罅割れた翡翠の映す影
目次過去は過去過去なのに未来


2002年07月31日(水) 暴走抑制 缶太郎

逢えない日々が欲求不満。
なんだか、このまま自然消滅しそうで嫌だ。
最近、まともに顔も合わせてない。
でもお互い忙しい、休みも一緒だけど少ない。
寂しい。

来週、逢えるといいな…。
でも、彼はどう思ってるんだろう。
それ次第では、…。

あー、まーいーわ。
逢いたくなければ来週も逢わないでしょ。
さくさく振り切って次いってみよ。



…二人とも、意地っ張りだよなぁ…。


2002年07月30日(火) 頭痛のタネ 缶太郎

あはははは。
飲むならもっとマトモなモノにして。



頭痛の原因を探すと、あっさりバッグから出て来た。
…媚薬。
あほかーい。

飲料に混ぜて飲むタイプのモノで、アップ系の合法ドラッグ。
…何処で、何を目的にどいつが買って来たやら?
しかも、恐らく飲み過ぎ。
多分アルコールに混ぜて飲んでる。
はああああ。



死ぬつもり無かったとは思うけどさー…。
こういうのはどーかと思うのよ。
てーか、何故媚薬?
訳解らんわー!

そして、謎のマイナー煙草。
イチゴ味の煙草?
…だから、何処で見付けて来るの?
…でも美味しい…。


2002年07月29日(月)

おかしなクスリ飲んだらしい。
頭痛い。
身体熱い。
死にゃしない。
でも嫌だ。
気持ち悪い。

助けて。
逢いたかった。
抱き締めて。
温かい手で頭を撫でて。
笑って。
僕が忘れてしまわないように。



全て忘れてしまいそうだよ。
この記憶も無くなったら、もうそれは僕じゃない。
忘れたくないのに、頭痛と共に薄れてく。
クスリが加速させる。
眠い。
夢の中に居るような。
一刻も早く


2002年07月27日(土) 引導 缶太郎

有り得ない昨日の日記。
進歩してない元本体。
もういーわ、眠ってれ。



朝、イマイチ調子悪い。
あいつ、朝早かったらしいからなー…。
なにかの拍子で眼が覚めたようで。

元本体ナレノハテ(以下黒)は現在睡眠中。
基本的に起きないんだけど、たまに起きては悪さをする。
人間不信の塊になっちゃったっぽい。
だからって今の僕に迷惑かけなくても…、
ああでも、身体は一つっきりだしなぁ。

黒の望みは、
…叶いそうも無い。
確かに、黒の言う通り彼等に期待など出来ないからね。
でもだからって黒みたいに絶望と諦観を甘受したくもないね。
自分の願いが叶わないからと言って邪魔するなよ。
僕は約束した。
足掻き続けると。
まぁ寿命が来るまで黙って見てろよ。
諦めた奴に未来は来ない。
過去となって眠り続けてろ。
足掻くつもりも無い奴に、身体なんか返さねぇよ?


2002年07月26日(金)

何時だって心配なんかしてくれない。
どんなに致命的な事があっても死なないから。
あなたに必要なのは社会的な体裁で。
決して僕達なんかじゃないよね。
解ってる、あなたにそんな事を求めるのは酷だって事。
だから、空気みたいな僕がいなくなってから気付くがいいさ。
別にたいした事じゃない、空気なんて無に近しい。
無くなったって、世界は廻る、そうだろ?
そんなモノを、どういう気持ちで産み出した?
空っぽだよ。
あなたがそう僕を見てたように。
僕はからっぽだよ。

それでも、ちゃんと見て欲しかったよ、


2002年07月25日(木)

いや、死ぬかと思ったマヂで。
一時は目の前が真っ白になって
『あー、お迎えかねぇ…、遅いよー』
とか思ったし(大袈裟)。

でもよく考えたら、
ニコチン(致死量二倍)を二日、
ベンジン(最低致死量の50倍、推定致死量の5倍)を半日で、
解毒するよーな身体がそんな『原因不明』とかいう安易な手で壊れる訳無い。
…医者に罹らなくてある意味正解か(自意識過剰)。



なんか飲んだかな…。
意識無い間とかに。
食道と胃、腸まで荒れてる気配がしたので、タダモノでは無いのだけど。
現在、食道を残してほぼ良好。
粘膜を荒らすようなモノで近くに在るモノ…クレゾール?

まぁただ胃酸の出過ぎもあるかもしれないね。
今度冗談抜きで診てもらおう。
潰瘍だらけだとイヤだな…。


2002年07月24日(水) ゲロりたい真っ盛り 缶太郎 

ええもう、喉のトコまでキテるんすよ。
…吐寫物(未定)が。



あっはっは、冒頭から済みません。
でもこのテンションでないと
笑顔で誰かの胸に『もんじゃ』撒き散らしそうだし。
うふうはうへへ(完全に変なヒト)。

酸っぱい味が口の中にまろやかな芳香を放ち始めたら負けです。
そして一度吐いてしまえばその日は現場復帰が不可能。
それではとっても困っちゃう。
その為には如何に喉筋を駆使して食道と口腔を連結させないかが重要なポイント。
今日はもう喉にしか意識が向かない。
キそうになったら、首を絞めて無理矢理にでもその行為を制止する。
一応陰でやっても、客観的に見たら異様な光景。

『うぅっぷ』
 すたすた(陰に隠れる)
 ぐぎゅぅうう(絞める)
『はぁっ、はぁっ』
 すたすた(何食わぬ顔で復帰)
『…いらっしゃいませー♪』(最上級の笑顔)

…文章にすると馬鹿らしい、ああ本当何やってんだ僕は。



しかし、本当にキツイのはこんな事ではない。
イヤでも食道〜口腔内を連結させざるを得ない瞬間があるではないか。
そう、食事。

もうこうなるととてもじゃないが固形物などいただけない。
噛んでる間に胃が突然バックドラフトする危険性が非常に高いのだ。
それは何ていうか最大限避けたい。
ならば液体〜ゲル状の栄養ドリンクに頼る羽目になるのだが、
ここでも留意すべき事柄がある。
『酸っぱい系のフルーツ味は避ける』事。

例えばグレープフルーツ味があるだろう。
あの苦酸っぱいとでも言うよーなあの味。
どうしても僕はアレで『胃液の味』の想像を喚起させられてしまう。
先に述べた通り、アノ味を思い出すのは致命的である。
しかし代表的な『○ィダーイン』シリーズには酸っぱい味以外無いのだ。
せめてピーチ味とか無かったんかい。
ああ、正に桃色片思い(やや錯乱気味)。

よって今回はポカリスエット350mlによって
胃から食道、果ては口腔内に侵入を試みる『もんじゃ』を撃退。
しかし奴等は先のポカリの一部を懐柔し再び突撃する。
さながらそれは城門を破る破城槌のよーな勢いで、…
…これを書いてる今、正にキてる訳で、ええ。

ああ、夜襲、もとい寝ゲロしないかとても心配。


2002年07月22日(月) クーラーで検索されるのは何故 缶太郎

このページは何故かクーラーという言葉に反応して検索されてます。
だから、何故。
そしてまたクーラーって書いたからクーラーで検索に引っ掛かっちゃうんだね。
クーラークーラークーラークーラー。
気が済んだかー!



…精神的には安定してきているって思ったんだけど。
過呼吸が止まらない。
頭ズキズキ。
気を抜くと簡単に意識が身体を離れてく。
…幽体離脱じゃないけど…。
別の意識の飛び方だと、逆に誰かの思考が流れてくる。
見たくないから、読まない。
でも目を閉じる事で見ないでいられるモノでもない。

ミーティング中に意識が飛んで、腐れマスターに説教喰らった。
『まったく、常識ってものを知らないのか…』
…ああ、知らないから、お願いそれ以上意識飛ばすのを助長しないで…。
常識の欠如したウチの誰かがアンタをボコにする前に…。

こういう時、二日酔にジャイアントスイング喰らったような痛みが頭に走る。
脳味噌をゆっくりと力強くかき回されてる感じ。
うぉ、きしょい…吐きそう。

彼と会って、話してる時、少しだけ忘れられた。
側に居てくれてるって感じるだけで、安らげる。
ご飯も喉を通る。
眠れる。

いっぱい『ありがとう』を言わなきゃ逝けない。
もうとっくにボロクソなこの身体がもつ間に。
何とも無い自分を演じていられる間に。



実家にも、帰るべきなのだろう。
頭痛ひどくなるから帰りたくなんか無いけど。
生まれて来なければこんなに苦しまなかっただろう。
生まれて来たから、こんなに嬉しかったんだろう。
だから、『ありがとう』を言える内に、帰らなきゃ。
時間が有るとは、決して言えないから…。


2002年07月20日(土) Phantom pain

ヒトのココロを得る為にその身を捧げろと言うならば
果実は喜んで胚芽に捧げましょう

僕に涙は無い
彼女に笑顔は無い
彼に平穏は無く
彼に感情は無い
彼女の身体は無く
彼の居場所も無い
彼に貞操など無く
彼は死の本能しか無い
そして彼は眠る事も許されない

一つのモノが分かたれたのだから
足りなくないはずが無い

足らなくして感じないようにしなくては
堪えられないほど弱弱しかった

誰にも気付かれないように
誰かに気付いて欲しかった自分を認められなくて
自分の弱さを認めたくなくて

分かたれて弱くなったはずの僕を
ヒトは強いと言ったよ
僕らの思惑通りに
哀しいくらいに

自分自身を形作る罅を見つめる度に
自分に足りない傷を見つめる度に
感じないはずの痛みが僕を苛む

流れない涙の代わりに
乾いた笑いをこぼして
感じないはずの痛みが
あるはずの無い傷痕が

笑っていた
笑うしかなかった
笑う事しか知らなかった
本当はここで涙がこみ上げて来るんだろう?

知っているよ
痛みが教えてくれるから
ヒトの真似事ばかりで
ヒトになりきれない痛みが
超えきれない痛みの罅が
教えてくれるから


2002年07月19日(金) 本当に壊したいもの 缶太郎

ふぅ…やっと復活したっぽい。
体調、概ね良好。
破壊衝動が代わりに強いけど、抑え込めない程じゃない。
何とかなる。
何とかする。



インテリアとして買ってきた花の種。
自分で撒いて、育てて芽が出て来た頃。
引っ繰り返されて、その上出たばっかりの芽を踏まれた。
謝罪も無く、ただ黙ってその人は新聞を読み始めた。
そのままの笑顔で、彼を席に通し、シャンプーした。
彼はカットの他に髪染めをしていって、二時間強この店に居た。
結構地位のある人間なのだと、語っていた。
有難う御座いました。
そういってお見送りをした。
結局彼は、一度も自分の引っ繰り返していった鉢の話題に触れなかった。
その日は忙しく、こぼれた鉢に構ってやる事は出来なかった。
結局、店を閉めてから土を集め、種と分けて、埋め直した。
店長は『それ、もうダメだよ』と言った。
確かに、その日からその芽は伸びなくなった。
少しずつ、しおれていくように見えた。

僕は、オトナが大嫌いだ。
だから、笑顔で接客して、『有難う御座いました』なんて言った自分も嫌い。
必要なのは解ってる。
相手は偉い人だ。
ご機嫌をすぐに損ねる厄介なオトナだ。
だから、それ以上に『大人』な態度で接しなければならない。
ご機嫌を損ねないように。
解ってる。
そう解ってる、それが黒が一番嫌った自分自身の姿なんだって事。
僕らの中にある真っ白な衝動がぶち殺したいのは、
鉢を引っ繰り返しても無視するあの偉いオトナなんかじゃなくて、
…そんな自分自身だって事。



僕は鋼の殻だ。
果実と果肉の中に眠る種子を護る殻。
やがて実が地に落ちて芽生えるその時まで。
その時には、僕は彼の為に腐れて土に還るのかな。
その時には、黒のその望みも満たされるのかな。


2002年07月18日(木) 微妙な一日 缶太郎

明日仕事だってのに飲みに行く。
テンションが朝まで続かないからショック療法のつもり。
朝陽が辛いんだもん。



今日の店は「千と千尋」エンドレス。
面白いんだけど…、続けて五回も見ると飽きる。
テンション微妙。
子供来ないし(※)。
(※子供が来ると咲乱妲さんのテンションが上がる)

飲みに行っても微妙。
いきなりおさわり外人の隣。
…慣れてるからいーけど。
適当にあしらってたら退却。
周りは結構いい男。
ここぞとばかりに飲む。
飲む。
飲む…、酔った。

今度はこっちが退散する。
まだ仕事意識はあったらしい。

帰り道、酔った頭がぼそりと呟く。
「男出来そうで出来ない…微妙」
そりゃそーだ、メアドや電話番号どころか
名前すら言ってないし。

そうやって出来た友達を、根も葉も無い噂で潰された事がある。
…その場所で。
もしかして僕の知らない間にあった事なのかもしれない。
どっちにしても、深く関わって傷付きたく無い。
そういう感情はある。

この間の事も、そういう流れだったら…と思うのは自意識過剰だけど、
意外と逆恨みによる敵は多い…らしい。
発見次第呪うケド(半分以上冗談)。

友人は欲しい。でも傷付きたくない。
ああ微妙。
まぁ傷作る位の友達じゃなきゃただの[知り合い]になりかねないのは知ってるけど。

傷付け合ってもいたわり合えるよーな、ね。
まず自分が誰かのそんな友達になりたいなー、と。

…なれるんか?


2002年07月17日(水) 悪夢 缶太郎

昨日はすっかり錯乱状態。
今日の昼過ぎまで引っ張ってたので、かなり危険。
あー、仕事変えるかー(全く本気じゃない心の声)。



昨日はそんな状態だった為か日記も意味不明に。
しかも中途半端に終わってるのは恐らく意識を保つ限界点だったから。
はっきり言って起きて鬱に堕ちるのも嫌いなのだけど、
眠って夢の中で訳の解らない理不尽な状況に置かれるのもイヤ。
でもいっくら拒絶しても二日間ほぼ睡眠無しで動いた身体は勝手に眠るし。
ちょっとうたた寝すると、悪夢で目が覚める。

電車の中とかでうなされると、幾ら僕でも結構恥ずかしい。
なにせ、イビキ・寝言・歯軋り・寝相最悪と四重苦を持ってるのだ。
イビキと寝相はまだ制御出来ても(何故か出来る)、寝言は恥ずかしい…。
結構えっちい夢とか見るので、何を口走っているか気になる。

1、例えば寝言でカミングアウトしていたらどうなるのか?
 『…だから俺(通常時の一人称)、ゲイなんだってば…むー…』
 しかし、同室の先輩からのリアクションが全く無い。これは不気味だ。

2、オネエ言葉でまくし立てていたら。
 『だいたいアンタなんかお人よし過ぎるんだからもっと人間疑ってかかってやら ないと損するのはアンタなんだからほらもっとシャキっとしてよ一応それでもア タシよりは年上のつもりなんでしょー…』
 …実は一回やった。
 その自分の声で目が覚めた。
 でも先輩は熟睡。
 だって目覚まし三個一時間鳴りっ放しにしないと起きられない人だから…。
 …あー良かった。

3、喘いでいたら。
 …毎回アクメに達し損なってます。ってか結構喘ぎまくり。
 で、夢精したこと無い。何故。



しかし、夢の中に知っている人間が出る事は稀。
好きな人とか殆ど(ってか全く)出ない。好きじゃないのかも。
景色は知っている場所、でも歪み、水の中を歩くように空気が重い。
なのに乗り物は何から何まで絶叫マシーン。

エレベーターは垂直落下から急停止(ドアの前に止まらない)、
エスカレーターはウォータースライダー状に曲がりくねり超高速化。
電車に乗ればポールにつかまり振り落とされそうになり、
自転車に乗れば必ず宙に投げ出される。

家に帰れば改造人間が襲い掛かり、
デパートで空手家の一個大隊に襲撃され、
街に出れば巨大戦艦が空中からビームを乱射する。

何処まで行く僕の暴走済妄想力。
でもまぁこんな所に知り合いを出現させたくはないなぁ…。
殺伐としてるし毎回千人単位で死者が出てるから。

…楽しい夢…なのかも…?


2002年07月16日(火) Say you come and stop the rain…

リアルを見せて
嘘などいらない
すぐに判るから
本当を教えてよ

雨は来ない
風も来ない
嵐が来る訳も無い
判ってた
判ってたはず

そんな事を理由にする位なら
はっきり「会いたくない」と言えばいい

引導を渡して
[GAME OVER]を示せ
最後のケジメぐらい付けてみせろ

真実を話せよ
どんなに辛くても
本当を言えよ
汚い自分を直視しろ




姑息でバレバレな言い訳されたので、脳内大混乱です。
やっぱり友達どまりですかね。
イヤならはっきり言えよ。



で、ヤケ酒に走ったけど、ちっとも酔わない。
考えてみれば、数々の致死量超過した薬品で死ななかった訳で。
いまさらアルコール程度で酔うのも難しい。
それでも自殺されるかなーとか想っていたが、
今回は大丈夫だった。…


2002年07月13日(土) リンク 缶太郎

何故か死にたくなった。
意識が飛びまくった。
頭が痛い。
胃がキリキリする。

夕方になって落ち着いたけど、
原因も死にたくなる理由も思いつかない。

こういう時、思い出すのは、友人。
心が深く交わった人は、離れていても感じるんだよ、って聞いた。
信じ込む訳じゃないけど、…気になるなぁ。
恐らく、該当する友人はたった一人。
連絡はしてみたい。
でもメールしてもレスが遅いからなァ、どうしようか。

今日の日記を書こうにも、今日を殆ど無意識で過ごしたからなぁ…。
ああ食欲が無い。
でも形跡からして食べたのはお昼ご飯のピラフだけ。
その前に食べたのは前日のお昼ご飯(インスタント焼きそば)。
一日一食の生活スタイルは避けなければ…。
…でも金かかんなくていーかなー…。
いやいや、食べなくちゃ、明日も予約は埋まってるぅ…。


2002年07月12日(金) 病院巡礼 缶太郎

困った。
行かなければならない病院が腐るほどある。



まず、精神病院に行かなきゃならない。
なにせここ何ヶ月か行きたくても(行きたくないけど)行けなかった。

フェイのご乱交による性病だって心配だ。
結構定期的に検査してはいるものの、怖い。

それ以外にも身体の不調は限り無く在る。
だけど総合病院とか大学病院が大嫌いなので、
一つずつエキスパートを回る事になる。



元々身体は強く出来ていない。
消化器官は年中弱いし、呼吸器も気が抜けない。
肝臓は一度徹底的に病んだ経験があるという事だし、
売り専の時は性病に始終気を使っていたらしい。
眼や鼻に至ってはとっくにポンコツ、メンテの面倒臭い事。

病院へ行く事はしょっちゅうで、慣れてるとも言える。
でも、あの雰囲気だけは絶対に好きになれない。
毎回絶望的な病名や症状や治療法を告げられるよーで。
実際、眼や肝臓の時はフラッシュバックする。
嘘のように迫るメスの映像。鈍痛。溢れる、体液。
この眼が作り物であるって認識出来ないなら、夢で済ましたい感覚。
やられた身体はコレであっても、実際に感じたのは僕じゃない。
それでも無理矢理に感じさせられる。
知らないでいたかったような痛みを。




今回は巡ったら確実にどこかで即入院を告げられかねんなー。
若しくは手術とか。
不治の病…は在り得なくも無いけど、無いかな?
いや、この精神状態は既に不治の病か。


2002年07月11日(木) 大好きな『オトナ』

『実は惚れっぽいのかもしれん…』
と真剣に悩んだ夜。



ところがどっこい、実のところは
『好きと言われてイヤと言えない』
だけであるとゆー結論に達するまで約五時間。
ああ五時間が勿体無い。
その時考えた駄文。



タイプの埒外から好きだと言われても拒否します。
ああでも身体だけならいーかなーとか考えてるお子様は除外して。

1、顔は殆ど重視しないが太ってなければ。
2、身体は痩せ過ぎず太り過ぎずマッチョ過ぎでもなければ。
3、性格は悪い意味で『ガキっぽく』なければ(最重要)。
4、年齢が±15歳以下であれば(但し十八歳以上)、問題は無い。

いやー、これって殆どダレ専(タイプを限定しない人)だなー。
と思ったら、三年目に突入する腐れ縁の友人に

『3番の条件に該当できるオトナな人間はそういないわ、
 つまりは<アンタよりオトナな人間>でしょ、
 居るかってのこの齢400の妖怪ババア』

と言われました。
…あーそーだねぇ、皆年上のクセして甘えてくるよーなのばっかだよー!
しかも思考回路が小・中学校で停滞したかのような見事な無能っぷり。
それでもプライドだけは立派にオトナになってまぁアホらしい。
年下に面倒見られるのが恥ずかしけりゃ、ちったぁ真面目に動け。



そんな訳で彼氏は出来ない、出来てもすぐ振る振られる。

ところがたまに居る訳よ、なんか『オトナ』に見える人が。
その人が甘い言葉をかけようモノなら、あっさり落ちます。
古典的な日本の妻のように『どこまでもお供します』状態。
その『オトナ』の幻想が打ち砕かれて、毎回こじれるのだけど。



そう、友人の言葉はある意味正しい。
『オトナ』なんていなかった。
『オトナ』は彼自身じゃなくて、彼の演じる仮面の一つに過ぎないから。
ただ、その見事な演技に惚れてしまっていたのだと。

彼もまた、僕に惚れていた訳じゃない。
僕の演じる『しっかりした人間』とかが気に入っただけなのだ。



大切なのは、こころ。
その、仮面の外殻に隠された内側を好きになれなければ、壊れるだけ。
そう感じてしまってから、今度は全く惚れなくなってしまった。
臆病だなぁ…。



さて今回の彼、白状すると、それでも僕は彼にベタ惚れです。
しかし、出来ればこのまま友達としていたい惚れ方。
…結局、ゲームでしかない遊びの、叶わないヴァーチャルな恋だから。
万一叶ってしまったら、彼は多くのものを棄てる事になる。
元々何を棄てたって構わない僕らとは違う世界の住人だから。
…そりゃさ、大好きだけどさ…。

様子を見て、新しい恋でもまた探しに行こうかな…。


2002年07月10日(水)

昨日分の日記を書いている途中、メール。

『電車途中で止まっちゃったから歩いてくねー。あは♪』

という内容の(内容しか合ってないが)、さっきまで髪切ってた子からのメール。





…あほかぁああっ!

一瞬で姐さん覚醒。

咲「ああもう世話が焼けるったら無い、とにかくメール、現在位置把握!」
缶「ええと…把握してどうなさる?」
咲「決まってんでしょー!タクシーかレンタカーよ、身体貸しなさい」

意識、泥沼に落ちる。
寸前に思ったのは、
『姐さん、レンタカーは良いけど
車の運転出来るのか
…って事だった。
不安だ、限り無く。
いつだか虚木に意識乗っ取られて自殺未遂かまされた時と同じ位不安だ。



翌朝、気付いたらその子の家。
何度か髪切りに行ったからよく覚えてる。
レイアウトが変わってたが…。

財布やポケット確認。
レンタカーのカギは無い。
財布がごっそり軽くなってる。
…タクシーかい。
良かったよーな良くないよーな。

すぐ後ろのベッドを見た。
その子はやたら心地良さげに寝てた。
それを見たら『まぁいっか』って思って、そのままにして帰った。
書置き代わりにメールを送って置く(紙もペンも持ってなかった)。
ちゃんとテストやれよ。

帰り道、反対方向の電車に飛び乗ったり、
乗換駅で寝過ごしかけたり、波乱は尽きなかったけど、
事故起こされるよかマシだわ。



あー、でも元気になった。
やっぱり、昨日みたいに初っ端から鬱っぽくて、
なんか目的も無く怠惰に生活するより、
波乱含みで山あり谷ありそれでもファニィな今回のような事件が大好き。
ってゆーか、そんな事で隣の県までタクシーかます姐さんが好き♪
バイタリティ溢れすぎだぞ、少し分けろ。


2002年07月09日(火)

彼が飲みに出てこないと言うだけで二丁目に行く気が無くなる。
ぐあ、重症だ。
そろそろ少し離れて様子を見るようにしようか。



近すぎても、遠すぎてもダメ。
恐らくは追って来て貰えれば簡単なのだろうが、
その時僕が彼に興味を失っていたらアウトだ。
辛くなるだけだから追う趣味は無い。
試すつもりで興味がなくなったフリをされたら本気で僕は去る。
でも多分それは彼も同じだろうし…。
結局、現状を適当(良い意味で)に頑張るしかない。
付かず離れず退屈させず我慢する。
はあ…。

彼は、僕の事をどう思っているのか。
それを考えると、あまり本気で付き合う相手では無いのかも知れない。
『友達』で済ましておくべきだ。
でもまだこだわってるのは、『勿体無いから』なんだろうか…?

彼氏、出来ないしねー…。
適当に作って別れて、また失踪&自殺かますのもイヤだしねー…。



ってか、大体彼氏作ってどうこう出来る状態じゃない。
まずは現状を打破しなくちゃ安心していちゃいちゃ出来ない。
彼との『友達状態』は精神安定剤になるから持続させるとして、
その上で関係をどうするのか考えておくのも重要だろう。
いい加減、あの色情狂の翡翠抑え込むのも厳しい。
安心して身体をまかせられる人間が欲しいのも事実。
むー、探すかー…。


2002年07月06日(土) 憑かれる事 缶太郎

いっぱいの何かが僕にしがみ付いてくる。
見えない。
でも、触れているのは判る。
がっしりと捕まれているのも判る。
振りほどけないのも、判る。



…真夜中にサイコな話題を提供します。



こういう状態を俗に『憑かれている』とでも言うんでしょーか。
別人の様になっておかしな行動を取る、というのが一般的らしいのですが、
そんなの通常と大して変わらないので、知らず。

まあ、『まとわり憑かれる』状態な訳で、
その状態の時、触られてる部分がどんどん『疲れて』きます。
友人はこれを指して『ドレインされる』(某有名RPGの魔法名に由来すると思われ)
と呼ぶけれど、まさにそんな感じ。

左上腕、左手首付近、両足首には特に多くまとわり憑かれ、
たまに『覆い被さってくる』感じが。
…お願い、首は絞めないでって感じに息苦しくもなる。

『手で、がっしりと言うほどではなくしっかり』握っているのが、
…なんとなく、感じる。
よく怪談で『手形が付いてた』っていうけど、あれの弱い感じ。

状況としては、得体の知れない何か嫌な感じの場所へ行ってしまった後が多い。
あと、二丁目へ行った時。
まあ『得体の知れない所』かもしれないわ。
『妖怪とか化け猫』だったらいっぱいいるし。
『年齢不詳』ばっかりだし…ああ、僕もそうだよ(自嘲気味)。

まあ、真面目な話で盛塩とか御札とか結構貼ってあるからねぇ…。
元青線地帯という事もあって、怨念は腐るほどありそうだし。
ってか、オカマの恨みは腐臭に慣れる程溜まってるだろうし。
不燃物ですが、埋められませんねぇ。
でも埋めたらそこから早口オネヱ言葉の罵詈雑言が。
…出てきそうで怖いなぁ(他人事口調)。



しかし、何も言わずまとわり憑かれるだけじゃ迷惑以外の何者でもない。
どうせオネヱ様なら、
生前以上にオネヱブッコいて言いたい事言えってーの。
まあ基本的には何も出来んと思うから他当たれっていうけどね♪

ちなみに、意識飛んでから戻ってくると、だいたい『取れて』る。
意識飛んでる間何やってるのか非常に気になるところ。


2002年07月05日(金)

今日は怖い日なんです。ええもう。



夕方、ウチの店長がにやにやしながらチャンネルを変える。
飛び込んできた文字は『突然息子が同性愛を父親に告白!』
…だらだら(脂汗)。

昨日の日記にも書いたけど、髪が短くなって右ピアス目立ってるんです。
…お客様の視線が…心地良い♪
ぢゃ無くて。

親って、一種の期待をしてるんだと思うのね。
息子が素直ならずとも一人立ちしていって、
たまに帰ってきては騒いでいって、
突然『会わせたい人がいるんだけど』とか言って、
可愛い女の子を連れてきてはにかんでいるのを見て笑い、
式の準備にやきもきして、
祝辞でついつい見せまいとした涙がこぼれ、
おめでたした奥さんに世話を焼き、
孫を抱き上げて『あたしもオバァちゃんになっちまったねぇ』とか思う、
まぁ大なり小なりそんな期待だわ。

そんな乙女の淡くて最後となる期待をあっさり裏切る訳だから、
その心境たるや推して知るべし、なんだろうね。
多分親父はもっとその辺の期待が強いだろうし、
未来のヴィジョンを勝手に構築する所もあるし…。

ああ恐ろしい。

下手に妄想が巨大化する前に叩いておいた方がいいのかもしれない。
実姉の結婚式はやたら盛大だったようだしね…。



しかし、『端で見ている分にはいいけど、身内に居たら抹殺する』
とか平気で言える人間ばっかりだから、親になんか相談しないのだけどね。
お腹の中にいる時点でゲイだって判ったら、
自分の愛する人の腹の中を冷たい鋼で掻き出すんですか?
子供の時点でゲイだって判ったら、
今まで愛していた自分の子供を人知れず埋めるなり沈めるなりするんですか?
ゲイって判明するだけで愛情を180度憎しみに変換できるんですか?

秘密を独りで抱えるには重くて、それで一番頼りになる人に打ち明けて。
そして突き放されて目の敵にされたんじゃ子供の心は堪ったもんじゃない。
変な期待など押し付けないで。
僕らの人生は僕らのもので、僕ら自身が決めて歩いていく。
そんな期待に応えるほどの義務はないと思うし、ね。

…彼氏でも出来たら報告するかな。
一生出来ないかも知れないけどね。


2002年07月04日(木) 近況&『ゲーム』

髪の毛を斬った。
ばっさり、ベリーショート。
ってか、ほぼボウズ。

やっぱり下手に長いよりは短くしてた方が似合う。
どうして黒は髪を短くしたがらなかったのか、不思議。

今まで髪の毛に隠れて見え辛かった右ピアスが目立ってる。
…ああ、また突込み所が増える。



毎週、彼との『ゲーム』が織り成す緊張感が、僕に少し余裕を与えている。
自分の事を考える余裕。
同時に、その余裕を食いつぶす問題も発生するのだけど。

この店を辞めたくないなら、
僕がまず我慢できる様になって、
苦にも思わないくらい強くなって、
他の子が暴れないように押さえ込まなきゃならない。

力はまだ、足りない。
でも、彼が僕と馬鹿をやってくれてる事がどんなに助けになってるか!

感謝してる、大好き♪
…まだ片思いだけどさ。
二人の気持ちをバランス取りながら大きくしてくこの『ゲーム』。
微妙な間柄だけど、ずっと続けていきたいな。


2002年07月03日(水) Be not nobody 缶太郎

ヴァネッサ・カールトンっていう、ピアノ弾くシンガーソングライター。
最近出てきたばっかりだけど、この人の歌すっごく好きになった!
しかし、生まれた日が十日と違わない。
…同い年でもこんなに凄い人、居るんだなー…。



『Be not nobody』
…ってのがこの人の最近出した1stアルバムの題名。
『誰でもない存在になるな』そんな意味だろうか。

これは、世界で唯一の存在になるなって言ってる訳じゃない。
寧ろ逆の事を言いたいんだろう。
誰かと同じような存在になろうとするなって意味なんだろう。
何か同じような事の出来る人間が二人居ればその事が出来る価値は半減する。
その事が出来る事では人間を一人特定する事は出来なくなる。
それが出来る、それしかなければ彼は『誰でもない』。
相手にしてみれば『誰でもいい』になってしまう。
そういう存在になる事を甘受するな、と言いたいのだと思う。

少なくとも僕は『誰でもない』や『誰でもいい』になるつもりは無い。
『キミじゃなきゃイヤ』になれるまで、認められるまで気張る。



さてこのCDとヴァネッサ・カールトン。
一押しです。
鬼束ちひろが好きで洋楽もイケるクチなら、結構気に入るのではないかと。

ただし。

このCD、歌詞を理解しながら聞くと
凄く落ちる。
特にビタースィートな恋愛をした人間には
フラッシュバックが。

お試しのつもりならシングルが売ってる時もあるので、そっちがお勧め。
『サウザンド マイルス』と『オーディナリー デイ(米国で近日発売予定)』、
どっちも明るめでいい感じ。

感じとしては洋楽版鬼束、でもあんなに叫ばない。ソフト鬼束?


2002年07月02日(火) 普通の休み 琥珀

いつもの様に、いつもの店で彼といつもの様に飲み明かす。
いつもの様に眠い目をこすりながら講習を受ける。
後輩に新宿を軽く案内して、駅まで送る。
本屋とCD屋をチェックして、ふらふら歩く。
久しぶりにゲームセンターで時間潰し。
ヴァネッサ・カールトンのアルバムを探しあて、購入。
2000円で三時間休憩出来る簡易ホテルが気になっていたので、利用。
三時間惰眠を貧る。
咲乱に代わって漫画喫茶に二時間居座る。
「赤ちゃんと僕」を半分まで読破、終電で帰途につく。



…琥珀による、「今日の行動レΓテート」より一部抜粋。

ああ、凄くぐうたらした一日…。
安ホテルで三時間お昼寝とか、
漫画を読みに漫画喫茶行くとか。
好き勝手に休日を満喫しやがって…。

このレΓテート、長時間意識薄い時にタマに書いてある。
起きてるんだけど、凄まじく眠くて、でもはきはき行動する自分が見える。
見えてるけど、うろ覚え。
それを補完してくれる。

でも良かった。
今回は

翡翠に代わり、計三人と性的接触。

…とか書いてなくて。


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