘の3バックは、たとえどんなサッカーにあっても、その良さは光る
選手ばかりだと思いますけど、彼らに目を注がざるを得ないのは、大熊サッカーだからだと
私は思うのです。平山くんの存在が(いろんな意味で)大きく見えるのも、そのせいでしょう。

点を取られなければ負けないけれど、点を取らなければ勝てないという、当然の真理。
西村さんという方を見捨てられない(失礼な…)のは、そこも大きい気がします。

2003.8.12 wrote


 2003年08月10日(日)   青木さんとハチミツミルク。 

または「大熊監督と煎茶」…って、分かりにくいよ私(笑)でも、掛川駅のジェラートは
本当においしいです。あとは増嶋くん(高萩くんでも可)とかぼちゃ、寺田くんとは
他の味と料金の違う(ちょっと高い)ジャージーミルクを食べたいです♪(妄想)

本日のカードは日本勢対決。しかしSBSカップのお約束で、代表はジャッジの偏りも含め、
圧倒的なアウェー状態(苦笑)これを、あるシチュエーションにおける強化になると
見なせるかは微妙なところです。伝統というのは恐ろしいもので、積み上げてきた
時間への正当な評価(を下す行為)すら許さず、無条件の礼賛しか許容しないのですから。

端的に感想を述べると、現実と理想の妥協点を哲学あるいはポリシーと呼ぶんだと
思いました。大熊監督の勝負哲学が、誰よりもシビアなだけで。確固としたやり方が
存在している分だけ、それが見えてこないチームに比べたら、まともなのかもしれません。
…静岡ユースの(現代サッカーの要であるはずの)ボランチを無視した布陣と比べたら。
赤星くんや(なぜか選抜にいない)枝村くんなど、選手の個性はよく分かってませんが、
前提知識皆無で見ても、静選の中盤はボランチ不在でバランスが崩れているのです。

そんな壊れたミッドフィールドを擁する静岡選抜に対して、U-18は早くも定着・
洗練されつつあるカウンターサッカーを実行します。U-20と全く同じです。だから、
得点の気配が乏しいのも同じ(苦笑)平山くんのヘッドも、静岡側のとんでもない
ミスを掻っ攫っただけでした(小林くんは6チームが注目する素材だそうですが…)
その平山くんが後半は追加点のチャンスを放棄してまでキープに徹しているのを見て
ちょっと悲しくなりました。U-20はプロフェッショナルで構成されるチームですし、
ワールドユースも直前ですし、こういうサッカーをやるのも選択肢の一つだと
“まだ”納得できるんですけど、立ち上げからここまで勝負にこだわるとは。
(結果として新潟に続き、このSBSでも優勝したのですから、見た目は最高ですが)

やや承服しかねる判定で寺田くんが退場してからも頑張って守っていた(というよりは、
静岡選抜が決定力不足というのが正しい表現でしょうけど)U-18でしたが、終了間際に
CKから岡本くんに決められ同点、そのままPK戦の1人目を松井くんにセーブされThe End。

ちなみに、SBSの生中継で吉田光範さんとコンビを組まされていたのは成岡さんでした。
(静選の不甲斐なさに怒る吉田さんの代わりに振られまくって大変だったらしい(笑))
1年前は結構の数のファンに囲まれていた彼も、今年は正面玄関からふらっと出てくる人。
目ざといファンがつかまえてましたけど、私は日刊の静岡番に負けました(謎)
代表ユニ、菊地さんのサインはあっても成岡さんのはないから欲しかったのに。

▽一柳夢吾(#2・右CB・ヴェルディユース)
既にプロC契約を結んでいる坊主くん。さすがプロと言うべき、貫禄の守り。

▽増嶋竜也(#3・センターCB・市船)
立ち上げ合宿では色男だったのに、すっかり男前に。短髪が似合ってて、もうメロメロ(死)
試合前の不必要なまでのキャプテンらしさ(コイントスはともかく、誰よりも先に
集合写真の前列中央で構える姿が…)に始まり、大熊監督には負けるにしろ、
イレブンの誰よりも声を出し、空中戦では身長の割には(と言っていいのか微妙)
高く飛んで競り勝ち、フィードもぱんぱん通し、相手の動作測も素晴らしいですが、
いかんせん肝心の守備動作がイマイチ(苦笑)実際のところ、3バックの中では
彼が一番守備下手だと思いました。いや、このユース代表もCBのレベルが高いと
言っておきましょうか。ちなみに、彼へ注目しているJクラブはかなりたくさんある模様。

▽吉弘充志(#4・左CB・広島皆実@サンフ強化指定)
大熊JAPANはバックスを見るのを楽しめば良いのでしょうか? U-20にも負けない
私的においしいCBを揃えたラインでも、一番守るモーションが好みで、良いCBです。
サンフに奪われたのが悔しくて悔しくて(笑)モーションにこだわるのが悪癖なのは
認めますが(苦笑)あとは前へ出れるようになったら鬼に金棒かもしれません。

▽原一樹(#7・右サイドやらFWやら・駒大@市船出身)
この試合で皆さんに認めてもらえて嬉しかった選手♪ オフィシャルに出ている身長は
明らかに詐称という、駒大凸凹ツートップ2代目の、大きくない方(苦笑)です。
早生まれなんで、大久保裕樹さんや青木良太さんと同じ代にあたります。大学界では
新風を吹き込む存在(というか、彼自身が風)としてユニバ代表でも活躍する予定。

▽梶山陽平(#13・左ボランチ・FC東京U-18)
日によってまるでパフォーマンスの違う、スピードくじのような選手ですが、
この日は割と良い方に該当する出来、だったようです(私は印象に残らないような
日にばかり見ているので、その辺のランク付けが分からないのです)残念なのは
徐々にペースアップして、キレてきたな、と思い始めたところで交代になったこと。
(後半から寺田くんに)出待ちの時、彼一人ネクタイ着用で出てきたのはビックリ。

▽高萩洋次郎(#14・右ボランチ・サンフユース)
華奢な体とキューティクルな黒髪(うるさいって!)で可憐な印象を受けるにも
関わらず、それに全くそぐわない出足の鋭いディフェンス、あるいは大きな展開で
明らかにユース年代では図抜けているのが分かりました。このチームは彼が軸でしょう。

▽平山相太(#17・ポストプレーヤー・国見@インハイ優勝)
すっかり大熊JAPANのエースに。高さには当然強いのですが、足元のボールさばきも
うまく、身体の入れ方も巧みで、試合中ひたすら「(鹿島に)欲しい欲しい」と
言い続けてしまいました。いや、それだけ鹿島のFWがダメなだけなんですけど。
しかも、監督指示によると思われる“そこまでやるか的キープ”を涙ぐましいほど
忠実にやり続ける(その気になれば点を取れそうなシチュエーションでも)あたりも、
さすがというか。出待ちではサッカー少年に大人気で、いちいち手を振り返したり
携帯のカメラにピースをしてみせたりと、サービス精神旺盛なことも判明しました。
(国見の選手だけが男の子に人気で、他の選手はギャルに捕まっているのです…)

▽大熊清監督(U-18&U-20監督・FC東京@ナショナルコーチングスタッフ)
試合中にテクニカルエリアをほぼ50cm幅で広げてもらったにもかかわらず、
それをあっさりと踏み越えてしまい、レフェリーにも注意される熱血漢。
本日のベスト語録は「苔口、お前何もしてねえじゃねえか!!」
確かに途中出場ながら流れに乗りきれず、何もできてませんでしたが、
にしても、それをわざわざ言うなんて、観戦しているオヤジでもあるまいし…。

…静選の選手は、あまり印象に残らなかったので、ノーコメントで(汗)


 2003年08月09日(土)   狭い門から入れ 

滅びに至る門は大きく、その道は広い。そして、そこから入っていく者が多い。

…という一節を、独身時代に親父がおふくろ宛の年賀状に書いたのを、何故か知っています。

オールスターという企画を、96年に相馬さんが多忙で殺されそうになって以来、
不支持を貫いている者としては、SBSカップがどんなひどい天候で行われたのかの方が
気になったり。そして、U-22のエジプト遠征も(U-16は、さほどでもないらしい)

我孫子の派遣会社のページを見ながら、2年前、なぜかハローワークで我孫子の会社を
ひっかけて、サイズの合わないリクルートスーツで日立台へ行った時のことを
思い出しました。永井俊太・中澤聡太―2人の存在の意味は、明らかに変わっています。
…もう、昔の話をするのは辛いですし、直視することさえかないません。

両腕を中心に、全身へ広がる皮膚の損傷に、注射・塗布・内服の3コンボで結構な
劇薬を投与されているのですが、あまり症状が改善されていません。これの原因が
(同じ症状に人がいるために推察される)会社にあるというのが悲しいです。

私は今の生活を変えて飛び立ちたいと願っているのに、変化を受け入れる勇気がない。

副作用でとにかく眠いんです。今日も寝て終わりました。


 2003年08月08日(金)   私を制する者が、ゲームを制す 

「好きだった」「応援していた」―過去形と化してしまった選手は、残念ながら
何人もいますけど、ディヴィット・ベッカムはおそらく、その一人に入ると思います。
いや、ファンと公言するのが恥かしい選手なんて、そうそう生まれませんよ。
能活さんが、強いて挙げれば近いといえば近いのですが(意味深)

しかし、adidas JAPANはまた無意味にでかいポップアップウィンドウをサイトの
トップにつけてますね。貴章さんのインタビューを載せてくれる日まで、あの会社への
敵意は消えなさそうです。ブランドは愛用していても(仕事の恨みは怖い…)

仕事といえば、とうとうというべきか、ついにというべきか、やはりというべきか、
レアルのマーキング、セットができました。ベッカム23、ラウル7、ロナウド11。
通常、マーキングのオーダーは、何のユニにどのチームのフォントの、何番を入れるか、
いちいち書かないといけないんですよ(当たり前だが1桁と2桁では価格が全然違う)
で、ワールドカップフィーバーだった昨年は、ヒデ7、中山10、ヤナギサワ13などが
セットとして組まれていたようです。手間を省くために。今回はレアルマドリッド。
このクラブとadidas(とその日本法人)のがめつさには、ある意味で頭が下がります。

ezplusの無料ゲームに「スライムキャッチャー」という、ひたすらスライムを
ロトの紋章型クレーンで取り続けるという、しょうもないゲームがあるんですけど、
サックスブルーの(ヤマスタでも言われたんですが、まさにジュビロの色ですね、これ)
ノーマルスライムをゲットするたび、四条河原町でまっちぃをゲットした時のことを
思い出します。まっちぃは引っかかるというよりは、思いっきりクレーンの爪に
抱え込まれていたのですが(笑)にしても、DOで未プレイは最新作7だけのはずなのに
知らないスライムがたくさんいてビックリします。ぶちスライム・ドラゴスライムって何?
当然、私が現在(耳が垂れているのがかわいいというだけで)愛用中のボトルキャップ
「ぶちキング」も、ゲームでは見かけたことのないモンスターです。ぽよーんぽよーん。

どうでもいいことですが、今朝の電車(朝から雨で遅れていて遅延証明を会社へ
出すはめに)で家長くんそっくりの大阪人(持ち物や話題から推定)の少年と
同じボックスシートへ座るはめになって、とてもドキドキしました(^^;

台風はどこへ行くかな…。


 2003年08月06日(水)   熱湯消毒 

今ここへログインしようとして、“この瞬間”(日付が変わったばかり)が何日なのか、
素で分からなくて、windows右下のカレンダーをチェックしてしまいました。
…やばい、昨日検索で引っかけた脳細胞死滅度チェックにあったぞ、その項目。
昨日の夕ご飯が思い出せるか、と同じように(昨日は分かるけど、一昨日はもう分からない)

表紙を見てどうしようもない悔しさ(もっとも私におけるFマリノスの好感度が近頃
劇的にまで低下しているのには、明らかに試合内容と関係ない要素が大きいのは
残念ながら否定できない事実。それは、どれだけユースのやっているサッカーが
ハイクオリティだとしても、ガンバというクラブが好きになれないようなものでしょう)を
覚えつつも、茄子(not那須)に負けてサカマガを買いました。ジュビロの売り出し方は
この前も触れましたが、前田・西野世代をすっかりすっ飛ばしていて切なくなります。
深井さんと青木さんの対談は…コメントはしない方向で(遠い目)

情報収集努力が足りないせいで、今更のように石川・増嶋バックライン(妄想)な
千葉選抜に萌えてみたり。たくさん観戦予定があるのはいいんですけど、LRにすら
見た記憶を残せないまま上書きされていくのは辛いものがあります。前述の通り、
脳細胞の容量はどんどんと減少しているというのに。

山形辰徳→リオ・ファーディナンド→中田英寿→小野伸二&リュングベリ→ティーダ
→本山雅志ときて、壁紙が矢野貴章&中井昇吾になりました。しかも背中。
某ファンサイトから拝借したものなので、詳しくは書きませんけど、サカマガでも
感じたことですが、私は岡林さん以来、男の背中にはとにかく弱いようです。正面より。

そして今日もやりたいことはできず、やらなきゃいけないことさえ片付かずに終わるのです。

2003.8.7 wrote


 2003年08月04日(月)   歓喜 

昨日は前日とは180度方角を変えて、磐田へ行ってきました。
菊地さんのデビュー戦以来というか、私が菅沼くんに一目惚れした日以来というか(苦笑)

成岡・菊地・大井トリオは営業面でも大事な戦力として見込まれているのか、
イベントに出ずっぱりでお疲れ様だと思いましたし、老いを感じさせるOBだらけの中で
現役時代とほとんど変わらない姿とプレーのドゥンガに移籍を切望したくなったり、
なんだかんだとジュビロが好きだったんだと(過去形?)ビデオを見て感じたりも
しましけど、何よりも何よりも…俊哉さんの旅立ちに立ち会えて感激でした。

オランダでもサッカーを楽しみたいと言った俊哉さん。
苦労してサッカーしていた頃に戻りたいと願っていたらしい俊哉さん。
前夜ほどではないにしろ、ジュビスタへこだまする俊哉コールは、主の…誰よりも
10年の歴史を築くのに貢献した選手を送るように、優しく温かく響いてました。

そんな俊哉さんだからこそ、社長より先に市長が移籍をリリースしてしまったり(笑)
するのでしょう。誰からも愛されたサッカー小僧。永遠の王子様。でも、連れていた
お嬢様と御曹司様もすっかり大きくなられて…彼も私も同じだけの年月を過ごして。

ジュビロのサッカーは、見ていて楽しいから好きでした。
そのサッカーを作った人、支えていた人、あなた(と名波さん)がいたから。
胸いっぱいの感謝を込めて、私もしました、俊哉コール。

GO TOSHIYA OH LET'S GO TOSHIYA!


 2003年08月02日(土)   評価 

人が人を見定めるほど難しいことはないように思います。
父親が総務部にいた頃、そういう仕事をしていてよく愚痴っていましたし、
現在の私も時給を上下動させられる評価面接の真っ最中で、金曜日に(私から見て)
不当な評価を受けたのに抗議して、10円の昇給を勝ち取れるか否かが火曜に決まるという
状況にあります。なんとなく私の評価が下がってしまうのは、感情を面に出すのは
美しくないという私の美意識に問題があって(愚痴や悩みを抱え込む性格だからこそ
このLRのように想いを綴れと言われるのですが、実際は書けずにいます。物書きとしての
役に立たない自尊心やら、何よりこれを読んだ方に私がどう映るかを恐れて)
簡単に言えば「他人にやる気が伝わりにくい」のです。

私は、自分が好きなことにしか熱中しない性格なので。
だから喋りの高速ドリブルを繰り広げるジャンルは限られているのです。

それはさておき、クールに振る舞うことを否定的に見ているわけではないのは、
たとえば先日もJヴィレッジで鹿島ユースの吉澤くんや三菱養和の吉田くんの
果敢な声出しを好意的に受け止めたことでも分かります。山本拓弥くんや丹羽くんも
部類としては同じでしょう? 自分ができないことをできる人が好きなのです、昔から。

近頃は不思議なことに、高い金を払わざるを得ない試合ほどつまらない傾向があります。
筆頭は言うまでもなく各カテゴリーの代表戦、次がJ1。ここ最近見たサッカーの中で
一番楽しかったのがクラブユース選手権なのは、私に原因があるのか、それとも…。

【まっちぃ】
7/24、京都・四条河原町生まれ。常に同じ表情で
多くを語らないため、周囲への興味が希薄だと思われている。
特技はとにかく高く飛ぶこと。空中で止まって見える。
先日も常磐線車内やJヴィレッジで何度も宙を舞った。
「…スライムは飛び掛かることが攻撃だから」
趣味はオセロ。もっぱら携帯にて独り楽しんでいるらしい。
(7/26掛川駅・東海道線ホームにて撮影)



西京極へ行ってきました。サンガvsアント。両チームとも低調に喘いでいるので、
さして内容に期待はしていなかったのですが―Jヴィレッジ行きの前泊のため、
それほど気乗りせずに行った国立のレイソル vs ジュビロ並みに中身のない試合でした。
国立はあれでも優勝争いに絡んでいたかと思うと、本当に泣けてくるのですが…それ以上に
どちらのチームにもそれなりの思い入れができてしまった現在、その両方がダメだと
何に救いを求めていいのか分からないのです。昨日の西京極もそう。ただ、強いて
挙げるなら、勝利への欲求がサンガの方に感じられたのには救われたかもしれません。
…たとえ、それの表現方法、それを求めるために実行されたプロセスがガタガタでも。

先日の南津守(セレッソサテvsサンフサテ)ではありませんが、仮にもプロの公式戦で
ありながら、選手から勝とう、勝ちたいという意思が感じられないと切なくなります。
そんなことは、プロなら大前提条件として達成されていて当然のはず。
しかし、実際は大きな大会=一発勝負に賭ける意気込みのある二種の方がそれは強いのです。
サテリーグあるいはJ1中位の消化試合になんぞ、モチベーションあがらないと言われても
仕方ないのかもしれません。でも、本来はそれでは済ませられないはずなのです。

内容壊滅のため、得点の気配をどちらからも全く感じることができず、予想通り、
試合を動かしたのはセットプレーでした。中田浩二さんのヘッドが決まった瞬間の、
曽ヶ端さんがサポ席へ向けてしたガッツポーズだけが、鹿島的には唯一良い記憶として
私にはあります。あとは…何を評価すれば良いのでしょう?ベテラン揃いのDFラインに
組み立てる能力が皆無なのは分かりきっていますけれど、そんなことは求めませんけど、
単純なスピードあるいはテクニック勝負で振り切られ、何度もピンチを迎えたのには
どう言っていいのか分かりません。角田さんは自他共に認める攻撃参加大好き人間ですが、
それでも彼は右SBとしては素人同然なのです。少なくとも相馬さんに比べたら。
相馬さんが角田さんにまた抜きされた瞬間、私は凍りついてしまいました。
さんざん指摘されている“衰え”という現実―老いの恐怖を直視しろと神が、運命が
叫ぶように、左サイドは誰が見ても明らかな穴となり(その責任が相馬さんだけにあるとは
無論言いませんが、責任の多くが相馬さんにあるのは事実です)何度もえぐられました。
黒部さんや町田さんは確かによく点を取りましたが、それは褒められるべき事実ですが、
鹿島側から見れば、取られるべくして奪われた失点でもあるのです。

膝をぐるぐる巻きにしながら流れを引き寄せた黒部さんがエースとして支持されるのは当然で、
町田さんが彼より祝福してもらえないのも必然で、でも町田さんがとんでもない打点で
叩き込んだ瞬間に、逆側のゴール裏からも彼の仕事だと即座に知れて、何より、
その後に町田さんがサポに駆け寄ってガッツポーズをしていた姿が切なくて、
サンガは本当に勝ち点が欲しかったんだと分かって、それに比べて…と思って。

サンガは頑張ったけど良かったわけじゃない、アントラーズが自滅しただけなんだ。

サンガのFWを語るなら、アントのFWも語らざるを得ません。手島さんのラインコントロールに
次々と絡め取られていったFW陣を。そこに至るまでの経緯―出てきたボールからは
全くパスメッセージという概念が感じられなかった(これは前節のレイソルからも
強く感じたこと。誰かがどこかで鹿島と柏は似たサッカーをしていると言ってましたが、
あながち的外れではないかもしれません)のですから、FWばかりは責められないかも
しれませんけど、とにかく点が入る気がしなかったのです。イムに潰され、後半からは
CBチックに覚醒した角田さん(深井さんとの削りあい、熱かったです。明らかに
その接触で私が練習を見に行った先週木曜に傷めた部分をまたやってたんですが…)にも
いいように止められ…平瀬&エウレルも大概でしたが、後半の鈴木&深井はひどかったです。
隆行さんは本当に途中出場なのかと首をひねりたくなる運動量のなさ。そして、
そのとばっちりを受けて、角田さんとの空中戦を強いられたり、とにかく孤軍奮闘の
深井さんを見ると絶望的な気分になりました。違う、深井さんは後ろ向きにボールを
受けても仕方ない、それは“巻の仕事”だ―実は昨日、巻さんは点を取ってるんですが、
今更ながら「深井あっての巻、巻あっての深井」なのを痛感して。ルーキー中島さんが
帯同しているという情報を前日にゲットして驚いたのですが、それも必然でした。
…高卒新人にも期待しなければならないFWの層の薄さ、先駆者の駄目っぷり。

試合を見てても淡白な気分にしかならなかった私を最後に待っていたのは、ゴール裏への
選手の挨拶でした。隆行さんを筆頭に、小笠原さんなどほとんどしない選手が多くて、
ベテラン勢と中田キャプテンがそれなりにした後ろで、ただ独り、約10mおきに深々と
頭を下げて歩く深井さん…その姿も泣けましたが、それ以上に、他の選手には容赦なく
ブーイングを浴びせていたサポが、彼が独り取り残された形にとなると、途端に
拍手の嵐へと変わり、「深井頼むぞ!」という叫び声が途切れることなく続いたのには、
久々に涙を流してしまいました、本当に。深井さんがサポにやたら愛されているのは
試合中から分かっていたのですが、何かがおかしいのです、違うのです。

深井さんが愛されるのは、そうやって申し訳なさをストレートに伝えたり、あるいは
これまた唯一、終了の瞬間に地面へ拳を叩き付けて悔しさを表現したりするからであって、
決して結果を出しているからではないのです。だって、彼が結果を出していたならば、
当該試合は鹿島、負けてないはずですから。よって、本来なら彼もブーイングを
浴びるべきなのです…他の選手がそれを浴びせられた理由があるのならば。

FWは、『Footival』の宇野沢さんではありませんが、出たら点を取ってくれそうだという
理由で支持されるべきなんです。そう、黒部さんのように。寄せられる期待に応えてこそ
エースストライカーなんです。今の深井さんは、プレーを評価されているというよりは、
むしろシンパシーの対象として好感度をあげているだけなんです。だから、入団当初は
「チビ」としか認識されてなかった深井さんを、今では私なんかより熱く応援してくれる
鹿島サポがたくさんいるのは嬉しいのですが、本当に良さを分かってもらえてるとは
とても思えないのです。だって、駒大時代の深井さんはもっと輝いていたから。憎いぐらい。

…あふれる感情(怒りというよりは哀しみ)をここに叩き付けたので、どうにか
俊哉コールを快くできるかな、という感じです。私も磐田へ行きたかったかも。

2003.8.3 wrote


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